Aug 29

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

あっという間に日付が変わってしまいました。本日8月30日(土)「第5回大阪クルシージョ」の開講です!お陰様で受付開始早々たくさんのお申し込みを頂き、全クラス満席となっております。キャンセル待ちして頂いた方々、大変申し訳ございませんが、次回お会いできることを楽しみにしております。

受講生の皆様、スタジオ・ラ・クーナさんにてお会いしましょう!お気をつけていらして下さいね。

16301_10152688503206228_6738871001462884024_n初の鳥取ひとり旅をしていた夫アントニオは、お陰様で無事、帰還致しました
皆様の暖かいお心遣いに心より感謝致します。誠にありがとうございました!

・・・ついでにカニもついてきました・・・。
今日のことわざ「旅は道連れ 世は情け」

2014年8月30日 ホテルの部屋が砂っぽいのは気のせいか・・・もしや砂丘の砂・・・

Aug 27

第1回大阪ライブフライヤー表第1回大阪ライブフライヤー裏みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか?

8月31日(日)「第1回アントニオ・ペレスの仲間たち en OSAKA」 フラメンコライブ
2部チケット完売御礼、1部(14:30開演)はあと2枚です!

1部チケット、2部キャンセル待ちご希望の方は
ticket.layunko@gmail.com までご連絡下さいませ。

【会場】 スタジオ・ラ・クーナ(大阪 堺筋本町)
【バイレ】 宇根由佳、森脇淳子、萩原淳子(通し出演)、
     今野文子(1部) 、坂井智子(2部)
【ギター】 宇根理浩
【カンテ 】 エル・プラテアオ
【入場料 】 各部4000円
アントニオ・ペレス撮影フラメンコポストカードセット付です(^_−)−☆

今日は、1部出演の坂井智子さんの個人レッスンでギターの宇根くんに伴奏しに来て頂いたので、ついでに私の合わせもお願いしてしまいました。宇根くんとはかなり前から知り合いですが、ライブで共演するのは初めてです。新しいギタリストさんと合わせをするのはとても楽しい。同じ踊りでも、ギタリストさんによってガラッと変わってしまうこともある。それをお互い引き出し合うのが新しい出会いの醍醐味です。そういうフラメンコって楽しいですね。今日は大満足。

__-9ちなみに、ライブのタイトルになっている夫、アントニオ・ペレスですが、ただ今鳥取に撮影旅行中。これまでに鳥取には二人で何度も訪れていますが、今回初のひとり旅!問題は鳥取砂丘から市内に向かう帰りのバスが結構早く終わってしまうということ。撮影に没頭しているとあっと言う間にあたりは真っ暗、バスもなし・・・という状況になります。日本語があまり話せない夫のためにいろいろプラカードを作成しましたが、究極はこれ。これさえあれば、バスがなくてもヒッチハイクできるかな?鳥取のみなさん、このプラカードを見かけたら宜しくお願い致します。

金曜日に無事に帰って来ることを祈って・・・

そして土曜は「第5回大阪クルシージョ」日曜はライブ。あっという間に大阪滞在が終わってしまいそうです。

2014年8月27日 堺筋本町にて。

Aug 25
フラメンコの振付についての考察①
La Yunko | ブログ, 新着情報 | 08 25th, 2014| Comments Off

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

ただ今、新大阪に向かう新幹線の中。到着まであとまだ1時間くらいあるようなので、ブログを更新。

パソコンが壊れていた間に考えていたこと。

振付について。フラメンコの踊りの振付をするということ。

特に東京では、たくさんのオープンクラスやクルシージョ(短期講習会)を受講する機会に恵まれているし、動画配信サイトなどでも振付をとるのは言ってしまえば簡単。でも、そのとった振付をどう使うかというのがよく分からない人が多いのではないかな。

習った振付を最初から最後まで丸々使う場合もあるけれど、これは後程説明するとして、まずは、こっちの先生のこの部分と、あっちの先生のあの部分と、というように振付を切り貼りつなげて、“自分の”振付にするというパターンの場合。以下の2パターンの場合が多いように思えます。

① “フランケンシュタイン” 型

とにかく自分の好きな踊りのパーツをつなぎ合わせているので、本人は踊っていて楽しいかもしれない。でも、そのつなぎ目がはっきりと分かってしまう・・・。あ、今、○○のパソが始まった、→あれ、今度は××のレマーテが来たぞ。→うわ、今度は△△の振りですか〜?!・・・というような感じで、観ている方はつなぎ目が気になって踊りに集中できない。もしくは流れが悪いので観ていて踊りに乗れない。

② “食べ放題バイキング” 型

習った振りやパソを全部1曲に詰め込まなければ気が済まない。限られた時間の中でとにかく食べられるだけ食べる。和・洋・中華・イタリアンなんでもよし。質より量。・・・でも食べた後、結局何食べたんだっけ・・・?とふと疑問に思う。とにかくいろいろなものを観たような気がするが、でも結局何を観たのか全然思い出せない踊り。

・・・あるある。

これはですね、洋服のコーディネートを思い出して頂けると分かりやすいと思います。

世の中にはたくさんのお店があり、デザインも色もいろいろな洋服が溢れかえっている。靴もバッグもアクセサリーも。お金を出せば買えるわけです。でも、何を買うのか、何を元々持っているのか、それらをどう組み合わせるのか、そこにその人のセンスが現れるわけです。たくさんの服を持っている人がおしゃれなのではない。高いブランドの服を持っている人がおしゃれなのでもない。

では、何も考えずに服を買うのでしょうか?何も考えずにただシャツを、スカートを、靴を闇雲にコーディネートするのでしょうか?持っているアクセサリーを全部身に付けるのでしょうか?

コーディネートするにあたって、TPOがあるわけです。そしてその人なりの体型や個性や考え方やその時、そのコーディネートを通して自分をどう表現するのか、そういうものがその人のセンスと関わってくるわけです。そしてそのセンスがないと、服自体がどんなにステキでも、そのステキな服をたくさん持っていたとしても意味がないわけです。

しかも持っている服を全部着るというのは不可能です。持っているアクセサリーを全部身につけたらどうなるのでしょう?想像してみて下さい。でもそれがフラメンコの振付で平然と行われているのです。

そして、

③ “ブランド志向” 型 というのもあります。

とにかくブランド物を身につけていれば安心。そのロゴさえあれば「おしゃれ」と思われる。・・・フラメンコの振付の中にもあります、あります。「プーロ(純粋な)」フラメンコの踊り手の振付を踊れば、自分も「プーロ」になった気がしているという・・・その考え方がそもそも「プーロ」ではないということに何故気付かないのでしょう。

例えば世の中「ファルケーロ」と呼ばれる、ファルキートのマネをした踊り手がいっぱいいるけど、ファルキートはファルキートでしかない。ファルキートが唯一無二であると同じように、あなたという人間が、私という人間が、あなたという、私という唯一無二の人間であるということにどうして気付かないのでしょう。その踊りを「プーロ」だと思ってしまうのは、観ている方もブランド志向だから。本物というのがブランド物を着ることではなく、ブランドだろうと、なんだろうと着ている本人だということに、その本人が本物でなければ「プーロ」でありえないということに、そろそろ気付いてもいいんじゃないかな。

まずはそんなところ。考察はまだ続きますが今日はここまで。

2014年8月25日 と考えているうちに大阪に着きました♪

Aug 25

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

やっとパソコンがなおりました!そうこうするうちに「第14回少人数制クルシージョ」(東京)がお陰様で無事終了致しました。受講生の皆様、よくがんばりました!ありがとうございました!

いつも思います。東京には本当にたくさんのフラメンコクラスがあって(多分スペインよりもある・・・)、スペイン人のクルシージョ(短期講習会)もあって、その中で私のクルシージョを受講して下さるのは本当に嬉しいことです。そして教えることはとても楽しい。継続受講生が確実に力をつけているのを確認する度に、新規受講生が目をキラキラ輝かせながら受講するのを目にする度に、充実感を感じます。みなさんありがとうございました!

次回「第15回少人数制クルシージョ」は2014年12月中旬から2015年2月中旬を予定しています。

既受講生・お問い合わせ下さった方には詳細が決まり次第「先行お申し込み」ご案内メールを送らせて頂きます。新規の方でご案内ご希望の方は こちら 連絡先 までお願い致します。

※携帯メールアドレスからご連絡の場合は、layunko@g,ail.comからのメール受信が可能か事前にご確認お願い致します。

第1回大阪ライブフライヤー表第1回大阪ライブフライヤー裏そしてただ今新大阪に向かう新幹線の中。明日から金曜までは大阪にて個人レッスンと自主練習、8月30日(土)「第5回大阪クルシージョ」開講、8月31日(日)「第1回アントニオ・ペレスの仲間たち en OSAKA」フラメンコライブ出演です!

2014.8.31// 「第1回アントニオ・ペレスの仲間たち en OSAKA」,

  • スタジオ・ラ・クーナ(大阪/「堺筋本町」駅11番出口より徒歩1分)
  • 1部 14:30開演  残席4
  • 2部 18:30開演  残席2
  • 入場料 各部4000円/通し7500円(当日500円増)
Baile Cante Guitarra
  • 宇根由佳
  • 森脇淳子
  • 萩原淳子
  • 今野文子(1部のみ)
  • 坂井智子(2部のみ)
  • エル・プラテアオ
  • 宇根理浩

ライブチケットご希望の方はお早めに

ticket.layunko@gmail.com まで ①ご氏名 ②メールアドレス ③お電話番号 ④ご希望の部 ⑤チケット枚数 をご連絡下さい。(お日にちが迫っておりますので、チケットは当日受付お渡し、受付お支払いとさせて頂きます。)

ちなみにライブ内容は以下になります。

1部14:30開演

①ソレア・ポル・ブレリア(今野文子)
②タラント(宇根由佳)
③グアヒーラ(森脇淳子)
④ソレア・コン・バタ・デ・コーラ(萩原淳子)

2部18:30開演

①アレグリアス(坂井智子)
②ソレア・ポル・ブレリア(森脇淳子)
③ティエント(萩原淳子)
④カンティーニャス・コン・バタy マントン(宇根由佳)

とっても楽しみ&盛りだくさんなライブですね〜

ではまたまたブログを更新します!

2014年8月25日

Aug 14
お知らせ
La Yunko | ブログ, 新着情報 | 08 14th, 2014| Comments Off

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

お知らせです。本日8/14、HP更新用に使用しているパソコンを修理に出します。その間のブログ更新、クルシージョお申し込み状況の更新等滞る可能性がございます。layunko@gmail.comへのメールご連絡はipad で確認できますのでご返信可能ですが、人生相談、フラメンコお悩み相談などご返信に時間がかかるものに関しては、パソコン修理後とさせて頂きます。(笑)

それにしても、このMacBook Air、故障多過ぎ。2年前に購入しましたがこれで修理2回目。なんでも2012年のMacBook Airは型番によってはリコール対象になっているそう。私の型番はリコール対象ではないそうですが・・・もう困りもの。

2014年8月14日

Aug 12

10606315_10152643427171228_3723207234721017629_n10404923_10152643427511228_9122658718867394666_n10590438_10152643427681228_7221374882261099676_n16702_10152643427886228_476490368275327414_n1239396_10152641431331228_800146840639741368_n10468348_10152641431736228_4182733887640717713_n10409409_10152641432836228_984048978653323620_n10411254_10152641433041228_179802409605969532_n10523967_10152641433976228_4321991627570647951_n10592797_10152641434486228_1845154430145864049_n10606126_10152641434831228_1122579816839198685_n1558581_10152641435111228_3069004269714197401_n10570314_10152641435796228_3373402756341111244_n 10603788_10152641436141228_8382449878336410646_n10570486_10152641436416228_7602110796203075108_n10613038_10152641436646228_1196659171460514624_n1508547_10152641436861228_3444372328298418775_n10544340_10152641437351228_2655737052298500708_n 10576970_10152641438361228_2046789268673638994_n-110464039_10152641438041228_7176378782433816839_n10576912_10152641438701228_4158564246534784046_n10590529_10152641439171228_7453103175288205367_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

7月30日〜8月3日まで開催されました、第2回アントニオ・ペレス来日写真展『写真が語るとき・・・記憶とフラメンコ』の写真をアップします。たくさんの方にお越し頂き大変感謝しております。誠にありがとうございました!

レブリーハのお祭りの24時間をテーマにした、第1回アントニオ・ペレス来日写真展(昨年夏にスペイン舞踊振興MARUWA財団2階サロンにて開催)が大好評を博し、是非2回目も!とのお声を頂き着想が始まった今回の写真展&フラメンコライブ。一番難関だったのは会場探しでした。昨年会場となったMARUWA財団さんは現在、2階サロンが商談スペースとなっていてイベント開催ができず。お客様にご来場して頂きやすい都内で、写真展とフラメンコライブが同時にできる会場。・・・ありそうでなかなかないんです、これが。セビージャ在住ということで、インターネットを駆使して会場探し。「東京、ギャラリー」でネット検索すると星の数ほどヒット・・・その中からしらみつぶしに、①会場キャパ ②貸出料 ③立地条件 ④会場の雰囲気・格式 ⑤フラメンコライブが可能か を調べて候補を絞ってゆきます。④まででもなかなか難しい。さらに⑤になるとかなり厳しい・・・毎日毎日ネット検索に疲れ果てて、頭がおかしくなるかと・・・そんな中でピカイチだったのが、今回のキッド・アイラック・アートホールさんのギャラリー(3、4、5階)でした。

キッド・アイラック・アートホールさんHP→こちら

前回の一時帰国(今年の1〜2月)の時に萩原が会場下見。会場に入った瞬間に、わーここだ!と直感しました。写真展会場には珍しい黒壁。3−4階吹き抜けの高い天井。とても親身になってくださったスタッフの早川さん。(のちにたいへんお世話になりました、早川さんありがとうございました!)ここに夫の写真を展示するのだ!と思ったら、それまでの苦労が一瞬にして吹っ飛んだのを覚えています。

それからセビージャに戻り夫に報告。今度は同時開催ライブの出演者探し。昨年出演して下さった踊り手さんにメール連絡をし出演交渉。ご予定がすでに入っていてご出演できない方もいらっしゃっり、新たな踊り手さん探し。これがまた結構大変・・・写真展開催中の4日間。1ライブ3名の踊り手さん+私なので、合計12名の踊り手さんにご出演して頂くことにしました。みなさんの4日間のご予定を伺い、出演ご希望の方が全員ご出演して頂くよう日程を組むのは、超難解なパズルを組み立てるようなものでした・・・でもできてしまった♪ あのライブ日程とご出演者が組めた時は、涙がちょぴり出ました。7/30ご出演の阿部碧里さん、市川幸子さん、田村陽子さん、7/31ご出演の奥野裕貴子さん、田倉京さん、水野恵さん、8/2ご出演の後藤めぐみさん、デラフエンテチャベス由香さん、中谷泉さん、8/3ご出演の後藤なほこさん、権弓美さん、松彩果さん、本当にありがとうございました。

ギターの小林亮君(7/30、31ご出演)、久保守さん(8/2、3ご出演)も昨年に引き続き連続ご出演ありがとうございました。カンテのエル・プラテアオは4日間通しご出演。実は4日間のうち2日間、某有名フラメンコ公演と重なっていたのですが、エル・プラテアオはその公演で某有名アーティストに歌うという仕事依頼があったそうです。彼の経歴としてもそのアーティストに歌うという経験は輝かしいものになるはず・・・それは私でも十分過ぎるほど理解できました。でも今回の写真展&フラメンコライブの仕事依頼を先に受けたということ、夫アントニオ・ペレス&私との友情が大事であるということで、私達のささやかな写真展&フラメンコライブ出演を選んでくれました。誰にもできることではありません。ありがとう、エル・プラテアオ。

そして今度はそれを軸に、私のクルシージョ(短期講習会)受講生によるソロライブも開催することに。ソロライブは初の試みだったので、出演したい人いるかな?という不安もあり、ただしソロライブとして入場料を頂く以上、ライブの質も高くなくてはならない。人選にも苦労しました。出演して下さったみなさんありがとう。限られた時間の中本当によく学んで成長しました。

さらにまだある・・・タイムスケジュール。ギャラリーの貸し出し基本時間は8時間。超過料金にならないよう、基本時間内で、写真展をライブを同時開催するタイムスケジュール。写真展の時間、アントニオ・ペレスによる写真展ガイドの時間(日本語通訳は私・・・)ライブの開場開演時間、ライブの合わせ時間、アーティストの休憩時間、会場お手伝いさんの時間、搬出・搬入の時間・・・・ありとあらゆる時間を脳みそに総動員し、全てを無駄なくもれなく有効にタイムスケジュールを組み立てる。どこかで10分でも時間がかぶれば運営に支障が出る。どこかで10分でも無駄があればその分経費を越えてしまう。絶対に間違えられない。夫に話しても本人には何の事か分からないので(笑)この少ない脳みそで何日もかけて練り上げたタイムスケジュール。その後も本番当日まで本当にこのタイムスケジュールで問題がないか、何度も何度も確認しました。自分が神経症かと思うくらい。・・・でも結果はオッケーでした♪ 脳みそくん、ありがとう。

ライブ開催にあたってのお手伝いさん探しも直前まで難航しました。土日のライブはお手伝いさんが見つかりやすいですが、平日のライブとなると会社で働いている方が多いので探すのは大変です。同じ方に何度もお手伝いして頂くのも申し訳なく・・・かといって誰でもいいという訳でもなく・・・そんな中、快くお手伝いを引き受けて下さった受講生のみなさん、本当にありがとうございました。

第2回写真展ライブフライヤー表それから、今回のライブフライヤーはキッド・アイラック・アートホールのデザイナー工藤さんが作って下さいました。縦書きのタイトル。縦書き表記に慣れていないアントニオには相当衝撃だったようです。横書き表記の多いフラメンコ公演フライヤーに見慣れている私にもそれは新鮮でした。ちなみに、フライヤーの校正って結構たいへんなんですよね、やったことのある方ならお分かりかと思いますが。不思議なことに何度校正しても、校正の度に誤植や気になる点が出てきてしまうんです。あれだけチェックしたのになー、と不思議です。でも工藤さんのお陰で素敵なフライヤーが完成!そして写真展&ライブ開催期間中にもいつも細やかななお心遣いをして下さいました。ありがとうございました。

舞台セッティングをして下さったStudio.Genの間瀬弦禰さんにも感謝!間瀬さんには学生時代からたいへんお世話になっています。20年前(!)早稲田大学のフラメンコサークルに所属していた私が、他の大学のフラメンコサークル仲間と出会うようになったのは、スーパーバイザーとして学生フラメンコ連盟を引っ張って下さっていた間瀬さんのお陰。久しぶりにお会いした間瀬さんは20年前と変わらずお元気そのものでした。間瀬さんありがとうございました。

今思えばたくさんの感謝でいっぱいですが、なんでこんなに大変な思いをしなきゃなんないんだ、と思いながら毎日毎日準備に明け暮れて、でも生活はそれで回っているわけではなく、他の仕事もたくさんあるし日常の雑事もあるし、昨年も経験していたので想像はしていましたが、今年もやっぱり目が回る程忙しくて睡眠時間も足りなくて、疲れてイライラして夫とケンカになったこともありました。その度に夫から「もう一緒に仕事をしない方がいいんじゃないかな」と言われてショックを受けたり。

自分でもなんでここまでやっているのだろう、私は踊り手なのだから、依頼されたライブに出演してればいいのではないか。もしくは全てお膳立てされたライブに申し込んで、後は自分の練習に専念すればいいのではないか。そう思う時も多々ありました。だってライブにいらっしゃるお客様はライブでの私の踊りをご覧になるのだから。だから限られた時間で練習しました。主催者側で忙しくて踊りの方は準備不足だったとは言えないから。踊ったのは数年ぶりのティエントでしたが、新たな自分を発見した感じ。即興で踊ることでどんどん自分が開放されるのを感じました。

思い返せばいろいろある。夫と日本に着いてからは日本語とスペイン語の通訳で疲れたり、どうしても出てしまうカルチャーショックというか、夫本来の気質と日本の“常識”が噛み合ない時の対処・・・(これはまたいずれブログにするかも)そんな中、それでも今思うのは夫へ感謝。夫がいなければこんな写真展&フラメンコライブなんて企画しない。夫が「ただの写真家」だったら企画しない。

「ただの写真家」・・・つまり、写真を撮る技術だけに長けている人。ただ見た目に美しい写真を撮るだけの人。写真を商業的にし自分の私利私欲に利用している人。

そうではない、芸術としての写真。それを見た時にあっと心を鷲掴みにされるような、心を揺さぶられるような、その前から離れなくなってしまうような、その写真がいつまでもいつまでも自分の心に残るような、その写真にある背景を考えざるを得ないような。そんな写真を撮る写真家は世の中に何人いるのだろう。

そしてそれは踊り手にもいえる。

「ただの踊り手」・・・つまり踊る技術だけに長けている人。ただ見た目に美しい踊りをするだけの人。(または、ただ見た目にフラメンコっぽい動きをするだけの人)。踊りを商業的にし自分の私利私欲に利用している人。

そうではない、芸術としてのフラメンコ舞踊。それを見た時にあっと心を鷲掴みされるような、心を揺さぶられるような、その前から離れなくなってしまうような、その踊りが、もしくはその踊りの一瞬がいつまでもいつまでも自分の心に残るような、その踊りにある背景を考えざるを得ないような。そんな踊り手は世の中に何人いるのだろう。

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芸術への愛、夫への愛。それだけが私を突き動かしていたのだと思います。

そして、同じく芸術と愛を信じる人の心に私達の想いが伝わったのだと思います。

ありがとうございました。

2014年 8月12日

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