アレグリアス・コンクール決勝進出!

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

過日のブログでお伝えしました、ペーニャ・ペルラ・デ・カディス主催「第14回全国アレグリアス舞踊コンクール」の決勝に進出します!たくさんの方から応援して頂き、皆様のお陰です!どうもありがとうございました!

8月20日に行われる決勝「GRAN FINAL CONCURSO」に出場するのはまず、ルイス・デ・ウトレーラ、マリーナ・バリエンテ、フアン・ベルムデス、私の4人。(左ポスターの上部の4人)私たちはコンクール決勝進出者としてそれぞれアレグリアスを踊り、順位が決定されます。そして予選の時にアレグリアスとは別に課せられた自由曲の中でバイレ・リブレ賞を受賞したのが、ポスター左下のパトリシア・イバニェス。彼女はコンクール順位とは別に、バイレ・リブレ賞受賞者としてデモンストレーションで踊るとのこと。さらに今年のゲストアーティストになんと、フアン・デ・フアン。(ポスター中央)これ、むしろ観てみたい・・・

  • コンクール主催、「ペーニャ・ラ・ペルラ・デ・カディス」HPはこちら→www.laperladecadiz.es

決勝進出の連絡は主催者側から直接、進出者へ電話連絡があるとの話しでした。最終予選日の後、電話来るかな、来ないかな・・・と気が気で無い毎日。予選で共演してくれたギタリスト(ミゲル・ペレス)や歌い手達(ヘロモ・セグーラ、ハビエル・リベーラ)は「絶対決勝行けるから大丈夫」と言ってくれていたのですが、いや、そんなの本当に私の所に連絡があるまで分からない。でも、彼らが言うなら大丈夫かも・・・いやいや、期待させといて予選落ちだったら私は奈落の底・・・とはいえ目標としていたマントンとバタのアレグリアスを踊ったから、その意味では決勝に残れなくてもいいかも・・・でもやっぱ残りたいよね・・・マンガのふき出しが頭からいっぱい出てきて収拾不可能な状態でした。

連絡はなんとフェイスブックを通してでした。コンクール主催のペーニャがフェイスブックを通して私に写真を送ってきたようなので、どーせ変な顔で映っている予選の写真だろう、と何気なく開いたら、このポスターがどーん。あれ、この緑の衣装の人、私じゃないの?と思った瞬間にわ〜んわ〜ん、とこれまたマンガのように泣いてしまいました。

そしてよく見ると私の名前が「Yunko Hagiwara」になっている。本当は「Junko Hagiwara ¨La Yunko¨」なんだけど。ま、いいか。と思って真ん中のフアン・デ・フアン(Juan de Juan)を見たら「Juan de Juanes」。あれ、複数形になってるよ。ゲスト・アーティストなのに何と失礼な、と思いながらげらげら笑ってしまいました。

そしてちょっと気になるのが、予選通過者が私を含めて4人。でも賞は3位までだから・・・一人は賞なしってこと?う〜む。そうなると一番不利なのは外国人である私かも・・・?まずい。いやいや、こう考えること自体がまずい。とにかく自分の踊りをすることを目指したい。コンクールの結果というのはいろいろな要素が絡んでいるから、実力がそのまま順位に反映されるとは限らない。反映されることもあるし、されないこともある。だからその順位に振り回されるのではなく、自分自身が満足できる踊りを目指したい。

予選では生まれて初めてマントンとバタを使ったアレグリアスを踊りました。多くの方々が「すばらしかった!」とおっしゃって下さったけれど、でも私は知っている。あれは、“まぐれ”に近い。もしくは“ビギナーズ・ラック”。初心者が恵まれる幸運。つまり本当の勝負はここから。他の決勝進出者との勝負ではなく、自分自身との勝負。あと1ヶ月ちょっと。暑いけど、私はここセビージャでがんばります。

緊張の夏 ペルラの夏。

2011年 7月9日 セビージャにて

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