プロフィール

萩原淳子,¨ラ・ジュンコ¨

神奈川県出身。幼少より舞踊に興味を持つ。15歳の時にフラメンコギターを耳にし衝撃を受ける。早稲田大学入学後同大学のサークル活動にてフラメンコ舞踊を始める。京谷清子氏に師事。1995年よりAMI(鎌田厚子)氏に師事。1997年以降AMI公演に多数参加。

2002年渡西。セビリアにてホセ・ガルバン、トロンボ氏等一流アーティストに師事。その3年半の自費留学後、2005年より文化庁新進芸術家海外派遣研修員として2年間の国費留学。クリスティーナ・ヘレン財団フラメンコ芸術学校にてミラグロス・メンヒバル、カルメン・レデスマ、ラファエル・カンパージョ氏等に師事。

同時にスペイン国内外での舞踊活動も開始。セビリア・セントラル劇場(べレン・マジャ、ラファエラ・カラスコ氏作品)やロペ・デ・ベガ劇場(エスペランサ・フェルナンデス、ミゲル・バルガス氏作品)出演を始め、アンダルシア地方でのペーニャ・フラメンカにてソロ出演多数。グラナダのペーニャ「ラ・パーラ・フラメンカ」では2007-2008年ペーニャ・フラメンコ公演最優秀舞踊家賞を受賞。2007年より「テルトゥリア・フラメンカ・バディア」において、スペイン人一流アーティストと共に1年半レギュラー出演。2008年サラゴサ国際博覧会、2009年マドリッド劇場にて小松原庸子スペイン舞踊団公演に参加。2008年9月「ビエナル・デ・アルテ・フラメンコ・セビージャ」併行プログラム「ペーニャス・デ・グァルディア」にて日本人として初めてソロ公演。その踊りは「アルテ(フラメンコの芸術性)とコラヘ(強い内面性)を持ち」「大地に密着した」「バイレ・ホンド(深い踊り)」と高く評価され、同年11月にもセビージャ市内他ペーニャ、カディス、コルドバにてソロ公演を続行。2008年2月マルワ財団主催フラメンココンクールにて準優勝。同年6月、多数の有名スペイン人アーティストを輩出するウブリケ市主催全国フラメンコ芸術コンクールにて準優勝。2010年へレス・フェスティバル併行ペーニャ公演にて日本人として初のソロ出演。地元ヘレステレビ番組やフランスのフラメンコ雑誌にてその踊りを紹介される。2010年ロンダ市主催第16回「アニージャ・ラ・ヒターナ」全国フラメンココンクールにおいて、外国人として初優勝40年以上の歴史を持つ同市フェスティバルに外国人初のソロ出演を果たす。2011年第14回全国アレグリアス舞踊コンクール(カディス)において第4位、コンクール史上初の「最優秀振付賞」を授与。2013年、アンダルシアのフェスティバルの中でも格式の高い、フアン・タレガ・フラメンコフェスティバルにソリストとして参加。エル・カブレーロ、アルカンヘル、ヘスス・メンデスら一流アーティストと同じ舞台に立つ。

現在においてもセビージャ在住、一流アーティストに師事し研鑽を積むかたわらスペイン国内での舞踊活動を精力的に行う。教授活動は2007年よりセビージャにて開始。同年より東京・茨城県つくば市においてもクルシージョ(短期講習会)を年に2〜3回開催。鋭い分析力、明瞭な説明、きめ細やかな指導法に定評がある。

(写真:アントニオ・ペレス)

師事歴

  • 1994-1998  東京にて京谷清子氏に師事。
  • 1995-2002  東京にてAMI氏に師事。
  • 2002-2005  セビージャにてホセ・ガルバンエル・トロンボラ・デブラソラジャ・クラビホ、                          マヌエラ・レジェスイスラエル・ガルバン氏に師事。
  • 2005-2007  文化庁新進芸術家海外奨学生として、クリスティーナ・ヘレン財団フラメンコ芸術学校にて        ミラグロス・メンヒバルラファエル・カンパージョカルメン・レデスマ、      ジョランダ・ロレンソウルスラ・ロペス氏に師事 。
  • 2008.2-2008.6 アンターレス・フォロ財団奨学生として、セビージャフラメンコ芸術センターにて             ミゲル・バルガス氏に師事。
  • 2009.5 -2009.6 マヌエル・ベタンソス・アカデミー(セビージャ)にてピリ・オガジャ氏に師事。
  • 2009.12- 2010.1 マヌエル・ベタンソス・アカデミー(セビージャ)にてアデラ・カンパージョ氏に師事。
  • 2010.5-2010.6 アリシア・マルケス氏に師事。
  • 2010.8 アンへリータ・バルガス氏に師事。

その他短期講習会にて、サラ・バラス、ベレン・マジャ、イニエスタ・コルテス、アレハンドロ・グラナドス、マティルデ・コラル、アンへリータ・バルガス、クリージョ・デ・ボルムホス、エバ・ジェルバブエナ、ラファエル・エステベス、ハビエル・ラトーレ、マヌエル・ベタンソス氏に師事し、日々研鑽を積む。