7/15(月)レブリーハのフェスティバル「カラコラ」出演!

DSC_6678DSC_6686DSC_6691DSC_6745DSC_6769DSC_6779DSC_6848DSC_6895みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

7/15(月)にレブリーハのフェスティバル「カラコラ」に出演致します。レブリーハはセビージャから電車で45分くらいの所にある、とてもフラメンコ色が強い町です。ヘレスのようにヒターノとスペイン人が町の中で共存し、しかしヘレスとは全く異なるレブリーハ独自のカンテ(歌)やコンパスが引き継がれている、強烈な個性を持った町。

フェスティバル「カラコラ」と言っても、日本の方には馴染みがないかと思いますが、今年で54回目を迎える歴史と由緒あるフェスティバル。夏の間アンダルシアの各地では毎週末フラメンコのフェスティバルが開催されますが、ウトレーラの「ポターヘ」、モロンの「ガスパチョ」等と並び、このレブリーハの「カラコラ」はフェステイバルの中でも重みのある存在です。

今回そのようなフェスティバルから出演依頼を受けて本当にびっくりしました。これまでにもロンダのフェスティバル、ドス・エルマーナスで開催される「フアン・タレガ」フェステイバルにも出演してきましたので、3度目といえばそうなのですが、本当にあの「カラコラ」に出演することになったんだ!!!まさか!!!でも本当!!!という感じです。

レブリーハでは10年程前にペーニャで踊らせて頂き、それからはサンボンバなどのゲストアーティストとして、フィン・デ・フィエスタでのブレリアを踊ったくらいでしたが、仕事抜きで、レブリーハの人達のフィエスタ、結婚式、クリスマス、誕生日会などいろいろ招待して頂き、たくさんのレブリーハの方々と舞台の上以外で知り合うことができました。そして彼らが家族の中で代々受け継いでいる生のフラメンコ、そういうものを観て聴いて感じてきました。

「Vivencia(ビベンシア)」

生の経験を持つこと、生の経験を共有すること。

スタジオでのレッスンや、劇場鑑賞、Youtubeを通してではない生の経験。その経験を生きること、彼らと共に生きること。

ヒターノの家族に生まれれば彼らが当たり前に持つもの。でもフラメンコの文化の外にいる外国人からすれば、誰もが経験できることではありません。ほとんどの人が経験できないもの。なぜならお金を払って得るものではないから・・・。

でも、本当に本当にありがたいことに、そういったものを私はレブリーハの人達から長い年月をかけて、少しずつ与えて頂きました。いつもではない。でもそれらはこれまでの年月の中でしっかりと私の中に刻印され、今でも輝きを放っています。そして同時に自分が学んでいること、自分の生き方、自分の踊りへの重しともなっています。

そのレブリーハが世界に誇る彼らのフェスティバル「カラコラ」。

あと1週間。自分に何ができるのか、自分が持っているものは何なのか、自分とは何なのか問いかけてみたいと思います。

誰の踊りのマネでもない、私の踊り。

写真はレブリーハの「フアン・ディアス・ソリス」広場。ここで踊ります!入場無料です!

2019.7.15(月)//  フェスティバル〝カラコラ〟(Juan Días Solís 広場、レブリーハ)開演21:30、入場無料

Unknown

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • ホセ・エル・ペチュギータ
  • アントニオ・エル・カニート
  • クーロ・バルガス

なお、「カラコラ」フェステイバルは7/11〜20まで。レブリーハ内各会場で開催されます。素晴らしいアーティストが連日出演。その中に入れて頂いているだけで身震い!!!

公式プログラムはこちらクリック→Programa oficial ¨Caracolá 2019¨

写真:アントニオ・ペレス

2019年7月7日 戻ってきたセビージャにて。

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