Jan 8

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みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

早速ですがお知らせです。1/28〜31まで、上海にてクルシージョを開講致しまします。スペイン、日本以外でのクルシージョ開講は初めて。セビージャで個人レッスンを受講して下さった上海の方が、是非上海でクルシージョを!と企画・オーガナイズして下さいました。とても嬉しいです。

最終日には上海の小劇場にて開催されるフラメンコ公演に友情出演致します。あちらではギターやカンテ(歌)と合わせて公演されることがあまりないそうです。中国在住のスペイン人アーティストがお一人いらっしゃるようですが、お一人だけに出演料も特別価格だとか・・・(その価格を聞いた瞬間、目玉が飛び出ました!!!)日本からギタリストと歌い手を呼ぶ案もあったそうですが経費の面でやはり難しいとのこと。皆さんCDの音源を使って踊られているそうです。というわけで、私もCDを使います。ビセンテ・アミーゴの「Poeta」というCDに収録されている「El mar de tu sentir」というアレグリアス。

こちら→El mar de tu sentir ( Vicente Amigo¨Poeta¨より)

オーケストラとビセンテのギター、そしてパルマ、カンテによる壮大な曲。結構昔のCDですが、初めて聞いた時から自分が踊るイメージが湧きいつかこの曲で踊ってみたいと思っていました。バタ・デ・コーラのアレグリアスの振付で今半分くらい振付た所です。

即興で踊るのも大好きですが、全く無の状態から振り付けるというのは普段とは別の脳みその使い方と踊り方になるので非常に興味深いです。自分の耳と感性と創造性。現在これらを総動員しているところです。

ではこれから練習に行ってきます!

2015年1月8日

Jan 3

__-11新年明けましておめでとうございます。

昨年お会いできた方もできなかった方も、皆様お世話になりありがとうございました。

お正月3が日最終日になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。年末年始は両親、妹夫婦、2歳の姪っ子と過ごす予定でしたが、妹がインフルエンザにかかり、結局両親・姪っ子・私の4人で過ごすことになりました。姪っ子と会うのは久しぶり、そして私は子供大好きなのでとても楽しい毎日でしたが、両親は疲れてしまったみたい(笑)孫が可愛いとはいえもう高齢ですから・・・昨日妹夫婦が姪っ子を連れて帰り、やっと落ち着きました。とはいえ寂しい気持ちもします・・・。

姪っ子は生後6ヶ月で私の「ハモンは皿にのせるだけでよい」公演を観に来てくれました。正確には私の妹が連れてきたのですが。あの公演を開催した川崎市アートセンター「アルテリオ小劇場」は非常に設備が整った会場で、ガラス張りの防音室があるのです。それを知って感動した私は「お子様抱っこ席」というのを発明(?)しました。未就学児童でも大人1名の料金で入場し、大人のお膝の上に乗って舞台鑑賞できるわけです。そしてその席は限定で、ガラス張りの防音室近くに数室。ちょっとぐずりだしたらすぐにその防音室に駆け込めばその中で大泣きしたとしても客席には全然聞こえません。しかし舞台上の音は防音室の中で聞こえるしガラス張りなので、お連れの大人は周囲を気にせずに舞台鑑賞ができるという優れもの。もちろん自分の子供が泣いていたら舞台鑑賞どころではないでしょうが、これまで「小さい子がいるからフラメンコを観に行けない」と諦めていた方に門戸が開かれたというわけです。実際このお席をご利用された方々からたくさんの感謝のお言葉を頂きました。本当に嬉しかったです。こんな劇場がもっと増えるといいですが。ちなみに姪っ子はモイ・デ・モロンのトナー(フラメンコの歌の種類)を耳にした途端にギャーと泣き出し、妹とともに防音室に駆け込み、公演最後まで防音室から出なかったそうです。妹曰く、赤ちゃんは感動を泣く事で表現する。なるほど、考えてみれば生後6ヶ月にしてあのモイのカンテ(歌)、しかもフラメンコの中でも最も原始的だと言われるトナーを耳にしたのだから。

大袈裟かもしれませんが、こうやって小さいうちから芸術に触れる機会が多ければ多い程、感性が豊かになるのではないかな、だってそれだけ感動しているのだもの。ピコピコゲームにハマることはあっても、それで感動することはない。そうやって育った子供はきっとピコピコ大人になる。大きくなってフラメンコを始めるか始めないか、という狭義の観点からではなく、もっと芸術が身近になってほしい。そうすればフラメンコを習っているからフラメンコを観に行くわけではなく、たくさんの芸術の中の一つとしてフラメンコが位置づけられるような気がします。フラメンコの踊りを習っている人でも、レッスンやクルシージョはたくさん受けたり、または高価な衣装をばんっと買ってしまう割には実際の舞台を観ない人も多いですね。または観に行っても素直にまっさらの状態で鑑賞するのではなく、「あのパソはどうなっているのだろう」とか「あの衣装のデザインいいな」とかそういうことばかりに気を取られていたり(笑)もちろんその舞台の質にもよりますが、やはり観客側にも感受性が必要だと思うのです。フラメンコを理解しているか否かということよりも、感性の問題。そしてそれを育てるにはやはり小さい頃の感動経験が土台になるんじゃないかなあ。もちろん大人になってからでも感動することはある。感性の豊かな大人だってたくさんいる。でも子供の感性の豊かさ、その可能性の未知さにはかなわない。だからできるだけ小さいうちから芸術に触れてほしい。私はフラメンコ舞踊家だから、フラメンコからアプローチしている、それだけのこと。

ちょっと話は逸れましたが、そんな考え方もあり昨年8月、東京・明大前の「キッド・アイラック・アートホール」で開催した「第2回アントニオ・ペレス来日写真展」同時開催フラメンコライブでも大人同伴で未就学児入場可としました。通常はギャラリーとして利用される空間なのでもちろん防音室などはありませんでしたが、出入り口近くにお着き頂きぐずり始めたりしたらすぐに外に出て頂くという条件付きで。姪っ子は妹夫婦と一緒に来てくれ(正確には妹夫婦に連れられ)ライブの最初から最後までおとなしく、なぜかずっと後ろを向いていました。(後ろにいる他の赤ちゃんを見ていたそうです笑)しかし私の踊りの番になるとくるっと振り向き、ちゃんと踊りを見ていましたよ。

でも分かっていたのかな・・・???

あれから約5ヶ月経ち、今回年末年始を一緒に過ごしたわけですが、テレビを観ていたところフラメンコの映像ができたので、「みーちゃん(姪っ子の呼び名)、フラメンコって知ってる?」と聞くと「おかあさんとおとうさんと行った」と言うではありませんか。「どんなの?」と聞くと、なんと、激しく足踏みを始めたのです!すごい!

なんだか “おばバカ” のブログになりつつありますが(笑)子供の成長ってすごいなと感服したわけです。そして私も姪っ子みたいにどんどん成長してゆけたらな、と。(笑)

本年も精進したいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。

さて、明日1/4(日)から東京での「少人数制」クルシージョ再開です!

クルシージョ詳細はこちらクリック→「クルシージョ」

★第15回少人数制(東京)2/11(水祝)まで
★第6回福岡 1/24(土)
★第6回大阪 1/25(日)
★第1回上海 1/28(水)〜31(土)

1クラス1クラスを一期一会のつもりで。
教授活動も頑張ります。どうぞ宜しくお願い致します!

2015年1月3日 家から富士山が見えるとパワー倍増、頑張っちゃいます!

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