明日 “サン・ペドロ・デ・アルカンタラ” ペーニャ公演!

images images-3 playas-de-san-pedro-de-alcantara-en-malaga22013.6.22(土))// 萩原淳子ペーニャソロ公演

  • 22:00
  • ペーニャ・サン・ペドロ(サン・ペドロ・デ・アルカンタラ、マラガ)
  • 入場無料
Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • ラ・ディビ
  • ミゲル・ペレス 

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

先週の“フアン・タレガ”フェスティバルが終わったと思いきや、明日はサン・ペドロ・デ・アルカンタラというマルベージャのペーニャで踊ります。マルベージャは、マラガの近くの高級リゾート地。公演の後ゆっくり海でバカンス・・・と行きたいところですが、月曜に日本に発つのであー残念。気持ちだけでもバカンスということで、「San Pedro de Alcántara(サン・ペドロ・デ・アルカンタラ)」でググってみました。(写真)あー海に行きたい。

今回の歌い手はいつものモイ・デ・モロンではありません。モイは今日ロンドンで仕事なのですが、明日の飛行機の便の問題で私のペーニャ公演に間に合わなくなったそう。急遽別の歌い手を探して、「ラ・ディビ」に歌ってもらうことになりました。

かなり前のものになりますがディビの動画がYou Tube にアップされています。

踊り手のオルーコに歌う“ラ・ディビ”(サリーダと2つ目の歌)

「鉱山の歌コンクール」準決勝で歌う“ラ・ディビ”

今日、ミゲルとディビと合わせをしてみましたが、個人的にはYouTube の動画より、今日の合わせの時の方がよかったなと思います。今日の合わせというよりも、動画の時よりも年月が経ってさらによくなっているのでしょう。

「química」(キミカ)というスペイン語があります。直訳すると「化学」という意味なのですが、その“química”があるとか、ないとか、そういう使い方をします。「química」があることで人と人はなぜか触発し合ってうまくいく。化学反応みたいな意味かな。逆に“química” がないと何も起こらない。つまらない。その表現は男と女の間でも使えるし、一般的な人間関係でも使えます。ディビの歌と私の踊りには“química” がある。モイの歌と私の踊りにも“química”がある。“química” の種類は違うけど、何かがある。それはお互いに何かしら感じるものなのです。ただ歌がうまければいいとか、いい人とか、そういうことではない。もちろんディビもモイも歌がうまく、いい人だけど、そうだから“química” があるんじゃなくて、それは何か別のもの。なんでしょうね。日本語にすれば相性みたいなものかもしれないけど、もっと動物的な感じがする。その瞬間にビビビビーと感じるもの。説明もなく理由もなくそう感じるものです。

それがあるとフラメンコは面白いんです。それがないとつまらないのです。歌が上手く、ギターが上手く、踊りが上手、そんなフラメンコはそれでも素敵だけど、残念ながらそれだけ、という見方もあります。感心はするけど感動はしない。興奮はしない。だからその“química” のある歌い手と共演できるというのはものすごく楽しみ。

明日のペーニャ公演はどんな化学反応がおこるのでしょうか????

2013年6月21日 月曜に日本に発つのにまだ何も準備できない・・・

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