先週木曜のフィエスタ

_DSC0234_DSC0237_DSC0238_DSC0239
_DSC0244
みなさんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか?

先週の木曜に行われたフィエスタの写真をアップします。カルメン・レデスマが遊びに来て、本当に本当に素晴らしいブレリアを披露して下さいました。歌っているのはエバ・ルビッチ。その他の歌い手はホセ・カルピオ・エル・ミヒータ、イスラエル・ロペス、ギターはフアン・マヌエル・モネオ。ヘレス軍団でしたが、カルメンはカルメン。カルメン・レデスマ、ここにあり。オレー!!!

参加者のセニョーラ達もみなさん味のあるブレリアを披露されていました。なんでもないようですが、実は歌を聴いている。それが動きに現れている。派手な動きでギャフンと言わせようとするブレリアを踊る人達に見てもらいたいなー。あのシンプルさ。シンプルさの中にある個性と味。あれは年齢からくるのだろうか。私も歳をとったらもっといいブレリアが踊れるように_DSC0247_DSC0251_DSC0252なるのかな?多分歳をとればいいってもんじゃないんだろうけど。

私もちょっぴり踊りました。それまで例によって周りから「ジュンコ、踊れ、踊れ」としょっちゅう突っつかれて、(頼むよ、歌聴かせてくれよー)と内心思いつつ、「あははーそのうちねー」と笑ってごまかす。ロボットじゃないんだから、突っついてボタン押せば踊り出すわけないでしょーに。って思うのですが、毎回。(笑)

フィエスタのブレリアは出だしが肝心です。私の場合。突っつかれて、自分の気持ちが乗ってもいないのに輪の中に出て行って踊ってしまうとなかなか難しい。これだ!と勝手にスイッチが入って飛び出せるといいですね。そういうカンテが聞こえてきた時。それは歌い手にもよるし、歌にもよる。その場の雰囲気にもよる。この間のフィエスタではミヒータの歌で踊りたいなあと思っていたのですが、イスラエルが私の大好きなルイス・デ・ラ・ピカの歌を歌い出したので、電光石火のごとく飛び出した。(笑)

歌を聴くだけの時というのもあります。なんでもかんでも踊ればいいってもんでもない。ミヒータが輪の中に出て立って歌った時のあの歌の凄まじさ。そういうのは歌を尊重しなくてはいけない。そういうのを分からなくて、雰囲気を読めなくてしゃしゃり出て踊ってしまう人・・・・たまにいますが・・・この間のフィエスタではそういう人が誰もいなくてよかった。(笑)

いいカンテを聴いて、いい踊りを見て、その時間をその場でその人達と一緒に共有する。

それがフィエスタの醍醐味かなあ。

自分の踊りは気になる所でもあるんだけど・・・ああ、あれをやればよかったかなあとか、そんなことも思うのだけど・・・、結局それはどうでもいいことなのかもしれない。

写真:アントニオ・ペレス

2018年4月9日 セビージャにて。

Comments are closed.