クルシージョ受講生発表会 in「プリメラの仲間たち」無事終了!

_DSC5826みなさんこんばんは。

ご報告が遅れましたが、クルシージョ受講生有志が出演させて頂きました7/19(日)「プリメラの仲間たち」公演はお陰様で無事終了致しました!誠にありがとうございました!

まずは、プリメラギター社の吉田さん、本当にありがとうございました。

大きなお教室と違って、自分達だけで劇場を借りて発表会なんてことは
私達にはできません。そんな私達も暖かく受け入れて下さって
劇場で生徒さん達が発表できる場を設けて下さって、本当にありがとうございます。スタッフの皆様もご親切に対応して下さり本当にありがとうございました。

公演前々日に吉田さんとお話した時に、
「プリメラの仲間たちになってくれてありがとうね」と言われて
感動しました。そして感謝すべきことを当たり前のように思っていた
自分を恥ずかしく思いました。

会場にお越し下さった皆様、応援して下さった皆様もありがとうございました。
共演のエミリオ・マジャ、エル・プラテアオ、そしてクルシージョを受講して下さる皆さん
いつもありがとう。

皆様のお陰でクルシージョ有志受講生は立派に踊りきることができたと思います。

一般のお教室と違って、年に2度の一時帰国でしか生徒さんを見ることができません。それでも今回の発表会に向けて出演者の皆さんは一生懸命練習に励んだことと思います。振付は主にこれまでのクルシージョで少しずつ仕上げていったものでしたが、構成や群舞のフォーメーション、音楽の作り方などは今回のクルシージョ開講(6月中旬)から始めました。自分の中ではこれが一番の大仕事だと思っています。振付もさることながら、それらをどのように群舞作品にするのか、劇場用にするのか、そしてその曲の雰囲気を尊重しつつ、生徒さん達の存在が生きるように、輝くように。そして数曲ある発表曲がバリエーションを持ち、お客様にも楽しんで頂けるように。そんなことをこの小さな頭で考え、インスピレーションを湧かすのです。そう、インスピレーションは湧くものではない、湧くためには勉強、経験、知識が必要になってくる。そこが“先生”と呼ばれる人の腕の見せ所。それを誤るとせっかくの生徒さんの努力が水の泡になってしまう。

これを考えると本当に頭痛がする。夜も眠れない。でもその構成ができてしまえば、後は実際に生徒さんに踊ってもらい、手直しをするのみ。そうやって今年の作品、タンゴ、カンティーニャス・コン・マントン、ティエント、アレグリアス・コン・バタ・デ・コーラの4作品が出来上がりました。ほーよかった!!!

それから、「プリメラの仲間たち」公演では当日の場当たり、ゲネプロが一切なし、ぶっつけ本番なのです。場当たりとは、舞台の上での立ち位置を本番前に実際の舞台上で確認すること。ゲネプロとは舞台上での最終リハーサル。これらが全くなくて本番というのは、実は大変。でもこれまでの練習の中で実際の舞台のコンパネと同じように、スタジオの床に印をつけ、生徒さんにはシュミレーションしてもらいました。これで大体大丈夫だったかな。一番心配したのは5人で踊った群舞のアレグリアス・コン・バタ・デ・コーラ。バタ・デ・コーラと呼ばれる裾の長い衣装を着た5人の生徒さんが一度に全員舞台に乗って踊ったので、舞台はぱんぱん。フォーメーションや移動がちょっとでもずれると下手すると自分のバタ、もしくは他の人のバタを踏んで転んで前歯を折る可能性もあるわけです。そのため構成には十分気を遣いましたが、生徒さんもよくがんばりました。その甲斐あって、とても綺麗だった!とお客様からお褒めの言葉を頂けたようです。

ソロ出演したタンゴもよかったです。一人で大きな舞台を使うわけですから、今度はまた違う使い方。踊られた受講生は身体が小さめの生徒さんでしたが、伸び伸び踊ってタンゴを楽しんでいるのが伝わりました。

二人で踊ったカンティーニャス・コン・マントン。息がぴったりで本当に素敵でした。踊りだけではなく、二人の醸し出す雰囲気も。そういうのって、やはり伝わりますよね。お一人は山形から参加の受講生。遠方から一生懸命クルシージョに参加して下さいました。もうお一人は今回初の発表会参加。足りない部分をしっかり補い、急成長をされました。とあるお客様からは「見ていて幸せになって涙が出そうになった」とのこと。ありがとうございます!

3人組のティエント。これもよかった。皆さんそれぞれお仕事に家庭にと忙しく、なかなか3人で集まって自主練習することができなかったとのこと。それでも息ぴったり。身長も皆さんバラバラでしたが、それでも上手くまとまっていたなあ。日を重ねるごとにどんどんよくなってきたので安心していました。いつだったか、練習の時にギタリストのエミリオが褒めていました。お客様からは「ティエントかっこ良かった!」「タンゴからのノリの良さが最高」というお言葉も。よかったですね!

どの曲も、後ろでパルマをたたいていて、私も嬉しかったです。本番終了後、エミリオとパコからも「完璧!」「すごくよかった!」と褒めて頂きました。ほんと、よかったです。

もちろん、よい所ばかりではなく、今後さらに学ばなくてはならないこともあります。私自身、その部分をもっと教えればよかったと反省した場所でもあります。学ぶことって本当に尽きない。そして私が教えたいこともまだまだいっぱいある。でも焦らずに少しずつお互いがんばってゆければと思っています。

舞台に立てた人はその経験を、舞台に立てなかった人は今の努力をそのままいかして次に進んでゆけばいいのではないでしょうか。そのお手伝いを今回できたことを幸せに思います。ありがとうございました。

写真:アントニオ・ペレス

舞台写真は後日アップします。お楽しみに!

2015年7月24日

Comments are closed.