お陰様で昨晩の〝フラメンケリア〟での公演は無事終了致しました。たくさんのお客様にお越し頂き大変嬉しかったです。どうもありがとうございました!
〝フラメンケリア〟はセビージャ、トゥリアーナ地区に最近(1〜2年前?)にできたフラメンコ学校です。その中に今回私が出演したライブ会場があります。とても素敵なタブラオで、グアダルキビル川に面してガラス張りになっています。本番前に舞台上で練習していると川べりを散歩していた観光客の皆さんがそのままライブに来て下さいました。なかなかのロケーションです。毎週フラメンコライブが開催されているのでセビージャにいらっしゃる方はチェックしてみて下さいね。
(ちなみに、次回私が出演するフラメンケリアでの公演は6月10日(水)になります。詳細はまたご報告致します!)
さて、ライブ本番ではティエントとバタ・デ・コーラのソレアを踊りました。ギタリストのトゥデーラとは数週間前の〝カフェ・シルベリオ〟ライブで共演していましたが、歌い手のビセンテ・ヘロとはしばらくぶりの共演でした。ティエントは本番前に1回合わせてもらいましたが、ソレアはぶっつけ本番。スペインのタブラオだと大体こんな感じの所が多いです。ソレアは自分が思っていたよりもテンポがゆっくりだったのでバタ・デ・コーラを動かすのが大変でした。アレグリアスのようなテンポの早い曲は変な話し、ごまかしがききます。バタをとにかくたくさん動かして踊っているように見せかけるという踊り手さんが世の中にたくさんいらしゃいますね。(笑)ソレアの場合はテンポがゆっくりなので逆に粗が目立つ。歌ががまんして伸ばしている所、そういう所をバタを扱う時にもやはりがまんするわけです。軸足と身体の芯でしっかり支え続けなければバタはぽとんと床に落ちてしまう。もう一方のバタを支えている足のアチチュードの形が崩れればバタの形も崩れる。なんでもないように見えて実はものすごい筋力と軸が必要だったりします。だから私にとってはソレアをバタで踊る方が難しいかなあ。考えてみれば、アレグリアスをバタで踊る人は多いけれど、ソレアでバタを踊る人は少ないですね。それにしても奥が深いソレアのバタ・デ・コーラ。これからも踊り続けようと思います。
今日は本当はゆっくり休みたかったのですが、朝9時に先日購入したIKEAのたんすが届き、10時にはアメリカ人の学生からインタビュー取材があり、その後衣装の洗濯をしたと思ったら雨が降り出し、急いで取り込み、また晴れて来たのでまた干し、そんなこんなであまりにも疲れたので昼食前に仮眠。夫に起こされて寝ぼけ眼で昼食をとり、その後またシエスタ。そうだ、考えてみたら、昨日はほとんど寝ていなかった・・・舞台の後って興奮していることが多いので。しかも夫のイビキがうるさかった!(笑)そして先程もそもそと起き、このブログを更新している所です。
もう少ししたら洗濯物をとりこんで、フラメンコ公演を観に劇場に行ってきます。ソラジャ・クラビホ、ルシア・ラ・ピニョーナ、メルセデス・デ・コルドバの3人の女性舞踊家の公演。ギタリストや歌い手も豪華なのでとても楽しみです!
ではみなさんまたお会いしましょう。
写真:アントニオ・ペレス
2015年4月9日 セビージャにて。