Jul 10

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

毎日毎日あっと言う間に一日が終わってしまいます。「第12回少人数制クルシージョ」(東京、8/18まで)も絶好調。教えるのは本当に楽しいです。教えるという行為自体が楽しいし、それによってあっ!と生徒さんが変わってゆくのを見るのも楽しい。自分が好きなことを教えて、それも好きで仕事になっているのだから、私は恵まれているのだと思います。みなさんありがとう。

さて、ご連絡が遅くなりましたが、4月「ハモンは皿にのせるだけでよい」公演(川崎市アートセンターアルテリオ小劇場にて)と、6月14日「第33回フアン・タレガ・フラメンコフェスティバル」(スペイン、ドス・エルマーナス)の踊りの動画をYouTube に一挙アップしています。前者はシギリージャ、アレグリアス・コン・マントン(ノーカット)、ソレア・コン・バタ・デ・コーラ、タンゴ(ノーカット)。後者はソレア・コン・バタ・デ・コーラです。全て、こちらのHP「ビデオ」にてまとめてアップしてありますので、どうぞご覧下さいませ。

http://www.layunko-flamenco.com/JA/videos/

それと、こちらもご連絡が遅くなりましたが、2013年7号の雑誌「パセオフラメンコ」に上記 “ハモン公演” に関する公演忘備録がパセオ編集長小山雄二氏、井口由美子氏により執筆されています。

熟成するアルテ (井口由美子氏執筆)

じんわりとステージのあの温もりが甦ってくる。不思議なことにそれは日を重ねるごとに胸の奥に沁み込んで重みを増して来る。この味わい深いタイトルから想像する通りの、いやそれ以上の幸福感が舞台を満たしていた。萩原淳子さん自身の地道なフラメンコの歩みを、ハモン・セラーノ、スペインの山あいで熟成させて作られるというこの土地ならではの野性味ある生ハムの味わいに重ねたところに、彼女のユーモアある人柄を感じる。ロンダのコンクール優勝者である実力派バイラオーラ、萩原さんのフラメンコを始めて観たのは、昨年4月の高円寺エスペランサのライブだった。ロンダの荒涼とした光景を思い起こさせる普遍的怒りが、肚の底から湧き上がって来るような力強いソレアは今も忘れられない。その半年後、初めてのソロリサイタルでは、その怒りを寛容の優しさに浄化させた豊かな境地を見せてくれた。そして今回、そのような道程を経て来た彼女の正統派フラメンコの生命力はより輝きを増していた。その深みある踊りで共演者たちとの呼吸をひとつにして親密なアイレを創り上げていた。一年の間に行われた3回のライブにおける変容、これこそが熟成というものなのだと感じた。彼女はバイレという言語を、苦難を乗り越えながら徐々に自分のものにして来た。そんな努力で掴んで来たものだからこそ、その澱みのない意思の疎通は彼らとの壁を取り除き、誤解を解き、暖かなものを生む。ああこの自立共存の関係性こそがまさにフラメンコであり、人間同士のつながりの理想郷なのかも知れない。在スペイン10年という萩原さんの経験の重みをずしりと感じながらそんなことを考えた。

子育て中の主婦である平凡な自分が愛好家としてどのようにアートと関わって行けるだろうかということを模索している。それは焦りにもなる。出来ないこと、遅れをとっていること、解っていないことがどれほどあるかということばかりに気が取られてしまう。けれどこの「ハモンは皿にのせるだけでよい」という飾らないテーマに基づいた舞台に、暮らしもアートなのだ、ということに気付かされた。日々真剣に生きることでアートの素晴らしさを感じ取り、また逆にそんなアートに触れた感動を支えとしてそれを日常に活かし、明るく生きる姿勢に変えていく。そんな接し方をしていきたいと思う。

ミゲル・ペレス氏のギターはいぶし銀のような重みのある音色。あえて鋭い輝きを避け、鈍色の質感で奏でる高濃度のフラメンコが肌から伝わって来る。モイ・デ・モロン氏の朗々としたカンテ。フラメンコの伝統の深さを伝えながらも血の通った温かみが胸を打つ。彼らの音楽にはドラマティックな熱さの中にも上質な大人の余裕が漂う。そして、いつのときも誠心誠意でフラメンコに向き合う萩原さんの姿に、人生に逞しく対峙していく彼女の姿勢が重なる。信頼で結ばれた彼らの三位一体の舞台には、素朴だけれど極上のもてなしをするような快いアイレがあった。その記憶はこれからも心の中で熟成していくに違いない。

美味しいハモン (小山雄二氏執筆)

四十年前近くにバイラオーラ佐藤祐子がスペインから持ち帰ったプーロ(純粋)フラメンコの原石。永い歳月、たくさんの優れた踊り手たちの切磋琢磨を経ていま、バイラオーラ萩原淳子はその研磨にひと段落を与えたように思える。彼女が2010年スペインのロンダ市主催フラメンココンクールに外国人として初優勝した快挙はそうした成果のひとつだった。昨年10月、新宿エルフラにおける萩原淳子・日本初ソロ公演『魚の選び方を知った時』の恐るべき純度のプーロなステージを2012年マイベスト公演(5月号掲載)に選んだ理由もそこにある。

必要なものはすべて好ましい按配で揃っている。一方、必要でないものはすべて排除されている。エンタテイメント性さえ削ぎ落とされるから、一般的にはハードルの高い世界かもしれない。ただし真摯に生きる人々を「おや、これは?」と立ち止まらせる強烈な引力を持っている。そういう雑味のない純粋な瞬間の精緻な積み重ねが、ともすれば現代人が忘れがちなシンプルにして深く大きな感動を爽やかに運んでくる。誰の真似でもない誰にも真似できない萩原淳子の百パーセント等身大の端正にして薫り高き踊りは、いわゆるプーロフラメンコの上質な典型というべきものだろう。

そして今回、新百合ケ丘で開催された第二回公演タイトルは『ハモンは皿にのせるだけでよい』。いかにも萩原らしいユーモアのネーミングであり、プログラムには詩のような一文が添えられていた。

「ハモンは皿にのせるだけでよい 花もソースも飾りもいらない

ハモンは皿にのせるだけでよい でもそれが本物でなければ

切り方を知らねば

そして大切なことは それを誰かと共有すること

フラメンコもきっと同じ」

美味しい本物のハモンの味を知る人は皆そのように思う。本物のフラメンコの味を知るフラメンコ通も皆そのように思う。萩原淳子は本物のそれをさり気なく切り分け、その美味しさを舞台や観客席の仲間たちと共有する。

ちなみに7月号の表紙は今井翼くん。セビージャでお忍びで個人レッスンを受けているという噂を耳にしたのは数年前だったかな?どうもジャニーズの有名な男の子らしいという情報しか私にはありませんが、その今井翼くんが今月号の表紙になっています。ちなみに4ページ、師のマヌエル・ベタンソスと今井くん(馴れ馴れしいか???)の間でギターを弾いているのは、あれーミゲル・ペレスですよ。みなさん見て下さいね。そして来月号から今井くんとゲストの対談連載が始まるそう。そんなこんなでパセオの売り上げも急上昇とか。

私も買いたい〜という方は、はい、こちら をクリック。

上記の公演忘備録は67〜69ページに掲載されています。是非お読み下さいませ♪

2013年7月11日 そういえば、今日、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」に出演していた生田智子さんもフラメンコ始めたって言っていましたよ。

May 26

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

セビージャに戻って2週間、相変わらず忙しい日々ですが私は元気です!

 CartelCruces2LOGO_ADEJ_H

  • 「第1回アントニオ・ペレス来日写真展」、「写真展開催記念フラメンコライブ」のフライヤーができました!現在日本とセビージャの印刷屋さんで印刷中です。6月以降に都内のフラメンコ関係施設に置きチラシして頂くことになっています。ご覧になりましたら是非お持ち下さいね。ちなみに

※本写真展とフラメンコライブは「日本スペイン交流400周年記念」事業としてスペイン大使館から認定されました!

※入場料:一般4500円/高校・大学生3500円(要学生証提示)/小中学生1500円(1ドリンク付・整理番号順自由席)となりました!

詳細はこちら。フラメンコライブチケットお申し込みは ticket.layunko@gmail.com まで。同会場同時開催の写真展は入場無料です!

  • 「第3回大阪クルシージョ」(2013年8/3・4)お申し込み開始しました。第2回の受講生、お問い合わせ下さった方の先行お申し込みになりますが、新規の方でこれからお問い合わせ下さってももちろんokです。osakacursillo@gmail.com(ハギワラ)までご連絡下さい。詳細PDFファイル1点をメール送信させて頂きます。第2回の受講生、島根や岡山など遠方からのお申し込みも頂いています。みなさん意欲満々です!

※東京(6/28〜8/18)、福岡(7/27・28)クルシージョ詳細はこちらにアップしています。

  • 4月6日(土)萩原淳子在西10年記念公演「ハモンは皿にのせるだけでよい」の踊りが評価され、「The Dance Times」ダンサー月間ベストテン(2013年4月)に選出されました!

 「The Dance Times」月間ダンサーベストテン(2013年4月)記事はこちら

数あまたある舞踊公演の中で、クラシックバレエ、日本舞踊、コンテンポラリーなど様々な舞踊界の素晴らしい踊り手さん達の中に入れて頂き、大変光栄   に思うと同時に身の引き締まる思いもします。これからも精進しますのでどうぞ宜しくお願い致します!

*********************************************************

実はやっと昨晩、「ハモンは皿にのせるだけでよい」公演の録画DVDを観たのです。DVD完成前に録画会社から映像が送られきて、それは一応チェックはしていたのですが、なんせセビージャに戻る数日前、それどころではない状況で送られてきたので、ちゃんとは観られませんでした。セビージャでミゲルとモイにDVDを渡したところ、その晩夜中2時頃にモイからの携帯メッセージが。

「ジュンコ!なんて素晴らしい公演なんだ!構成は最高、音響もとてもいい。オレは大満足。」

信じられない〜。このメッセージの内容よりもまず、モイからメッセージが届いたことが!!!!!人からの電話もとらないモイが。仕事の話も支払いの話をしても電話もメッセージも送ってこないモイが。そのモイからメッセージが届いた〜!!!

時間がなかったのもそう、でも、本当のところは自分の公演のDVDを自分で観るのは勇気がいりました。なんとなくそれに直面するのを避けていたようにも思えます。でもモイからのメッセージをもらって、ちょっと背中を押してもらえました。そして昨晩、公演を観ていない夫から「いつ公演のDVD観せてくれるの?」と言われ、えええええええい、観てしまえ!!!と決意したのでした。

・・・・・・・・自分の踊りは技術的にはいろいろ問題はある。自分の目と耳からすると。照明も自分が構想した通りには、100%は照明の人には伝わらなかった。私の伝え方が不十分だったのかもしれない。それは次回の課題。でも、この公演、いいのではないか。これ、フラメンコの公演だよね。フラメンコの公演、といいつつフラメンコか?それは?と首をかしげざるを得ない公演が多い昨今、これはフラメンコの公演だ。あのモイがなんでわざわざ夜中の2時にメッセージを送ってきたのか分かるような気がしました。

スペインで踊る私をいつも観ている夫は言いました。「この照明の人はフラメンコの舞台を経験したことがないね。日本で公演しているというのがはっきり分かる。観客の反応がスペインと全然違うから。日本の観客は感じていることがそのまま外に出ないんだよね。それから、たった3人で舞台を創って本当に勇敢だったね。君のことを誇りに思う。」

なるほど。照明の方はフラメンコの舞台を経験されていたはず。だけれども、やはりフラメンコの文化のある土地で、その文化を持った人が、フラメンコを知って照明を担当するのと、そうでないのでは全然違う。それは日本でフラメンコ公演をするにあたって大きなネックになる。お客様の大半は、踊りそのものをご覧になるけれど、実は照明というのは舞台構成において本当に本当に重要なのだ。その照明がちょっと違うだけで、色なりタイミングなり、場所なり・・・etcまるで印象が変わってしまう。極端な話、照明一つで生かしも殺しもする・・・と言っても過言ではない。特にフラメンコの本場、アンダルシアでフラメンコ舞台公演を見慣れている夫からすれば、その差は明らかなのだろう。写真家としてジャンルは違うといえども、芸術的な感性はずば抜けているしね。

そして観客の反応。決して反応しない訳ではない。でもこれも感情がそのまま素通りして表に出てしまう(出すのではなく、出てしまう)アンダルシア人と、感情を隠すことが美徳とされ、ワンクッション置いてから表に出す日本人とでは、根本的に文化的に大きく異なる。正反対といってもいいくらい。拍手しようと思って手をたたこうと思ったら周りがたたいていないから途中でやめてしまう。ここでハレオ(かけ声)をかけたら目立ってしまうかな、とか間違っているかな、とか躊躇してしまう。そんな経験が日本人なら誰でもあるのでは?でもだからといって、アンダルシア人より感動していない訳ではないのだ。むしろ感動しているかもしれない。日本人の方が感受性が豊かかもしれない。現に、何十人というお客様が公演後、たくさんの感動のメールやお手紙を下さった。どちらがいい悪いという問題ではない。私は日本人でセビージャに住んでいるから、どちらも理解できる。よく分かる。でも舞台の上に立つ人間として、どちらが踊りやすいかといえば、観客の反応がその瞬間その瞬間、その場その場で返ってくる方だ。フラメンコは循環するもの。ただ舞台の上の人間が踊って、弾いて、歌って、それを客席の人間が受動的にもらうものではない。なぜならフラメンコとはそういう文化だから。人と人とが共有し合って育ってきたもの。代々受け継がれてきたもの。そして海を超えて大陸を超えて別の国にも伝わってきたもの。

DVDを観ていたら、赤ちゃんの「アーアー」とか「ウーウー」とかいう声が入っていた。当日、お子様抱っこ席に親御さんの膝に座っていた赤ちゃんだろう。私はとっても嬉しかった。DVDを観ながら、夫と目を合わせて微笑んだ。赤ちゃんは何も分からないかもしれない。でも何かに反応しているのだ。もしかすると私達よりも分かっているのかもしれない。その赤ちゃんとは別に私の姪っ子(9ヶ月)も妹に抱っこされて客席にいた。舞台が始まり、ミゲルのギターの時は静かだったらしいが、モイが歌い始めたら「ウギャー」と泣き出しそうになったので、妹は慌ててガラス張りの防音室に駆け込んだそうだ。公演中はずっと防音室の中から舞台を観ていたらしい。(舞台上の音は聞こえる画期的な防音室!)公演最後フィン・デ・フィエスタのタンゴになってやっとノリノリになったそうである。私が妹に「ごめんね」と言うと、妹は言った。「赤ちゃんは泣く事で感動を表現するんだよ。」

少しずつ、フラメンコの文化が日本に伝わるといい。本物のフラメンコが。フラメンコでなくてもいい。芸術に触れることがもっと身近に、当たり前になって、感性の豊かな子供がたくさん増えて、そういう社会になっていってほしい。

ベストダンサーテンに選んで頂いたのは嬉しいけれど、それと同時に私は自分の使命のようなものも感じる。本物のフラメンコを伝えること。心に伝わるものを伝えること。それはスペインでも日本でも一緒。舞台が大きくても小さくても一緒。別に誰から頼まれたわけではないし、逆に「誰もあなたに頼んでいませんよ」と言われるのかもしれないけど、いいのだ。私は私のやり方で踊り、誰かの役に立てればいいのだ。それが今まで私がフラメンコという偉大な芸術からたくさんのものをプレゼントされてきた恩返し。セビージャに住んで10年たって、やっと自分にその土台ができたのだと思う。

これから年をとって、いろいろな状況も変わって、今のようには踊れなくなるかもしれない。でも踊り続けようと思う。

2013年5月26日  セビージャにて。

Oct 21

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

先週、先々週に行われた「萩原淳子フラメンコ公演  en Japón Vol.1 魚の選び方を知った時」公演はお陰様で無事終了しました。今週末は公演後数日ぶりに東京でのクルシージョを再開し、公演にお越し下さった生徒さん達からたくさんのお喜びのご感想を頂きました。ありがとうございます!とても嬉しいです!2日間ともいらした方々からは「同じ出演者、同じプログラムなのに全然違う公演のようだった!2日間とも観に行ってよかった!」と。そうなんです。私もそれは感じていました。どっちがいい悪いではなく、それぞれ全く違う公演になったような気がします。もちろんいい意味で。やっぱりフラメンコは〝生き物〟だから。お客様や私達出演者が〝生きている〟のと同じでフラメンコも〝生きている〟。その瞬間瞬間を生きようとすれば、決して同じ踊り・ギター・歌にはならないはず。だから先々週と先週と、それぞれの瞬間を、私達はその時々のお客様と共有できたのではないかなと思います。本当に本当にありがとうございました!

前々回のブログでは雑誌パセオフラメンコ編集長小山雄二氏による10/14新宿エルフラメンコでの公演のご感想をご紹介しましたが、同公演にお越し頂いた井口由美子氏執筆による公演のご感想もパセオHP「フラメンコ公演忘備録」にアップされましたのでお知らせ致します。どうぞお読み下さい♪

パセオフラメンコHP公演忘備録2012年10月19日付「高純度の結晶」 by井口由美子氏

井口さんの文章を拝読して、ああ、私はこれまでにそういう過程を経て今に至っているのかと気付きました。後先考えずただただひたすら走って転んで起き上がって、また転んで、笑ったり泣いたりしているうちに、セビージャで10年があっという間に経ってしまいました。それが楽しく、必死でもあり、充実でもあり、無駄なように思えたこともあったけれど無駄ではないと自分に言い聞かせたり、やっぱり無駄ではなかったと納得したり。なんでしょう?私の人生は。自分ではうまく表現できないことを井口さんの文章を拝読したら、すとんと落ちました。そう、そう、そうなんだ、と。すっきりして嬉しいです。井口さん、ありがとうございました!

ちなみにこの不思議なタイトル。「魚の選び方を知った時」。公演当日に配布したプログラムにてそのタイトルの意味をご説明しましたが、いらっしゃらなかった方でまだ気になっていらっしゃる方、上記井口さんの文章をお読み頂ければ謎がとけます。すっきり嬉しくなって下さい。

さて、次回日本で踊るのは

2012.10.26(金)// 「第1回クンブレ・フラメンカ・デ・ハポン」18:30開演

場所:セルバンテス文化センター東京オーディトリアム

詳細プログラムはこちら→Cartel Cumbre Flamenca de Japon

入場無料、要予約とのことでしたが、予約開始日午前中で満席になってしまったとのことです・・・・

Baile Cante(五十音順) Guitarra(五十音順)
  • AMI
  • 森田志保
  • 萩原淳子(ソロ出演)
  • 小里彩
  • 瀧本正信
  • ディエゴ・ゴメス
  • フランシスコ・チャベス・エル・プラテアオ
  • 沖仁(ソロ)
  • 片桐勝彦
  • 柴田亮太郎
  • 俵英三

AMIさん、森田志保さん、沖仁君、私が各自それぞれ30分の時間を自由に使わせて頂きます。私はトップバッターで18:40くらいからの出演、俵英三さんのギター、プラテアオと小里彩さんのカンテで踊ります。

この公演にお越しになれない方、以下の公演へ是非お越しを!!!

2013年4月6日(土)・7日(日)// 萩原淳子フラメンコ公演 en Japón Vol.2 「在西10年」(仮題)

詳細やチケットお申し込み受付開始日時等は決定次第、随時こちらのHPにアップさせて頂きますが、お早めにお知りになりたい方はこのHP「連絡先」フォームもしくは layunko@gmail.com(ハギワラ)までご連絡下さい。詳細が決まり次第こちらから直接メールご連絡させて頂きます。

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • スペインより招聘予定
  • スペインより招聘予定

ではまたお会いしましょう!

2012年10月21日 ねむい・・・誤字脱字があるかも・・・ 藤沢にて

Oct 17

2012年10月14日(日)// 萩原淳子フラメンコ公演 en Japón Vol.1「魚の選び方を知った時」本公演

場所:新宿エル・フラメンコ/開演:13:30/入場料:S席5500円、A席5000円(税込、全席指定、ワンドリンク付)

 

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • インマ・リベーロ
  • フアン・カンタローテ
  • アンドレス・マルティネス
  • ラモン・アマドール

 

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

お陰様で先日14日新宿エル・フラメンコで開催された、萩原淳子フラメンコ公演 en Japón Vol.1「魚の選び方を知った時」(本公演)も無事終了することができました。とてもほっとしています。何からブログにすればよいのかな、もちろんそれは感謝なのですが、誰に一番感謝するのか、本当にたくさんの方々に助けて頂いて、その中で順序などはつけられないです。

たくさんのお客様。この公演のチケットは4ヶ月ほど前に発売されましたが、発売開始後1時間でS席チケット完売、次の日には全席完売となりました。富山、福岡など遠方からお越し下さった方もいらっしゃいました。お近くの方でも4ヶ月も前から公演のためにご予定を空けて下さり、本当に感謝しています。公演日までに頂いた応援メールの数々。本当に楽しみにして下さっているのだな、と。そんな皆様にお越し頂けたことをとても嬉しく思います。誠にありがとうございました!!!そしてお越しになれなかった皆様にも。10/7に追加公演を行いましたが、それでもお会いできなかった皆様、とても残念に思いますがまたいつの日かお会いできると嬉しいです。

公演のお手伝いスタッフ有志のみなさん。本当にありがとうございました。日本で教室を持たない私ですが、東京でのクルシージョを続けるうちに毎回通って下さるようになった生徒さん達。自主的にお手伝いをかって出て下さった方、こちらからのお願いに二つ返事で答えて下さった方。みなさん本当に一生懸命働いて下さいました。(恐らく私の知らない部分での方がたくさん)当日のお客様からも「お手伝いさんの感じがはきはきしてよい」「きびきび働いてお客様をお待たせしない」などたくさんのお褒めのお言葉を頂きました。ただ単にお手伝いして下さったのではなく、この公演を成功させたい!というお気持ちがお客様への対応につながっていたのだと思います。ありがとうございました!

共演アーティスト。ギターのアンドレス・マルティネス、ラモン・アマドール、カンテのインマ・リベーロ、フアン・カンタローテ。スペインで一緒に仕事をしたことがあるのはアンドレスだけ。他の3人とは初共演でした。合わせをしたのも2回だけなのですが、舞台の上ではやはり彼らはアーティストでした。カンテとギターを聴くからこそ踊りがある。その瞬間にお互いのアルテを引き出し、炸裂できるか否か。それがなくて、ただ弾いて、ただ歌って、ただ踊っていたらそれは¨FLAMENCO¨にはならない。どんなにそれぞれが上手にそれを遂行しても。その〝上手〟のレベルがどんなに高くても。だから本番前にたくさん合わせをしたからといって、いいものが生まれるとは限らない。むしろそれはただの反復運動であって、その中でのレベルで上手くできた・できない、失敗した・しない、間違えた・間違えない、という¨FLAMENCO¨というよりも、むしろ新体操やシンクロナイズドスイミング状態になってしまう危険性がある。(新体操やシンクロナイズドスイミングが悪いわけではないけれど、あれはどんなに芸術的に見えても、最終的には点数や順位を競うスポーツだから)その意味で彼らと私はお互いに舞台上で自由にできたのではないかと思うのです。そしてそれが大きなエネルギーとなってお客様に伝わったのではないか、と。

私の家族。いつも精神的に支えてくれる日本の両親。今回の公演では一緒にいられなかったけれど、今スペインにいる夫。日本で私の両親に育てられて、スペインで私の夫と出会い結婚したことは私の人生においてかけがえのないことです。

〝FLAMENCO〟。この存在が私を踊らせている。もし〝FLAMENCO〟と出会っていなかったとしたら、私は自分の中にあるものを外に出す術(すべ)、そのための回路を持ち得なかったかもしれない。そうして生きていくのは恐らく困難極まりないのではないか。だから〝FLAMENCO〟に出会えたことに感謝しています。〝FLAMENCO〟といものが世の中に存在していること自体に。

皆様本当にどうもありがとうございました。

最後に。公演にお越し頂いた、雑誌パセオフラメンコ編集長の小山雄二氏による公演のご感想が、パセオHP「しゃちょ日記」に掲載されています。どうぞお読み下さい。↓クリック

パセオHP「しゃちょ日記」10月16日付「萩原淳子/鮮やかなリサイタル」

次回は・・・・・・・

2012年10月26日(金)// 「第1回クンブレ・フラメンカ・デ・ハポン」18:30開演

場所:セルバンテス文化センター東京オーディトリアム

詳細プログラムはこちら→Cartel Cumbre Flamenca de Japon

Baile Cante(五十音順) Guitarra(五十音順)
  • AMI
  • 森田志保
  • 萩原淳子(ソロ出演)
  • 小里彩
  • 瀧本正信
  • ディエゴ・ゴメス
  • フランシスコ・チャベス・エル・プラテアオ
  • 沖仁(ソロ)
  • 片桐勝彦
  • 柴田亮太郎
  • 俵英三

AMIさん、森田志保さん、沖仁君、私が各自それぞれ30分の時間を自由に使わせて頂きます。私はトップバッターで18:40くらいからの出演です。

入場無料でセルバンテスさんの方へ要予約とのことでしたが、予約開始以降すぐに満席になってしまったとのことです・・・ご予約できなかった方のことを思うと、本当に残念です。。。。

しかし!萩原、来年4月に、萩原淳子フラメンコ公演 en Japón Vol.2「在西10年」(仮題)を開催します!

2013年4月6日(土)・7日(日)// 萩原淳子フラメンコ公演 en Japón Vol.2 「在西10年」(仮題)

詳細やチケットお申し込み受付開始日時等は決定次第、随時こちらのHPにアップさせて頂きますが、お早めにお知りになりたい方はこのHP「連絡先」フォームもしくは layunko@gmail.com(ハギワラ)までご連絡下さい。詳細が決まり次第こちらから直接メールご連絡させて頂きます。

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • スペインより招聘予定
  • スペインより招聘予定

今回の公演にお越しになったお客様から「来年も絶対観に行きます!!!」とたくさんのメールを頂いております。ありがとうございます!そしてお越しになれなかったお客様からも「もう来年のスケジュール帳にメモしたよ!」と。ありがとうございます!

次回は劇場公演、そしてスペインからアーティストを招聘予定ですので、また大変な部分が新たに出て来ると思いますが、今回の公演 で学んだことをいかしてゆければと思います。すでに劇場公演のアイディアがむくむくと湧いているんです、実は。半年後の私はどのように変わっているのでしょうか。とても楽しみです。

ではみなさんまたお会いしましょう!

2012年10月17日(水) 今日は母の誕生日! 藤沢にて。

Oct 9

 

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • インマ・リベーロ
  • フアン・カンタローテ
  • アンドレス・マルティネス
  • ラモン・アマドール

 

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

一昨日に行われた萩原淳子フラメンコ公演 en Japón Vol.1 「魚の選び方を知った時」【追加開催】公演(恵比寿サラ・アンダルーサにて)はお陰様で無事終了致しました。観に来て下さったお客様、共演アーティスト(アンドレス・マルティネス、ラモン・アマドール、インマ・リベーロ、フアン・カンタローテ)、会場を貸して下さいました(株)イベリアのサラ・アンダルーサさん、お手伝い有志の皆様、本当に本当にありがとうございました。

初めての日本でのソロ公演ということで、萩原、セビージャにいた時からてんやわんやでした。お手伝いを頼むにも何をどう頼むのか、そこから考えたり準備したり。会場のサラ・アンダルーサさんも普段のタブラオライブで出演したことはありましたが、公演という形の貸切で会場をお借りしたことはなかったので、照明・受付・ドリンク代・座席配置など打ち合わせなどをしなければならず、大変だったといえば大変。でもどれもこれもとても勉強になりました。たくさんの方に支えて頂き、公演第1弾無事終了しました。ありがとうございました!

たくさんのお客様にお越し頂き、お喜びのメールをたくさん頂いております。「スペインのタブラオにいるようだった!」「コンパスの渦がすごい!」「何度も涙をこらえました」・・・etc。全ての方のご感想を紹介できないのが残念ですが、本当に嬉しいです。ありがとうございました!

そして公演を観に来て下さった、雑誌「月刊パセオ・フラメンコ」の小倉泉弥氏執筆による「公演忘備録」がパセオ・フラメンコHPに早速アップされています。どうぞお読み下さい。(10月7日付)

パセオ・フラメンコHP「公演忘備録『答えは踊りが語っていた』by 小倉泉弥」post_10.php#004245

ちなみに上記「公演忘備録」月刊パセオフラメンコ12月号(2012年11月20日発売)に掲載予定とのことです。

そして中には14日の同公演もまた観たい!というお客様まで。本当にありがとうございます。10月14日(日)新宿エル・フラメンコで開催される同公演はチケット販売開始後2日で完売となっておりますが、その後もお問い合わせを頂いているため、お席を増やせるかどうか確認以降こちらHPにてご案内させて頂きたいと思います。詳細直接ご連絡ご希望の方はこのHP「連絡先」のフォームもしくは layunko@gmail.com までご連絡下さい。なお、上記公演に関するお問い合わせは前日13日(土)19:00までとさせて頂きます。以降は当日受付にてご対応させて頂きますので宜しくお願い致します。

次回公演

萩原淳子フラメンコ公演 en Japón Vol.1「魚の選び方を知った時」本公演
日時:2012年10月14日(日)13:00開場/13:30開演
場所:新宿エル・フラメンコ (エル・フラメンコ地図
入場料:S席5500円、A席5000円(税込、ワンドリンク付)

 

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • インマ・リベーロ
  • フアン・カンタローテ
  • アンドレス・マルティネス
  • ラモン・アマドール

 

そうそう、歌い手のインマは一昨日の公演前まで具合が悪く歌えもせず、食事もできず、眠れもせず・・・と絶不調だったそう。(公演が終わるまで私は全然知りませんでした。)現在彼女が契約している「エル・フラメンコ」さんでもしばらく歌っていなかったそうです。でも私の公演の時は絶好調!!!!私がスペインで聴いた、彼女のあのカンテでした。公演後もすごく上機嫌で、14日の公演についてアイディアを出してくれたんです。どんなアイディアかは秘密。でもそれは私の踊りを、私のフラメンコを理解してくれているからこそ思いついたアイディア。彼女本人もそう話していたし、私もそれを聞いた時、ああ!それだ!って思ったんです。すごく嬉しかった。
舞台の上って嘘つけない。上手いとか下手とか、フラメンコ歴が何年だとか、賞をとったとか、何ジンだとか関係ない。そのままの自分が出るものだと思います。それは、ばっちりメイクや高価な衣装ではごまかせないもの。だからフラメンコっておもしろい。そうして踊るから、歌うから、弾くから、観るから、聴くから、その時初めてフラメンコになるのだと思います。
2012年10月9日 藤沢にて。
Jun 23

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

先週末は「第1回萩原淳子フラメンコ公演 en Japón」(仮題)の先行お申し込みメールへのご返信でてんやわんやでした・・・一体何通のメールを送受信したのでしょうか・・・ご飯を作る暇も食べる暇もなく、パソコンの前から離れられず、右手首が腱鞘炎のようになってしまいました(踊りじゃなくてメールの打ち過ぎ・・・)お申し込み下さった皆様ありがとうございます。中にはお申し込み開始日時にアラームをセットされていた方も・・・大変恐縮です・・・

「少人数制クルシージョ」もそうですが、お申し込み開始日時を設定させて頂いております。と申しますのはパソコンのご使用状況や頻度が皆様異なるためで、「先行お申し込みのご案内メール」送信から1週間ほど空けて受付開始日にしております。また開始時間を設定しているのは、日程だけのご案内ですと「日本時間ですか?スペイン時間ですか?」というお問い合わせも頂いてしまうためです。

「先行お申し込みご案内」の対象となる、萩原淳子クルシージョ受講生・クルシージョや公演情報お問い合わせの方々にはなるべくご迷惑がかからないよう、公平になるよう取りはからっているつもりですが、今回の公演の先行お申し込みでは受付開始後1時間でS席が完売、次の日にはA席も含め全席完売となってしまいました。大変嬉しい反面、お申し込みに間に合わなかった皆様には大変申し訳なく思っております。HP上でも最新情報を随時アップしておりますが、今後改善すべき点があれば検討して参りますので、皆様のご意見やご理解を頂ければ幸いです。宜しくお願い申し上げます。

また、今回の「先行お申し込み」対象の方ではなくても、今後の公演やクルシージョ詳細ご希望の方にはこれまでの「先行お申し込み」対象の方と同様に個別メールにて「先行ご案内」させて頂きます。このHP「連絡先」のフォームを通して、もしくは layunko@gmail.com までご連絡下さい。

さて今日のお知らせですが、表題の通り雑誌「月刊パセオフラメンコ」さんに掲載されていた私の連載「『限りある無限』に向かって」が2012年6月号を持ちまして、お陰様で終了致しました。半年間のご愛読を頂き誠にありがとうございました。たくさんの方からご感想を頂き嬉しく思っております。お陰様で今年で在西10年を迎え、これまでの自分の人生を振り返り(それはそれで勇気がいりましたが)今の自分につながることを正直に執筆させて頂きました。たくさんの方々にお世話になり、また自分を育ててくれたエピソードもたくさんあるのですが、誌面の都合上大部分をカットしなくてはならなかったことを残念に思います。連載に登場された方々やエピソードはもちろんのこと、登場されなかった方々にも大変感謝しております。誠にありがとうございました。今後も精進して参りたいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。

なお、「なんじゃそりゃ?!そんなの知らなかった!」という方、「読みたかったな〜」という方、月刊パセオフラメンコさんのHPにてバックナンバーをお求めになることもできます。(写真は2012年1月号〜6月号までの表紙です。月刊パセオフラメンコさんHPから借用しました)

  • 月刊パセオフラメンコHPバックナンバー案内backnumber.php

また、上記HPの「フラメンコ公演忘備録」では、4月5日に萩原が出演しました高円寺カサ・デ・エスペランサでのフラメンコライブ忘備録が井口由美子氏の執筆により掲載されています。

ちなみに同忘備録は現在発売中の月刊パセオフラメンコ7月号にも掲載されていますので、誌面にてお読みになりたい方はそちらもどうぞ。

  • 月刊パセオフラメンコ7月号紹介monthly

以上、お知らせさせて頂きました。

では皆様もお元気でお過ごし下さいませ。

2012年6月23日 今日はガスパチョを作って飲みました。 これからさらに暑くなるセビージャにて。

« Previous / Entradas AnterioresEntradas Recientes / Next »