セビージャに戻りました&コルドバ・コンクール出場

みなさんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか。
私は元気です。こちらセビージャも大分気温が下がりました。
2週間の日本滞在は怒濤のごとく過ぎ去りました。
東京でおこなった1週間の「第5回少人数制クルシージョ」、お陰様で無事終了致しました。
どうもありがとうございました!
そして11/3には妹の結婚式に出席。府中の大国魂神社というすてきな神社での和婚。
【大国魂神社HPはこちら】→www.ookunitamajinja.or.jp
お天気にも恵まれ、両家とも幸せいっぱいのお式となりました。
私も成人式以来の着物で出席。なかなか似合うと評判でしたので、写真をそのうちアップしますね〜
妹ももちろんとってもきれいでした。なんてったって私の妹ですから。うひひ。
次の日の朝には成田を発ち、セビージャに着きました。
へろへろ〜でしたが休んでいる暇なし。火曜にコルドバのコンクール予選に出場するので
次の日から早速、朝練。なんで私の人生はこんなんなのでしょう?いったいいつ休むのか。
(でもすぐに元気になってしまうのです。)
さて、コルドバのコンクール。スペインで最も権威のあるコンクールと言われています。
3年ごとに行われ、今年は第19回目。
【第19回コルドバ全国フラメンコ芸術コンクール公式HPはこちら】→www.flamencocordoba.com

2010.11.9 // 第19回 コルドバ全国フラメンコ芸術コンクール 予選

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • ハビエル・リベーラ
    • ミゲル・ペレス
個人・萩原淳子としては日本に帰ってよかった!!!!とっても!
でも踊り手・萩原淳子としては、日本に帰っていた2週間は痛い。とっても。
コンクール出場に向けての準備が中途半端になっています。完全なる調整不足。
こんな状態でコンクールに出るのは初めて・・・。
「棄権」・・・の2文字がずっと頭に浮かんでいましたが、次のこのコンクールは3年後。
その頃もしかしたら私も嫁に行くかもしれないし・・・(そうあってほしい)
お腹が大きくなってるかもしれないし・・・(それもとてもいい)
というわけで、今の所はフリーの身ですから、結局出場することにしました。
そして準備が中途半端のもう一つの理由。
それは、今年からルールが変わり、予選で4曲も踊らなくてはならないのです。
しかも4曲といっても、自分で好き勝手に4曲選べる訳ではありません。
コンクール側が決めた4つのカテゴリーの中から1曲ずつ。そんな踊りみたことないよ、という曲まであります。
  • グループA(ソレア、シギリージャ、マルティネーテ、タラント、ブレリア・ポル・ソレア、ブレリア)
  • グループB(アレグリアス、カラコレス、ミラブラス、ロメーラス、ロサス、カーニャ、ロンデーニャ、グアヒーラ、セラーナス)
  • グループC(タンゴス、ティエントス、ファルーカ、サパテアード、ペテネーラス、ハレオス)
  • グループD(ガロティン、ソロンゴ、ハベラス、アルボレア、サンブラ)
というわけで、私は上記の赤字の踊りを選びました。各1曲8分以内。しかもコンクールを円滑に進めるために、実力が分かれば踊りの途中でも中断させられるとのこと。ということは、「こんな踊りは見てられん!」ということであれば踊り始めてすぐに中断?もしくはその逆に、椅子から立ち上がっただけで「こ、こ、この踊り手は・・・!!!」と思わせるものがあれば、それでオッケーの中断?!すごいコンクールですね。
そしてコンクール要項を読むと、ただ単に踊りが技術的に上手ということだけではなく、それぞれの曲の特色を踊り分けられることも重要ポイントみたいです。これは難しい。スペインのコンクールのレベルで上手に踊ることも難しいのに、なおかつ踊り分ける・・・・。スペイン人のプロの踊り手でさえも、何を踊っても同じように見える人って結構多いのに・・・
難しいけどやってみよう。
途中で切られる命なら、それはそれで昇華しようではありませんか。
これまで踊りの曲ごとにあった賞も、今回はなし。優勝者一人のみの受賞です。
そんなこともあり、これはもう楽しむしかない。
やらないで後悔するなら、やって後悔した方がいい。
やってやろうじゃないの。
今回の無謀な挑戦に付き合ってくれるのは、いつものミゲル・ペレスとハビエル・リベーラ。
彼らと楽しめればそれでよし。あとはもう、どうにでもなれ。
というわけで腹は決まりました。残すは明日の彼らとの合わせ、そして明後日が本番です!
ではみなさんまたお会いしましょう。
2010年11月7日(日)全然休めない日曜日・・・でもなんだか楽しい。 セビージャにて。

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