今夜!ヘレス・ペーニャ公演!

2010.3.10 // ヘレス・フェスティバル併行ペーニャ公演 『De Peña En Peña』

                      ペーニャ・フラメンカ ¨ラ・スア¨-(ヘレス)Calle Albadalejo 38. 23:55H.

公演チラシはこちら   festival-jerez-2010

Baile Cante Guitarra Violin y Percusión
  • 萩原淳子
  • リディア・エルナンデス
  • ヘスス・カスティージャ
  • パコ・デ・ヘレス
  • ソフィア(バイオリン)
  • パブロ・モレーノ(パーカッション)

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

私は元気です・・・と始めたいところですが、先のセビージャ3公演の疲れがどっと出たのか、先週ヘレス入りしてから大風邪をひいてしまいました。クラスの半分は見学、劇場公演もほとんど行けず、行っても居眠り状態。大量の薬を飲みとにかく寝ています。昨日は17時間眠り続けました。一体何をしにヘレスに来たのでしょう・・・。今日は少し体調が良くなってきましたが、こんな状態で本当に今夜踊れるのでしょうか????

踊るのです。踊るしかないのです。そういえば、初めてペーニャ公演に出演した時も大風邪をひき、確か熱を出したまま踊っていました。思うに、今までの自分の踊りを振り返ってみると、体調が絶好調だったからといって必ずしも踊りも絶好調とは限らないのです。ということは・・・体調が悪いからといって踊りも悪いとは限らない!と訳の分かるような分からないようなこじつけをして自分を鼓舞しています。

先程道を歩いていたら、ギタリストの俵英三さんにばったりお会いしました。「淳子ちゃんがんばってるな。ヘレスで踊るの初めてやろ。人のすることはな、足引っ張ることだけやから一人でがんばらんとあかん。」とおっしゃって下さいました。何十年もスペインで生活し、ギタリストとして活動していらした俵さん。いつも励まして頂きありがとうございます!がんばります!そしてヘレスの歌い手フアニジョロにもばったり。「ジュンコ、今夜観に行くよ!」と。よし、がんばる。そして昨日は母からの留守電メッセージが。何度も何度も、何度も繰り返し聞きました。ひよこ豆のような涙が落ちました。

踊るためには身体が必要です。プロフェッショナルな踊り手であるためには、毎日毎日、その身体を訓練しないといけません。でも最終的に私を踊らせるのは身体でない「何か」だと思うのです。その「何か」が私の中で今燃え始めました。

今夜の公演が成功しますように。自分自身の踊りができますように。フラメンコの一瞬を共有できますように。

(あと一つ、欲を言えば・・・鼻水が飛びませんように!)

2010年3月10日 ヘレスのお友達の家にて。

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