火曜日にセビージャ郊外にあるパブロ・デ・オラビデ大学のエンリケ先生にご招待され、フラメンコの文化のクラスにてお話しさせて頂きました。生徒さん達からの興味深い質問のおかげで、とても有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました!
生徒さんは名古屋の中京大学のみなさんで、ほとんどが日本人学生でしたが、韓国人、アメリカ人の学生さんもいらっしゃいました。
12月19日までの約4ヶ月間の留学とのことです。きっと私の年齢の半分くらいなんだろうなあと思いつつ、私のフラメンコ歴も実はみなさんの年齢と同じくらいの年数?!ちょっとびっくりですね。
質疑応答はスペイン語。いろいろなご質問を頂きましたけど、興味深かったのは「フラメンコを辞めたいと思ったことはありますか?」という質問。
「Nunca!」(一度もないです!)と即答したのですが、その回答に皆さん驚かれていました。え!でもそのみなさんの反応に私の方が驚いちゃったりして。
えー?どうして?辞めたいなんて思ったこと一度もない・・・こんなに好きで、学べば学ぶ程好きで、奥が深くて、フラメンコのない人生なんて考えられない・・・
もちろん、フラメンコを続けて行くのは楽しいことばかりではないです。辛くて苦しくて、誰にも言えなくて家で泣いていたこともあります。これからもあると思います。でも辞めようって思ったことはないなあ。一度も。
どうしてだろう。フラメンコが好きだから?フラメンコを続けると自分で決めたから?よく分からないけど・・・それは私の人生の一部になっているからかなあ。
みなさんの中には、9月のペーニャ公演を観にきて下さった方々もたくさんいました。それが初めてご覧になったフラメンコだったという人も多かったと思います。(ほとんどの学生さんが、セビージャに来るまでフラメンコを見たことがなかったそう。)フラメンコを好きなって欲しいとは強制しないけど(笑)みなさんの中に何か好きなものや好きなことがあるのであれば、それを忘れずにいて欲しいなと思いました。
これからの人生どうなるんだろう。皆さんも、私も。
楽しみです。
写真:アントニオ・ペレス
2017年11月10日 セビージャにて。