2/10(水)フラメンケリーアで踊ります。&4/6(水)アルハムブラライブ、学生チャージ半額!

feb 10 copia_DSC2573みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

本日はお知らせです。

2/10(水)21:00 フラメンケリーア(Calle Castilla 94, Sevilla)で踊ります。

ギター:ミゲル・ペレス
カンテ:モイ・デ・モロン
バイレ:萩原淳子

ミゲルとモイと私の3人の組み合わせはかなり久しぶりです。この3人で2013年4月に日本で「ハモンは皿にのせるだけでよい」公演を行いましたが(お越し下さいました皆様、ありがとうございました!)あれ以来???

あれからはミゲルがすっごく忙しくなってしまって、それだけたくさんの踊り手さんから仕事のオファーがあるということでよいのだけど、私の方では共演できる機会がかなり減ってしまったのでした。モイもモイであちこちで引っ張りだこで、ミゲルとモイが揃うのも難しく、彼ら二人と一緒に仕事をしたのはドス・エルマーナスでのフェスティバル・フアン・タレガが最後だったかなあ?とにかくほんとにこの組み合わせは久しぶりなんです。というわけで、緊張もしますが、あと1週間しっかり準備して本番を迎えられたらと思います。セビージャにいらっしゃる方は是非いらして下さいね!トゥリアーナ川が一望できる素敵なタブラオです。

WEB用4/6アルハムブラそして、4/6(水)日本でのアルハムブラ・ライブですが、お陰様でたくさんのお申し込みを頂いています。ありがとうございます!初日に小学生のお子様のお申し込みを頂きまして、フライヤーには記載されていませんが、急遽学生料金を設けました。小・中・高校生はチャージ半額とさせて頂きます。お子様もじゃんじゃんいらして下さい!

思えば、なんだか知らないけれど、「将来私は“踊る人”になるだろう」と自分の中で「ぼっ」と湧いたのは小学5〜6年生の時でした。ただ踊ることが好きで、いつも休み時間は教室の後ろでラジカセをかけて勝手に一人で踊っていて、でも踊りを習わせてもらえたことはなくて、世の中にどんな踊りがあるかも全然知らなくて、だから全部適当に発明して、先生に怒られて家庭科室や図画工作室に閉じ込められても、その中だったら授業を受けないでもっと踊れる、ラッキー♪と思っていた子どもでした。

フラメンコというものが世の中にあるというのを知ったのは中学生の時、フラメンコ舞踊を習い始めたのは大学生の時。そして今。時間はかかったけれど、小学生の時に「ぼっ」と湧いたあの思いは、本当だったんだと今思います。

子どもの頃のそういう気持ちって、他人に笑われたり、自分で笑ったりして、いつかどこかに行ってしまうこと、自分で手放してしまうこともあるかもしれない。でも、今の子ども達が、今「ぼっ」って湧いていることを大切にしてほしいと思う。それが今後の人生の中でかなわないこともあるかもしれないけど、それを大切にできる子どもと、それを大切に思える大人がこの世の中に存在すること自体が重要なんだと思います。

フラメンコには不思議な力があると思う。でも、たくさんのテクニックや見た目のカッコ良さでお客さんの拍手をもらう“フラメンコ”にはそれはない。そうじゃないフラメンコというものがあって、それは世の中で少数派なのかもしれないけど、そこにフラメンコの素晴らしさが隠れている。自分にそれがあるというのでなく、私はそれを探して、それを求めて、それに感動して、それを吸収して、今生きています。長い年月を経て、そういうものが自分の中に少しずつたまってゆくのかなあ、自分の踊りというのはそういうものが表に出て来るものなのかなあ、そうだといいなあと思っているところです。

お知らせだけ、と思ったけどいろいろ思い出してしまいました。

2016年2月2日 セビージャにて。

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