アンダルシアの日特別公演終了!

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

私は元気です。昨日、セビージャ3公演、第3弾の「アンダルシアの日特別公演」が終了しました!

今回の公演は「アンダルシアの日」にちなみ、アンダルシアの8県、セビージャ・カディス・ウエルバ・グラナダ・マラガ・アルメリア・ハエン・コルドバに関連したギター、カンテ、踊り、詩の公演でした。踊り手は私一人。ソレア・デ・トゥリアーナ、アレグリアス・デ・コルドバ、タラント、ブレリア・デ・カディスを踊り、アンダルシアに関する詩の朗読をマントン、アバニコ、バタ・デ・コーラを使い踊りで表現しました。

正直申し上げて・・・大変でした!ギターやカンテの方はペーニャのフラメンコ愛好家の方々なので愛情たっぷりに歌われますが、舞台で歌うのが初めての方で緊張されていたり、もしくは逆に盛り上がりすぎて、歌が止まらなくなってしまったり。コンパス(フラメンコのリズム)も揺らぎがちで、もちろん踊り伴奏の方々ではありませんから、こちらがそのカンテとギターに合わせることになります。本当に大変でした。詩の朗読を踊りで表現するのも、結局詩人の方々と事前に合わせることができなかったので、ぶっつけ本番。でもそれが逆によかったのかもしれません。時として自分でも「あ!これだ!」と思える、何かがひょっと飛び出た瞬間がありました。(そういうのって、たくさん合わせすぎると出ないんですよね。)

本当に大変で、今回の公演で一番大変だったのは踊り、ということにやっと気づきました。先のセビージャ公演の準備と同時進行だったのも、大変だった原因の一つですが・・・。でも最後に思ってもみなかったことが。最後の踊りを終えてもう楽屋に戻ろうとした時、「ジュンコ、待って!行かないで!」と引き止められたのです。なんじゃ?と思っていると、この公演のお話を下さったペーニャの会長さんが舞台に立ち、こうおっしゃったのです。「この公演で私たちに協力してくれた踊り手、『ラ・ジュンコ』に贈呈したいものがあります。」そして何のことかさっぱり分からずまた舞台に立つことになった私に、私の名前が彫られた記念碑をプレゼントして下さったのです。びっくり!そこにはペーニャの名前、私の名前と2010年2月28日(アンダルシアの日)が彫られていました。こんな素晴らしいものを用意して下さっていたなんて。感謝感激!どうもありがとうございました。そしてさらに、帰る準備をしていたら、観客の中にいらっしゃったとある詩人の方が、その場で即興で作られた詩を私にプレゼントして下さったのです。どうもありがとうございました。大変だったけど、素敵な思い出になった今年の「Día de Andalucía(アンダルシアの日)」。私はアンダルシア人ではないけれどここに住み、フラメンコを勉強しています。そして自分の踊りでその土地の人達に感謝されるなんて、私はなんて幸せ者だろう、としみじみ思いました。

やっと終わったセビージャ3公演。次回は3/10、ヘレス・フェスティバル併行ペーニャ公演に出演します。休む暇もなく明日、ギターやカンテの方々と初顔合わせ。どんなフラメンコになるのでしょう?ちょっと疲れてもいますが、興味の方が勝ってわくわくしています。

2010.3.10 // ヘレス・フェスティバル併行ペーニャ公演 『De Peña En Peña』

                      ペーニャ・フラメンカ ¨ラ・スア¨-(ヘレス)Calle Albadalejo 38. 23:55H.

公演チラシはこちら   festival-jerez-2010

Baile Cante Guitarra Violin y Percusión
  • 萩原淳子
  • リディア・エルナンデス
  • ヘスス・カスティージャ
  • パコ・デ・ヘレス
  • ソフィア(バイオリン)
  • パブロ・モレーノ(パーカッション)

ではみなさんまたお会いしましょう!

2010年3月1日 ここでも雨が降っています・・・。ヘレスにて。

Comments are closed.