Feb 28
本日へレスとセビージャで踊ります!
La Yunko | 新着情報 | 02 28th, 2014| Comments Off

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

本日へレスのサラ・コンパニーアで13:30に、23:00頃セビージャのホテル・アンダルースで踊ります!がんばりまーす!ヘレスの方は入場無料、セビージャの方はプライベートフェイエスタなので一般の方は入れません・・・・ごめんなさい!

2014.2.28// Hotel Al Andalus  ( Sevilla)

23:00H. 
Baile Cante Guitarra
  • JUNKO HAGIWARA ¨LA YUNKO¨
  • MOI DE MORON
  • JAVIER RIVERA 
  •  MIGUEL PEREZ

2014.2.28// Sala Compañía ( Jerez) Actuación de los alumnos de Javier Latorre

13:30H.  Entrada libre
Baile Cante Guitarra
  • Los alumnos de Javier Latorre
  • VICENTE GELO 
  •  MANUEL
Feb 25

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

ただ今へレスにいます。ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ。セビージャから電車で1時間ほど。同じアンダルシア地方ですがセビージャとは全く異なる町。人の雰囲気も使われる言葉遣いも、食べ物も飲み物も。どっちがいい悪いではなく、とにかく全然違う。当然その土地で生まれ育っているフラメンコも。そのヘレスで毎年2月末から3月上旬にかけての2週間開催される「Festival de Jerez」(フェスティバル・デ・ヘレス)、つまりヘレスのフェスティバル。今年はその前半1週間、ヘレスに滞在することにしました。

忘れないうちに、これまでに観たフラメンコ公演の鑑賞記をブログアップしようっと。萩原淳子の独断による(でも偏見ではないと思う)鑑賞記ですので批評ではありません。あしからず。

  • 2月22日(土)エバ・ジェルバブエナ「AY!」ビジャマルタ劇場

02570c9bdb黒。エバといえば黒。それが舞台全体を貫徹していた。舞台作品としてはシンプルで好き。シンプルにバイレ、カンテ、ギター。バイレはエバだけ。これまでの作品のように彼女なりの意味付けが押し出されている舞台作品ではない。それを具現化するための舞台大道具、特殊装置などもない。舞台にあるのはシンプルにテーブルと椅子。だからいい。個人的には、これまでの作品では彼女の言わんとしていることがよく分からなくて、なんだか取り残された気分になることが多かった。舞踊団員も上手だけど、ただの時間稼ぎのように思えたり。要するに私はエバの踊りが観たい。エバが踊ってくれればそれでいい派なので、その意味では今までの多くの舞台作品はあまり好きではなかった。その意味でこの作品は好き。エバは踊りで全てを語ることができる。だから余計なものを付け加える必要がない。

・・・しかし、作品としては好きだったけど、肝心のエバの踊りからうわっと伝わってくるものがなかった。なかったというより、これまで観たエバの踊りの〝リサイクル〟のような気がして、エバが踊る度に、「ああ、それ観た」「これも観たことある」という、私にとっては新鮮味に欠けているように思えた。もちろんどの踊りも素晴らしいのだけれど。

この公演で私にとっての最高のオレが出たのは、カンテ・ソロでカンティーニャスを歌ったホセ・バレンシア。素晴らしい。この人が歌うと舞台を全部塗り替えてしまう。この人の色に。オレが止まらないこのカンティーニャスでエバが踊ったらどうなったのだろう、と思ってしまった。

  • 2月23日(日)ガラ・フラメンカ ビジャマルタ劇場

983bb84c2dアントニオ・カナーレス。この人の存在感というのは一体なんなんだ。舞台に立つために生まれてきたような人だ。絶妙なタンゴ。この人の十八番のタンゴ。この人はちょっと動けばよい。ちょっと動くだけでフラメンコでありタンゴである。

対象的にいっぱい動く人達も舞台を飾っていた。踊り手それぞれに持ち味というのがあるからね。その持ち味を存分に出し尽くしたのがカルロス・ロドリゲスとヘスス・カルモナ。よく動くな〜よく回るな〜。ここまで動く身体を持つには、どれだけの訓練が必要なのだろう、そしてどれほどの才能が必要なのだろう。その比率は???? ヘスス・カルモナのアレグリアスは素晴らしかった。この人はただ身体が動くだけではない。コンパス、サパテアード、フラメンコ性、何をとっても天下一品。そこまで完璧な踊りを好きか嫌いかという「好み」で断ずることもできるのかもしれないけど、ここまで完璧だと別の惑星からきたんじゃないかと勘ぐってしまう・・・

(ちなみに昨年のコルドバのコンクールで、なんとこのヘスス・カルモナが予選に出場した私の踊りをビデオモニターでチェックしていた!!! やめてくれーーーー)

そして今をときめくカリメ・アマジャ。でもこの日はいまいちだったかなあ。それにしてもあのバタ・デ・コーラは一体・・・カリメと一緒に踊った女性舞踊家2人のバタさばきも・・・・あのバタはなんなんだ・・・だったら履かなきゃいいのに・・・。カリメのソロのシギリージャ(当然これはバタではない)もうーん。前述の踊り手達を観てしまうと、どうも雑に見えてしまう。それだけヘススがすごいということかなあ。

最後に、舞台全体を通して照明も素晴らしかったなあ。プログラムで照明担当者をチェックすると「David Pérez」とある。・・・???「ダビ・ペレス」という踊り手は今、新宿のタブラオで踊っているはずだから・・・同姓同名の別人か。どうでもいいですが。

写真:Javier Fergo(ヘレス・フェスティバル公式HPより。)

2014年2月24日 次回はベレン・マジャの公演鑑賞記です。

Feb 24

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

あっという間に時間が経ち、この1週間でまずスタジオコンサートが終了→セビージャに戻り→今、ヘレスにいます。そして今週の金曜にはヘレスで踊り、同日セビージャに移動し、セビージャでも踊ります。なんてこった、この生活。目まぐるしいな〜。

何からブログにしてよいのか・・・、まずは順序でいくと、先週日曜のスタジオコンサートですね。改めて思い出しても、本当に素晴らしいスタジオコンサートになりました。出演者の皆様お疲れ様でした!!!共演の小林亮君、エル・プラテアオ、どうもありがとう!!!そしてお手伝いの皆様、ありがとうございました!!!クルシージョを始めて第1回目の生徒発表会。どうなることかと思ったけれど、有志出演者の皆さん、本当によくがんばりました!!!前回(去年の夏)のクルシージョで今回の出演者を募り、それから出演曲ごとに皆さんお集りになって自習をしてきたわけですが、その間月に1回ほど練習の動画を送ってもらっていました。私の方でチェックしアドバイスするためなのですが、今だから言える話、1回目の動画が送られてきた時は、萩原、がーーーーーーーーん。パソコン画面の前でしばらく腕組みをし、遠くを見つめ、手のひらで額を押さえていました。がーーーーーーーん。これでみんな、本当にスタジオコンサートに出るつもりなのかーーーーーーー。萩原、がーーーーーーーーん。

どうしよう、普通、一般的に週に1回とかスタジオに通って先生に教えてもらって、振付だって1年くらいかけて発表会に向かって準備するのに。そうだよね・・・・・私はスペインにいるからね・・・・いや、それは言い訳にはならない。私がスペインにいる間にきちんと自主練習できるように、クラスでは教えている。つまり、ただ技術や振付を教えるのではなく、「どこに問題があるのか」を見抜く目と耳を養う。→「その問題点をどのように解決するのか」、その方法論。それを教えているではないか。あとはそれを実践するのが生徒さんの仕事。継続するのは生徒さんの責任。結局それを持っていなければ、それをしなければたとえ毎日レッスンを受けたとしても何ら成長は見られません。残念ながら。クラスを受けているという事実で学んだ気になっているだけ。厳しいけどそれが現実・・・・という人が世の中ゴマンといます。

とはいえ、第1回目の動画はがーーーーーーーん、でした。この踊りをスタジオコンサートでお客様にお見せする踊りにしなくてはならない。たとえ生徒スタジオコンサートでもお客様がいらっしゃる、たとえ入場料1000円だとしても、お客様は大切な時間とお金をかけて観に来て下さる。それをはき違えて、ただ人前で踊れればいいと考えている人が多いですが、それは違うと私は思っています。少なくとも私の生徒さんが私の名前の元で人前で踊るのであれば責任は私にある。きちんと指導する責任が。

というわけで動画は本当に細かくチェックしました。群舞なのでまずは全体の印象。それから一人一人の踊りをじっくり拝見して、いい点と直すべき所をアドバイス。動画というのは便利なもので、何度も巻き戻しができます。クラスでは気付かない生徒さんの特徴がはっきり確認できる。しかもそのアドバイスと動画を生徒さん自身が比較して確認できるのはいい。とてもいい。クラスで注意しても、生徒さん自身がその注意の意味が分かっていないこともある。自分の問題点を認識できていない場合、なぜそれが悪いか分からない場合。もちろんそれは説明できるけど、実際に言葉だけで説明されて理解できる人と、ふーん、という感じで終わってしまう人もいる。問題なのは後者で、このパターンだといくら注意してもなかなか直らない。本人に自覚がないから。でも動画だと、その本人が客観的にその問題点を見るから、見ざるを得ないから、否応無しに問題点を直さざるを得なくなる。

ものすごく細かくアドバイスをしたことが功を奏したのか、その約1ヶ月後に送られてきた2回目の動画は格段によくなっていました。みんな本当に欠点を直してきた。すごい。それでも直っていない部分、新たに直すべき部分、よい部分を3種類に分けてコメントする。そして全員のコメントは全員で共有する。他人の欠点は自分の欠点。そして他人のよい点は自分の参考にできるように。こんな通信添削で大丈夫かな・・・と心配にもなったけど、定期的にレッスンできない分、できることをやるしかない。でもある意味、それはそれでよかったのかもしれない。みんな自主的になってきたから。

そして各自本当によく練習したのだと思う。暇な人間はいない。皆、限られた時間の中で本当に一生懸命練習してきたのだ。練習する時間がとれない人もいる。でも隙間の空き時間を利用してイメージトレーニングをしたり、みんないろいろ工夫している。「いや、私は時間ないわ、そこまで」という人。ある。だって今このブログを読んでいるではないか。このブログを読む時間があるならば、自分の踊りをプラスにできる時間だってある。ある、というより捻出できる。とにかく、今回のスタジオコンサートの出演者は本当によくがんばった、それぞれ、仕事があり、家庭があり、子育てがあり、介護があり、その他もろもろ人生の中でいろいろなことがあり、でもその中で本当によくがんばった!!!!

その成果が先週日曜のスタジオコンサートでの踊りだった。なんという成長。その成長ぶりに萩原は心底驚きました。人はここまで成長するものなのか、と。そして目標を高く掲げ、それに向かって努力することの素晴らしさ。その過程で学んだことはきっとこれからの宝物になるでしょう。誰かからもらったものではない、お金で買ったものではない、自分の努力で手にしたものだから。

もちろん本番失敗してしまったこともあるかもしれない。でもその失敗だって、重要なのはどのように準備してきたかによる。自分に妥協してまあいいか、と手を抜いて準備した人の失敗からは何も学べない。でも一生懸命準備してそれでも失敗したのなら、そこの自分の弱点がある。今度はそこを強化すればよい。そうやって少しずつ学んでゆけばよい。少しずつしか本当は学べない。少しずつ学んだものだからこそ、本当の意味で自分の力になってゆく。

というわけで、これからも私は生徒さん達と一緒に成長してゆきます。よろしく!

もう眠くなりましたので、ヘレス・レポートはまた次回かな。ではでは。

2014年2月24日 ヘレスのホテルにて。

Feb 15

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

とうとうやって来ました。明日、「萩原淳子少人数制クルシージョ有志受講生第1回スタジオコンサート〝Cuando los olivos bailan..〟」開催です!!!(お陰様でチケットは立ち見・当日券も含め完売御礼となっております。誠にありがとうございました。

本日は、最後のリハーサル。雪の影響で皆さんスタジオまでお越しになるのが大変だったようですが、なんとか無事に終了しました。舞台セッティングok, 照明プランok, 衣装ok, もちろん踊りもok!素晴らしいリハーサルとなりました。ここまで出演者の皆さんががんばってきたこと、そしてそれが踊りに現れていること、それが本当に嬉しく大満足で今ブログを更新しています。

明日はもちろんどうなるか分からない。体調を崩されている方もいらっしゃいます。一人一人の人生の中で他人には語れないものを抱えて舞台に立つこともあるでしょう。でも全てのことが昇華されますように。フラメンコにはその力があると思います。そして明日の主演者達はきっとできる。そう信じています。

ちらしA4-012014.2.16 (日)// 萩原淳子 少人数制クルシージョ受講生有志第1回スタジオコンサート 〝Cuando los olivos bailan…〟

【場所】スペイン舞踊振興MARUWA財団スタジオ(東京/赤羽橋)地図はこちら

【時間】16:00開場 16:30開演 

【入場料】1000円(全席自由)※完売御礼。立ち見・当日券も含め完売となりました。ありがとうございました!

Baile Cante Guitarra
  • 少人数制クルシージョ振付クラス受講生有志
  •  エル・プラテアオ
  • 小林亮

 ご挨拶

2009年より年2回程、一時帰国時に開講している「少人数制クルシージョ」はお陰様でたくさんの生徒さん達の熱意に支えられ、本日に至っております。期間が限られている分断続的ではありますが、私自身の経験から絞り出されたフラメンコとは何か、を出来る限りお伝えしているつもりです。

その流れの中で学んだ振付を「発表会で踊りたい」という生徒さん達からのお声がきっかけとなり、今回、有志によるスタジオ・コンサートを開催する運びとなりました。現在、有志出演者たちは限られた時間の中で一生懸命練習に励んでいます。

フラメンコは学び続けるもの。今回のスタジオ・コンサート出演によって、そしてそれに向かう過程の中で、出演者はたくさんのことを学ぶでしょう。上手に踊る、間違わずに踊ることもいいかもしれません。でも私にとって重要なことは結果よりも過程。 そしてその後。自身の努力と経験によって「何か」に気付くこと。「何」に気付くか?それは一人一人が本番までどのように準備するかによって異なるのではないでしょうか。

皆様、是非温かく見守って下さい。そして私達が今後さらに学び続けられるよう、心からのお言葉を下さい。フラメンコは心と心で共有するもの。上手、下手という巷にあふれる評価ではない、フラメンコの瞬間が生まれること、それを共有できることを祈って本番当日を迎えたいと思います。

2013年12月「少人数制クルシージョ」主催 萩原淳子

2014年2月15日

Feb 9

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

さーて。萩原淳子少人数制クルシージョ受講生有志第1回スタジオコンサートまで1週間をきりました。ご出演の皆さんはがんばっています。

Baile Cante Guitarra
  • 少人数制クルシージョ振付クラス受講生有志
  •  エル・プラテアオ
  • 小林亮

2014.2.16 (日)// 萩原淳子 少人数制クルシージョ受講生有志第1回スタジオコンサート 〝Cuando los olivos bailan…〟

【場所】スペイン舞踊振興MARUWA財団スタジオ(東京/赤羽橋)地図はこちら

【時間】16:00開場 16:30開演

【入場料】1000円(全席自由)※お座席完売御礼、立ち見のみお受付致します。

【お問い合わせ・チケットお申し込み】こちら

①ご氏名 ②郵便番号 ③ご住所 ④お電話番号 ⑤メールアドレス ⑥チケット(立ち見)枚数

をお知らせ下さい。携帯メールアドレスからのご連絡の場合は、layunko@gmail.comからのメール受信が可能か事前にご確認下さい。

ちらしA4-01今回のスタジオコンサート開催は生徒さん達の自主的なお声が発端です。そしてそのスタジオコンサートをどのように運営するのか、観客を入れるか入れないか?入場料を徴収するのか?金額は?参加費は?衣装を着用するかしないか?チラシは作成するか?出演者氏名は公表するかしないか?受講生有志のスタジオコンサートですから、私が勝手に決めることはできません。前回の一時帰国時に事前にアンケートをとり、何度も話し合いの場を作り、皆で決定しました。

そして私がスペインにいる間は出演曲のグループごとに皆集まって自主練習をしてもらいました。それぞれ仕事や家庭や、いろいろな事情があります。限られた時間の中でみなさんよく練習してきたと思います。月に一度その練習状況を動画で送って頂き、私の方ではスペインから通信添削メールを送りました。アドバイスはメールなので上手く伝わらない部分もあったかもしれません。でもある意味、クラスで学ぶよりも勉強になったのでは?と思います。動画を通して自分の踊りを客観的に見ながらそのアドバイスメールを読むわけですから。そして繰り返し確認できる。私の方でも動画を何度も巻き戻しして一人一人をチェックしながらクラスでは見落としていた長所、改善すべき部分など多々発見することができました。

それから今回のクルシージョ。最終的な振付・構成を12月下旬から1月上旬までに仕上げ、それから今に至るまで皆さん練習を積んできました。踊りが見違えるようになっています。もちろんもっと練習して踊りこんで、カンテをギターを聴かなくてはならない。やるべきことは山ほどあります。でも、スタジオコンサートに出演すると決めた数ヶ月前と比べると格段の進歩。大きな大きな成長が見受けられます。素晴らしい。

私にとって重要なのは結果よりも過程。上手に踊れるか、失敗せずに踊れるか、それよりも舞台の日までいかに努力して準備してきたか。そこなのです。そして準備してきた人だからこそ学べる場所、それが舞台の上なのです。

2月16日本番まで、まだまだ可能性はあります。みなさんの成長を楽しみにしています。

フライヤー写真:アントニオ・ペレス

2014円2月10日

Feb 8

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

お陰様で、本日の東京でのクルシージョは無事終了し、少し前に帰宅することができました。お越しになれなかった方も数名いらっしゃいましたが(残念です・・・申し訳ございません・・・)大雪の中お越し下さった皆さま、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

「先生が行くなら私も行きます」とおっしゃった方、ホテルまでご予約された方、ほんと皆さんの熱意はすごいです。

明日のクラスは15:10から。今回のクルシージョもあと少し、がんばります!

2014年2月8日

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