なんとかセビージャに着きました・・・

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

お陰様でなんとか・・・無事にセビージャに着きました。今回の旅はもう〜もう〜もう〜本当に大変でした・・・しかもまだ問題は解決していない・・・

本当は14日(金)の夜にセビージャに着く予定でした。日本に滞在していた夫と一緒に帰るはずが、夫が予約した飛行機がキャンセル。よく見たら私が乗る飛行機と時間帯が違うじゃないの〜。なに、間違って予約していたわけ?なんだ〜、じゃ、私の飛行機と同じ便に変更してもらえば、というわけでブリティッシュエアウエイズの東京コールセンターに電話したら

「萩原様の便もキャンセルになっています」

な、な、なに?さっきネットで確認したら私が乗る便はキャンセルになっていなかったのに?しかも私のところにはキャンセルの連絡一切なかった・・・ということは、もし夫が私と同じ便で間違いなく予約していたら、二人して空港まで行って飛行機飛んでないよ、ということになっていたということか????不幸中の幸いというのか、夫の間違いで飛行機のキャンセルが発覚したからまだいいものの、それじゃ困るだろう、ブリティッシュエアウエイズ。

萩原ちょっと怒ったら、コールセンターのMさんは新しい便をとってくれた。それが15日(土)早朝6:25羽田発の便。朝早いけど、同日にセビージャ入りできるのはもうこの便しかないそうだ。他の便だとマドリッドまでは着いても乗り継ぎできなくてマドリッドに一泊することになってしまう。という訳で朝早いけどその便に変更。

早朝6:25発でもその2時間前には羽田に着いていることになる。前日にホテルをとっても数時間しか寝むれないからなんだかもったいないということで、どうせ二人だし、前日の夜に羽田入りして空港で時間をつぶすことに決定。(空港で一晩明かす人結構多かったです。24時間営業のレストランあり、ベンチで寝る人も、警備員もいます。)そして自宅近くの駅から羽田行きのバスに乗る前に、またキャンセルになってたりして〜♪なんてふざけながら念のためチェックしたら・・・・

なんと、15日(土)早朝6:25の飛行機は遅延で11:30に羽田に着くとのこと・・・

なんだよそれ!!!11:30の飛行機に乗ってロンドンに着いても、その後の乗り継ぎは間に合わない。無理。どうするんだ!!!と思ってさらによくチェックしたら

これまたなんと、次の日、16日(日)早朝6:25の便が勝手に予約されてある

でもよく意味が分からない。なぜ説明もなくこんなことされるのか?という訳で東京のコールセンターに電話する。しかし、営業時間外で機械の音声しか聞こえない・・・羽田空港とついでに成田にも電話したけれど、ブリティッシュエアウエイズの人間がいないとのこと・・・なんじゃそれ!!!

仕方がないのでその日の夜は自宅で寝る。次の日の朝、羽田に電話。ブリティッシュエアウエイズの人にはつなげない、と言われたけど萩原怒ったら、後からブリティッシュ担当者から電話連絡あり。萩原、静かな怒りでクレームを言ったところ、「飛行機の遅延で乗り継げない場合はお客様との相談により宿泊先を確保させて頂きます。空港に来て頂ければ・・・」

ちょっと待て、そんな事前連絡一切なしに、飛行機が飛ぶかどうかも分からないのに、最初のキャンセルだって連絡なかったのに、そっちの怠慢は棚に上げて客に空港に来いとは、貴様!!!どういうことだ!!!

・・・とは言わなかったけど、多少表現を変えて言ったら担当者平謝り。

そして次の日空港に着いた私達に用意されていたのは、当初予約していたエコノミーではなくもう1ランク上の席、そして出発前はファーストクラス専用のラウンジ。当たり前。

しかし、話はそこでは終わらない。

さらに、なんとなんと、羽田発の飛行機がロンドンに遅れて到着。・・・乗り継ぎに間に合わない。

これは映画か悪夢か真実か。・・・真実である。係員にロンドンーマドリッドの搭乗券を見せたら手荷物チェックが比較的すみやかに行われる列に案内される。そう、「比較的」。ロンドンの荷物チェックがどれだけ厳しいか、通過したことがある方ならご存知ですね。ものすごい長い時間をかけて、徹底的にチェック、一品一品質問される。美容液入りの韓国製顔パックなんて、パッケージに絵が書いてあるんだから、なんだか分かるだろうに。生徒さんからお土産に頂いた、トマトスープの素(粉状)だって、トマトとスープの絵が書いてあるじゃないか!!!松茸にゅうめんの素は、要するにヌードルだよ!!!叔母から頂いた沖縄土産の乾燥もずくの素は・・・もずくの英語が分からないので、フード!!!but ドライ!!!最終的には「オマエはどこの国から来たのか?」じゃぱーん。もう英語で答えるの面倒くさいよ〜。ただでさえ怪しい英語が焦れば焦るほどおかしくなる。しかも踊り手のさがか、ジェスチャーだけはしっかり大振り。先にパスしてしまった夫に追いつくべく萩原命がけ。

そうこうしているうちに夫は搭乗口で飛行機に待っていてもらうよう連絡しに走る。そしてしばらくすると、まだ必死のジェスチャーと変な英語を連発する私の所に夫はまた戻ってきた。汗だくだく。そうだ、夫はユニクロの大ファンで、その日もフリースのタートルにウルトラライトダウンを着ていた。ジーンズの下はもちろん、ヒートテックももひき。顔が外国人でなければ、店内でユニクロ定員に間違えられてもおかしくない出で立ちである。・・・そんなことはどうでもいいが、ユニクロ製品の優れた保温性が今回は裏目に出たか、かわいそうに。。。。と思ったちょうどその時荷物チェック完了!!!!外に出された全品をもう一度バッグに詰め直し、今度は二人でヒースロー空港内を走る。走る。走る。全速力。・・・・これは映画か悪夢か真実か。・・・真実である。

やっと搭乗口に着き「ブリティッシュエアウエイズの飛行機が遅れたのよ!!!しかもその便だって2回もキャンセルされたし!!!」とスペイン語で思わず言うと、「遅れたのは飛行機じゃなくて、あなたでしょ」とスペイン語で返さる。やっと土俵に立てた萩原、不敵な笑みをたたえ一言。

「いったいこの世の中で、どこの誰が、乗っている飛行機より前に到着できるのでしょうか」

やっぱりスペイン語だよね。英語じゃこうはすらすら出てこない。オレ、ジュンコ。

そして無事、ロンドンーマドリッドーセビージャとに乗り継ぎ、やっとセビージャに到着。一件落着♪かと思いきや・・・しかしそうは問屋が卸さない。

預けたスーツケースが出てこない。

セビージャ空港でカウンターのお姉さんに連絡したところ、私達のスーツケースはまだロンドン。そう、羽田ーロンドンの乗り継ぎ時間がなかったために、スーツケースは間に合わなかったのだ。お姉さんはてきぱきと手続きをしてくれて、次の日スーツケースが空港に届いたら携帯にメッセージを入れてくれるとのこと。夫も私もふらふら。とりあえず自分達の身体がセビージャに着いただけでも喜ぶことに。

そして次の日、スーツケースがちゃんと自宅に届いた!・・・・しかしまだ話は終わらない。

夫のスーツケースが破損されている。

1週間ほど前に博多のヨドバシカメラで買ったばかりのスーツケースだよ!!!車輪近くの1カ所が完全にべこっと凹んでいて三輪車状態になっている。スーツケース配達人によると、ロンドンーマドリッドーセビージャ間のイベリア航空が破損に関しては保証してくれるとのこと。セビージャ市内の指定の鞄屋(tetuan通りにあるcasalという店です)で同等のスーツケースと交換してくれるそう。早速その日の午後鞄屋へ二人で行く。すると同等として薦められたスーツケースはなんと、89ユーロ。(9790円くらい)夫は博多のヨドバシで2万6000円出したよ!!!しかも開店10年記念特別セールだったから、元値はもっとするだろうに。あーだこーだ言い合いをしていたが、問題なのは、「交換」と言ってもまずは、夫が立て替えてスーツケースを買わなくてはいけないということ。しかも、購入後航空会社が認めなければスーツケース代は支払われないとのこと。・・・それじゃ認めるわけないじゃないか。(日本の航空会社とは違いますからね。)結局新しいスーツケースを立て替えて買うのはやめ、修理をしてもらうことになりました。

でもまだ修理代がいくらかかるか分からないです。。。。

と、ここまで、映画か悪夢か真実か・・・真実。私達に本当に起こった真実。

そんなわけで、なんとかセビージャには着きました。

・・・とりあえず一段落は落ち着いたところで、これからブリティッシュエアウエイズにクレームします。今回私達に起こった全てを説明して頂き、誠意を見せてもらいましょう。ブリティッシュエアウエイズ。

2012年12月18日  セビージャ自宅ソファにて。

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