May 26

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昨日からマドリード入りしています。今日は最初で最後のエンサージョ(合わせ)でした。マドリードのアーティスト達はみんなすごく親切で優しいです。でも彼らにぐるっと囲まれて踊るのはすごい緊張・・・。足が硬直してサパテアードできなかったし(涙)。へレスのスーパーアーティスト、トマシートまで来ていて、もう本当に泣きそうでした。

自分の踊りの前にちょっとお芝居もあるので(私がセリフしゃべったりします。笑)、そこから急に踊りに切り替えるのも難しかったなあ。精神的に。

それからマドリードのミュージシャンとのコミュニケーションの仕方はセビージャのミュージシャンともちょっと違って、それから音楽の作り方も全然違う。音楽の種類も。私はやはりアンダルシアの方式に慣れているから、彼らの中でちょっと一人戸惑ってしまった・・・。でも郷に入れば郷に従え、というわけで、彼らのやり方の中で自分の踊りをやってみようと思う。

なんでも勉強だ。そうだ、そうだ。

今日はその後、買い物に行ってきました。セビージャで用意して持ってきた衣装をちょっと変えるとのことで、追加購入。マドリードは日曜でもお店が開いているのがありがたい。セビージャは開いてないですからね。さすが首都は違う。(笑)

あー、明日本番だ。明日がアントニオ・カナーレス、ファルキート、ヘマ・モネオも合流だ。それからカレーテ・デ・マラガも!

今日みたいな踊りはもうなし。

明日生まれ変わろう。

2019年5月26日 マドリードにて。

2019.5.27//  ”Mucho Arte(ムーチョ・アルテ)” (Un flamenco diferente)
Nuevo espectáculo de Tito Losada y Agatha Ruiz de la Prada
ラ・ラティーナ劇場(マドリード) 20:00 Hrs.

ゲスト出演:アントニオ・カナーレス、ファルキート

Dirección: #TitoLosada
Asistencia de dirección: Paula Valdez
Coordinación artística: Juan Verdu
Música: #LosLosada
Vestuario: AGATHA RUIZ DE LA PRADA
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Baile Cante Músicos
  • トマシート
  • エル・ミステラ
  • カレーテ・デ・マラガ
  • ヘマ・モネオ
  • 萩原淳子
  • エンリケ・エル・ピクラベ
  • ホセ・デル・カジ
  • マテリア・プリマ
  • ティト・ロサーダ(guitarra)
  • イバン・ロサーダ(guitarra)
  • ホセ・ムニョス(guitarra)
  • ラッキー・ロサーダ(percusión)
  • アントニオ・ロサーダ・フェルナンデス・サラサール(percusión)
  • フェルナンド・G・リコ(percusión)
May 23

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

来週の月曜にマドリードの「ラティーナ劇場」にて踊ります。

そうそうたるアーティストの中に自分がいるというのが、未だに信じられません。。。。

2019.5.27//  ”Mucho Arte(ムーチョ・アルテ)” (Un flamenco diferente)
Nuevo espectáculo de Tito Losada y Agatha Ruiz de la Prada
ラ・ラティーナ劇場(マドリード) 20:00 開演.

ゲスト出演:アントニオ・カナーレス、ファルキート

Dirección: #TitoLosada
Asistencia de dirección: Paula Valdez
Coordinación artística: Juan Verdu
Música: #LosLosada
Vestuario: AGATHA RUIZ DE LA PRADA
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Baile Cante Músicos
  • トマシート
  • エル・ミステラ
  • カレーテ・デ・マラガ
  • ヘマ・モネオ
  • 萩原淳子
  • エンリケ・エル・ピクラベ
  • ホセ・デル・カジ
  • マテリア・プリマ
  • ティト・ロサーダ(guitarra)
  • イバン・ロサーダ(guitarra)
  • ホセ・ムニョス(guitarra)
  • ラッキー・ロサーダ(percusión)
  • アントニオ・ロサーダ・フェルナンデス・サラサール(percusión)
  • フェルナンド・G・リコ(percusión)

最初にこの話を頂いた時は、あまりにも話が大きすぎて、もしかして私騙されてるのかも???とまで思ってしまった・・・。でもチラシが出来て、チケットも売り出されてどうも本当みたい・・・・。

最初は「6〜7分くらいで好きな曲を踊っていいよ。君のソロね。」と言われていたのでじゃあ、ソレアかアレグリアスかなあなんて思っていたのですが、「ソレアはアントニオ・カナーレスが、アレグリアスはファルキートが踊るから他の曲にして」と言われ・・・大体彼らの名前が出てくること自体信じられない・・・。明るい曲がいいというので、じゃあグアヒーラ?と思って練習していたら、数日前に「君はティエント・タンゴを踊って」と・・・。

そんなの、本番数日前に言うなーーーーーー!!!!!

しかもティエント・タンゴなんてここ数年踊っていないーーー!!!!

そして6〜7分で振付するのか、今から????

そんなの本番数日前に言うなーーーーー!!!

って、声を大にして言いたいくらいだったのですが(笑)、もうやるしかない。そもそも何でティエント・タンゴをここ数年踊ってないかと言うと、あんまり好きじゃないんです・・・、実は・・・。

どの踊り手もみんな自分の十八番を踊るのに、私はしばらく踊っていなかったしかもあんまり好きじゃない曲を踊ることに・・・・。

でもここは腹をくくることにしました。

好き嫌いは別として、プロの踊り手だったらいつ何時でも準備されている状態でなければ。与えられた場所と与えられた条件で、自分を最大限出さなければ。

でもそうは思ってもとても不安でもあります。

こんなそうそうたるアーティスト達の中に自分がいること、客席だってきっとアーティストで埋まるだろう・・・・。今までだってそういう状況で踊ったこともあった。でも今回が一番準備不足かもしれない・・・・。

でもやらなければ。

あと数日。

明後日、土曜にはマドリードへ発ちます。

2019年5月23日 セビージャにて。

 

 

 

May 19

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

早速ですが、帰国日程が決まりました。7/19〜9/10、夫のアントニオと一緒に帰国致します。期間中に東京・大阪・福岡・つくば国際美学院さんにてクルシージョを開講予定。詳細は改めてご連絡致します。

すでに決まっているのが、8/11(日)恵比寿サラ・アンダルーサでの松彩果さんとのライブです。お申し込みが5/26(日)から開始しますので先にご案内させて頂きます!

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2019.8.11(日)//松彩果・萩原淳子フラメンコ公演(仮題)

 場所: サラ・アンダルーサ(恵比寿)

時間: 18:00開場/18:30開演

入場料: 大人 5000円/小中高生 2100円 

※いずれも1ドリンク付、入場整理番号順(お申し込み順)自由席。開場時間までにご来場下さい。

※お申し込みの際には ①ご氏名 ②お申し込み人数 をお知らせ下さい。

※チケットはございませんので、お申し込み受付完了のご返信メールにて入場整理番号をご案内させて頂きます。

  • お申し込み開始日時:2019年5月26日(日)13:00より
  • お申し込み先: estudiocandela@yahoo.co.jp(エストゥディオ・カンデーラ)

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Baile Cante Guitarra
  • 松彩果
  • 萩原淳子
  • モイ・デ・モロン
  • パコ・イグレシアス

2月のヘレス・フェスティバルでの共演から、今度は日本でまたやろうね!と松さんと話していて、私の帰国が決まり、すぐにこのライブの話がまとまりました!そして久しぶりのモイ&パコの共演。楽しみで仕方ありません!

サラ・アンダルーサはそれ程大きい会場ではありませんので、ご希望の方は上記日時以降、上記メールアドレス先までお早めにご連絡下さい。(萩原の方では受付しておりませんのでご注意下さい。)お席も入場整理番号順(お申し込み順)自由席となっております。

ヘレス共演の時から、「日本でも開催してほしい!」とたくさんの方からお声を頂き、今回の開催につながり大変嬉しいです。是非皆さまお越し下さいませ!

夏にお会いできることを楽しみにしています!

2019年5月19日(日) セビージャにて。

May 13

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怒涛の日々が終わりました〜。1週間続いたセビージャのフェリア(春祭り)が先週土曜で終了!今年60024037_10157277840001228_3269803755435982848_oも楽しかったけど忙しかった〜。忙しかったけど楽しかった〜。ちょうど日本のGWと日程が重なっていたこともあり、日本から生徒さん達がセビージャにやって来ました。そしてアメリカに住むお友達も!(アメリカはGWと関係ないですが。笑)そしてさらにはComunión(コムニオン)と呼ばれるカトリックのお祝いに招待されて、セビージャ郊外の街レブリーハに2週連続で行くという・・・。仕事でもないのにハードスケジュールな日々でしたが(笑)とにかく楽しかったです。会いに来てくださったみなさんありがとうございました!お土産もどうもありがとうございました!

フェリアでは今年もブレリアクラスの仲間のカセタにご招待頂き、ちょっぴり踊らせて頂きました。ギター:フアン・マルエル・アギラール、カンテ:パコ・エル・ガソリーナ、カルメン・グリロ、モモ・モネオ、イスラエル・ロペスのヘレス軍団。セビージャにいながらヘレスのソニケーテを楽しめた貴重な夜でした。

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舞台に上がりさすがに端っこの方に立ちましたが、その私の手をカルメンが引っ張って中央、カルメンの隣に立たせてくれました。ひえーって思ったけど、ここで、いいですいいです・・・なんて謙遜するのも逆に失礼なので(日本と文化が違いますから。笑)そのまま中央カルメン横に陣取ってしまった萩原でした・・・。(笑)

どうもまだフィエスタは始まったばかりみたいで、若手の飛び入り参加の歌い手が歌い始め、同じく飛び入り参加の踊り手さん達がどんどん踊っていきます。隣のカルメンが「ジュンコ、ジュンコは今踊っちゃダメ、ホセ(・メンデス)の歌で踊りなさい」と耳打ち。おお!それは嬉しい!とホセの歌まで待っていたのですが、ホセが歌い出したら他の踊り手が踊ってホセが引っ込んでしまった・・・。そしたらもう一人の歌い手エル・カブレ(写真緑のジャケットの人)が出てきて、完全に私を指定して歌ってきた・・・こうなると座長カルメンもどうすることもできず、(その瞬間のカルメンは、しまったーって顔してました。)萩原は腹をくくって踊るしかありません。

ブレリアと言ってもいろいろな歌があります。舞踊伴唱に慣れて経験豊かなホセ・メンデスであれば踊りに向いたブレリアを歌ってくれるかもしれないけど、このエル・カブレは自由気ままなボヘミアンだからなー(笑)この歌をどう踊ればいいんだ????って思いながらとにかく聞いて、コンパスを刻んで・・・・そして、うりゃー!ここだ!っていう所でレマーテをし、パソ・デ・ブレリアに持って行く。あとははけ歌を呼んでさっさとはけて行くのですが・・・この、うりゃー!ここだ!っていうのは、どういう所なのかと聞かれても、私も説明がつきません。(笑)とにかく、瞬間的にそう感じるのです。それは歌によっても歌い手によっても違います。

先述のホセ・メンデスのように経験豊かな歌い手であれば、この踊り手がどのくらい歌に精通しているかというのをすぐに見てとって、その踊り手の力量(フラメンコ力)に合わせた歌を歌ってくれるかもしれない。つまり、力量があまりない踊り手には誰にでも分かりやすい歌を、力量のある踊り手には彼の気持ちの赴くまま歌う、とかね。

でも自分が踊る時に、常に自分の知っている歌が歌われるとは限らない。そうでないことの方がずっと多い。じゃあどうやってブレリアを踊れるのか?どうやって歌を踊るのか?どうやって即興するのか?

ここがフラメンコの、ブレリアの面白い所、深い所ですね。

この「うりゃー!ここだ!」の感覚があれば、勝手にマッチが擦られる。身体にシュッと火がつく。後は自分の身体の向くままに踊るだけ。ここがブレリアの面白いところ。

でも、その「うりゃー!ここだ!」の感覚がない時もある。そうするとそのブレリアは悪くはないけど、味も素っ気もない踊りになる。ここがブレリアの難しいところ。

そして、その「うりゃー!ここだ!」の感覚があっても、彼らの感覚とずれている時もある。そうすると自分は盛り上がってるかもしれないけど、端から見るとちょっと恥ずかしい。多分独りよがりで自分だけ浮いているからね。

うーん、難しい。

あの日の私の踊りはどうだったのか・・・????

踊り終わった後、歌った本人エル・カブレがハイタッチを求めてきたので、うーん、あれでよかったのか???とも思ったけど、自分ではよく分からん。

確かにうりゃー!ここだ!の感覚はあったけど。

だからブレリアは難しい。

でもやめられない。(笑)

写真:アントニオ・ペレス

2019年5月13日 セビージャにて。