Apr 27
C-0こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
こちらセビージャは今週末からフェリアが始まるため
街全体がウキウキしている感じです。(私はまあ普通ですが・・・笑)
さて、遅くなりましたが、次回帰国時開催の「第21回少人数制クルシージョ」
(東京・6/13〜8/26)とライブ情報をご案内致します。

お手数ですが以下のファイルをお開きご確認下さい。

クルシージョ開講クラス内容・受講料等こちらクリック→TOKYO CURSILLO VOL.21

クルシージョ時間割&都内ライブ情報こちらクリック→CALENDARIO TOKYO CURSILLO VOL21
クルシージョのお申し込み開始日時:2017年5月7日(日)13:00
お問い合わせ&お申し込み先:layunko@gmail.com(ハギワラ)
になります。
受付開始後すぐに定員に達してしまうクラスも毎回ありますので
ご希望の方は、GW最終日ですが、お忘れのないようご連絡下さいませ。
お問い合わせに関しては上記日時以前でもお受付致しますので
ご遠慮せずご連絡下さい。
今回も練りに練ったクラス内容での開講です。
みなさんのご成長を願って、6月からまた頑張りたいと思います!
別件、今回の都内での出演ライブに関して、8/9(水)サラ・アンダルーサ
ライブのみ上記のメールアドレスにてご予約を受付しております
ご希望の方は合わせてご連絡下さい。

それ以外のライブはファイル記載の各ご予約先へ直接ご連絡お願い致します。

なお、7/22(土)福岡、9/2(土)・3(日)大阪でのクルシージョ詳細はGW以降発表予定です。既受講生・これまでにお問い合わせ下さった方には詳細決定次第こちらから直接メールご案内致します。新規の方で同メールをご希望の方はこちら→「連絡先」 までお問い合わせ下さい。

ではお会いできることを楽しみにしております!
2017年4月27日 セビージャにて
Apr 21

17492443_10155112916841228_1236880641758425237_o17504429_10155112915886228_6725305656725806266_o17547076_10155112914876228_1415480809718499126_o17504936_10155112913916228_15841681493206575_o17504690_10155112913941228_2965067952791416557_o17545510_10155112914511228_1730051528571831164_o17545460_10155112914331228_7828549663467619767_o17504274_10155112914196228_2355882652838819097_o17547058_10155112914336228_6124004611355074671_o17505135_10155112914651228_2676416075126937050_o17505017_10155112915541228_6660281816440097708_o17545149_10155112915281228_8684356479685473555_o17492364_10155112915571228_7880191479424146005_o17545305_10155112915016228_6555840198392638070_o17545224_10155112915576228_5473843270704089112_o17545282_10155112915721228_7277603465329464978_o17434555_10155112916116228_6999103495085443658_o17546802_10155112916141228_4661058664119376642_o17492752_10155112916836228_2359464448102373417_o17492906_10155112915066228_55131348551946455_o17546655_10155112915086228_263030007822065718_o17504406_10155112916521228_6310307590855510158_oみなさんこんにちは。いかがおすごしでしょうか?

すっかり忘れていました!3/26(日)に行われた、セビージャのペーニャ・カルボネリージョ公演の写真をアップし忘れていました!もう1ヶ月前にもなってしまうんですね・・・。あの公演の後実は突き指をしてしばらくパソコン片手打ちだったり、その後リスボンに旅行してたり(この写真もアップしてません・・・笑)、クルシージョの時間割作成、日本との連絡・・・etc あっという間に時間が経ってしまいました。今週末も明日からレブリーハに行くので、今のうちにアップしないと!別に義務ではないですが(笑)アントニオがとても素敵な写真を撮ってくれたので、せっかくですからご紹介させて頂きますね。

 

ペーニャ・カルボネリージョについては以前ブログにしましたので、お読みでない方はこちらもどうぞ→http://www.layunko-flamenco.com/JA/2017/03/¨la-yunko¨-baila-en-la-pena-carbonerillosevilla-el-dia-26-de-marzo/

実は、このペーニャ公演の3日前の朝、起きたらなんだか右足首が痛くて・・・痛いなあと思いつつなんとなく1日を過ごしたその夜、なんと歩けなくなってしまいました。え?歩けないよ?とビックリして夜中に救急へ。レントゲンを撮ってもらったら骨には異常なしとのこと。診断は「アキレス腱の腱鞘炎」・・・・ガーン、3日後ペーニャ公演だよ、どうすんの。しかもアキレス腱の腱鞘炎なんてあるの?手首の腱鞘炎ってのは聞いたことあるけど・・・。お医者さんには安静にしなさい、と言われて「3日後踊りの仕事が入っているんですけど・・・」と言うと、お医者さん無言・・・。ガーン、ガーン。

家に帰って「アキレス腱の腱鞘炎」というのをネットで調べてみました。結構あるみたい。やはりダンサーやスポーツ選手に多いとのこと。それにしてもなぜ・・・サパテアードのし過ぎ???それとも朝起きた時に痛かったから寝ている間に何かしていたのか?そういえば、夫曰く、本番数日前になると私はいつも寝ながら足をバタバタ動かしているらしい。(夢の中で踊っているのか?)今でこそ笑えますが、あの時は笑えなかったなあ・・・・

結局救急の先生からは整形外科医に診てもらいなさい、と言われたけど(アンダルシア・たらい回しの術)、救急に行ったのが木曜の夜、金曜というのは皆午前中で仕事を切り上げるお医者さんがほとんどで、予約は全部埋まっている・・・どうしようもなく、マッサージの先生の所へ。マッサージの先生曰く、ふくらはぎの筋肉に疲労がたまっているとのこと。おそらくその疲労をカバーするためにアキレス腱を痛めてしまったらしい。なるほどねー身体は全部繋がっているんだね。アキレス腱の腱鞘炎って言っても、問題はアキレス腱のみにあるわけではない。という訳でふくらはぎのマッサージを重点的にしてもらい、やはりその後も安静に、とのことでした。しかし「安静に」と言われてもそれが金曜、その翌々日には踊らなくてはならない。全然足が動かないのに。どうしよう。公演キャンセルするなら今連絡しないと・・・

一縷の望みは「雨」でした。先のブログでも書きましたが、ペーニャ・カルボネリージョはペーニャ会長さんのご自宅の中庭が会場になっています。そう、屋外。ということは雨が降れば延期。幸い(?)週間天気予報ではペーニャ公演の日曜はセビージャ雨!!!!その前日の土曜も次の日の月曜も雨・雨・雨!!!ということは、ちょっと予報がずれても日曜は絶対雨!!!恵みの雨!!!雨よ降れーーーーー!!!お願いだからこの足で踊らなくて済むようにしてくれーーー!!!

公演前日、土曜。セビージャ雨。予報でも明日は雨。こりゃ中止だな、と思って「明日は中止だよね?」とギタリストに電話で聞いてみる。「多分中止だと思うけど、最終連絡は当日会長さんからあるから」とのこと。公演前日もじーっと家にこもったまま雨乞いを続ける私。(っていうか、すでに雨が降っていたので雨が止まない雨乞いね。)

公演当日、日曜の朝9:00。ザーザー降り!!!やったー!!!天気予報を見ても、今日は1日雨。ペーニャ公演は15:00からだけど、何時だろうと今日は1日セビージャ雨になっている。こりゃ中止だね。1時間待って朝10:00にギタリストに電話してみる。「今日は中止だよね?」すると・・・「いや、雨でもやるって。車庫の中で出来るからって。車庫だったら屋根あるし。」えええええ、車庫の中ですか???なんでも、会長さんは何が何でもこの公演をやり遂げたいらしい。(私は延期してもらってもいいんだけど・・・・)という言葉をうっと飲みながら、こうなったら踊るしかないな、と腹をくくる。

ギタリストは「車庫だよ、車庫。屋根があったって床は濡れてるだろうし、ギターにも悪いし。君も踊りにくいだろうし、衣装もきっと汚れるよ。ちゃんとした衣装じゃなくて、ちょっときれいな練習着みたいなファルダとブラウスでいいよ。」

・・・・ちゃんとした衣装じゃなくていい?練習着みたいなファルダでいい?・・・

なぜかその言葉を聞いた時に、腹が立ちました。あれだけ踊らなくて済めばいいのに、って願っていたのに、でもその言葉を聞いてカチンときたのです。

私は踊る。車庫の中だろうが、雨だろうが、踊る。それは私の仕事で、私は踊り手なのだから。どんな場所で踊るにせよ、もしかしたらお客さんが数名かもしれないし、行って結局やっぱり中止なんて最悪の状況も考えられる。でも仕事で踊るのに、ちゃんとした衣装じゃなくていい?練習着みたいなファルダでいい?なんだそれは?私はプロだよ、衣装を着るよ。雨や泥で汚れたら洗えばいいじゃないか。それがどうした。

もちろんギタリストはそんなつもりで言ったのではなく、私のことを思って言ってくれたのかもしれない。でもいずれにせよ、その言葉を聞いた瞬間に俄然力がみなぎってきました。メラメラー。

踊ってやる。ちゃんとした衣装で。そう思って、そっと靴を履いてみました。そっと歩いてみました。そっとサパテアードのふりをしてみました。

できる。絶対できる。

それから数時間後、なんということでしょう、晴れたのです。晴れた。信じられない。雨が上がって跡形もなく晴れた。数日前からずっとセビージャ雨予報だったのに。その日の朝の予報でも1日ずっと雨のはずだったのに。晴れた。私がペーニャに着いた時は、会場となる中庭の床はまだ水たまりが残っていました。でも公演の前に、フアン・ベルヒージョさんの講習会が30分ほどあって、その間に乾いちゃったみたい。さすがアンダルシアの太陽。だから公演は車庫じゃなくて、当初の通り中庭で行われました。

公演の最初は寒かったなあ。ギタリストはマフラー巻いてるし。1曲目のタラントでは歯をカチカチならせながら踊りました。2曲目のアレグリアスは、シレンシオの時が寒かった・・・。汗をかいた身体に冷たい風がピューっと・・・。でもそれ以外は青空の下で踊れてとても幸せでした。セビージャの空。私の踊り。

公演後は同じ場所でペーニャ会員の皆さんとお昼ご飯。会長さん手作りのお料理をみんなで食べながら充実した日曜の午後を過ごせました。

でもその後家に帰ったら、なんと今度は雲行きが怪しくなり・・・・ザーッとまた雨・・・・その晩も雨・・・・。ということはまさにあのペーニャ公演の間だけなぜか晴れていたということ???信じられない。でも本当。奇跡とも言えるあの数時間。会長さんのフラメンコ愛(アフィシオン)が天にも通じたとしか思えない。

恐るべし、アフィシオン・・・

そして私のアキレス腱の腱鞘炎もすっかり治っています。踊っている時も全然痛くなかったし、その後も全く問題なし。あの公演からもうすぐ1ヶ月経つけど未だに信じられない。雨にしても、アキレス腱の腱鞘炎にしても。

やっぱりフラメンコってすごい。やっぱり何かがきっとあるんだろうな、フラメンコには。

写真:アントニオ・ペレス

2017年4月21日 セビージャにて。

Apr 20

申し訳ございません。この項目はスペイン語でのみの閲覧です。 Español.

Apr 19

みなさんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか?

早速ですが、次回帰国時のライブ情報をお知らせ致します!

2017.6.22(木)タブラオ・アルハムブラ(東京・西日暮里)

Baile Cante Guitarra
  • ロシオ・ロメーロ
  • エレナ・ラ・モレ
  • 宇根由佳
  • 松彩果
  • 萩原淳子(ソロ1曲出演)
  • マヌエル・デ・ラ・マレーナ
  • エミリオ・マジャ

2017.7.23(日)ロス・ピンチョス(博多)

Baile Cante Guitarra
  • 太田マキ
    占部智恵
  • 古迫うらら
  • 下郡紀子
  • 萩原淳子(ソロ2曲出演)
  • エル・プラテアオ
  • 久保守

2017.8.4(金)第一ホテル両国 ディナーショーhttp://www.dh-ryogoku.com

Baile Cante Guitarra
  • 浅見純子
  • 伊集院史朗
  • 萩原淳子(ソロ1曲出演)
  • エル・プラテアオ
  • エミリオ・マジャ

2017.8.9(金)恵比寿タブラオ「サラ・アンダルーサ」

Baile Cante Guitarra
  • 市川幸子
  • 堀江朋子
  • 萩原淳子(ソロ1曲出演)
  • モイ・デ・モロン
  • パコ・イグレシアス

2017.8.23(水)カサ・デ・エスペランサ(東京・高円寺)20:00開演 4500円(1ドリンク付)
パセオフラメンコ主催 萩原淳子ソロライブ!

6/1(木)よりご予約開始!
お電話予約:昼(セルバ)03-3383-0246/夜(エスペランサ)03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com
固定ファンも多い大人気のパセオフラメンコライブ!お座席も限られていますので、ご希望の方は6/1(木)以降お早めに
上記までご予約下さい。お席はご予約順となります。

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子(ソロ3曲出演)
  • マヌエル・タニェ
  • エミリオ・マジャ

2017.9.9(土)うねじゅんじゅん2  アルディエンテ(大阪/十三)

Baile Cante Guitarra
  • 宇根由佳
  • 森脇淳子
  • 萩原淳子(ソロ2曲、群舞2曲出演)
  • マヌエル・デ・ラ・マレーナ
  • エミリオ・マジャ

詳細はまたご連絡致します!

なお、クルシージョの方もあと少しで時間割が完成!

  • 「第21回少人数制クルシージョ」(東京) 6/13(火)−8/27(日)開講!
  • 「第12回福岡クルシージョ」(ビークラブフラメンコスタジオ/博多) 7/22(土)開講!
  • 「第12回大阪クルシージョ」(スタジオ・ラ・クーナ/堺筋本町) 9/2(土)・3(日)開講!
  • 「つくば国際美学院さん主催クルシージョ」 調整中!

既受講生・お問い合わせの方には、詳細決定次第こちらから直接メールご案内致します。新規の方で同ご案内メールご希望の方は

layunko@gmail.com(ハギワラ)までご連絡下さい。

ではお会いできることを楽しみにしています!

2017年4月18日 セビージャにて

Apr 7

17796786_10154875159924724_7418363419061386879_nみなさんおはようございます。お元気でお過ごしでしょうか?

久しぶりのブログ更新です。実は左手の中指を突き指をしていて、しばらくパソコン片手打ちでした。(笑)だいぶ良くなったのと、全く使わないと今度は動かなくなるよ(!)と言われ、リハビリがてら打ってます。マノ(手)はバイラオーラの命です。(笑)

さて、今日は、今はなき(?)セビージャのジントニック・バーの店主、ぺぺ〝エル・ムエルト〟の話。なぜか今朝起きてパッと思い出したので忘れないうちにブログにしておくことにしました。

昔、うちの近くに真夜中や夜更けになると男たちが集まる一角がありました。通り沿いの角っこで、ある一定の時間帯、でも日によって違うのですが、いる時にはいる。男たちが片手にグラスを持って集まっている。なんだろなー、ここは?お店の看板もないし。と夜中に歩きながら(別に夜遊びしているわけではないのですが、フラメンコの後は帰りが遅くなったりする笑)時々思っていました。

ある時、夫のアントニオと(その時はもしかしてまだ結婚していなかったかもしれない)一緒にその一角を通りかかったので、ここは何なの?と聞いてみました。何でも、ジントニックだけを売っているバルだそう。そしてそのジントニックがものすごく美味しいらしい。あーなるほど、あのグラスはジントニックで、みんなジントニック飲んでたんだ。それにしても、男ばっかりだよね?と聞くと、あの店は女性は入らないのが暗黙の了解だそう。

「入ってみる?」と言われ、えー、私は入れないんじゃないの?と聞いたら「男性同伴だったら大丈夫」とのことなので、じゃ、入っちゃおう!何年前だったかなあ、初めて入りました。とても小さなカウンターバルで、そこでジントニックを作っていたのがぺぺ〝エル・ムエルト〟でした。〝エル・ムエルト〟というのは実はお客さんがこっそりつけたあだ名らしく、〝死人〟という意味だそうです。ひっどいですね。なんでも色が白くて死人みたいだから、だそうですが・・・私が見た限りそこまで白くはなかったように思えます。確かにちょっと色白くらいかな、って程度。(あれが死人だったら、美白に命をかけている日本女子はもっと死んでる・・・笑)まあ、それは置いておいて、私はこっそり存在感を隠しながら、ぺぺ〝エル・ムエルト〟を観察してみました。彼はとにかく無愛想でした。ジントニックしか作らないので、注文にしたってお客さんとの会話はかなり限られているといえばそうなのですが、ほとんど無言で無表情のまま注文を受け、黙々とジントニックを作り続けていました。年齢はあの当時で70歳くらい、背が高く背筋が伸び、痩せていました。

ぺぺ〝エル・ムエルト〟のジントニックは美味しかったです。でも正直、私はそれまでの人生の中でジントニックをほとんど飲んだことがなかったので、それがどのくらい美味しいのかはよく分かりません。でも美味しかったです。アントニオと二人で飲んでいる間にもお客さんがどんどんやって来ました。もちろん小さいバルの中には入りきれないので、お客さん(男たち)は通りまではみ出ています。その人だかりを私はこれまで時々見かけたのでした。

タパ(小皿料理)もありません。だからみんなジントニックを飲んでさっさと帰って行く。回転が早いといえば早いのですが、お客さんが多いので注文してから時間がかかります。正確に言うとお客さんが多いのもそうですが、グラスの数が限られているんだそうです。だから注文しても、グラスが全部出ている時は他のお客さんが飲み終わり、それを洗ってからジントニックを作るまで待っていなければならない・・・。そんな不思議なシステムが通用するのは、ここセビージャだからか、それともジントニックの旨さだからか???

バルの開店時間も決まっていません。開店日も決まっていないのです。要するにぺぺ〝エル・ムエルト〟がバルを開けた日、時間が唯一彼のジントニックを飲める時なのです。開いているかもしれないし、開いていないかもしれない。行ってみないと分からない。

・・・ポイントはそこなんじゃないかな、彼のそういう「生き様」(この言葉はあまり好きじゃないけど)がジントニックの味に表れているんじゃないか。ただ美味しいジントニック、ということではないんだ。材料がいいとか配分がいいとかタイミングがいいとかつくり方にコツがあるとか、そういうことではないんだ。「生き様」がジントニックの味に関わるはずがないんだけど、関わるんだと私は思う・・・・きっと。

あれからそのジントニック・バーはずっと開いていない。もしかして私が通りかかっている時にたまたま閉まっているだけなのかもしれないけど、多分ずっと閉まったままだと思う。夫は、「もう年だから」と言っていた。確かにあの時で70歳近くなのだから、夜中立ちっぱなしで一人でジントニックを作り続けるのは大変なのかもしれない。あるいは別に大変じゃないけど、もう飽きたのかもしれない。

それはそうと、ぺぺ〝エル・ムエルト〟の趣味は古新聞収集だったそうです。1970年代くらいからの新聞を毎日コレクションしていて、それがそのバルの倉庫に保管されているらしい。だから、◯年◯月◯日に何が起きたか知りたければ、そこに行けば全部分かったんだそう。

もちろん、そんなのネットで調べれば分かるじゃん、ということなんだろうけど。それに今じゃセビージャでは、安いアルコールを扱った安いチェーン店が増えているから、そういう場所に慣れている人には、ぺぺ〝エル・ムエルト〟の存在自体、理解されないのかもしれない。でもいいの、そういうバルがセビージャにあったの。

そう、「あった」。過去形。もうあのバルが開かれることはないのかもしれない。ジントニックの本当の味なんて分からない私だけど、今、ぺぺ〝エル・ムエルト〟は自分で作ったジントニックを飲みながら新聞を読んでるのかも、なんて想像してみました。

(写真:ネット上で見つけました。)

2017年4月7日 セビージャにて。

Mar 22

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

3/26(日)ペーニャ・カルボネリージョ(セビージャ)で踊ることになりました。

2017.3.26(日)15:00 開演 ペーニャ・カルボネリージョ(Calle Torrijiano 25, Sevilla)入場無料。

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • インマ・リベーロ
  • フアン・カンタローテ
  • アントニオ・ガメス

2月末のペーニャ・トーレス・マカレナでの公演を観に来て下さった、ペーニャ・カルボネリージョの会長さんが自分のペーニャでも踊って欲しいと呼んで下さいました。とても嬉しいです。このペーニャでのバイレ(舞踊)公演のギタリストはアントニオ・ガメスが担当しているということで、ギターはガメス。ガメスとは10年以上前に共演したきりずっと共演していませんでしたので、久しぶりです。カンテ(歌)はインマ・リベーロとフアン・カンタローテ。このお二人はオシドリ夫婦の歌い手で、5年前の私の初のソロ公演「魚の選び方を知った時」で共演して下さいました。

その時の動画はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=-Obdb3jwxD4

あ、そう、ペーニャ、という言葉ですが、「愛好会」という意味です。私のブログでペーニャといういう時はペーニャ・フラメンカ(フラメンコ愛好会)の略。一般的にペーニャというのは、そこでアーティストを呼んでフラメンコ公演を楽しんだり、もしくは会員だけが集まって自分たちで歌ったり弾いたり踊ったり内輪の会合を楽しんだりするため、会員からの会費で拠点となるペーニャ会場の家賃や光熱費、アーティストへの出演料をまかなっていてます。

ところがこのカルボネリージョの会長さんはご自宅のパティオ(中庭)をペーニャにしてしまった。つまり家賃ゼロ。(笑)アンダルシアの家では大体このパティオというのがあり、そこで洗濯物を干したり、植物を植えたり、食事をしたりします。恐らくカルボネリージョの会長さんも普段はそのような使い方をされていると思うのですが、月1回のフラメンコの会の時にはその中庭に舞台の板を敷き、客席用の椅子を並べてペーニャ会場に早変わりさせるというわけです。しかも、フラメンコの日はパティオにつながった会場さんのご自宅の台所も開放され、会員はめいめい勝手に台所に入り、冷蔵庫から飲み物を出したり。その日に出されるパエージャなんかも会長さんの手作りです。(笑)

すごいな、この形式。スペインは数年前からの経済危機の影響で実はペーニャがどんどん少なくなっています。会費を払えなくなった会員がペーニャを去り、会員が少なくなれば当然会費も少ないわけで、ペーニャを維持できなくなります。そんな昨今、こんな形でペーニャを開いてしまった会長さん。そこに集まる会員。会費を払うだけではなく、みんな一品持ち寄りで会を盛り上げているのです。これぞアフィシオン、フラメンコへの愛。何度かそこで開催されたカンテのコンサートに行ったことがありますが、決して広いとは言えないその中庭、いや、ペーニャ会場に会員の皆さんのたくさんの愛情があふれていました。素晴らしい場所です。

ところで、あの会場でどのくらいの踊りのスペースがあるのかなあ?会長さんにふざけて「バタ・デ・コーラでは踊れないですよねえ」と言ったら、真面目に取られて「うちのペーニャは本当に狭いから・・・」と言われたので、「ははは、冗談ですよ、知ってます。あ、でもマントンだったら大丈夫ですよね、天井がないから。(笑)」と言ったら大笑いされていました。いやいや、マントンも難しいです。確かに天井はないのですが(中庭だから)、お客さんとの距離が近すぎて無理でしょう。お客さんをマントンでなぎ倒して踊ることになってしまいます。(笑)さて、何を踊ろうかなあ?

17203074_10212268543938347_3929866230812928453_nちなみにこの公演の前に13:30からフラメンコ学者のフアン・ベルギージョさんによる講習会があるそうです。(入場無料)それが30分くらい。そしてその後14:00〜15:00の時間帯で、同じ場所で皆さんお食事をされるそうです。(ペーニャ会員でない人は確か5ユーロ)その後私たちの公演が始まるとのことですので、ご興味がある方は講習会、お食事、フラメンコと続けられてもいいかもしれません。(もちろん公演だけでも大丈夫です。公演自体は入場無料)

それにしてもこの講習会のタイトルは「〝私はこの土地のものではない〟フラメンコにおける外国人」。なんでしょうね、この後に踊る私。私も外国人ですが、なにか???(笑)

2017年3月21日 セビージャにて。

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