萩原淳子 セビージャ・ペーニャ3公演!

「ペーニャス・デ・グアルディア 2009」萩原淳子ソロ出演!

  • 2009.11.26 トゥルニュエロ文化協会(トゥリアーナ、セビージャ) 
  • 2009.11.30 テルトゥリア・フラメンカ・カンテス・アル・アイレ(トゥリアーナ、セビージャ) 
  • 2009.12.2 ペーニャ・フラメンカ・トーレス・マカレナ(マカレナ、セビージャ)

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • ダビ・エル・ガジ
  • ファビオラ
  • アントニオ・ガメス

みなさんこんにちは。突然ですが、今日と来週の月、水曜日にセビージャのペーニャ公演「ペーニャス・デ・グアルディア」に急遽出演することになりました。昨日のお昼に電話がかかってきて決まったので、ちょっとばたばたしています。(というわけで、東京での来年3〜4月クルシージョ時間割はもう少し待って下さいね。ごめんなさい!)

「ペーニャス・デ・グアルディア」はセビージャに訪れる人達に、タブラオのような商業フラメンコではなく、地元の人が楽しむフラメンコを地元の人と一緒に、地元の人が楽しむ場所(ペーニャ)で楽しんでもらおう、フラメンコの本来の姿を知ってもらおう、という趣旨でセビージャ市役所の協力の元に、セビージャ・ペーニャ連盟企画しているペーニャ・フラメンコ公演です。またこの公演は若手フラメンコアーティスト育成の役割も果たしており、この公演からたくさんのアーティストが育っています。

そもそも「ペーニャ」ってなんなの?と言われますが、ペーニャとは、この場合「ペーニャ・フラメンカ」の略。(日本語だとペーニャ愛好会となります。)ペーニャの存在意義はフラメンコのアルテ、文化を守ること。それに同意したフラメンコ愛好家達が会費を払うことでペーニャは存在します。ほとんどのペーニャがそれぞれ会合場所や小舞台を持ち、そこで愛好会会員同士でフラメンコを楽しんだり、アーティストを招いてフラメンンコ鑑賞をしたりします。

私がこの「ペーニャス・デ・グアルディア」に初めて出演したのは昨年のことでした。その前から踊っていた、とある即興公演会場でペーニャの人達の目にとまり、「ジュンコをペーニャス・デ・グアルディアに出そう!」ということにして頂いたわけです。それまでグラナダ、ウエルバ、カディスなどセビージャ以外の土地でペーニャ公演を行っていた私は、「やっとセビージャで踊れる〜」と歓喜したのを覚えています。昨年は全部で5公演。どの公演も忘れがたい思い出になっています。(このHP「ビデオ」にアップしています。見てね。)

前置きが長くなりましたが、今年も出演することになりました。まず明日が公演1日目。急に話が来たので、結局歌い手と合わせをしていません。明日本番前に見てもらうことになります。ちょっとどうなるかな、心配でもあるけど・・・。今回のギタリストは何度も共演しているアントニオ・ガメス。そしてずっと共演したいなと思っていたモロンの歌い手「ダビ・エル・ガジ」。とってもフラメンカでクリスティーナ・オヨス舞踊団所属の「ファビオラ」。(カルメン・レデスマにもよく歌っています。)うわ、っ楽しみ。明日どうなるんだろう・・・・?

フラメンコの神様!(多分存在すると思う。)どうか公演が成功しますように!去年の「ペーニャス・デ・グアルディア」から1年間、たくさん努力をして、いつでもチャンスをつかめるよう準備してきました。ギター、歌、踊り、そしてその場にいるすべての人と「フラメンコの瞬間」を共有できますように!たった一瞬でいいのでその瞬間が訪れますように!!!!

では世界のどこかで公演の成功を祈って下さいね。よろしくお願いします!

2009年11月26日 午前2時。 あと20時間後に私は踊ることになります!

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