ドイツ、ケルンへの旅

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こちらセビージャは来週からフェリアが始まります。ブログ更新が遅れていますが、先週のセマナ・サンタの時に行ったドイツ、ケルンの写真をアップします!

ケルンは夫、アントニオが20年近く前にコックとして働いていた町です。ちなみに、ケルンを英語表記すると「Cologne」、日本語的に読んでみると「コロン」になります。日本で使われている「オーデコロン」(香水、もしくは香水よりももう少し軽いもの)ですが、これはフランス語表記から来た「eau de cologe」のこと、つまり、「コロンの水」。ややこしくなってきましたが、ケルンはオーデコロンの発祥の地なのであります!

へー。意外な所で勉強に29983078_10156259862926228_1257584505603698857_o29982949_10156259859976228_431702640123381250_o29749722_10156259863086228_1542664081363397848_o30051705_10156259859996228_6670814647253238876_o29871606_10156259863511228_2159617612582751170_o29872555_10156259859986228_3156193432855687486_o29983205_10156259863071228_7671373393518938509_o29749253_10156259860206228_7565129333980095518_o29750145_10156259863211228_6049060309918143083_o29749722_10156259863086228_1542664081363397848_o 29744891_10156259863356228_3844921784772196882_o29749660_10156259863216228_6327660512903161760_o29744873_10156259863376228_8785775650753001161_o29750138_10156259863371228_7891311827153986813_o29749921_10156259861191228_8613851064673750725_o30073387_10156259860211228_1378325250291813404_oなるブログ(笑)

ケルンは第二次世界大戦で大爆撃を受けてから復興した街なので、建物が比較的新しい。そして移民が非常に多い。東洋人はあまり見なかったような気がしますが、アフリカや中東の地域の人たちがたくさんいました。

観光として有名なのはケルン大聖堂とホーエンツォレルン橋。(この橋の名前は未だに覚えられない)。写真では大聖堂が小さくしか写っていないですが、ゴシック様式として世界最大の聖堂だそうです。近くから見ると本当に圧巻でした。(大き過ぎてカメラに収まらないくらい。笑)

ホーエンツォレルン橋の柵にはものすごい量の南京錠がかかっています。永遠の愛を誓いここに南京錠をかけ、鍵を下のライン川に投げるのだそうです。私たちも南京錠をかけましたが、鍵をライン川に捨てるのを忘れた!あの鍵は一体どこにあるのでしょう・・・?(笑)それにしてもこれら南京錠の重みでいつか橋が落ちるのでは・・・という不安もあります。(笑)

美術館にも訪れました。ルートヴィヒ美術館と、後名前は忘れましたが二つの美術館。(ドイツ語は難しくてアルファベットから読み方が想像できない・・・)なかなか面白かったです。

食べ物は、肉・肉・肉。肉ばかりを食べていました。ウインナーは40センチくらいあり、噛むと本当にプリっと音がする!あの、子供の頃見たウインナーのCMの音と同じで感動しました。(今まだあるのか、あのCMは?笑)とにかく魚が少ないので、セビージャに戻ってから魚を大量に食べました。そういえば、昔のルームメートでドイツ人の女の子がいたけど、魚は四角い切り身の形で泳いでいると長年思っていたらしい。確かに魚屋さんとかで魚を買わなければそういう発想にもなるなー。

そしてドイツといえば、やはりビール。ビールおいしい!あのビールを飲んでしまうとクルスカンポ(セビージャのビールメーカー)が飲めなくなるなー。

アントニオが旅行前に怪我して松葉つえでの旅となったのが残念でしたが、逆にゆっくり町を歩いたりのんびり過ごせてよかったです。

旅行中にいろいろな話をしました。アントニオがセビージャでコックとして働いていた時、オーナーに騙されて人間不信になり、環境を変える必要があったこと、そしてちょうどその時にケルンでの仕事の話を持ちかけられたこと。ケルンで写真の勉強を始めたこと。その後ロンドンやフランスのリヨンでも働いたこと・・・etc。なんとなくは聞いていたけど詳しく聞いたことはなかったので、ああこの人はいろいろな国で働いてきて今のこの人につながっているんだなあと思いました。

ロンドンでは酷い人種差別にあったそうです。道を歩いていたら急に通りすがりの男たちに顔面を殴られたり、ボコボコ蹴られて殺されないようにうずくまって、そして、ハハハハーと笑いながら通り過ぎる足元を見ていたそうです・・・・。セビージャでも人種差別はあって私はこれまでに何度も悔しい思いをしたり、家で泣いたこともあったけど、そういう命に関わるようなことはなかった・・・。そういう話ってやはり体験した人にしかその辛さは分からない。だから今の私ではそんな大したことないよ、って思えるような人種差別でも、私が差別されている時にアントニオは本気で怒っているんだな、って理解できた。

人生には選択するときというのがあって、自分のことを振り返る場合、安全で安心できそうな道ではなく、どうなるか分からない道の方を何度か選んできた。今考えるとなぜそうしたのか分からないけど、それから年月が経って今アントニオと一緒にいる。
不思議だ。

でも、自分で選択できる自由に恵まれたことは本当に幸運だったと思うし、私が選択できるようにしてくれた人達に感謝したいと思う。

・・・なーんてことを考えた旅でした。

2018年4月5日 セビージャにて

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