Apr 5

WEB用4/6アルハムブラみなさまこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

明日、西日暮里のタブラオ「アルハムブラ」さんでのライブに出演致します。お陰様で1部・2部共に早々の完売御礼となりました。お申し込み下さいました皆様、誠にありがとうございました。お申し込みの皆様には「仮予約」メールで既にご連絡しておりますが、念のため再度ご連絡させて頂きます。お申し込みの皆様は以下ご確認下さいませ。

4/6(水)「アルハムブラ」ライブにお申し込みの皆様へ

過日はライブのお申し込みとチャージのお振込、お支払いを頂き誠にありがとうございました。

明日のライブですが、「仮予約」受付メールにてすでにご連絡しておりますが、念のため以下の点を改めてご連絡させて頂きます。

チケットの発券はございませんので、当日お店受付にてご予約された方のお名前をおっしゃって下さい。担当の者よりお席の方へご案内させて頂きます。

スペイン料理がとても美味しいと評判のお店だそうですので
是非、お食事の方もお楽しみ頂ければ幸いです。
お料理の詳細に関しては、お店の方へ直接お問い合わせ下さいませ。
TEL: 03-3806-5017
E-MAIL: info@alhambra.co.jp
その他詳細:アルハムブラさんHP

なお、お店の地図は上記HP、もしくはフライヤーにてご覧頂けます。

では、会場にて出演者一同お待ち申し上げます!

なお、今回の滞在時に出演のライブは明日のみになりますが、次回帰国の夏に昨年同様、明大前のキッド・アイラック・アート・ホールにて、夫アントニオ・ペレスの第4回来日写真展と同時開催フラメンコライブを開催致します。日程は8月3日(水)〜7(日)、出演者等の詳細はまた改めてご連絡させて頂きますので、宜しくお願い致します。なお、こちらからの直接のご案内メールをご希望の方は、こちら「連絡先」 のフォームを通してお問い合わせ下さい。(萩原クルシージョ受講生、これまでに公演・ライブにお越し下さった方には、これまで通りメールを送らせて頂きます。)

では、明日は1部・2部それぞれオープニング1曲ずつ、そしてソロも1曲ずつの計4曲を踊ります。楽しみです!!!

2016年4月5日(火)

Mar 30

スクリーンショット 2016-01-23 10.38.29スクリーンショット 2016-03-15 12.43.20スクリーンショット 2016-02-15 16.32.19スクリーンショット 2016-02-07 12.12.03みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

今回の帰国期間の約半分が過ぎました。
お陰様で今回もたくさんの生徒さんにクルシージョをお申し込み頂き、これまで以上のコマ数のクラスや個人レッスンを行っています。
「大変ですね」とよく言われるのですが、そうかなあ?これは私の仕事だし、しかも私の方こそ教わることが多く、ハッと気付かされたり感動する毎日です。本当に有り難いことです。

東京でのクルシージョは4/10(日)まで、福岡は4/8(金)、大阪は4/9(土)、つくば国際美学院さんは4/3(日)になります。(詳細はファイルをクリックしてご確認下さい。)

ちなみに3/31現在の空き状況は以下の通りです。

「第18回少人数制クルシージョ」満席のためキャンセル待ちをお願いするクラス

  • 4/2(土) 16:15〜 バタ・デ・コーラ・テクニカ基礎5
  • ※「バタなし」受講は受付可。
  • 4/2(土) 18:40〜 バタ・デ・コーラ・アレグリアス振付5
  • 4/4(月) 19:45〜 今、見直すべきテクニカ5★お申し込み先★ layunko@gmail.com(ハギワラ)

4/8(金)開講「第9回福岡クルシージョ」空き状況

  • コンパス重視のタンゴ    13:30〜14:45 空きあり
  • サパテアード原点(タンゴ) 14:50〜16:05 空き6名
  • コンパス重視のタンゴ    19:00〜20:15 空き3名
  • 使ってこそ身体(タンゴ)  20:30〜21:45 空き3名

★お申し込み先★ fukuokacursillo@gmail.com (ウラベ)まで。

4/9(土)開講「第9回大阪クルシージョ」お申し込み状況

  • サパテアード原点(タンゴ)12:30〜13:45 満席のためキャンセル待ち
  • 使ってこそ身体(タンゴ) 13:50〜15:05 満席のためキャンセル待ち
  • マントン・テクニカ基礎  15:25〜16:40 満席のためキャンセル待ち
  • バタ・デ・コーラ・テクニカ基礎 16:45〜18:00 空き2名
★お申し込み先★ osakacursillo@gmail.com

4/3(日)開講「つくば国際美学院さん主催クルシージョ」

  • 10:00〜11:15 バタ・デ・コーラ・アレグリアス振付
  • 11:20〜12:35 テクニカ&コンパス

 

空き状況は casatakenoko@mail2.accsnet.ne.jp(つくばCASA TAKENOKOさん)まで直接お問い合わせ下さい。

空きのあるクラスもいくつかございますが、今後直前のお申し込みが増え満席になる場合もございます。受講ご希望の場合は各クルシージョ上記メールアドレスまでお早めにお申し込み下さいませ。

クルシージョ詳細・今後の空き状況は こちら でもご確認頂けます。

WEB用4/6アルハムブラなお、4/6(水)アルハムブラさんでのライブも1・2部共に完売御礼です。お申し込み下さいました皆様、ありがとうございました!

残りの期間も体調に気をつけて頑張りたいと思います!

ではまたお会いしましょう。

2016年3月31日

Mar 15

スクリーンショット 2016-01-23 10.38.29スクリーンショット 2016-03-15 12.43.20スクリーンショット 2016-02-15 16.32.19スクリーンショット 2016-02-07 12.12.03みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか?

お陰様で無事、昨日日本に着きました。今のところ時差ぼけもなく元気に過ごしております。

今回の滞在は4/11(月)まで。期間中のクルシージョ、ライブ情報は以下になります。

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★第18回少人数制クルシージョ★ 3/16(水)〜4/10(日)
★第9回福岡クルシージョ★ 4/8(金)
★第9回大阪クルシージョ★ 4/9(土)
★国際美学院さん主催クルシージョ★ 3/21(月祝)、27(日)、4/3(日)

上記クルシージョ詳細、クラス空き状況は→http://www.layunko-flamenco.com/JA/cursillos/ でご確認下さい。

WEB用4/6アルハムブラなお、4/6(水)西日暮里アルハムブラさんでのライブはお陰様で1部・2部共に完売となっております。誠にありがとうございました!

では約1ヶ月間の滞在になります。体調に気をつけてがんばりたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します!

2016年3月15日 日本にて。

Mar 13

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

明日セビージャを発ちます。日本に着くのは月曜になります。ヘレスからセビージャに戻ってきて、バタバタと帰国の準備をしたりなんやかんやと忙しい日々でした。我が家では、旅立つ者が家の掃除をし、料理を作りだめしておくという暗黙の了解(?)があり、実は荷造りよりもそっちの方が大変だったりします。(笑)とはいえ、残された者が掃除をして料理をし、帰ってくる者を待つという暗黙の了解もあるため、結局は同じなのですが。というわけで、今日は料理と掃除に明け暮れやっと今落ち着いた所です。

3月11日が過ぎました。いろいろ考えているうちに今日になってしまいました。5年前のあの日、私はヘレスにいました。あの時一緒にハビエル・ラトーレのクラスを受講していた日本人のある方が仙台出身でした。彼女がヘレスにいることで、お子さんはご実家のお母様の所にいたようで、無事だったそうです。でも家が・・・と彼女は話していました。あれから5年経って、彼女とばったりまたヘレスで会いました。「大丈夫?」と聞いたらお祖母様のお話を声を詰まらせてされていました・・・。

あっという間に5年経ってしまったように思えるけど、長い長い5年だった方がまだたくさんいらっしゃるのでしょう。そしてそれがもっと続くのかもしれません・・・。

震災後、セビージャのチャリティー公演で踊ったソレアがあります。→ https://www.youtube.com/watch?v=aPovUSqmSZI

私は踊ることしかできないけど、誰かの心に何かを届けられる踊りがしたい。そうでなかったら自分が踊っている意味がありません。

本当につらくて苦しいことは、誰にも話せないし、ましてやブログにもFacebookにも書けません。

でも踊りという手段がある。そして、それを感じるという手段もあるのではないかと思うのです。

2016年3月13日 セビージャにて。

Mar 9

みなさんこんにちは。

毎日ブログを更新していると、やっぱり私は書く事が好きなんだなと思う。文章を書く(ブログの場合、正確には「打つ」のかもしれないけど)ことで初めて物事を整理して考えることができる。そして自分が何を感じたのか理解することができる。それをなしにしても公演を楽しむことができるのだけど、やはり後から書くという行為を伴う経験は何かが違う。不思議な事実だ。

  • 3月2日(火)21:00開演 Shoji Kojima 小島章司先生(会場:ビジャマルタ劇場)

9dbe741559この公演タイトル「A este chino no le canto」を目にした時、本当にぎゃふんとしてしまった。直訳すると「この中国人には歌わない」。ただしここで言う中国人というのは、多くのスペイン人からすると東洋人の総称。つまり、中国だろうが日本だろうが韓国だろうが、彼らからすれば全部ひっくるめて中国人。そしてこの言葉が東洋人一般に使われる場合、差別的なニュアンスをも含むこともある。スペインに住んだ経験のない方にはピンと来ないと思うが、ここスペインでは、少なくともアンダルシアでは東洋人に対する差別というのが確実にある。アンダルシア人全員が差別主義者と言っているのではない。差別主義者ではないアンダルシア人だってもちろんいる。しかし、ある、差別は確実に。

2002年に渡西した当初、毎日のように私は道端で「china!」(チナ!)とバカにされた。野菜を投げつけられたこともある。見ず知らずの人達に。「チナ」というのは中国人女性のこと。つまり最初に説明したように、状況やその言葉のニュアンスによっては東洋人女性に対する差別用語にもなる。なぜ東洋人であることでバカにされなければならないのか?ただ道を歩いているだけなのに?私が一体何をしたというのか・・・? それまでの27年間、日本人として日本で育ち自分が差別されるなんてこれっぽちも想像したことすらなかった私は、留学当初、毎日怒り、悲しみ、憤り、家に帰って泣いた。なぜなら言われた時には何も言い返すことができなかったからだ。大体バカにされる時は、その相手は複数の男達だ。(彼らは一人では言わない、複数でないと言えない卑怯者なのだ)彼らに対して女一人で何ができる?そこで何か言い返して、もし彼らがナイフでも持っていたら?もし彼らに暴行されたりしたら?・・・私は一巻の終わりだ。だから毎日毎日我慢して家で泣いた。でも、セビージャでフラメンコ留学をするということは、その差別から逃れなれないことを悟ってから私は何があろうと外に出た。毎日毎日が弱い自分との闘いだった。泣いても、涙をふいた後にはさらに強くなっていった。そうしなければここで生きてゆくことができなかったから・・・。

あれからもう14年程経つ。セビージャの状況も随分変わってきた。昔のように道端でバカにされることも物を投げられることもほとんどなくなった。むしろ日本が好きだというアンダルシア人に出会うことも多い。しかし、フラメンコの世界ではまだ東洋人に対する差別がある。日本人がフラメンコの“顧客”でいるうちは差別を感じることはないだろう。特にここ数年のスペイン国内の不況で、フラメンコアーティスト達は日本を含む他の国の“顧客”の存在なしには生きてゆけない。当然その“顧客”に対する追従というものも存在する。でもその世界の中で彼らと同じ土俵に立つ場合、(同じ土俵に立たせてさえもらえない時の方が多い)そこには厳然たるものが存在する。それがここ数年私が感じていること。でも家に帰って泣いたりはしない。差別があったとしてもそれをはねのける実力をつけること、誰がどう思おうとも自分自身の頭の中で自分に対する差別意識を持たないようにすること、自分自身の可能性を自分で限定しないこと、その闘いを、自分自身との闘いを今続けている。そしてそれはここで踊り手として生きる限りずっと続けてゆくだろう。

・・・と、自分の話が長くなってしまったが、現在でさえ、14年前でさえそうなのである。ということは、小島先生が渡西された40年前というのはいかなるものだったのか。それを想像するだけで胸が痛くなる。公演の中で、恐らく小島先生が当時のタブラオに出演されていた設定の場面で、小島先生がソレアを踊り始めようとする時に、歌い手の一人がこの言葉を叫んだのだ。「オレはこの東洋人には歌わない!」「東洋人が踊ってるのなんて見た事ない!」そしてその歌い手を含め、タブラオ出演者の全てのアーティスト達が舞台から去ってしまい、小島先生が舞台に一人残される。ソレアを踊り始めるポーズのまま。その状況でビジャマルタの劇場内でどっと笑い声と拍手がおきた。意表をつく展開に劇場内の空気がゆるんだのだろう。でも私はその瞬間、全く笑えなかった。他の観客が笑っているのは頭では理解できても、私全く笑えなかった。公演タイトルとなったこの言葉は、きっと本当に小島先生が浴びせられた言葉だったのだろう。この苦しみを、悔しさを、やるせなさを、痛みを、怒りを理解できる人があの劇場内に何人いたのだろうか。

誰もいない。なぜならそれは同じ経験をした人間にしか、決して分かり得ないものだからだ。

たくさんの素晴らしいアーティストが出演していた。ミゲル・ポベダ、エバ・ジェルバブエナ、ハビエル・ラトーレ、クリスティアン・ロサーノ、タマラ・ロペス、レベルの高い群舞(小島章司先生の舞踊団の前田可奈子ちゃんもがんばっていた!可奈子ちゃん、おめでとう&お疲れ様でした!)それぞれに素晴らしい瞬間があった。特にエバのソレア。バタ・デ・コーラで始まり、最後のブレリアではマントンも使うソレア。歌い手のホセ・バレンシアが歌うブレリアを踊るエバにはこの世のものとは思えない「何か」、神がかったものが乗り移っていた。そしてその後に登場したハビエル・ラトーレ。エバが支配した空気を、その一振りでまた公演のそれへと難なく戻す。あんなことはハビエル・ラトーレでないとできない。あの場面でハビエル・ラトーレが登場しなければ、あの公演は全てエバに持っていかれて、筋の通らないものになっていたろう。それを全部お見通しの上での演出なんだろう。だからこそ、それでこそ、ハビエル・ラトーレなのだ。すごすぎる。

最後のフィン・デ・フィエスタでエバはソレアと同じバタ・デ・コーラでブレリアを踊る。ソレアの時はクプレ(歌謡曲)のブレリアだったので、その時のブレリアとは全く違う雰囲気。同じブレリアでも同じ衣装でもカンテが変われば全く変わってしまうエバ。観客からの拍手喝采の中、エバは引っ込まずに小島先生を招いた。・・・感動的な瞬間だった。・・・なんと崇高な人なんだろう、エバ・ジェルバブエナという人は。自分に送られた拍手喝采を自分のものにせず、小島先生に花を持たせる。でもそれは花を持たせようと思ったのではなく、エバが小島先生を信頼し敬愛しているからこその行為だったのだろう。エバに招かれた小島先生。幸せそうにブレリアを踊る先生を見て、「この東洋人には歌わない」というタイトルを公演名にした先生の強さ、賢さ、そして長い年月を経ての心の柔らかさに、私は惜しみない拍手を送った。

最後に付記したいことがある。私は“小島先生”とお呼びしているが、先生に師事したことはない。それでも「先生」なんだと思う。なぜなら「先生」とは「先」に「生」きている人のとのことだからだ。この地に「先」に「生」きた人がいたからこそ、私達、そしてこれからの世代の人間が生きてゆける。

ビデオはこちら→https://vimeo.com/157514199

  • 3月3日(水)21:00開演 エステベス/パニョス舞踊団 (会場:ビジャマルタ劇場)

d9bfb9f69b申し訳ない、この公演では寝てしまった・・・・

踊り手としても演出家としても一流のラファエル・エステベス。しかし、開演後よく意味が分からず、しばらくしても意味が分からず、ラファエル・エステベスなら何か面白いことが起きるんじゃないかと、一生懸命目を開けようと頑張ったのだけどその甲斐むなしく・・・ZZZZZ

公演中のかすかな記憶では観客からのヤジが飛び、途中退席する人もちらほらいたみたい。終演後の劇場ロビーでは憮然とした顔をしている人が大勢いたという・・・

うーん・・・・

ビデオはこちら→https://vimeo.com/157671110

  • 3月4日(木)ソラジャ・クラビホ(会場:ラ・グアリダ・デル・アンヘル)

01guarida04guaridaソラジャの踊りが好きだ。シンプルで率直、フラメンカ。そのソラジャが、レブリーハの奇才ギタリスト、リカルド・モレーノをゲスト・アーティストに迎えソロ公演を行うという。ソラジャのソロ公演、しかもリカルド・モレーノとの組み合わせ、一体何が起きるんだろう!とわくわくして会場に向かう。共演はギタリストにラモン・アマドール(息子の方)、歌い手にルビオ・デ・プルーナ、パルメーロにレブリーハのマヌエル・バレンシア。そして先のリカルド・モレーノ。こちらもシンプルながら強力な共演陣。ソラジャはブレリア、シギリージャ、アレグリアスなどをその共演陣達と繰り広げてゆく。ソラジャの踊りはやはりいつ見てもフラメンコで好きだ。そして現代的な音遣いをするリカルド・モレーノと伝統的なソラジャの動きの掛け合いで出す音遣いも面白くて、思わずoleが出てしまう。そんな掛け合いが続き公演は終了、フィン・デ・フィエスタに突入。そのブレリアはさすがソラジャ。なんてことはない動きとコンパスのブレリア、でもとてつもないフラメンコ。個人的には、共演陣全員とソラジャの、こちらの希望を言えば、ソレアが観たかったなあ。最後にソラジャの威力で全員をがっとまとめてソラジャの世界に引きずり込む、そんながつんとした1曲。例えばソレア。そんな私は欲張りか?(笑)

最後にソラジャが観客に挨拶をする。「私はずっと昔にヘレスから飛び出たけれど、今、またヘレスに戻っている。ここはコンパスの町、ここにあるのはコンパス」そんなような内容のことを話していた。ところで、この公演名は「La Reja 1942」。これはヘレスのバルの名前(ビジャマルタ劇場の近くにある)のことだと思うのだけど、ソラジャの中で何か思い入れのある場所なのかな?自分がヘレスに戻ってきた原点をこのバルに見立てたのかな?劇場公演ではないのでプログラムなどなく、そこをもうちょっと知りたいと思った。公演内での衣装も独特なデザインで、それも公演内容と関係しているのかな?今度ソラジャに会ったら聞いてみようっと。

※アントニオ・ペレス撮影の公演写真がレブリーハのフラメンコHPに掲載されました。以下クリックしてご覧下さい。写真からもソラジャのフラメンコが漂ってくるようです!→http://www.lebrijaflamenca.com/2016/03/espectaculo-la-reja-1942-de-soraya-clavijo-con-rycardo-moreno-de-artista-invitado/

小島章司先生、エステベス/パニョース舞踊団公演写真:フェスティバル・デ・ヘレス公式HPより。Foto Javier Fergo para Festival de Jerez

ソラジャ・クラビホ写真:アントニオ・ペレス

3月8日 セビージャにて。 鑑賞記は次回で終了になります!

Mar 7

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

すでにフェスティバルも終わり、私はセビージャに戻りましたが鑑賞記の続きです。いろいろ思い出すのも楽しいものです♪

  • 2月29日(月)21:00開演 メルセデス・ルイス(会場:ビジャマルタ劇場)

JAVIERFERGO_MERCEDESRUIZ_08_copy人気・実力ともにヘレスの踊り手No.1といっても過言でないメルセデス・ルイス。その彼女がヘレスのフェスティバルでビジャマルタ劇場で自身の公演を引っさげて踊るのだから、これはもう盛り上がらないはずはない。共演アーティストもギターのサンティアゴ・ララ、カンテのヘスス・メンデス、ダビ・パロマール、そしてゲストアーティストにパコ・セペーロ。ヘレスのアーティスト達を中心に豪華共演陣となっている。公演名は「Déjame que te baile」(デハメ・ケ・テ・バイレ)。踊らせてよ、あなたに踊るから、みたいな感じの意味。(上手く訳せないな〜)メルセデス・ルイスのファンだったら、「どうぞ、どうぞ、どんどん踊っちゃって下さい!」と思わず言いたくなるようなタイトル。

ビデオはこちら→https://vimeo.com/157217360

最初の幕開き、メルセデスが舞台中央に一人立ち,照明があたっている。とても素敵。その後の舞台転換でのホリゾント(舞台の背景部分)の使い方もよかった。ホリゾント部分を舞台場面によって大黒幕(ホリゾントにかける幕。その幕を全部かけるとホリゾント部分は真っ黒になる。)で部分的に区切り、幕のない部分に照明をあてる。実はこの方法、日本で開催した私の公演「ハモンは皿にのせるだけでよい」でも使った手法で、大掛かりな舞台装置を必要とせずに場面転換を効果的に行えるので、時々他の舞台でも見かける。劇場公演というのは舞台空間の芸術でもあるので、ただ踊ればいい、歌えばいい、弾けばいいというわけではないと私は思っている。その意味で今回のメルセデスの公演のホリゾントの使い方はなかなかいいなと思った。

フラメンコファンならご存知の通り、メルセデスは全ての技術に長けた踊り手。何をやっても上手い。公演名通り、これでもかこれでもかと次から次へといろいろな曲を踊ってゆく。ただ個人的に気になったのは、踊れば踊るほど、さっき観た前の踊りとかぶる部分が増えてゆく。例えばガロティン(帽子なしでコリンで踊った)とアレグリアスとブレリアと曲種を変えて踊っても、なんだかどれも同じに見えてくる。恐らく彼女の中で気に入っている動き、もしくはやりやすい動きが曲種が変わっても何回も登場するからなのではないか?それをメルセデスの個性ととらえることもできなくはないが、何度も繰り返される動きや仕草を観ていると、もうそれは見ましたが・・・、とつい言いたくなってしまう・・・・何を踊っても上手な分、その部分が私の目には際立ってしまって残念だった。公演名の通り、とにかくメルセデスが一人で踊りきることを目的とするなら、振付をもう少し考える、つまりそれぞれの曲にはその曲のルーツや雰囲気、その曲なりの動きというのがあるのでそこをクローズアップすれば、曲が変わっても同じ様な動きがまた出て来るというのは必要最少限にとどめられるのではないだろうか。この点に関しては私自身がソロ公演を行う時にものすごく注意していることで、だからこそ気になってしまったのかもしれないけど・・・。

個人的に心からのOleが出たのは、ゲストアーティストとして登場したパコ・セペーロのギター。彼のギターを生で聴く事ができて本当に感謝している。歴代の歌い手達の伴奏を担ってきたパコ・セペーロが、バタ・デ・コーラのアレグリアスを踊るメルセデスに伴奏。カンテはカディスの若手実力派カンタオールのダビ・パロマール。パコ・セペーロ伴奏のアレグリアスといえばやはり大御所の歌い手ランカピーノだけど、このダビ・パロマールとの組み合わせも悪くない。なかなかいいぞ。メルセデスの踊りはバタがよくないのか、動かし方に問題があるのか・・・、バタの動きはちょっと?という部分もあったけど、パコ・セペーロのギターを尊重して踊っていた所、そういう振付構成にしている部分はいいなと思った。(そうでなかったらゲストにパコ・セペーロを呼ぶ意味がないか。)それにしてもあのギター。いろいろ音を詰めて弾く必要も、複雑なリズムでソニケーテを繰り出す必要もない。音の1つ1つがフラメンコだから、親指で一音出しただけでフラメンコに染まる。あの大きな舞台空間が。そしてその音と音の「間(ま)」。その間があるからこそさらに染み渡るフラメンコ。その場にいて彼のギターを聴くだけで身体の中にどんどんフラメンコが充満してゆく。だからOleが出るんだよね。Oleっていうのは溜まりにたまったフラメンコの発露だから。

  • 2月29日(月)24:00開演 バルージョ(会場:ラ・グアリダ・デル・アンヘル)

_DSC7560_DSC7673_DSC7518これが観たくて観たくてたまらなかった。バルージョのソロライブ。何年か前に観たセビージャのペーニャ・トーレス・マカレナで観た彼のソロライブの興奮を思い出すといても立ってもいられなくなる。バルージョ。本命はフアン・フェルナンデス・モントージャ。フラメンコ史に偉大な名前を残した踊り手、故ファルーコの孫にあたる。ファルーコの孫といえば現代フラメンコ界で最も有名なのはファルキートだろう。そしてその弟のファルー。つまりバルージョはファルキートのいとこにあたるわけだ。これまでファミリア・ファルーコ(ファルーコ一族)として活動することが多く、そうするとどうしてもファルキートやファルーの影に隠れ気味になってしまっていたバルージョ。しかし、あれは何年前だったか、もう10年くらい前か、ファルキートとファルーと、バルージョがそれぞれソロを踊る公演がセビージャであって、その時に踊ったバルージョのソレアが忘れられない。あれからというもの、私はバルージョ派(そういう派が本当にあるのか分からないが)になっている。もちろんファルキートは素晴らしい。でもそのファルキートさえ持っていないもの、それがバルージョにあるような気がしてならない。思うに、これは本当に私見だけど、故ファルーコの血を一番濃く引いたのがバルージョの母ピラールであり、そしてその子どものバルージョなんではないか。そこには外国人である私にも、さらには一般のスペイン人、アンダルシア人、ヒターノのアーティストにも持ち得ない、ファルーコ一族の一部の人間だけが持ちうる「血」が関与しているとしか思えない。もし「フラメンコ・プーロ(純粋なフラメンコ)」という言葉を真の意味で使うとすればファルーコの血、バルージョの血というところに最終的には行き着くのではないか。

前置きが長くなったけど、その前置きのままのライブ。それ以上の踊りとなった。そして特筆すべきは、ギター伴奏のエル・ペルラ。久しぶりに聴いたペルラのギターに血液が沸点に達する。あの音の立ち方。そこにそう音を入れるか!!!という絶妙なレマーテ。特にブレリア。彼のブレリアを聴いた時の興奮度合いはトマティートのそれに匹敵する。バルージョもペルラのギターを心から感じ、ペルラもバルージョの踊りを引き出し、こんなにギターと踊りが共鳴し合い、高みに昇っていく場を目の当たりにすることはめったにないように思う。バルージョはオープニングに短めのアレグリアス、そしてコルドベス(帽子)を使ったタラント、そして最後にソレア・ポル・ブレリアの計3曲を踊った。本当はバルージョのソレアを観たかったのだけど、ソレア・ポル・ブレリアでブレリアに入ってからのあるレマーテの瞬間、あの一瞬があればそれだけでいい、と今では思う。その瞬間が来ることは分かっていたのだ。でもその瞬間に思わず身体が飛び上がってしまった。Oleだけでは済まされない何かがそこにはあった。飛び上がったのは私だけではない。最前列にいた彼の一族も。だって、そうだろう、あれは座ったままOleなんて言う訳にはいかない瞬間だったもん。

ああああああ、なんという夜だったのだろう。

  • 3月1日(火)21:00開演 ヘスス・カルモナ (会場:ビジャマルタ劇場)

JAVIERFERGO_IMPETUS_08_copy勝手ながら夫と私の間で、このヘスス・カルモナにあだ名をつけている。そのあだ名とは「宇宙人」。ヘスス・カルモナの踊りを観た感想を「あの踊りは地球の人間では絶対にできっこない。違う惑星から来た踊り手なんだよ!!!絶対!!!」と私が言って以来、ヘスス・カルモナは「宇宙人」になってしまった。(笑)・・・にしても、本当にそうなのである。あの完璧な技術を、そしてあり得ないレベルの技術をどうして、自分と同じ種族の人間が持てるのか?いや、自分と比べてはへそで茶をわかしてしまうか。(笑)世の中には同じ種族の人間でも、ものすごい踊り手というのはあまたいる。そんな踊り手達と比べたとしてもヘスス・カルモナは人間とは思えない。そして技術だけでない。フラメンコ性も傑出している。技術オンパレードで、全くフラメンコを感じられない踊り手というのも世の中にはいるが、ヘスス・カルモナは全部完璧。あえて欠点をあげるとすれば、完璧すぎる所か・・・?

これまではヘスス・カルモナといえばその高過ぎる技術とフラメンコ性を駆使した、アレグリアスのイメージが強かった。でも今回のソロで踊ったのは重厚なシギリージャ。歌はフアン・ホセ・アマドール。この人の歌も聴けば聴く程いい。アーティストとしての存在感、伴奏者としてのコンパス、そして年齢とともに厚みと深み、艶を増すカンテ。こんな歌い手のカンテに太刀打ちできるのは、やはりヘスス・カルモナのような大物舞踊家になるのだろう。この二人のシギリージャがあっという間にフラメンコの世界に引きずり込む。そして最後はマチョと呼ばれる盛り上げの歌、もしくは高速弾丸サパテアードで終わらせるのではなく、あえてフアン・ホセ・アマドールのトナーと共に歩いて去ってゆくヘスス・カルモナ。これは彼だからこそなせる業としかいいようがない。拍手が止まらない。

群舞のレベルも高く、特にフェルナンド・ヒメネス(写真左)の舞踊性とマリア・モレーノ(写真右)のフラメンコ性が傑出。照明はたまにタイミングがずれる時があって少し残念だったけれど、紗幕を利用した照明効果が功を奏していた。(ちなみに紗幕とは、薄い幕のことで、その後ろにアーティストが位置し照明を後ろからあてると客席からはその人物が透けて見え、照明を前からあてるとその人物は見えない。)公演内の群舞の量が多過ぎた感もあり、もう少しヘスス・カルモナの踊りをソロで堪能したかったかな・・・とも思ったけど、いい舞台だったと思う。

ビデオはこちら→https://vimeo.com/157356802

メルセデス・ルイス、ヘスス・カルモナ公演写真:フェスティバル・デ・ヘレス公式HPより。Foto Javier Fergo para Festival de Jerez

バルージョ公演写真:アントニオ・ペレス

2016年3月7日 セビージャにて。

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