ロンダ・フェスティバル批評

みなさんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか。
あっと言う間に9月になってしまいました。夜はちょっと涼しくなったかな?とも思いますが、日中はまだまだ暑い・・・どのくらい暑いのか・・・お昼間外に出る時にドアを普通に閉めてはいけません。ドアノブが熱くなっているので手をやけどしてしまうから。町中では動物的な嗅覚で日陰を探す。忍者のように壁に張り付いて歩いていると、向こうからも同じような忍者がやってくる。どっちが日陰を死守するか一瞬のせめぎ合いがある・・・そんな暑さ(熱さ)かな???
さて、ロンダ・フェスティバルの新聞記事と批評をアップします。例の新聞記者は結局私のところへ記事を送ってくれませんでしたが(今のところ)、フラメンコ・ジャーナリストの志風恭子さんが送って下さいました。フェスティバルに出演した歌い手クーロ・ルセーナが志風さんに送って下さったそうです。その記事ともう1点、そして志風さんのブログの3点です。
  • 志風恭子さんのブログより「ロンダのフェスティバル」blog-post_22.html
  • ロンダ新聞「SERRANIA DE RONDA」?p=988 2010年8月25日(パコ・バルガス氏による批評)
  • ロンダ新聞「RONDA SEMANAL」2010年8月28日(ディエゴ・ディアス・ベルランガル氏による批評)


よりによって、なんでこんな変な写真載せるの?!と思ってしましましたが・・・(撮る角度が90度違うし、あと半コンパス待ってよ〜と言いたい。)他のアーティストより写真がでかいよ。しかも全面。いいんだろうか・・・・???そして続く文章は・・・・

「素晴らしいフェスティバル。フラメンコ愛好家が数年ぶりに楽しむ。」

成功。私の知る限り前代未聞。フェスティバル団体の真摯な努力の成果。出演したアーティスト達の比類ない質。そしてその場にいた様々な観客。もちろん満席でそこから立ち去る者はいない。

〈中略〉

このフラメンコの夜、踊りの番になった。熱烈な喝采を受けたのは「ラ・ジュンコ」というアーティスト名のハギワラジュンコだった。川崎市(日本)出身。東京にてAMIに師事。2002年セビージャへ渡り、ホセ・ガルバン、トロンボ、ミラグロス・メンヒバル、カルメン・レデスマなど多くのアーティストに師事。セビージャ・セントラル劇場やロペ・デ・ベガ劇場に出演。サラゴサ万博とマドリッド劇場では小松原庸子スペイン舞踊団公演に参加。同時にサラ・バラス、マティルデ・コラル、エバ・ラ・ジェルバブナなどの一流アーティストの短期講習会にも参加。

「ラ・ジュンコ」の舞踊歴はたくさんの賞によって彩られている。その踊り手はミゲル・ペレスのギター、ミゲル・ピクオとモイ・デ・モロンのカンテとともにソレアで幕を開けた。そのソレアでは技術、決まり事への熟達、踊り手としての間違いない資質を示した。しかしそれらを消し去るほどの造形・調和の美を私たちにもたらした瞬間が何度か訪れた。サパテアードに長けた踊り手、しかし腰から上の踊りも忘れてはいない。腕の動き、手の表現、頭を持ち上げる威厳さは非常に女性的で人々を魅了する。そして私の記憶に留まり続けているのは、全ての(アンダルシア)人の感情を喚起させるその表情・表現である。

赤いバタ・デ・コーラで次の踊り、アレグリアス・デ・カディスをたたみかけた。身体の小さいこの踊り手は舞台の上で大きくなり、踊る程に成長した。私が思うに、ラ・ジュンコは心を持って踊ると同時に、考えてもいる。とりわけ女性として踊る。非常に女性らしい。

というような感じでしょうか。(ちなみに自分で訳してみました・・・)

最初に記事を読んだ時に大体の内容は分かったけれど、所々「?」の部分があったのでお友達のスペイン人に聞いてみました。説明されて「あ〜、なるほどね〜」と思う部分もあり「え?!そういう意味だったの?!」と思う部分もあり。まだまだ自分のスペイン語力は弱いなと痛感しました。言葉の意味が分かっても文脈の中では異なったり、アンダルシア独特の表現だったり。言葉って文化なんですよね。フラメンコももちろんそうで、やっぱり外国の文化を学ぶっていうのは大変なことだな、と思います。

そして今度はそれを日本語に訳すのがまた大変!スペイン語をスペイン語で理解できても、それは日本語ではどう表現するのか、難しいよ〜。きっとスペイン語に精通している人だったらもっとうまく訳せるのでしょうが。でもフラメンコを知ってる人が訳すのとそうでない人が訳すのとではまた違う気がする。そして自分の日本語力のなさも痛感。・・・・というわけで本当に下手な訳だと思いますが、お許しを!「こういう風に訳した方がいいのでは?」というご意見がありましたら是非ご連絡下さい。参考にさせて頂きます。

久しぶりに脳みそを使って疲れました。今日はこれにて。お休みなさい・・・・ZZZZZ・・・

2010年9月1日 今年初のいちじくを食べました。 セビージャにて。

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