9/14(火)セビージャライブ&17(金)ペーニャソロ公演!

密輸してきたカルピスも全て飲み干し、こちらセビージャも真夏の暑さが和らいできました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
私は元気です。来週火曜のライブと金曜のペーニャソロ公演の準備で大忙し。そして10/22(金)〜27(水)には日本でクルシージョを行います。あわわわわ〜と毎日過ごしています。
クルシージョは近日中に詳細を発表しますので、今日はセビージャライブとペーニャソロ公演のお知らせ!

2010.9.17 // ペーニャ・フラメンカ「フアン・タレガ」 -(ドス・エルマーナス、セビージャ)22:30H

入場無料(ペーニャ会員以外の方もお越し頂けます。)

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子

 

  • モイ・デ・モロン
  • ハビエル・リベーラ
  • ミゲル・ペレス

 

2010.9.14 // ラ・プエルタ・ソル-(セビージャ)22H  , 5ユーロ 1ドリンク付

Baile Cante Guitarra
  • 浅見純子
  • 市川幸子
  • 岩田玲子
  • 北原由香
  • 萩原淳子
  • フランシスコ・チャベス`エル・プラテアオ`
  • ウーリッヒ・ゴッドワード

これって、実はすごい公演なんじゃないの〜?!(自分で言うのもなんですが)

9/14(火)のセビージャライブはなんだかバタバタ〜と決まりました。2年に1度のフラメンコの祭典「ビエナル・デ・アルテ・フラメンコ・セビージャ」を観に来る北原由香ちゃんから「セビージャでライブやる?」という話を持ちかけられたのは夏くらいだったかな。最初は、ビエナル期間中は他の公演がたくさんあるからお客さんが来ないかも・・・なんて話していたのですが、それなら9/15のビエナル開幕前にライブをやってしまおう!ということに。そして由香ちゃんと一緒にセビージャに来る、浅見純子さん、市川幸子さん、岩田玲子さんも参加!おお!

実は4人とも10年以上前からの知り合いなのです。当時皆AMIさんのクルシージョを受講していた仲間。AMIさんのクルシージョを受け始めた時、私は19歳でした。浅見の純さんは碇山奈々さんの舞踊団で大活躍、北原由香ちゃんはセビージャ留学から帰国したばかりのばりばり、岩田玲子さんは広島でお教室を持っていらっしゃり、市川さっちゃんは相変わらずのグアッパ(美人)。そんな中私は初心者だったし、なんだか自分が子供じみているように感じていました。みんな素敵な大人の女性で・・・年月が経ち今では私もそういう年齢にはなったのですが、相変わらず中身はあんまり変わってないのかな〜。でも態度が少しデカくなり、みなさんと仲良くなりました。・・・・という5人のジョイントライブ。楽しみ。

カンテは以前日本のエル・フラメンコで歌っていた、フランシスコ・チャベス・エル・プラテアオ。私は日本でも一度共演しています。彼は最近ミゲル・バルガス等とも共演し、ひっぱりだこの歌い手。ギターはウーリッヒ・ゴッドワード。何ジン?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ドイツ人です。「え〜?ドイツ人がフラメンコ・ギターを弾くの?!」と思った方。そりゃ、あなた、「ハポネサ(日本人女性)がフラメンコ踊るの?!」と思う田舎者(失礼!)と同じですよ〜。ウーリッヒは自国ドイツはもちろんのこと、スペインや海外でも活躍するギタリスト。ホセ・ガルバンの伴奏もしています。ウーリッヒのギターはいいです。ふっと寄り添ってくるような、自分がいつの間にかギターの中に入っているような。

このライブがセビージャでしかも5ユーロ1ドリンク付きで観られる?!しかも私たち5人が、あのミゲル・ポベダよりも一足お先にビエナルを開幕しちゃいますからね〜!これは見逃せません。

そしてその3日後には私のペーニャ・ソロ公演があります!ドス・エルマーナスはセビージャ郊外の街。電車で20分くらいのところかな。ペーニャ「フアン・タレガ」は私にとって思い出深いペーニャのうちの一つ。3年前、私が初めてペーニャ公演をしたのがこのペーニャ。セビージャで行った私の自主企画ライブを観に来て下さったペーニャの方が、その場でペーニャ公演出演のお話をもちかけて下さったのでした。そしてその後また踊る機会を頂き、その時に歌ってくれた留学中の小里彩ちゃんと共に、私はセビージャ大学から表彰を受けてしまったのです。ペーニャの方は私のHPをチェックして下さっているようで、ロンダ・コンクールの優勝後、3度目のペーニャ出演のお話しを下さったのでした。

そしてメンバーはそのロンダ・コンクール優勝に導いてくれたミゲル・ペレス、モイ・デ・モロン、ハビエル・リベーラです。そんなペーニャ「フアン・タレガ」での公演、彼らとの再共演で私は意気揚々!というわけで、先日合わせの日程を決めようと彼らに電話をしたところ・・・ハビエルもモイは「いつでも空いているよ〜」とのこと。え?拍子抜け。確かハビエルは今回のビエナルのラファエル・カンパージョの公演に、モイはエバ・ジェルバブエナ舞踊団の公演に出るはず。彼らとの練習で忙しくないのか????ミゲルに電話したところ、「今決めてもいいいけど、また来週には予定が変わるかもしれないよ。」だって。え〜だって公演は来週なのに〜。日本人のギタリストや歌い手さんのスケジュールは半年前には押さえないともういっぱいらしい。時には1年前なんて話も・・・そんなに前から予定を決めるのもびっくりだけど・・・。

でも考えてみたら、日本からビエナルに来るお友達や生徒さんから「9月◯日の◯時が空いています。会いましょう!」とメールを頂き、せっかくだから是非会いたいのだけど、正直、先の話をされてもなんとも答えられない。別に他に入るであろう予定を優先したいから予定を入れたくないというのではなく、その日に近づかないと予定を立てるという感覚がピンと来ないのだ。ただ、その日に近づく、という感覚が人によって違うのだろう。それが数ヶ月前の人もいれば、1週間前の人もいるし、前日、もしくはその日当日という人もいる。きっと生活スタイルの違いなんだろう。なんでも前もって予定を立て、その通り遂行する日本社会。予定は早ければ早いほどいい。と、もちろんある程度のスケジュールはあっても、毎日何が起きるか分からないので予定の立て用がない即興の時間がある、ここの生活。「まだ起こっていないことについて考えるのは意味がない」と言い、その日その瞬間を生きる人達。

私はどっちなんだろう。多分中間くらいなのかな。でも合わせの日時くらいは公演1週間前には決めたいよね。「私はハポネサだから予定を立てるのが好きなの!」とミゲルにふざけて言ったら、彼は大笑いしていた。そうねぇ、今日あたりまた電話してみるかな。

というわけで、セビージャにいらっしゃる方は、是非この2公演お見逃しなく!ペーニャ公演にいらっしゃりたい方、帰りの電車はありませんが、車はあります。萩原までご連絡下さい。

ではみなさんまたお会いしましょう!

2010年9月10日 セビージャにて。

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