Mar 18
¨SOMOS JAPON¨ ① マヌエル・ベタンソス
La Yunko | Somos Japon | 03 18th, 2011| Comments Off

みなさんこんにちは。

本日より、こちらセビージャのフラメンコ・アーティストへのインタビューと日本のみなさんへのメッセージを掲載します。この企画名は「SOMOS JAPON」。日本のみなさんを勇気づけるために、「日本と一緒にいる」こちらのアーティストの気持ちを届けるためのものです。自分がここセビージャで今すぐにできることを、と思いこの企画を始めました。4月中旬の一時帰国まで、できる限りたくさんのアーティストの声をアップしていきたいと思います。

第1回目はトゥリアーナにフラメンコ舞踊学校を構える「マヌエル・ベタンソス」です。

(インタビュー、写真:萩原淳子)

第1回 マヌエル・ベタンソス

(フラメンコ舞踊家、「マヌエル・ベタンソス・フラメンコアカデミー」主宰)

【質問①】差し支えなければ、あなたの人生の中で起きた、厳しくつらい状況について語って頂けますか?

【質問②】その状況をどのように乗り越えたのですか?

【質問③】あなたの将来のプロジェクトを教えて下さい。

【質問④】日本の人達へのメッセージをお願いします。

上記の質問に答える前に、マヌエル・ベタンソスはスタジオ入り口左に置いてあるアルバムの中から、日本人との写真を探し始めました。ゆっくり1枚1枚ページをめくっています。そして上記の質問に答える前に、こう話し始めました。

「私は日本人ととても近い関係にあります。非常に。本当に非常に。なぜならば日本人はこのフラメンコというアルテ(芸術)に対して愛を持っているから。そしてそのアルテに従事しているから。私は日本という国、文化を愛しています。日本には私の友達も生徒もたくさんいます。私はどんな時でも一緒にいます。」

答え①】今回日本で起きたようなことは今の所私の人生では起きていません。私の近しい家族も元気です。今の所は。その意味で日本人と同じように感じることはできませんが、理解することはできます。

【答え②】アーティストとしての道のりの中で困難な状況はたくさんありました。とにかく闘うことです。

【答え③】自分のフラメンコ学校を続けること。自分の生徒達をプロフェッショナルな踊り手に育てること。自分の教授方法を世界に広めること。自分の舞踊団を作る事。時間をかけてね。

【答え④】日本の友人、生徒達、先生方。長い長い年月の、本当に昔からの・・・・(しばらくの沈黙)・・・・・。日本人は強い。確固たるものを持っています。世界の皆の力をかりてどんな状況も乗り越えられると思います。今の状況の日本の人に言葉をかけるのは難しい。でも、落ち着いて。そして我慢強く。セビージャにいる日本人も自分の国から離れていることで苦しんでいると思います。本当に本当に、大変な状況に、私は心を痛めています。

【写真の中のメッセージ】あなた達のことを考えています。この時を乗り越えるための強さを。私は自分があなた達のうちの一人であると感じています。できるだけ早く全てが過ぎ去りますように。NIPON人のために力強さを。エネルギーを。あなた達は私の一部です。

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2011年3月18日 たくさんのアーティストが協力してくれそうです。 セビージャにて。

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