パセオフラメンコ7月号“萩原淳子のマエストロ達に聴く 第2回アナ・マリア・ロペス”掲載!

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みなさんこんばんは。お元気でお過ごしでしょうか。

早速ですが、パセオフラメンコ7月号
・萩原淳子のマエストロ達に聴く「第2回アナ・マリア・ロペス」
・編集長のオススメ:第3回萩原淳子フラメンコソロ公演
 「人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」
が掲載されました。

月刊パセオフラメンコさんHP→http://www.paseo-flamenco.com/monthly/

5月号に掲載された第1回マヌエル・ベタンソスではたくさんの反響を頂き、今度はヘレスのブレリアを教えその道40年のアナ・マリア・ロペス。日本でも時々クルシージョ(短期講習会)開講し、アニーの愛称でも親しまれています。その彼女へのインタビュー!ヘレス愛好家のみならず、フラメンコ愛好家必読!改めて記事を読み直し、自分で執筆したにも関わらず、なんだか興奮してしまいました。

是非、記事をお読み頂きたい!!!

ただし、ブログ愛読者の皆様にもちょっぴりサービスを。以下はパセオさん記事に盛り込めなかった、アナ・マリア・ロペスのインタビュー覚え書きです。

「お金がなかった。小さい頃から踊りを習いたくて習いたくて、本当はマドリードやセビージャに行きたかった。でも習えなかった。18歳で結婚して、だから踊りまくったの、家の中で。食べ物は焦げ、家中しっちゃかめっちゃか、それでも踊りまくったの。そしたら夫は私に言った。『君は主婦には向いていない。だから踊れ』って。」(ヘレスのペーニャ・セルニカロスで教え始めるまでの自分を語る。)

「今日本にはたくさんのスペイン人が教えたり、歌ったり弾きに行ったりしているみたいだけど、全てのスペイン人がいいとは限らない。質が落ちている。そしてどんなにいいアーティストでも、招聘する側がアーティストを一日何時間も働かせれば当然質は落ちる。彼らは仕事だから、そりゃ歌う。でもそうやって仕事だからと割り切って歌わざるを得ないのと、本当に心地よく働いて歌うのとでは全然違う。日本で働いているスペイン人は、スペインに帰ってきてからそういう話をしているのよ。」

(「近年、日本でもスペイン人のクラスや公演が増えていますが・・・」と話を切り出した後のアナ・マリア・ロペスの談話)

ああ、なんて素晴らしい時間だったのだろう、アナ・マリアとのインタビュー。今でもまざまざとあの時の彼女の言葉や表情、それをそばであたたかく見つめる旦那様のペドロ、ヘレスのバル、周りの人達・・・そんな残像が浮かび上がってきます。本当はその後何か予定が入っていたらしく、1時間くらいしかインタビュー時間がなかったのに、次から次へとたくさんの話をしてくれたアナ・マリア。結局次の予定の時間まで食い込んでしまって、でもその予定よりもインタビューを優先してくれたアナ・マリア。

本当にありがとう。そう、だから是非皆さんにお読み頂きたいです。私が執筆したから、というのではなく、アナ・マリア・ロペスの言葉を届けたい。だってフラメンコを愛する私達のために、大切なメッセージを残してくれたんだもの。そして彼女の生き方そのものがメッセージになっている。私の筆の力でどこまでそれに迫れたのか・・・それは自分では分からない部分もありますが、きっと何かは伝わるはず、と思っています。

11539613_10153424679836228_7240710293199776282_nfla6そして編集長のオススメで紹介して頂いた、第3回萩原淳子フラメンコソロ公演「人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」

8/26(水)・27(木)19:30開演のチケットでしたらまだあります!

【公演名】第3回萩原淳子フラメンコソロ公演
「人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」
【日時】 2015年8/26(水)・27(木)19:30開演
※29(土)・30(日)は完売御礼
【場所】キッド・アイラック・アートホール(東京/明大前)
【踊り】萩原淳子
【ギター】エミリオ・マジャ
【カンテ】エル・プラテアオ
【入場料】5500円(同時開催第3回アントニオ・ペレス来日写真展入場料込)
【ご予約】ticket.layunko@gmail.com

ではまたお会いしましょう!

2015年6月24日

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