みなさんこんばんは。お元気でお過ごしでしょうか?
お陰様で本日、「第5回福岡クルシージョ」は無事終了致しました。受講生の皆様、ビークラブフラメンコスタジオさん、お手伝いの占部さん、本当にどうもありがとうございました。
今回も受講生の真摯さ、熱心さ、暖かさに改めてはっとしました。東京のクルシージョが1ヶ月以上にも渡り開催されるのに対し、福岡や大阪のクルシージョは年に2日。今回のクルシージョも1日のみでした。たった1日の、受講生によってはたった1クラスかもしれない、もしかしたら次の機会はないかもしれない、そう思うと東京のクルシージョとはまた違った緊張感が私の方にもあります。(正直、昨日はよく眠れませんでした。)
どうしたら、1回のクラスで最大限学んで頂く事ができるのか。ただ、クラス受けて楽しかった〜という感想だけに終わらず、クラスを受けたという事実のみに満足することもなく、次につなげるためのクラス。生徒さん達がクラスを終えて、これまでの生活やお教室に戻っていく時に、最大限活用できるクラス内容。一人で自主練習をする時に何をどのように学ぶのか、どうしてそれを学ばなくてはいけないのかを理解してもらうクラス。それらを1時間15分の中に凝縮する。
フラメンコを学ぶにあたって、たくさん伝えたいことがある。たくさんの重要なことがある。フラメンコを学んでいるにもかかわらず、それを持っていない人が多いのではないか。そうではないものをたくさん持つことでフラメンコを学んでいるのだ、と勘違いしている人が多いのではないか。
そんなことをいつも思いながら、毎回クルシージョを開講しています。最大限自分ができることを役立たせたい。そしてそれを毎回続けてきて、福岡も大阪もお陰様で今回が5回目の開講となりました。少しずつでもやはり継続することで、実に結びつくのではないかな、そういう気がします。
もちろん私のクルシージョだけを継続するということではありません。私のクルシージョで学んだことが、他で学んでゆく中でどんどんリンクしていくこと。逆にその時には理解できなかったことでも、どうも重要そうだ・・・ということを知っておくこと。そうすれば将来何かのきっかけで、「ああ!あの時教わったことは、こういうことだったんだ!」とピカーンとくる時もあるから。でも全然知らなければ、それが次回起きても素通りしてしまう。知らないから。
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そんなことを夫に話したら、「それは “sembrar” しているということだね。」と言われました。
sembrar
種をまく、こと。
ああ、そういうことなんだ、私がしていることは。
・・・今日はぐっすり眠れそうです。
2014年7月6日 博多にて。