萩原淳子セビージャ・ペーニャ公演終了!次回12/13レブリーハ!

2009.12.13 // ペーニャ・フラメンカ ペペ・モンタラス(レブリーハ) 13:30H  入場無料

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • ダビ・エル・ガジ
  •  パコ・イグレシアス
みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?私は昨日セビージャでのペーニャ3公演を終えてちょっとまだ疲れています。先週からどどどっと急に公演の仕事が入り、ここ数日間の疲れがどっと出てきました。ずいぶん昼寝をしましたが、まだ眠れそう。今夜ゆっくり休めば明日は回復すると思います!
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 昨日のペーニャ・トーレス・マカレナの公演もよかったです。雨  が降っていたのとベティス(セビージャのサッカーチーム)の試  合があったのでお客さんが普段より少なめでしたが、ペーニャ会  員やお客さんの「愛」を感じましたよ。
 セビージャに住む日本人留学生の姿も見受けられました。みなさ  ん来て下さってどうもありがとう!そして月曜の「カンテス・ア  ル・アイレ」での公演に駆けつけてくれた踊り手の「ペロン」(なめているわけではありません。芸名です。)もまたもや来てく  れました。ペロンは日本ではあまり知られていないのかもしれま  せんが、すごい踊り手です。世の中にはたくさんの「踊り手」が  いますが、ペロンはただの踊り手ではない、「アルティスタ」。アルテを持っている数少ない踊り手なのです。そしてもう一人のアルティスタ、カルメン・レデスマ。私にとっては師であり友達でもあり母でもあり・・・心から尊敬するカルメンも観に来てくれました。感謝感激!!!
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1曲目のシギリージャについてのカルメンの言葉が心に残っています。「ジュンコ、とてもよかった。シギリージャは技術や振付で踊るものではない。カンテを理解して自分の内面が感じていることを外に出すもの。全ての踊り手がシギリージャを踊れるわけではない。でもジュンコは本当にシギリージャを踊った。」
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ああ、よかった。私のシギリージャがカルメンに伝わって。そうなのです、フラメンコの全ての踊りはカンテを感じて、それを伝達すること。でもその中でも特にシギリージャは別格。本当に本当にフラメンコでプーロでなければそれを踊れないと思うのです。今まで自分の中でシギリージャを踊らずにはいられない、という必然性があったのだけど、それがシギリージャだけに人前で踊るまでにものすごい覚悟と決意を必要としました。
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シギリージャは・・・カンテにしても同じ。上手にカンテを歌う人はたくさんいるけれど、シギリージャを本当にシギリージャとして歌う人は限られてきます。そして踊りも。私のシギリージャはまだまだまだまだ・・・・これからだけれど、カルメンの言葉を大切にもっともっとこの踊りを自分の踊りにしていきたいと思います。
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・・・・と、そこへ先程の「ペロン」登場。「ジュンコ〜また観に来ちゃったぁぁぁぁ。よかったわよ〜。私はアンタの踊りすごく好きなのぉぉぉぉぉ!」言い忘れていましたがペロンは男なのですが、半分女の子なので日本語に訳すとこういうしゃべり方になります。本当にペロンは面白い。人柄も踊りも。
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そして大皿料理を持って、ここのペーニャの料理人「ピリ」登場。本当に彼女はお料理上手。う〜むいいにおい!というわけでシギリージャのことなんかすっかり忘れて、楽屋でフィエスタ。カルメンが食べる食べる、ファビオラが歌う、ペロンはくねくね、ナタリアと私は大笑い。
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というわけで無事、萩原淳子セビージャ・ペーニャ3公演を無事終わらせることができました。励ましのメールを下さったみなさん、いつもブログを読んで下さるみなさん、本当にどうもありがとうございます。次回は来週レブリーハでのペーニャ公演です。お楽しみに!
2009年12月3日 もうすぐ4連休が始まるセビージャにて。
(写真:アントニオ・ペレス、左より萩原淳子、カルメン・レデスマ、ファビオラ、ペロン。ペーニャ・トーレス・マカレナ楽屋にて。)

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