小松原庸子舞踊団マドリッド公演大成功!

 みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
私が参加させて頂いた、小松原庸子スペイン舞踊団マドリッド公演は先週、無事終了しました。
しばらく留守にしている間に、セビージャもずいぶん寒くなってきましたよ。
 舞踊団公演では毎日毎日学ぶことばかりで、舞踊団公演もすばらしく、マドリッドの踊り手達もすばらしかった。彼らは私が持っていないものをたくさんもっているのです。彼らは男なのに(と言ったら差別かな?ごめんね。)なんであんなにカスタネットがうまいのか?手のひらになにか装置が仕掛けてあるのでは?と疑惑を持ってしまうほどうまい。さらに恐ろしいことは、カスタネットだけでなく、全て完璧。さささっと振付けを3秒でとってしまうとか、くるくるくる〜と5回転ピルエットしてしまうとか。そして私の最も苦手とする、群舞での位置取り。彼らはスペインの舞踊団のプロであり、まだ舞踊団に属していない若手の踊り手達も、舞踊団員として育てられているサラブレッドだから、そんなことできて朝飯前なのかもしれないけど・・・・。彼らと一緒にいたことで「もっと上を目指さなければ」と決意を新たにしました。そしてそんな機会を与えて下さった小松原先生、群舞とカスタネットの苦手な私と共演して下さったみなさん、公演に携わった全ての方、日本から応援メールを送って下さった方、本当にどうもありがとうございました。これからもっともっとがんばります。まだまだ伸び盛り(本人はそのつもり)ですので、今後ともご指導よろしくお願い致します!
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 そして実は昨日ものすごいフラメンコを聴いてしまいました。セビージャのとあるペーニャで。
その歌い手はマラ・レイとマヌエル・タニェ。ギタリストと踊り手はいまいちだったので名前を出しませんが
もし、あのギタリストがカンテをもっとよく知っている人だったら、私は卒倒していたかもしれません。
 やはり私はフラメンコが好きだ!マドリッドで学んだことは私の舞踊人生にとってとても重要なことだったと思います。でもやはり私が好きなのは、昨日聴いたもの。彼らのカンテを聴いたらペーニャの人達と一緒に「オレー」とうならずにはいられませんでした。そう、私の毛穴はまたもや逆立ってしまいました。(毛穴論に関しては10月4日のブログを読んでね)いいなあ!やはりフラメンコは!しばらくマドリッドにいる間に私の毛穴はフラメンコを欲していたのかもしれません。カスタネットが下手でも、ピルエット5回転できなくても、のろまと思われてもいい!いろいろな事ができた方がいいのだろうけど、でもその代わりに私はフラメンコを感じる「毛穴」を持っていると思うのです。ああ〜私という人間に生まれてきてよかった〜と心底思った瞬間でした。
 私の新たな毎日がすでに始まっています。マドリッドで学んだことと、セビージャで感じていることが私を動かしています。がんばるぞ〜。
 ではまたお会いしましょう!
 2009年11月20日 そろそろストーブがほしい家のサロンにて。

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