ここ2週間程、両親がスペインにおりました。マドリード→セビージャ→タリファ→タンジェ(モロッコ)→セビージャと旅行し、両親は今朝マドリードから日本へ発ちました。初めてのスペイン旅行、というより海外旅行でとても不安だったようですが・・・無事に日本に着きますように・・・。
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両親が帰ってしまって、今になって、「ああ、あれも食べさせればよかった、あっちにも連れてゆけばよかった」と後悔の気持ちが沸き起こってきました。そんなに連れ回しても疲れるかなと思って半日休憩にしたり、両親も「ホテルで休むからいいよ」なんて言っていたけど、本当は気兼ねしてたんじゃないか、とか。マドリードの空港まで見送りに行き、セビージャに戻る電車の中でいろいろ考えていて、家に着いて夫の顔を見たら、つーっと涙が出てきてしまいました。
・・・・そしていつの日か両親がこの世からいなくなることが脳裏をよぎり(縁起でもないけど)そしたらその時こそ、本当に後悔するんだと思ったら、わっと涙が出てしまいました。
「だから、やることはやらなくてはならないんだよ」
そう言う夫の言葉に、そうなんだそうなんだと頷きつつも、いつもやることを後回しにしたり、やろうやろうと頭の片隅で思っていながらやらなかったり、そんな積み重ねが多いような気がする私の毎日・・・。
夫は本当に私の両親のことを思って助けてくれました。実の娘よりも。その言葉をそのまま体現しているような夫。そのエネルギーと実行力、そしてそれを支える私の両親への愛情。見かけによらず頑固な所もあるけれど、そんな夫にとても感謝しています。
いろいろな事が思いつき、あれもやりたいこれもやりたい、と自分の好き勝手にやってきて、一番近いはずの家族のことはあまり顧みなかった私。でもその割にはやっていることが中途半端になっているのではないかなあ。そんなことも思います。
「やることはやらなくてはならない」
とても小さなことだけれど、このブログだって楽しみにして下さっている方がいらっしゃって、だからブログ更新しようといつも思っているのだけど、なんだかんだで時間だけが流れていくことが多い。ゆっくり物事を考える時間もないような生活ではダメなんだな。それは毎日充実しているようで実は何かが欠けているのかもしれない。何か重要なものが。
2014年9月18日 戻って来たセビージャにて。