2019年も宜しくお願い致します。セビージャの新年。

IMG_20181205_103004_480明けましておめでとうございます。お正月をいかがお過ごしでしょうか?

2019年元旦の朝(もう昼ですが。笑)アントニオは本を読み、萩原は洗濯機を回しています。

昨晩、大晦日はやっぱり年越しそばだよねって、そばのおつゆを作っていたら家にあったのがそばではなく、うどんだったことが判明!!!ぎょえって思ったけれど、夫は大晦日にお餅を食べると思ってたくらいだから、ま、いっか、年越しうどん。笑。

その後ヌエバ広場に新年のブドウを食べに行きましたが、鐘は12時に鳴らないし(さすがセビージャ)仕方がないので12時過ぎてから自分達でカウントダウンしてブドウを12粒食べました。笑。

ご存知の方も多いと思いますが、スペインでは新年12時の鐘の音と同時に12粒のブドウを食べる習慣があります。元々は豊作になりすぎてしまって困ったブドウ農家が、ブドウをなんとか売ろうとして発明した風習なんて説もあるようですが、新年のブドウを食べるとその年は幸せになれるということです。

自宅で新年を迎える人はテレビで放映される新年の鐘と共にブドウを食べたり、セビージャの場合はヌエバ広場、マドリードだったらマジョール広場とか、新年にたくさんの人が集まる広場でブドウを食べて、知っている人も知らない人も一緒に新年を祝ったりします。

今年は残念ながらセビージャのヌエバ広場の鐘は鳴らなかったけど、普段はその鐘の音に合わせてブドウを食べるというのは結構至難の技で、というのは鐘の音が意外と早いんです。最初はまだいいのですが後半くらいになると食べきれずにとにかくブドウを口に突っ込むような感じにもなります。笑。ここまではまだ笑えますが、毎年そのブドウを喉に詰まらせてお亡くなりになる方もスペイン全土でいらっしゃるらしく・・・その辺は日本のお正月の餅と似てなくもないですね・・・。

昨年の終わりに夫のアントニオが体調を崩して、新年迎えられるかなあ・・・って心配していましたが、お陰様でなんとか回復できてよかったです。元旦と言ってもなんでもない普通の日のようですが、それが一番なのかもしれないなと今年は思いました。

今年も皆様にとって良い一年になりますように。

おめでとうって思えない人にとっても少しずつ良い一年になりますように。

私たちは相変わらずですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

萩原淳子

2019年元旦 セビージャにて。

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