みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか?
ブログ更新が前後していますが、日本に帰る前に義父母に会いにタリファという街へ行ってきました。その時の写真をアップしますね。とにかく帰る前はバタバタで、あっち行ったりこっち行ったり、セビージャの家で落ち着かなかったのです・・・ブログもなかなか更新できず・・・たまっていたものをこれから少しずつアップできればと思っています。
タリファはスペインの南、アンダルシア中でも一番南に位置する小さな街。対岸のモロッコまで14kmしかないので、晴れていると海の向こうにアフリカ大陸が見えます。タリファを境に大西洋と太平洋が分かれているのと、非常に風が強いので、カイトサーフィンのメッカ。世界中のサーファーが集まる場所でもあります。当然魚介も美味しく、特にタリファ産のマグロは非常に高級で、日本では高く売られているようです。義父母が住んでいるのはそのタリファの山の中。山ですが、麓に下りて道路を渡ればすぐに海なので、とても素敵な場所です。山の中に建てられた家は何と、義父の手造り!「北の国から」の田中邦衛並みのスゴさです!家自体も家の中も窓枠やベンチ、ブランコなんかも手造り。夫は子供の頃、その家造りを手伝わされて本当に嫌だったそうですが・・・
念でしたが、ちょっと雨が上がった隙に写真を撮ってみました。家の周りにはたくさんの菜園や植物が植えてあって、本当にいいなあ。そして美味しい。セビージャのスーパーや市場で買う野菜や果物と全然違うのです。こういうのを毎日育てて、収穫して食べるって素晴らしい事だなあと思います。なんて事はない、ただ炒めたりするだけなのに味が全然違うのだな。いつもの料理がいつもの料理でなくなる。何かが違う。
これってフラメンコと同じだなあと思います。見た目は美味しそうでも、豪華でも、こんなものかって味の料理もあれば、そんな踊りもある。何でもない、ただ炒めただけ、ただ塩を振っただけなのに、世界中に「う・ま・い!!!」と叫びたくなるものもある。見た目はそんなでもないかもしれない、むしろ見栄えはしないかもしれない。でも思わず「oleeeee」と叫んでしまう踊り・・・なんてことを考えてしまいました。
ここからは夫が撮ってくれた写真。やっぱりプロが撮るのは違うなあ。↓
アントニアおばさんは、義父母の家からちょっと離れた、でもやはり山の中に住んでいます。不思議な薬草で村の人の病気を治してきたおばさん。夫も子供の頃何度もお世話になったそう。テレビなんかで同じような人が紹介されると、えー本当かなー??と思ってしまうけど、この山の中に来て、アントニアおばさんとおしゃべりしていると、本当のような気がしてくる。(本当なんだろう)都会で育った私には分からない、自然と近しく生きている人にしか見えないもの、聞こえないもの、感じられないものっていうのがあってもおかしくはないのではないかな、という気がします。
それとゴーヤの写真。日本から持っていったゴーヤの種を義父母の庭に植えてもらったらなんと、本当にゴーヤが出来た!冬でもゴーヤ。タリファは風が強く冬は結構寒いのですが・・・こちらも美味しく頂きました。
今度タリファに行けるのはスペインに戻ってからだから、2月か3月かな。それまでさようなら、タリファ。