Sep 3

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

あの後、というのはコンクール決勝の後ですが、たくさんの方からメッセージを頂きました。喜んで下さった方、悔し涙を流して下さった方、コンクール結果に対してお怒りの方、強い励ましを下さった方・・・etc改めてどうもありがとうございました。

その決勝の模様がそのままYou Tubeにアップされています。「tongo!(八百長!)」の怒号が飛んだ表彰式もノーカットです。かなり笑えます。

  • 第14回全国アレグリアス舞踊コンクール決勝 パート1

決勝進出者:マリーナ・バリエンテ、萩原淳子、フアン・ベルムデス、ルイス・デ・ウトレーラ

自由曲部門賞:パトリシア・イバニェス

watch?v=UBqxSc0heuw ←こちらをクリックして下さい。※私の部分は00:27:45くらいから始まります。

  • 第14回全国アレグリアス舞踊コンクール決勝 パート2

ゲスト・アーティスト:フアン・デ・フアン

表彰式

watch?v=dSSqKmc_7lA ←こちらをクリックして下さい。※表彰式は最後の10分くらいです。

改めて自分の踊りを客観的に見てみると・・・課題がいっぱいです。ありすぎます・・・。

今回学んだことを、また少しずつ消化してゆければと思います。今後ともどうぞよろしくお願い致します!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、次回は9月7日(水)にセビージャで踊ります。

2011.9.7 //  サラ・ラジャ・レアル - セビージャ. 22:00H.

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • マヌエル・ロメーロ
  • アンドレス・エルナンデス“エル・ピトゥケテ”

↓フェイスブックにアップされているライブのチラシ

私の写真が勝手に使われて・・・なんだかお化け屋敷の宣伝みたいになっているよ・・・・

ちなみに元の写真はこれ↓(雑誌「EUROPA JUNTA」記事:「世界遺産フラメンコ」写真:アントニオ・ペレス)

・・・・ちょっと気になりますが、まあ私は踊りをがんばるだけです♪

ではみなさんまたお会いしましょう!

2011年9月3日 セビージャにて

Aug 19

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

とうとう明日になってしまいました。第14回全国アレグリアス舞踊コンクール決勝。

予選通過からこれまでの1ヶ月間、練習してきたようで、あまりしていません。1ヶ月あれば十分踊り込めると思っていたけれど。途中全く練習できなくなりました。スタジオに行ってもぼーっと立ちつくしたり、闘牛場の牛みたいにスタジオ内をぐるぐるぐるぐる歩き回ったり。

私のアレグリアスってなんなんだろう。私は本当にコンクール決勝進出者としてふさわしいのだろうか。そもそも私はなんで踊っているのだろう。私の踊りに価値があるのか。そんなことずっと考えていました。自分と自分自身の踊りにずっと疑問を持っていました。

ところで私はいつからアレグリアスを踊り始めたのだろう?

大学のサークルでフラメンコを始めたばかりの時に、先輩が踊っているアレグリアスを見て、早く早くたくさん学びたくって、そう思って毎週レッスンを見学していたら、見ているだけで振付をとってしまった・・・ああ!!!踊りたい、もっとフラメンコを学びたい!!!そう恋い焦がれていた時にこっそり踊ったのが、私とアレグリアスの出会いでした。

初めて舞台でアレグリアスを踊ったのは、それから2年後、当時師事していたAMIさん、そして森下祐子さん、長谷川典子さんの舞台「LAS ENAMORADAS DE SEVILLA(セビージャに恋する女性達)」。厳密に言うとアレグリアスを踊ったのはAMIさん、祐子さん、典子さん。私は彼女達の踊りと踊りの合間に、つなぎとしてちょっと踊っただけ。そして最後のブレリア。フラメンコ歴2年のド初心者の私がプロの踊り手の舞台に立つなんて・・・。あのアレグリアスは一生忘れられません。

その数年後私はセビージャに渡り、その約2年後一時帰国した時に都内のタブラオで踊る機会を得ました。「私、セビージャに留学してたんです!」という帰ってきたばかりの留学生独特の、あの高慢な雰囲気。留学してたからって、だからなんなの、と今は思うけれど、あの時はそれを特権のように思っていた私。これ、セビージャで◯◯に習った振付なんです!とばかりに鼻息荒くして踊ったアレグリアス。ライブが終わった後、ギタリストの方が私におっしゃいました。

「振付にしばられている。もっと自由にならなくてはだめだ。」

多分、“私の”アレグリアスは、あの時初めてスタートを切ったように思います。いろいろな先生に習ったたくさんの振付、技術。全部かなぐり捨ててカンテをひたすら聴く毎日。踊ることがどうでもよくなればなる程見えてきたアレグリアス。少しずつ少しずつ“私の”アレグリアスは形成されていったのでしょうか。

それからさらに数年後、スペインで何度も何度も踊るようになったアレグリアス。失敗もあれば喜びもあり。発見もあれば落ち込みもあり。たくさんのギタリストや歌い手達との共演。いろいろな人達との出会いの中で経験してきた、愛情、批判、嫉妬、罠、裏切り、感謝、敬意・・・。そしてバタ・デ・コーラとマントンとの出会い。今やっと、バタとマントンが自分の子供のように思えてきています。私は子供を持っていないけれど、持っているのなら多分同じような気持ちなのではないかな。自分といつも一緒にいて、彼らの自由を見守っていることもあるし、彼らを自分の一部のよう感じる時もある。その重みとその存在をいつも感じている。そしてそこに私は喜びを感じている。

長い年月をかけて私は“私の”アレグリアスを耕してきましたた。明日の決勝ではそれが出るか出ないかだけです。バタとマントンの振付も作ってみたけど、最終的に残るのは“私自身”なのでしょう。振付なんて壊れてしまえばいい。舞台の上で。そうでなければ “私自身” は現れないから。

コンクール決勝、ということは、もういいんじゃないかな。点数も順位も他人の評価も。重要なことはもう、私は私の中に持っている。たぶんね。

2011年8月19日 セビージャにて

Aug 3

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

こちらセビージャは最近はそれ程暑くありません。本当に暑かったのは6月の終わり・・・あの時は道ばたで干涸びている虫を見るにつけ、明日は我が身・・・と思ったものでした。でも何だかんだで生き延びていますよ〜

今週の金曜日に、セビージャの郊外のラス・カベッサス・デ・サン・フアンという町のフェスティバルに出演します。

  • 2011.8.5 //  フェスティバル・デ・ラス・カベッサス・デ・サン・フアン. 22:00H.入場無料
Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • エバ・ルイス
  • ミゲル・ペレス

最近は8/20のコンクール決勝に向けて練習をしているのですが、ちょっとダレ気味。そんなに暑くないとはいえ、やっぱり夏に練習するというのは疲れるのかな・・・8月のセビージャはフラメンコのお教室がほぼ全部閉まってしまうので、留学生はセビージャを脱出してしまいます。みんな海に行ったり旅行に出かけたりバケーションを楽しむ中、ひたすらスタジオに向かう私。なんだか気が滅入るのはそのせいでしょうか?まあ、私も人間ですから浮き沈みがあるのも当然でしょう。金曜のフェスティバル出演で喝!を入れ直し、残り2週間でラストスパートをかけたいものです。

そして同日の日本時間20時から 、第8回少人数制クルシージョ(2011年9月16日〜10月16日。東京・中野にて)の「先行お申し込み」が開始します。(詳細に関しては当HP「クルシージョ」の所でご確認下さい。)「先行お申し込み」はこれまでにクルシージョを受講された生徒さん、お問い合わせ下さった皆さん対象のお申し込みになります。一般お申し込みは8月12(金)以降を予定していますが、「先行お申し込み」開始後すぐに定員に達してしまうクラスもありますので、受講をご希望される場合はお早めにこのHP「連絡先」までメールを下さい。クルシージョ時間割に関する添付ファイルを1点送らせて頂きますので、ファイルを受信できるメールアドレスからのご連絡をお願いしております。

ちなみに毎回必ず、「先行申し込み開始日を忘れて出遅れました〜!!!ショックー!!!」という方がいらっしゃいます。まあ、その方も人間ですからお忘れになることもあるでしょう。ただしそれはご本人の責任になりますのでお気をつけ下さいませ。。。

では皆様もどうぞご自愛下さいね!

2011年8月3日 セビージャにて(写真は本文と関係ありません。グアダルキビル川のほとりでカモと遊ぶ私。)

Jun 26

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

こちらセビージャは暑いです。昨日のセビージャは48度にまでなったそうです。まだ6月なのに・・・

前回のブログでお話しました、「第14回全国アレグリアス舞踊コンクール」予選に一昨日出場しました。たくさんの方から応援のメールを頂き大変感謝しております。本当にどうもありがとうございました。

昨日は疲れ果てゾンビのようでしたが、今日はだんだん元気になり、ブログを更新できるまでに回復してきましたよ。みなさまからのお心遣いに本当に癒されたように思います。本当にどうもありがとうございました。

今年のアレグリアス・コンクール予選は5月から始まっていたようです。来週の金曜日が予選最終日らしく、その後決勝進出者には個人的に連絡があるとのことでした。私が出場した日には私の他にも3人の踊り手がいました。一人は日本からこのコンクールのためにやってきた、いぐちゆかりちゃん、もう一人は日本人の名字を持つ「リカルド」という名の男子、もう一人がコルドバの踊り手、アナ・ガルシアでした。アナはハビエル・ラトーレのお弟子さんで、ヘレス・フェスティバルのラトーレのクルシージョの時に代教をつとめています。昨年、今年とラトーレのクルシージョを受講した私とアナはちょっとした顔見知り。「ちょっと〜、なんで私と一緒の日に出場するのよ〜!!!」と私がふざけて言ったら「それはこっちのセリフよ。ジュンコ。」とお蝶婦人のような余裕の口調で、でも目の奥にはギラリと光るものが・・・ほ〜ら、コンクールの始まりです!!!

まずはコンクール出場者4人でくじ引きをし、順番を決めます。私は2番。開始22時まであと10分しかないのに、化粧がまだ終わってないよ、と思いつつ、でも大丈夫。なぜならここはアンダルシアなので、結局始まるのは22時半過ぎ。落ち着いて化粧を終わらせようと思ったら、楽屋が暑い。扇風機が2台ありましたが、扇風機というより熱風機。その撹拌された熱風の中で汗をかきながら化粧。厳しい・・・カディスは海のそばだからセビージャより涼しいと言ったのは誰だ!!!

ぶーぶー文句言いながらもあっと言う間に自分の出番。バタとマントンで初めて踊ったアレグリアス。思ったより舞台は狭くて振付けを急遽変えることに。そのせいか、あわあわ〜となってしまった所あり。マントンの動きがイマイチの所あり。でも初めてだからこんなものかな・・・と別段落ち込みもせず淡々としていました。歌い手のヘロモとハビエルは満足そうだったけど、そうかな・・・とピンと来ない私にミゲルが一言。「ジュンコ、あのアレグリアスには“ペソ”があったぞ。あれは観る人が観れば分かる」

おお!!!“ペソ”!!!私のアレグリアスの“ペソ”がある?!それはとても嬉しい一言でした。

・・・“ペソ(peso)”・・・・スペイン語の辞書を引くと、そこには「重み、体重」というような意味が載っています。フラメンコ舞踊において“ペソ”のある踊りというのは、その踊り手の体重が重いのではなく、重みのある踊り。といってもわざわざ膝を曲げて粘っこくどっしり踊るスタイルを指すのでもないと思います。説明が難しいのですが、私が人の踊りを観て、この人にはペソがある、という踊りは、その人のエネルギーが大地と天を貫いている踊り。たとえ踊っていなくても、ただ舞台の上に立っているだけでもそのエネルギーがあれば何かを伝えることができる。逆にペソのない踊りというのは、両手両足を動かしているだけの表面的な踊り。また、ペソがあるように見せかけるために、わざと手足をあまり動かさないで踊ろうとする人もいるけど、それは金メッキ。時間とともにはがれる。舞台の上に立っているのではなく、乗っかっているだけ。紙相撲みたいに。

技術的な話しをすれば、普通の衣装で何も持たないで踊る場合、ある意味「紙相撲」でも踊れる。両手両足をカッコよく動かせば、上手に踊っていることになる。なおかつ器用にフラメンコっぽい仕草とかをすれば、それをフラメンコだと見せかけることもできる。でも「紙相撲」にバタをはかせたらどうなるか?マントンを持たせたらどうなるか?まず立っていられない。というより、舞台の上に乗っかることすらできない。もしかすると私はこれまでの、マントンとバタ・デ・コーラの練習の中で技術的にペソというものを体得し始めているのではないか?

そしてここがフラメンコの難しいところでもあるが、その“ペソ”は技術だけでは会得できない。では何が必要なのか?私にはなんとなく分かっている。でもやっぱり分からないような気もする。◯◯である、と今の私には断言できないけど、それはきっと私が今まで求めて来たものとなんらかの関係があるように思う。

そしてミゲルに言われたもう一つのこと。

「ソレアの2つ目の歌の時にレマーテをしなかっただろう?」・・・・?・・・・私は自分が何をどう踊ったかあまり覚えていないけれど、言われてみれば確かに、普段サパテアードでレマーテするところをしなかった。確か最後の瞬間に手か腕を動かしたような気がする・・・そうミゲルに言うと、ミゲルはこう言いました。「いいんだ、それでいいんだ。あの歌に足のレマーテは合わない。多くの踊り手がそれをやりたがるけど、ジュンコはやらなかった。それはとても価値があることなんだ。自分では気付いていないかもしれないけれど」

それに価値があるということは私も知っている。それは時として私の踊りに起こりうることであるから。でも、ここがまたフラメンコの難しいところでもあるが、価値を持たせようとして踊っては、その価値は消え失せる。もしくは最悪、その意図が踊りを腐らせることだってある。だから、あの時のあの瞬間、私が価値ある一瞬を持ったからといって、同じことを次の機会にすることはできない。それは一瞬一瞬にして生まれるものだし、生まれないものでもあるから。

ミゲル・ペレスというギタリストから私は本当に多くのことを学んでいる。そしてそれはフラメンコの本質と直結していると私は思う。ミゲルが私と仕事をしてくれることに私は感謝したい。

今週の水曜日にはセビージャでソロ公演があります。(詳細は左のチラシ参照)コンクール予選と同じバタとマントンのアレグリアスとソレアを踊ります。野外劇場なので風が強い可能性もあり。もしかしたらバタがひっくり返るかもしれないし、マントンを頭からかぶってブルカみたいになってしまうかもしれない。でも、そんなことよりも、今回のコンクールで学んだことを生かせることができればいいと思う。もし水曜日の公演で生かせないのなら、またいつの日か。時間をかけてゆけばいいのだと思う。

2011年6月26日 セビージャにて。(写真:アントニオ・ペレス)

Jun 11

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

2011.6.29 //  “ミエルコレス・ア・コンパス” カルトゥッハ修道院(セビージャ)21:00開演

入場料:3ユーロ

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • ヘロモ・セグーラ
  • ハビエル・リベーラ
  • ミゲル・ペレス

今週は大変、くたくたの毎日でした。今は金曜の夜。お友達の家の屋上でのフィエスタ(パーティー)に誘われましたがお断り。最近は土日もクラスを行っているので休む暇がありません。そして今月24日にはカディスのアレグリアス・コンクール出場、29日はセビージャのソロ公演 “ミエルコレス・ア・コンパス” があります。コンクールの話しはまた別の日にブログにしますので、今日は “ミエルコレス・ア・コンパス” について。

毎週水曜日にセビージャのカルトゥッハ修道院で行われるフラメンコ公演「ミエルコレス・ア・コンパス」。主に若手の踊り手が中心に出演し、時にはあっと驚くベテラン舞踊家が出演することも。これまでは入場無料でしたが、経済危機のあおりで無料での公演継続が難しくなり、今年から入場料3ユーロとなりました。といってもすごく安いと思うのですが、昨年に比べてお客さんはぐっと減ってしまいました・・・先週、先々週と公演を観に行きましたが、いい踊り手達のいい公演だったのにお客さんはまばら。すごく残念。私が踊る時にもお客さん少ないのかな・・・と心配です。

せっかくのいい公演だったのでせめてブログにしますね。

  • 6月1日 踊り:アナ・カリ

アナ・カリはグラナダの踊り手。この公演出演のためにわざわざグラナダからやって来たそうです。結論から先に言うと、来てくれて本当にありがとう。あなたの踊りはとても素晴らしかった。大好きだ!!!

アナ・カリの芸歴は恐らく長い。数年前にはベレン・マジャともよく一緒に仕事をしていた実力派。この日はタラントとアレグリアスを踊りました。まず、アナ・カリは身体的に恵まれていません。恐らく私より身長が低い。(私は154センチ)小さい踊り手が舞台に乗っている時に大きく見えることはよくあるけど、前から2列目で見ていたにもかかわらず、アナ・カリは本当に小さかった。踊りが小さいのでなく本当に身長が低い。そして手足も長くない。俗にいう日本人体型・・・でも、多分、多くの日本人の踊り手の方がよっぽどスタイルがよい。本当に申し訳ないし、私は自分の体型を棚に上げているのだけど、それが事実で、それは本人が一番よく知っていると思う。

そんなわけでタラントで踊り出した時は「ああ、残念だな・・・いい踊り手のはずなのに・・・」と思ってしまいました・・・・。でも!!!!タンゴになったら大逆転!!!彼女の土地、グラナダのタンゴ。本当に素晴らしい。これがグラナダのタンゴなのだ。アナ・カリのタンゴなのだ、と。今まで私がタンゴだと思っていたのは何だったのか。脱帽。圧巻。この踊り手はすごい。

2曲目はアレグリアス。なんと、その体型でズボン姿。女性がフラメンコを踊る時にはくるぶしまでの長いスカートをはくのが伝統的であり一般的。ズボンをはく場合もあるし、あえてスカートをはかない場合もあるけど、ズボンをはくからにはそれなりのスタイルと脚力、男性並みのサパテアードの力がないとあまり意味がない。スタイルのいい人は何を着てもサマになるけど、そうでない人は欠点をいかにカモフラージュするか、長所をどう見せるかがポイント。(私も衣装を選ぶ時にはものすごく悩みます。)スカートはその意味でデザインによっては自分の味方になってくれるけど、アナ・カリのズボンは・・・確かにグラナダの踊り手だけあってサパテアードはすごい。でも・・・まさに彼女のそのスタイルの欠点を誇張してしまっている・・・うわ〜と絶句してしまったのだけど・・・

この人のアレグリアスは・・・・OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLE OLEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!

本当に素晴らしかった。踊りの上手な人は世の中にいっぱいいる。容姿に恵まれた人も。でも本当に心の底から「ole」が出る踊り手は一体世の中に何人いるのか?!

アナ・カリはそのうちの一人だ。実力のある踊り手というのは知っていたが、彼女のソロの踊りを生で観たのは初めてだった。世の中にこんな踊り手が存在していることが嬉しい。ペソと呼ばれる、重み、存在感。それがある。確実に彼女から地軸に向かってまっすぐにエネルギーが伸びている。そしてそこから時としてマグマが噴出する。彼女の身体を通して。カルメン・アマジャの影響を強く持っている踊り手。でもそれがただの物マネではなく、アナ・カリ自身の何かと直結している。アナ・カリの踊り。

「personalidad」という言葉がある。その人がその人であること。その人でしかないこと。日本語に訳すと「個性」になるのだろうが、「個性」という言葉とはニュアンスがちょっと違う。うまく説明できないが、それを「個性」と訳してしまうと何か違和感がある・・・。が、それ以外のぴったりくる言葉も見つからない。出る杭が打たれる文化にはその言葉は真の意味では存在しないのかもしれない・・・。が、とにかくその確固たる「personalidad」を持つ踊り手。それを持つ踊り手は一体世の中に何人いるのか?!特に若手舞踊家の中で。誰もが上手に踊る、でもそれが時としてみんな同じように見えたり、誰かのモノマネに見えたりする中で。

それにしても観客が少ない。こんないい踊りを3ユーロで観られたのに。

  • 6月8日 踊り:イレーネ¨ラ・センティーオ¨

イレーネはイタリア人。昨年のセビージャ・ビエナルのファルキートの公演の中で出演した4人の女性舞踊家のうちの一人。ファルキートに習っているだけあってとにかく脚力が強い。速くて正確なサパテアード。そんじょそこらの男性舞踊家よりもよっぽどすごい。彼女のソロ公演を観た事がなかったのでこの日もカルトゥッハ修道院へ足を運ぶ。

これまでは修道院の礼拝堂が公演会場だったが、この日から後の公演は修道院中庭の屋外舞台。セビージャでは6月はもう夏の暑さが押し寄せている。野外公演が始まるのがこの月。でもこの日は意外に涼しくて、公演中ちょっと寒かった。そしてやはりお客さんがまばら。野外だけに人数の少なさが余計に強調されてしまう・・・

イレーネは上手だった。でも残念なことにサパテアードの音を拾うフット・マイクがなかった。屋外なのに。ギターとカンテにマイクがあっても足音が聞こえないから、イレーネの良さが伝わらない・・・。すごいことしているんだろうな〜と足音を想像しながら観るしかなかった。とても残念だ。

よかったのは若手のギタリストのブレリア。モロン出身に違いない。かの、ディエゴ・デル・ガストールを輩出したスーパー・フラメンコの土地、モロン・デ・ラ・フロンテーラ。モロンのギタリストというのはすぐに分かる。あのモロンのギター。会場から「¡Viva Moroooooooon!(モロン万歳!)」という雄叫びが。やっぱりね。観客が少なくても、ここにはフラメンコを愛する人が必ず紛れているものなのだ。舞踊伴奏は残念ながら今ひとつで、それもイレーネが可哀想だった要因だけれど、彼のソロの部分はすごくよかった。その意味ではなんだかちょっと得した気分。

ところで「ディエゴ・デル・ガストール」って誰?という人、このYouTube の映像をどうぞ。必見。必聴。

watch?v=W74IVr_90CQ

しかし・・・のんきに他人の公演を批評している場合じゃない。どうしよう!!!29日の私の公演!!!と焦りまくる私。どうしよう!!!時間が足りない!!!準備が足りない!!!ブログ更新している場合じゃないよ〜!!!

29日、私はソレアと、アレグリアスを踊ります。アレグリアスはマントンとバタ・デ・コーラの新しい振付。これが恐ろしい・・・一体どうなるのか?初出しというのはとにかく緊張する・・・しかも野外公演だ。マントンとバタには強敵の風が強い可能性が高い・・・

とにかく練習するしかない。克服できるかできないかは分からないけど練習あるのみ。「だったら無難に、今までの踊りをすればいいじゃないか」という、頭の中の“ジュンコ”が囁く。すると“もう一人のジュンコ”が、「何を言うか、失敗を恐れるな。やりたいことを貫け」と言う。さらに“別のジュンコ”が「そうだそうだ。恥かくだけで死にゃーしないよ。」と加勢する。どうなってんの。まったく。

そして練習すればいいってもんじゃない、ということも知っている。オリンピックに魔物が住んでいるように、舞台にも魔物が住んでいる。と私は思う。

不安だ・・・私の公演・・・・

そう思いつつ、明日の朝はスーパーに買い出しに行かないといけない、なんてふと思いついてしまう。。。平日は忙しくてスーパーに行けない。日曜はどこも閉まっている。土曜が1週間分の食料まとめ買いの勝負だ。しかも砂糖が切れている。いつもの買い物より1kgプラス。でもメロンも買いたい・・・あ〜〜〜。そしてさらに、今週は階段掃除当番だ。

がんばる、じゅんこ。でも今日はもう寝る。

2011年6月11日 ・・・もう土曜になってしまった・・・

Apr 17

みなさんこんにちは。

5月4日(水・祝)、西日暮里「アルハムブラ」でチャリティーライブに出演することになりました。

2011.5.4 // 「VIVIR」 -チャリティーフラメンコライブ 西日暮里「アルハムブラ」 18:00会場 18:30開演
入場料:2000円
Baile Cante Guitarra
  • AMI
  • 河内さおり
  • 関口京子
  • 屋良有子
  • 萩原淳子
  • パコ・エル・プラテアオ
  • フェルミン

当初予定されていた、同日の恵比寿イベリア「サラ・アンダルーサ」でのライブは中止となりました。そのため、「だったらチャリティーライブを企画したらどうか!」と思いついた私は、早速出演予定だった踊り手さんにご連絡。関口京子さん、河内さおりさんと私の3人の共同主催企画でチャリティーライブの可能性を探ることに。そしてAMIさん、屋良有子さん、パコ・エル・プラテアオ、フェルミンの心強いご協力、そして会場を無料提供して下さる、西日暮里のタブラオ「アルハムブラ」さんの懐深いご協力を得て、今回のライブ開催の運びに至りました。皆様どうもありがとうございます。

今回の収益金は被災地に送られ、後日、送付報告を3人の主催者のホームページにて公表致します。

お問い合わせ&チケットお申し込みは info@saori.flamenca.com (河内さおりさん)までご連絡下さるようお願い致します。早々の満席が予想されますので、チケットご希望の方はお早めにご連絡下さい。

では会場でお会いできることを楽しみにしております!

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