セビージャ・ソロ公演終了!次回1/21ペーニャ公演!

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

お陰様で、12/1(水)に行われたセビージャ・テハール・デル・メジッソ市民センターでのソロ公演は無事終了しました。たくさんのお客様にお越し頂き立ち見になってしまった方も多かったようです。申し訳ございませんでした。観に来て下さった皆様、日本から応援して下さった皆様どうもありがとうございました。

(ギター:ミゲル・ペレス、カンテ:ヘロモ・セグーラ、ハビエル・リベーラ、写真:アントニオ・ペレス)

踊った曲はティエントとバタ・デ・コーラのアレグリアス。1曲目のティエントでは踊りながら自分で「あちゃー」と思ってしまった箇所がいくつか。後でビデオで確認したら、「あちゃー」どころか「嗚呼〜ぢゃ〜(絶句)」でした。(今となっては笑えますけど・・・)踊りを勉強されている方はお分かりかと思いますが、自分の踊りをビデオで客観的に見るのはつらいですね。実際生で観るのとビデオで観るのは全く違いますが、それでも自分の欠点をつきつけられてしまいます。これは逃げ場がありません。動かぬ証拠ですから・・・。毎回これで落ち込むのですが、しかしそれでも地球は廻っている。自分の踊りをビデオを観るのは勉強のため。落ち込んでやる気をなくすくらいなら、観ない方がいいのです。そして観るからには、そこから立ち直る強さも持ち合わせていないといけません。もちろん、自分の踊りにうっとり〜♥という人は別ですが・・・。というわけで、今回の経験を次回にいかす。結局舞台の上での「嗚呼〜ぢゃ〜」があるからこそ、学べるのだと思います。ただでは起きないために転ぶのです!そうだ、ごろごろ転べ〜!!!

2曲目のバタ・デ・コーラ(フラメンコの裾の長い衣装)のアレグリアス。こちらはだんだん余裕が出てきました。初めて踊ったのが今年の1月。それからもうすぐ1年経ちます。バタで踊るとなると広い場所が必要になってくるので、いつでもどこでも踊れるわけではありません。それでもなんとか踊ってきて、段々と自分のものになってきている感じがします。明らかに1曲目のティエントと、その経験の差があります。(ティエントを舞台で踊ったのは今回でまだ2回目)やはり日々の積み重ねが大切なんだと実感しました。この調子でもっとがんばるわ。

・・・・と、これが自分の踊りのビデオを観た自分の感想。

公演後たくさんのお客様に拍手を頂き、囲まれ、温かいお言葉を頂きとても嬉しかったです。今回の公演に私を呼んでくれた、セビージャ・ペーニャ連盟の方が「回を追うごとに踊りが自由に解放されている。」とおっしゃっていました。回を追うごとに?私の踊りを観て下さっていたのか・・・・「もう数年前から観ているよ。私はね、いつもいいアーティストがいないか探しているんだ。次もまた君を呼ぶからね。」

知らなかった。きっと私の知らない所で私の踊りを見守って下さる方が他にもいらっしゃるのだろう。そう思ったらとても嬉しくなりました。私はここでいろいろな方の愛情に育まれているのだと思います。知らず知らずのうちに。でもその「愛情」というのは私個人に対する「愛情」ではなく「フラメンコへの愛」。ただひたすらフラメンコを学び続ける、単なる一人の外国人である私を応援してくれる。いい所も悪い所も全部ひっくるめて。それは「愛」があればこそだと思うのです。

その「愛」に恩返しできるような踊り手になりたい。そのためには今できることを、もっとがんばらなくでは。妥協なしに。

次回公演は来年1/21(金)。セビージャのペーニャ「ピエス・プロモ」でのソロ公演です。共演アーティストが決まりましたらまたお知らせ致します。

2011.1.21 // 「フラメンコ・アビエルト」 -ペーニャ・フラメンカ・ピエス・プロモ(セビージャ)22H

入場料:5ユーロ

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • 未定
  • 未定

では今年もあと少しですが、まだまだ全開で2011年を迎えたいと思います。

皆様もどうぞお元気でお過ごし下さいね。またお会いしましょう。

2011年12月3日 これから日本のクルシージョ案内準備にとりかかります!・・・セビージャにて。

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