パセオフラメンコ4月号にアントニオ・ペレス写真特集「フィエスタ」&「サパトス辞典」掲載!

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こちらセビージャは日曜からセマナ・サンタが始まります。今年は知り合いの歌い手さんがセビージャでサエタを歌うそうで、それを聞きに行こうかなと思っています。なかなかサエタに遭遇する機会はないですからね、楽しみです!

さて、お知らせです。

パセオフラメンコ4月号にアントニオ・ペレス写真特集「フィエスタ」が掲載されています。
掲載写真は

  • ペーニャ・トーレス・マカレナ(セビージャ)でミゲル・フニを囲むフィエスタ
  • ペーニャ・ラ・ブレリア(ヘレス)のフィエスタで歌うエバ・ルビッチ
  • ペーニャ・ぺぺ・モンタラス(レブリーハ)でのフィエスタ
  • 知る人ぞ知るアルテの宝庫、リネア・デ・ラ・コンセプシオンでのフィエスタ
  • 旧カサ・アルティスタでのフィエスタ(瀧本正信、エミリオ・マジャ、ディエゴ・ゴメス、モイ・デ・モロン、市川幸子、鍛地陽子、蜂須夕子、萩原淳子)

56549499_10156703731389724_9096393407512707072_o57155489_10156703731039724_7233175193655443456_oそして、先々週はレブリーハにてミゲル・フニに、ヘレスにてエバ・ルビッチに掲載号を進呈させて頂きました。

フニ様はその日体調がすぐれなかったそうですが、ご自宅前にて私たちを待っていて下さいました。そのお姿、昔のお話を語ってくれた時の仕草、全てがアルテでした・・・。昔のお話の内容も含蓄があり、それはフニ様の人生観がにじみ出たもの、フニ様だからこそのお言葉。

一昨日ルイス・ペーニャのクラスでフニ様のお話が出て、私の脳みそと心は先々週のレブリーハ、そして掲載されているフェイエスタにタイムスリップしたのでした。

そして掲載されている写真を一つ一つみると、あの時のフィエスタの感覚が蘇ってきます。フィエスタの温度、フィエスタの香り、フィエスタの音。一つ一つのフィエスタが全部異なって、際立って、どれも素晴らしい時間だった思い出なのですが、写真を見るとその思い出が3Dのように飛び出してくる・・・。あのフィエスタにいなかった人でも写真を見るとそのようなものが伝わってくるんじゃないかなって思います。アントニオの写真はそんな写真。

私たち外国人がフラメンコを学ぶには必ずと言っていいほど、お金が必要です。レッスンにしろ公演にしろタブラオ鑑賞にしろ。お金を払って〝フェイエスタ〟に参加する場合だってある。それらは悪いことではないけど、そうではないフラメンコ、そうではないフィエスタというものがあります。利害損得一切なしで、彼らが彼らの土地で彼らの文化の中で、ただ彼らのアフィシオン(フラメンコを愛する気持ち)だけのために、それらをお互いに共有するために行われるフィエスタ。そんな瞬間に居合わせることができたことに感謝するとともに、その瞬間を切り取ってくれたアントニオにも感謝したいと思います。

また、上記が掲載されている4月号から半年間、「サパトス辞典」というアントニオの新しい写真企画も掲載されます。フラメンコ女性舞踊家の靴の写真なのですが、その靴に込められた各舞踊家の想い、フラメンコ観などのインタビューも掲載されています。今月号はマティルデ・コラル。彼女のその靴に対する想いを聞いた時、私は涙が出そうになりました。そしてその感覚(スペイン語)をどうしたら日本語に訳すことができるのか、ものすごく考えました・・・。マティルデはその日本語訳を読むことはできないけれど、多分伝わると思う。是非、皆さんにも見て、読んで頂きたいページです。

パセオHP、ご購入はこちらから→http://pfshop.paseo-flamenco.com/product_info.php?products_id=1198&osCsid=9c7e245faa64724146b72b5086f221ee

ではみなさんまたお会いしましょう!

2019年4月11日 セビージャにて

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