アナ・マリア・ロペス達とのフィエスタ

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先日、ヘレスのアナ・マリア・ロペス達のフィエスタに行ってきました。クリスマスの時期はレブリーハばかりに通っていたので、久々のヘレスのコンパス、ヘレスのブレリアを楽しみました。歌い手はモモ・モネオ、ガソリーナ・イホ、イスラエル・ロペス。そしてヘレスのブレリアの重鎮エル・ソーリも。ヘレスとセビージャの愛好家の皆さんとヘレス一色の一時を過ごさせて頂きました!

特にモモの歌が私は好きだなあ。ずっと聴いていたいです。全然飽きない。フィエスタのブレリアは楽しいのだけど、時々すごい歌が来ると身体の中からぶわっというものがきます。そういう時は楽しいといよりも、歌い手との真剣勝負。うーん、勝ち負けではないから真剣勝負という言葉は違うのかもしれないけど、ただブレリアを踊って楽しかった〜というだけでは済まないものがあります。同じそのブレリアをどこまで共有できるか、彼は歌って私は聴いて。そしてレマーテ。それらを感じて共有できた時、なんだか同士に近づいた気がします。私は外国人だし、ヘレスの人間ではないのだけどね。

そう、私はヘレスの人間ではないから、ヘレスの人間のようには踊らないし踊れない。それが分かっているので、「ヘレスのおばあちゃんみたいに踊りたい」という発想は出て来ない。私は私の踊り。セビージャにいようがヘレスにいようがレブリーハにいようが、日本にいようが、私は聴く。そして聴いたものが踊りに出る。そんな感じです。

このブログにはアップしなかったけれど、ヘレスとセビージャの愛好家の皆さんの踊りも楽しみました。みんなヘレスのブレリアが好きなんだよね。その中で、私はヘレス、彼女はヘレスじゃないって線引きをする人もいるのかもしれないけど、まあ、それはその人の考え方だから踏み込まないとして・・・。そのブレリアを好きだという気持ち。踊りたいという気持ち。その人その人の個性。その人しか持ち得ない味。そんなものがぐっと凝縮されて踊りになる。そんな人達がたくさん集まった、とてもフラメンコな空間だったと思います。

フラメンコっていいなあ。そういうものを共有できるから。だからこの土地ではフラメンコが根付いているんだろうなと思います。

フラメンコ学校で振付やテクニカを学ぶのも大切。自主練習をすることもそれはそれでとっても勉強になる。でもそれだけだと、苦しい。学ぶことが苦しいのではなく、自分や自分の踊りが機械的になっていくような気がして。踊りは上手になるかもしれないけど、フラメンコはそこにはないから。少なくとも私の探しているものは。だからそんな機会を与えてくれたアナ・マリア・ロペスに感謝したいと思います。

ありがとう、アナ・マリア。そしてあの場にいた全ての皆さんも。

写真:アントニオ・ペレス

2016年1月17日

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