第3回萩原淳子少人数制クルシージョ終了!

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

お蔭様で4/25(日)を最後に、第3回「萩原淳子少人数制クルシージョ」を無事終了することができました。どうもありがとうございました。クルシージョ会場の「スタジオ・アル・ソル」さんを始め、生徒のみなさん、たくさんの方々に支えられ、幸せに思っています。毎回出席されている生徒さんや今回初めての方など、とても素敵な出会いがたくさんありました。クラスで教えながら、逆に生徒さんから学ぶことの多い毎日だったように思います。

そして今回特にうれしかったのは、生徒さんがどんどん主体的になっているということ。それは私のクルシージョ開講の目的のひとつでもあるからです。先生が生徒さんにしっかり教えるのは、当たり前。でも生徒さんがただそれを受動的に学ぶだけでは効果がほとんど得られないと思うのです。その時はなんとなく分かったり(分かったつもり)、それがスペイン人のクルシージョだと「アイレを感じた」という気持ちになってしまうけど、でも本当にそこで学んだことは学んだことになっているのかな???というのが、これまでたくさんのクラスやクルシージョを受けてきた私自身の経験から出る正直な疑問なのです。

以前にエバ・ジェルバブエナのセミナーを受けた時に彼女は言っていました。「学び方を知らない人が多すぎる。」と。それをどう解釈するのかは人それぞれだと思いますが、私は自身の経験から、生徒さんが主体的になってこそ初めて学ぶ準備ができると思っています。クラスを受講された方はお気づきかもしれませんが、私は自分のクラスの中でよく生徒さんに質問し、考えてもらう時間を作っています。まず「なぜ」なのか、そして「何」を「どのように」するのか、これを自分の頭を使って知ること、そして体を使って試行錯誤すること、これが学びの原点だと思うからです。

ほとんどの生徒さんが始めは受身です。先生がすべて教えてくれる、それを自分は待っている、受け入れる。それが当たり前になっています。でもそこから逆転の発想で、生徒さんの主体性をひっぱり出すのが私の役割。実際に、瞬間瞬間で自分の頭と体を働かせた生徒さんは、たった1ヶ月のクルシージョでも大きく成長します。それで急に踊りがうまくなるとか、そういうことではありませんが、確実にその変化は感じられます。私も驚きますが、生徒さん自身も、そして生徒さんの周囲の人達もその変化に気づき驚くらしいです。

でも本当に重要なのはそこから。クルシージョを受けて「すごく分かりやすかった」「フラメンコが楽しくなってきた」という声を頂きますが、そこで止まらずに、何かひとつでも私のクルシージョでつかんだことを自分のものにしてほしい。でもそれはきっと段々現れてきているのではないかな。このクルシージョを始めてから1年が経ち、そのように実感をできるようになってきました。少しずつですが。

生徒のみなさんから「次のクルシージョはいつですか?」と質問されるととても嬉しいです。それと同時に責任も感じます。自分の教え方が公平であったか、その人その人に対して忠実だったか、一言一言がその人にとって価値あるものになっているのか、毎回反省をし、少しでも成長したいと思っています。教える側の人間としても。「先生」と呼ばれるといまだに、なんだか変な気分になりますが。「先生」というより・・・・同じ「仲間」だと思うんだけどな~。フラメンコを学ぶ、仲間。

次回は2010年7月を予定しています。詳細はこちらにアップしますが、先に情報をお知りになりたい方はこのHP「連絡先」のフォーラムを使ってメールを頂ければと思います。こちらから直接メール連絡させて頂きます。

ではまたお会いできることを楽しみにしています!

2010年4月29日 箱根にて。

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