Jun 11

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

2011.6.29 //  “ミエルコレス・ア・コンパス” カルトゥッハ修道院(セビージャ)21:00開演

入場料:3ユーロ

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • ヘロモ・セグーラ
  • ハビエル・リベーラ
  • ミゲル・ペレス

今週は大変、くたくたの毎日でした。今は金曜の夜。お友達の家の屋上でのフィエスタ(パーティー)に誘われましたがお断り。最近は土日もクラスを行っているので休む暇がありません。そして今月24日にはカディスのアレグリアス・コンクール出場、29日はセビージャのソロ公演 “ミエルコレス・ア・コンパス” があります。コンクールの話しはまた別の日にブログにしますので、今日は “ミエルコレス・ア・コンパス” について。

毎週水曜日にセビージャのカルトゥッハ修道院で行われるフラメンコ公演「ミエルコレス・ア・コンパス」。主に若手の踊り手が中心に出演し、時にはあっと驚くベテラン舞踊家が出演することも。これまでは入場無料でしたが、経済危機のあおりで無料での公演継続が難しくなり、今年から入場料3ユーロとなりました。といってもすごく安いと思うのですが、昨年に比べてお客さんはぐっと減ってしまいました・・・先週、先々週と公演を観に行きましたが、いい踊り手達のいい公演だったのにお客さんはまばら。すごく残念。私が踊る時にもお客さん少ないのかな・・・と心配です。

せっかくのいい公演だったのでせめてブログにしますね。

  • 6月1日 踊り:アナ・カリ

アナ・カリはグラナダの踊り手。この公演出演のためにわざわざグラナダからやって来たそうです。結論から先に言うと、来てくれて本当にありがとう。あなたの踊りはとても素晴らしかった。大好きだ!!!

アナ・カリの芸歴は恐らく長い。数年前にはベレン・マジャともよく一緒に仕事をしていた実力派。この日はタラントとアレグリアスを踊りました。まず、アナ・カリは身体的に恵まれていません。恐らく私より身長が低い。(私は154センチ)小さい踊り手が舞台に乗っている時に大きく見えることはよくあるけど、前から2列目で見ていたにもかかわらず、アナ・カリは本当に小さかった。踊りが小さいのでなく本当に身長が低い。そして手足も長くない。俗にいう日本人体型・・・でも、多分、多くの日本人の踊り手の方がよっぽどスタイルがよい。本当に申し訳ないし、私は自分の体型を棚に上げているのだけど、それが事実で、それは本人が一番よく知っていると思う。

そんなわけでタラントで踊り出した時は「ああ、残念だな・・・いい踊り手のはずなのに・・・」と思ってしまいました・・・・。でも!!!!タンゴになったら大逆転!!!彼女の土地、グラナダのタンゴ。本当に素晴らしい。これがグラナダのタンゴなのだ。アナ・カリのタンゴなのだ、と。今まで私がタンゴだと思っていたのは何だったのか。脱帽。圧巻。この踊り手はすごい。

2曲目はアレグリアス。なんと、その体型でズボン姿。女性がフラメンコを踊る時にはくるぶしまでの長いスカートをはくのが伝統的であり一般的。ズボンをはく場合もあるし、あえてスカートをはかない場合もあるけど、ズボンをはくからにはそれなりのスタイルと脚力、男性並みのサパテアードの力がないとあまり意味がない。スタイルのいい人は何を着てもサマになるけど、そうでない人は欠点をいかにカモフラージュするか、長所をどう見せるかがポイント。(私も衣装を選ぶ時にはものすごく悩みます。)スカートはその意味でデザインによっては自分の味方になってくれるけど、アナ・カリのズボンは・・・確かにグラナダの踊り手だけあってサパテアードはすごい。でも・・・まさに彼女のそのスタイルの欠点を誇張してしまっている・・・うわ〜と絶句してしまったのだけど・・・

この人のアレグリアスは・・・・OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!

本当に素晴らしかった。踊りの上手な人は世の中にいっぱいいる。容姿に恵まれた人も。でも本当に心の底から「ole」が出る踊り手は一体世の中に何人いるのか?!

アナ・カリはそのうちの一人だ。実力のある踊り手というのは知っていたが、彼女のソロの踊りを生で観たのは初めてだった。世の中にこんな踊り手が存在していることが嬉しい。ペソと呼ばれる、重み、存在感。それがある。確実に彼女から地軸に向かってまっすぐにエネルギーが伸びている。そしてそこから時としてマグマが噴出する。彼女の身体を通して。カルメン・アマジャの影響を強く持っている踊り手。でもそれがただの物マネではなく、アナ・カリ自身の何かと直結している。アナ・カリの踊り。

「personalidad」という言葉がある。その人がその人であること。その人でしかないこと。日本語に訳すと「個性」になるのだろうが、「個性」という言葉とはニュアンスがちょっと違う。うまく説明できないが、それを「個性」と訳してしまうと何か違和感がある・・・。が、それ以外のぴったりくる言葉も見つからない。出る杭が打たれる文化にはその言葉は真の意味では存在しないのかもしれない・・・。が、とにかくその確固たる「personalidad」を持つ踊り手。それを持つ踊り手は一体世の中に何人いるのか?!特に若手舞踊家の中で。誰もが上手に踊る、でもそれが時としてみんな同じように見えたり、誰かのモノマネに見えたりする中で。

それにしても観客が少ない。こんないい踊りを3ユーロで観られたのに。

  • 6月8日 踊り:イレーネ¨ラ・センティーオ¨

イレーネはイタリア人。昨年のセビージャ・ビエナルのファルキートの公演の中で出演した4人の女性舞踊家のうちの一人。ファルキートに習っているだけあってとにかく脚力が強い。速くて正確なサパテアード。そんじょそこらの男性舞踊家よりもよっぽどすごい。彼女のソロ公演を観た事がなかったのでこの日もカルトゥッハ修道院へ足を運ぶ。

これまでは修道院の礼拝堂が公演会場だったが、この日から後の公演は修道院中庭の屋外舞台。セビージャでは6月はもう夏の暑さが押し寄せている。野外公演が始まるのがこの月。でもこの日は意外に涼しくて、公演中ちょっと寒かった。そしてやはりお客さんがまばら。野外だけに人数の少なさが余計に強調されてしまう・・・

イレーネは上手だった。でも残念なことにサパテアードの音を拾うフット・マイクがなかった。屋外なのに。ギターとカンテにマイクがあっても足音が聞こえないから、イレーネの良さが伝わらない・・・。すごいことしているんだろうな〜と足音を想像しながら観るしかなかった。とても残念だ。

よかったのは若手のギタリストのブレリア。モロン出身に違いない。かの、ディエゴ・デル・ガストールを輩出したスーパー・フラメンコの土地、モロン・デ・ラ・フロンテーラ。モロンのギタリストというのはすぐに分かる。あのモロンのギター。会場から「¡Viva Moroooooooon!(モロン万歳!)」という雄叫びが。やっぱりね。観客が少なくても、ここにはフラメンコを愛する人が必ず紛れているものなのだ。舞踊伴奏は残念ながら今ひとつで、それもイレーネが可哀想だった要因だけれど、彼のソロの部分はすごくよかった。その意味ではなんだかちょっと得した気分。

ところで「ディエゴ・デル・ガストール」って誰?という人、このYouTube の映像をどうぞ。必見。必聴。

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しかし・・・のんきに他人の公演を批評している場合じゃない。どうしよう!!!29日の私の公演!!!と焦りまくる私。どうしよう!!!時間が足りない!!!準備が足りない!!!ブログ更新している場合じゃないよ〜!!!

29日、私はソレアと、アレグリアスを踊ります。アレグリアスはマントンとバタ・デ・コーラの新しい振付。これが恐ろしい・・・一体どうなるのか?初出しというのはとにかく緊張する・・・しかも野外公演だ。マントンとバタには強敵の風が強い可能性が高い・・・

とにかく練習するしかない。克服できるかできないかは分からないけど練習あるのみ。「だったら無難に、今までの踊りをすればいいじゃないか」という、頭の中の“ジュンコ”が囁く。すると“もう一人のジュンコ”が、「何を言うか、失敗を恐れるな。やりたいことを貫け」と言う。さらに“別のジュンコ”が「そうだそうだ。恥かくだけで死にゃーしないよ。」と加勢する。どうなってんの。まったく。

そして練習すればいいってもんじゃない、ということも知っている。オリンピックに魔物が住んでいるように、舞台にも魔物が住んでいる。と私は思う。

不安だ・・・私の公演・・・・

そう思いつつ、明日の朝はスーパーに買い出しに行かないといけない、なんてふと思いついてしまう。。。平日は忙しくてスーパーに行けない。日曜はどこも閉まっている。土曜が1週間分の食料まとめ買いの勝負だ。しかも砂糖が切れている。いつもの買い物より1kgプラス。でもメロンも買いたい・・・あ〜〜〜。そしてさらに、今週は階段掃除当番だ。

がんばる、じゅんこ。でも今日はもう寝る。

2011年6月11日 ・・・もう土曜になってしまった・・・

Apr 17

みなさんこんにちは。

5月4日(水・祝)、西日暮里「アルハムブラ」でチャリティーライブに出演することになりました。

2011.5.4 // 「VIVIR」 -チャリティーフラメンコライブ 西日暮里「アルハムブラ」 18:00会場 18:30開演
入場料:2000円
Baile Cante Guitarra
  • AMI
  • 河内さおり
  • 関口京子
  • 屋良有子
  • 萩原淳子
  • パコ・エル・プラテアオ
  • フェルミン

当初予定されていた、同日の恵比寿イベリア「サラ・アンダルーサ」でのライブは中止となりました。そのため、「だったらチャリティーライブを企画したらどうか!」と思いついた私は、早速出演予定だった踊り手さんにご連絡。関口京子さん、河内さおりさんと私の3人の共同主催企画でチャリティーライブの可能性を探ることに。そしてAMIさん、屋良有子さん、パコ・エル・プラテアオ、フェルミンの心強いご協力、そして会場を無料提供して下さる、西日暮里のタブラオ「アルハムブラ」さんの懐深いご協力を得て、今回のライブ開催の運びに至りました。皆様どうもありがとうございます。

今回の収益金は被災地に送られ、後日、送付報告を3人の主催者のホームページにて公表致します。

お問い合わせ&チケットお申し込みは info@saori.flamenca.com (河内さおりさん)までご連絡下さるようお願い致します。早々の満席が予想されますので、チケットご希望の方はお早めにご連絡下さい。

では会場でお会いできることを楽しみにしております!

Apr 1

みなさんこんにちは。

昨日行われた、東日本大震災チャリティー公演 en セビージャ 第2弾である「FLAMENCOS DE SEVILLA POR JAPON」(左チラシ)はお陰様で無事終了しました。スペイン人アーティスト、日本人アーティスト、スタッフ、お客様、全ての人が日本のために一丸となって感動の渦につつまれた公演でした。

「詳細をブログにして下さい。」と多くの方からお願いされましたが、今回の公演では企画協力・出演をし、今は疲れ果てて、何もできません。明後日にもチャリティー公演第3弾があり、それにも出演しますので準備をしなくてはなりません。大変申し訳ございませんが、結果ご報告のブログは後日落ち着いてからアップさせて頂きたいと思います。

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今日のところは3月30日付セビージャの新聞「Diario de Sevilla」(写真左。萩原淳子“ラ・ジュンコ”プロフィール、写真、公演趣旨について)

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3月31日付同紙(写真中は1面に載った舞台写真、写真右は日本人クアドログループの谷口香織さん、福原恵理さん、荒巻奈々子さん写真と公演批評)。

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また、3月31日付の全国紙「EL PAIS」には1面に天皇・皇后両陛下のお写真が、国際面にはその記事が

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また、日本への応援メッセージも掲載されました。

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明後日のチャリティー公演第3弾は、セビージャに長く在住されている衣装デザイナーのタカハシ・ジュンコさんと彼女が所属するトゥリアーナのペーニャ・フラメンカ(フラメンコ愛好会)のみなさんが企画されたチャリティー公演です。ペーニャの会長さんから出演依頼があり、土曜日に踊ることになりました。たくさんのアーティスト達が出演協力して下さいます。ペーニャの方々もセビージャ大学の協力を得て会場の準備をして下さっているようです。私の踊り伴奏で出演協力して下さるアーティストはギタリストのミゲル・ペレス。歌い手のエバ・ルイスです。出演依頼があったその日の午後にはもうポスターが出来上がっていたので、彼らの名前を入れて頂くことはできませんでしたので、こちらでご案内させて頂きたいと思います。

アーティストへのインタビューも数本まだアップしていないものもありますし、この公演準備のかたわらインタビューも続けています。萩原淳子がもう一人いてくれたらいいのに・・・と思います。時間と体力が足りなくて・・・・。できる限りのことをがんばりたいと思います。

2011年 3月31日 セビージャにて。

Feb 23

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

先日2/18(金)に行われた恵比寿「サラ・アンダルーサ」でのライブ、東京・中野で行われた「第6回少人数制クルシージョ」、つくば国際美学院でのクルシージョ、おかげさまで全て無事に終了することができました。ありがとうございました。

2/18(金)のアンダルーサライブでは、もう10年来の友人(あねご)の純さん(浅見純子さん)、いつもなんだか慌てているさっちゃんこと市川幸子さん、ほんわか優しいマキさん(太田マキさん)との共演で楽しいひと時を過ごすことができました。お越し頂いた皆様、どうもありがとうございました!ギターのイスマエル・エレディア、カンテのマロコとの共演も楽しく、そして当日は客席にたくさんのスペイン人アーティスト達の姿も。ちょうどその週末に行われたマリア・パヘス舞踊団公演出演のアーティスト達だったみたい。最後にはみんな舞台にのってしまい、なんだかすごいフィン・デ・フィエスタに突入。お客さんからは「ここは日本ではないみたい~」との声が。確かに。そしてどうも私が一番楽しんでいたようです。え~、だって楽しいでしょ~。

帰りの電車の中でもニタニタ笑ってしまいました。しかしここは日本だ。山の手線だ。一人で笑っていると不審者だと思われるので、急いでマスクをつけました。セビージャでは道でニタニタしていると、「guapaaaaaaa!」(美人だね!)と声をかけられるのにね。そうすると余計に嬉しくなってもっとニタニタして、それにより街全体が明るくなるような気がするのですが。まあ、「郷に入れば郷に従え」といったところでしょうか。

東京・中野での少人数制クルシージョも、ハードな日程でしたが、よく体調を崩さずに無事終了することができました。よかった!いつもお世話になっているスタジオ・アル・ソルさん、受講生の皆様、大変お世話になりどうもありがとうございました。回を重ねるにつれ、受講生の実力が伸びているのが分かります。私が教えているのはほんの少しで、それ以外の部分でみなさん地道な努力をされているのでしょう。えらい。えらい。その調子でがんばってほしいです。今回初めて受講された方もみなさん一生懸命でした。真摯な眼差し、キラキラ光っていた表情が印象的でした。今回残念ながら受講できなかった方、次回のクルシージョ(2011年4月16日~30日開講。詳細はこのHP「クルシージョ」にて。)でお会いできることを楽しみにしております。

つくば・国際美学院でのクルシージョでも大変お世話になりありがとうございました。セビージャでたった1度お会いしただけなのにクルシージョのお話を下さったのが国際美学院の松岡範子先生でした。そしてそのクルシージョが記念すべき、日本での初の教授活動でした。1時間半のクルシージョがいつの間にか2時間を越えていたことも気づかず・・・そんな不慣れな私を温かい目で見守って下さった学院長先生。範子先生。真澄先生。先生方の芸と向き合う姿勢、教える姿勢、生きる姿勢に私の方こそ学ばせて頂き、人としてどうあるべきか、ということを毎回考えさせられます。生徒の皆さんもみな熱心。とにかく熱心。まじめで明るく、素晴らしい生徒さんたちです。これからもどうぞよろしくお願い致します。

ほっと一安心するのもつかの間。今週土曜日にはマルワ財団主催フラメンコ・コンクール本選後のエキシビションにて踊ります。審査員が協議する間に、前々回コンクール優勝者の後藤なほこさん、前回優勝者の高木亮太くん、そして前回準優勝の私の3人でソロを1曲ずつ、そして最後に3人でブレリアを踊るというもの。私はバタ・デ・コーラのアレグリアスを踊ります。なんだか教授活動をがんばると、自分の練習が後回しになってしまい・・・本番大丈夫かな・・・・という不安もありますが・・・明日はギター(フアン・カルロス・ベルランガ)、カンテ(ナタリア・マリン)との合わせです。二人は昨年セビージャ・ビエナルでの小松原庸子スペイン舞踊団公演にも出演していました。あの時のナタリアのアレグリアスの出だしの歌が素晴らしかったな~。あの歌が聞こえてきた途端に、舞台の、会場全体の空気が変わったのを覚えているよ。あの時私は2階席で観ていたけど、そこからマエストランサの舞台に飛び降りようかと思ってしまったほどでした。あの歌、私にも歌ってもらおうかな~。・・・・なんて考えるとまたニタニタしてしまう~。あ~、マスク、マスク。

というわけで、みなさんまたお会いしましょう。

2011年2月23日 でも、本当に花粉症でマスクしている場合もありますからね。誤解のないよう、念のため!

PS。 あ、最後に!!!2月20日発売の月刊パセオ・フラメンコ3月号に、私の記事と写真がでかでかと載っています。パセオの編集長小山さんに「ロンダ・コンクール優勝に関する手記を書いてほしい」と依頼されましたので、私事で大変恐縮ですが執筆させて頂きました。小山さんからは「3度読み返しました。リアル、とにかく面白い。感動。読者にとって記念的な記事になるでしょう」とのお言葉を頂きましたよ。あれま~。すでにお読みなった皆様、どうもありがとうございます。まだの方、お暇な時にでもお読みになって下さいね。

パセオHPはこちら→20113.php

では今日はこれにて!ごめんあそばせ。

Feb 13

みなさんこんにちは。寒さと乾燥の毎日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?

昨日歯医者に行って口を開けたら唇が切れました・・・乾燥のしすぎです。それにしても歯医者はなぜ「お口を開いて(あいて)下さい。」と言うのでしょう?どの歯医者も歯科助手も・・・。正しくは「お口を開けて(あけて)下さい。」だと思うのですが・・・「開ける(あける)」は目的語を伴う他動詞。「開く(あく)」は目的語を伴わない自動詞。そのどちらでもない「開いて(あいて)下さい。」これはつまり、「お口を開いて(いる状態にして)下さい。」の略なのかな?分からん。しかし気になってしょうがない。来週が歯医者最終回なので先生に聞いてみようかな。

そんなことよりも、昨日、その歯医者に行く前に恵比寿のタブラオ「サラ・アンダルーサ」でのライブがあり、無事終了致しました。連休中ということもあってかお客様はいつもより少なめでしたが、お客様の中にはクルシージョの生徒さん、数年ぶりに会うことができた友人、家族の姿も見え、とてもうれしいライブとなりました。寒い中お越し頂き、皆様どうもありがとうございました。

共演のイスマエル・エレディア、マロコ・ソルデーラ、小川愛ちゃん、奥野裕貴子ちゃん、田倉京ちゃんとも暖かい雰囲気の中でライブを行うことができました。みなさん、どうもありがとう!

しかし・・・それにしても寒かった・・・足がかじかんで、最初から最後まで指先じんじん・・・踊りにくかった・・・聞いた話によると「塗るホッカイロ」というものがあるらしい。次回ライブ(↓)はそれを試してみようかな。

2011.2.18 //  サラ・アンダルーサ-(恵比寿)1部19:00/2部21:00開演

入場料:1部 もしくは2部のみ:2500円、通し:4000円

Baile Cante Guitarra
  • 浅見純子
  • 市川幸子
  • 太田マキ
  • 萩原淳子(通し出演。アレグリアスとソレアを踊ります。)
  • マロコ・ソルデーラ
  • イスマエル・エレディア

 

そういえば、前々回のブログの衣装はどうなったの?という質問攻めにあいました。ハイ、一応袖はついているのでなんとか踊れるかなと思って今回のライブで使うようにと持ってきました。(お直しは間に合わなかった・・・)しかし先日その衣装で試しに練習してみたら・・・・袖がビリリリリリ!!!音をたてて裂けました・・・・やっぱりね。想像はしていたので、思い切って袖をとってしまい、袖なしの衣装にしちゃったよ。2/18のライブでそれを着ますが、寒いので上からマントンか何かをかけようかなと思っています。

Siempre hay solucion.」 (このパソコンではスペイン語表記ができないから「solucion」の「o」の上にアクセント表示できない・・・)

「シエンプレ・アイ・ソルシオン」。日本語に訳すと「必ず解決方法はある。」といった感じかな。どうしよう!どうしよう!とあせってしまう時に呪文のように唱える言葉。この言葉で絶対絶命のピンチですら乗り越えることができる(かな?)魔法の言葉です。ま、今回の「袖事件」は全然たいしたことではありませんけど!

というわけで、みなさんライブ会場でお会いできることを楽しみにしています。

クルシージョもあと数日!がんばります!空きのあるクラスが少なくなってきましたが、ご興味のある方はこのHP「クルシージョ」にて詳細をご確認下さい。よろしくお願い致します!

2011年2月13日 小さな「マルイ」がオープンした中野南口にて。

Nov 27

みなさんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか?

こちらセビージャもだいぶ寒くなりましたが、お陰様で私は相変わらず元気です。

12/1(水)にセビージャでソロ公演があります。

2010.12.1 // 「オトーニョ・クルトゥラル」 -(テハール・デル・メジッソ市民センター、セビージャ)19:30H 入場無料

Baile Cante Guitarra

  • 萩原淳子
  • ヘロモ・セグーラ
  • ハビエル・リベーラ
  • ミゲル・ペレス

※↓「オトーニョ・クルトゥラル」についてのネット記事(スペイン語)

sevilla-otoño-cultural-en-los-remedios

「ラ・ジュンコ」出身・日本、と紹介されています。(力士みたいですね。)写真も下の方にアップされています。

「オトーニョ・クルトゥラル」はセビージャ、レメディオス地区で毎年行われる秋の文化行事です。10月から12月までコンサート、演劇、フラメンコ、ミュージカル等が計18公演。単純計算すると1ヶ月に6公演、週に1〜2公演。しかもそれが無料で楽しめます。地域の住民はもちろん、全ての人が入場無料です。(経済危機の中、文化や芸術を守る姿勢に拍手を送りたい。)フラメンコは3日間、そのうちの1日に呼ばれソロ公演をすることになりました。

今回の共演者、ギターは最近いつも一緒に仕事をしているミゲル・ペレス。この人は本当にいいギタリストなのです。ギターはうまい、舞踊伴奏も経験豊富、人柄もいい。いつも5分前行動。お金に汚くなく、もちろん麻薬なんてやっていません。(そんなの、仕事なんだから当たり前でしょ〜!と思いたいのですが、ここではいろんなアーティストがいます。困ったものです。)私はミゲルの率直で誠実な人柄が好き。裏表がなく、おべっかも悪口も言わない。結局そういう人間性がギターに現れるのだと思います。

さて、カンテは誰にするか。踊る曲はアレグリアスとティエント。まずハビエル・リベーラ。先のコルドバ・コンクールで歌ってくれました。コンクールではどちらも踊りませんでしたが、合わせの段階でものすごくいいティエントを歌ってくれたのです。あのティエントで踊りたい、ということで、まずはハビエル。

そしてもう一人の歌い手は?ここで随分悩みました。モイ・デ・モロンかヘロモ・セグーラか。全くカラーの違う二人。好みが分かれる所かもしれませんが、どちらも歌い手として一流です。う〜む。最終的にヘロモを呼びました。なぜなら、ティエントを踊るから。アレグリアスは二人ともとてもいい。もしソレアを踊るならモイを呼んでいたと思いますが、ティエントとなると後半はタンゴもあり、やっぱりヘロモかな、と。ハビエルとヘロモは長年一緒に仕事をしているし、そういう組み合わせというのも重要だからです。

よく「共演者はどうやって決めているの?」と質問されることが多いのですが、これは難しいのです。すでに共演者が決められていてそこに自分が入る場合は別として、自分で共演者を選ぶ場合は結構大変。最近ではそうでもありませんが、最初の頃は私がいきなり電話をしても「オマエ誰だ?日本人?」みたいな反応をされる可能性が非常に高かったので、誰かに紹介してもらわないと出演交渉ができませんでした。そうして少しずつ共演していくうちに、別のアーティストを紹介してもらえるようになり、自分で直接交渉できるようになり。時には逆に「自分と共演してほしい」と言われることもあったり・・・。(ありがたいことです。)

しかしいつでも自分の好きなアーティストと共演できる訳ではありません。日程、場所、出演料の関係で共演アーティストというのは変わってきます。いったん共演承諾されても、よりよい条件の仕事が入れば直前でもそちらに鞍替えする人も結構います。そうすると新たに共演者を探さなくてはいけません。またギタリスト、歌い手の間の相性というのもあるので寄せ集めればよいというわけでもないのです。共演承諾してくれたアーティストが勧める別のアーティストが自分の好みとちょっと違う場合もあるし、自分の好みのアーティストが他の共演者と相性ぴったりというわけでもなかったり・・・。そして自分との相性も。舞台で聴いて「この人と共演したい!」と思っても仕事を一緒にするにあたり、う〜む、人間性が・・・ということもあり。難しいのです。

とはいっても、最終的には自分の踊りをちゃんとしなくては。いくらいいアーティストに囲まれていても、やはりそのアーティストを率いる実力がないと。実力とは、踊りの技術的レベルの高さではなく(それは最低必須条件だけど、それを準備するのも実は大変だ)、フラメンコをどれだけ理解しているか、カンテやギターをどれだけ聴いているか、その場その場の状況判断をどれだけ迅速正確にし、彼らを引っ張っていくことができるか。これは本当に難しい。それができる時もあれば、できずに「あちゃー」という時もあります。実際は「あちゃー」の方が多いのですが、だからこそ、プロフェッショナルなアーティストと共演したいのです。彼らに救ってもらうためではなく、どこに問題があったのかはっきりさせるため。問題点を自分以外に転嫁させないため。そして自分に率直に意見を言ってくれるアーティストであれば、なおさら勉強になります。次の仕事を期待しておべんちゃらを並べたり、ギャラをもらいさえすれば後は無関心、というのではなく。

がんばろう。これまで一生懸命練習してきたけど、本当はまだ足りない気がします。多分全然足りない。でも与えられた機会を大切に、自分ができることしっかりやっていきたい。そうして積み重ねしていくしかないと思うから。

では、またお会いしましょう。みなさんもどうぞご自愛下さいね。

2010年11月27日 寒いのでけんちん汁を作りました。 セビージャにて。

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