アレグリアス研究(講義)in セビージャ開講中!

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

先々週より「アレグリアス研究(講義)」をセビージャにて開講しています。この講義は私が東京のクルシージョでこれまでに行った①「アレグリアス研究カンテ編」②「カンティーニャス研究カンテ編」③「アレグリアス研究バイレ編」を元にした講座で、振付やテクニカだけで踊りを踊るのではなく、カンテとギターにどう呼応して踊るのか、ということをテーマにしたものです。

セビージャの日本人留学生の方々から依頼を受け、クラスを始めました。「日本語で講義してほしい」とのことでしたので、日本人限定の講座。これまでに4名の方が参加され、今後も人数が増えそうです。場所はセビージャの私の自宅。開講曜日は現在のところ、土日のいずれかです。受講料は人数によって変わりますので、ご興味のある方はこのホームページ「連絡先」を通してお問い合わせ下さい。

東京のクルシージョの①ではカディスの歌い手を中心にアレグリアスを聴き(CD)ギターとカンテの関連性、ジャマーダ、レマーテなどのご説明をしました。その中で、「カンティーニャスって何ですか?」という質問を多く頂きましたので②ではカンティーニャス・グループのカンテについての講義をしました。そしてさらに、①②で学んだことを踊りのDVDを観ることにより確認、実際にその踊り手がどのようにカンテやギターを聴いているのか、引き出しているのか、その3者の関連性を解説しました。セビージャのクラス内容は東京のそれと若干違いがありますが、趣旨は同じです。東京で評判の良かったこの講座、セビージャでも開講できることを嬉しく思います。

そして私の自宅でクラスを行っているためか、クラスの後は生徒さんとお茶したり、ワインを飲んだり。そのまま「女子会」に突入しています。前回のクラスの後はみなさん炸裂。笑いあり、涙ありの「女子会」となりましたよ。

セビージャにフラメンコ留学していると「いいな〜楽しそう」と思われる事が多いのですが、ただ単純に楽しいのは最初の1〜2ヶ月くらいかな?そのくらいの短期でおいしいとろこだけパッとつまみ食いして日本に帰れば「あ〜楽しかった〜」で終わるのですが、留学が長ければ長い程、いろいろなイヤ〜な面も見えてきちゃいます。それを言い出したらそれだけでブログ1年分くらいになってしまうので・・・ここでは割愛しますが(笑)、好きで学んでいるフラメンコを続けて行くこと自体に疑問を持ったり、ただここで生きていることさえつらい時もあったり。実は心の中でいろいろ抱えてたりするものなのです。私もそんなことあったなぁ、と思いながらみなさんのお話を伺っていました。

先々週、先週とセビージャでは2回(計4時間)クラスを行いましたが、生徒さんからのご質問にお応えしたり、その流れでクラス内容や教材を臨機応変に変えたりしています。次のクラスはどうなるのでしょうか。クラスの内容は毎回準備しているのですが、即興で変わってしまうのはやはりセビージャで開講しているからなのでしょうか?いずれにせよ、お互いに学び合っていければいいなと思います。どうぞよろしくお願い致します。

ではまたお会いしましょう。

2011年6月1日 セビージャにて。

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