〝テ・デ・トゥリアーナ〟ライブ大成功!&日本公演チケット完売御礼!

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

 昨日の〝テ・デ・トゥリアーナ〟でのライブは無事終了致しました。とってもいいライブでした。ビエナル(セビージャで行われる世界最大のフラメンコファスティバル)期間中ということもあってかお客さんもたくさん。中にはビエナルの劇場公演の後にかけつけて下さった方も。素晴らしい劇場公演の後に小さなタブラオのフラメンコを見たら見劣りするんじゃないかな・・・なんて私は思っていましたが、「ビエナルよりずっといい!!!」とおっしゃって下さった方もいらっしゃいましたよ。わお。

歌い手のトゥリニのカンテソロ、アレグリアス(トゥリニの十八番)から始まり、満場のお客さんからのハレオ。この人の歌はほんとにすごいんだよね。奥で聴いていた私も幸せ。それにしてもこんな小さなタブラオでトゥリニの歌が聴けるなんて、すごいことなんですよ。しかも入場無料だし。カンテソロが終わった後舞台に立った私にトゥリニは「今日はいい気分だ〜」と大満足。その後はイスラエル人の踊り手のソレア・ポル・ブレリア。

その後休憩をはさみ私の番。「今日はタラント踊ろうかな〜」と言ったらそばにいた踊り手仲間達がびっくり。トゥリニは大喜び。なぜならここで踊られる踊りはソレア・ポル・ブレリアやアレグリアスばっかりだから。確かに事前の合わせをせずに本番前にちょっと確認するくらいしかしないから、ソレア・ポル・ブレリアやアレグリアスは合わせやすいかもしれません。そして〝テ・デ・トゥリアーナ〟はフラメンコを見に来るお客さんもいますが、普通に食べたり飲んだり大騒ぎしたり、というお客さんもたくさんいます。入り口も常に開放されているので外の音も入ってきます。そんな中でお客さんを惹き付けやすい曲というのは限られてくるのかな。ま、他のタブラオでも定番ですが。

でも私はあまりそんなこと考えずに自分が踊りたいものを踊っています。もちろん最初に別の踊り手さんが踊りたいものを聞いて、それと重ならないようにしますが。

昨日のタラントはどうだったのかな?自分ではよく分かりませんが、私の踊りの時いつもは騒々しいお客さん達がシーンとしていたそうです。踊り終わった後「涙が出そうになった。ありがとう」とわざわざ言いに来て下さった方がいらっしゃいました。日本人のお客さんも2人いらっしゃったのでご挨拶をしたら「ロス・ガジョス(セビージャの老舗タブラオ)よりいい!!!」と。おお!少なくとも3人の方には私の踊りが伝わったのかな。もうそれで私は十分です。

それよりも重要なことは、トゥリニがマドリッドへ行ってしまう!マドリッドのフラメンコ学校で歌を教えるんだそうです。この経済危機の中、安定した仕事が見つかるのは大変喜ばしいこと。でももう今までのように頻繁に共演できなくなるということではないか!あああああああ!嬉しいけど悲しい。嬉しいけど残念。

私はこれまでトゥリニとの共演の中でたくさんのことを学びました。トゥリニはいろいろなことを教えてくれました。だからとても感謝しているし、これからも共演できればいいなと思っているけれど・・・トゥリニの新しい門出に乾杯したいと思います。

さて別件です。日本でのソロ公演、萩原淳子フラメンコ公演 en Japón Vol.1「魚の選び方を知った時」追加開催の10/7公演のチケットも完売となりました。誠にありがとうございました。今後はチケットキャンセル待ちということでご了承願います。キャンセル待ちご希望の方はこのHP「連絡先」を通してご連絡下さい。

ちなみに公演チケットですが、こちらでチケット代お振込を確認させて頂いた方の10/7公演分、10/14公演S席チケットはすでに郵送させて頂いております。(写真:届いたチケットを生徒さんが写メして送って下さいました!)10/14公演A席チケットは現在郵送準備中。スペインから送るのか日本から送るのか微妙な所ですが、投函しましたら上記チケットお申し込み者にご連絡させて頂きます。お待たせして申し訳ございませんが宜しくお願い致します。

月曜にセビージャを発つので、この週末にできる限りのこをやらないと。毎日毎日忙しくて、特に昨日まではあまりに忙し過ぎて気が狂いそうでした。でも昨日踊って気持ちが切り替わりました。やることはあり過ぎても、やっているうちに少しずつ片付いて準備完了に近付く。がんばろうっと。

写真:アントニオ・ペレス

2012年9月21日 そんな毎日でも父の誕生日(今日!)を忘れずにいた。よかった。 セビージャにて。

Comments are closed.