Nov 6

1654167_10152847367476228_5493949779126546674_n10357533_10152847367406228_6258675405806892541_n10649525_10152847368166228_3308869386117049336_n1381289_10152847369056228_5857901391703476476_n10636239_10152847369671228_2999364307019651140_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

こちらセビージャはここ数日で急に寒くなりました。数日前までは結構暑くて、サンダルでぺたぺた町を歩いていたのですが。考えてみたらもう11月ですものね・・・

さて、火曜の“カハ・ネグラ”でのライブはお陰様で無事終了しました。お越し下さった皆様ありがとうございました!今回のライブではヘレスのアーティストとの共演でした。いつも大体セビージャのアーティストと共演しているので、ちょっと変えてみようかと。ヘレス(ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ)はセビージャから電車で1時間ちょっとの所にある町です。セビージャ同様フラメンコにおいて重要な町。セビージャよりも小さく、素晴らしいアーティストが密集しています。特に歌い手。もちろんヘレスには素晴らしい踊り手もギタリスタもいるし、セビージャにも素晴らしい歌い手はいっぱいいます。でも比率で言うと歴史的にヘレスは歌の町。少し前からヘレスのブレリアのクラスを受講したりしていた関係で、先生のアナ・マリア・ロペスから今回のライブ共演アーティストを紹介してもらいました。

1部はヘススのギターソロ(ロンデーニャ)、パコのカンテソロ(タンゴ)、私のアレグリアス。アレグリアスは途中まで順調に行っていてお客さんも大盛り上がりでした。さて!これからエスコビージャを始めるよ〜という時になぜかブレリアの歌が始まってしまった・・・へ?っと思ったけど歌い手は興奮して歌っている・・・ギタリストを何気なく見たら(もちろん振付の中でね)歌い手に「Cállate!!!(カジャテ!!!だまれ!!!の意味。) 」と言っている・・・・。そうそう、ここエスコビージャの部分なんですが・・・でも歌は続いているので仕方なく(?)ブレリアを踊る。歌1つ分くらい踊って、ここからエスコビージャに戻ろうかなとちらっと思ったけど、また歌が続いてしまったのでまた踊る。これから仕切り直しをしてエスコビージャをしたら流れが悪くなるので、そのまま盛り上げて終わりました。・・・かなり短いアレグリアスだったのでは・・・1部終了して楽屋に戻り、歌い手のパコに「エスコビージャできなかったよ〜」と言うと、ぽかーん。ギタリストのヘススは「そうだよ!お前が歌うからオレは『Cállate!!!』って隣で言ってたのにお前全然気付かなかっただろう!!!あそこでオレはとっておきのファルセータを弾きたかったんだ!!!」・・・・そこで初めて「しまった!!!」という顔をしたパコ・・・・あの怒られた子供のような顔を思い出すといまだにおかしくなってしまいます。(笑)本人曰く、なんだか盛り上がってきて歌いたくなってしまったから歌っちゃったとのこと。まあ、それはそれでよいか。かなり短いアレグリアスになってしまいましたが。

休憩&着替え

10384014_10152847367596228_6141316065026594776_n10530879_10152847367161228_3557252743884561749_n1234038_10152847369761228_9020966218891599280_nライブ主催者から、「時間制限があるのであまり延長しないように」と言われていたのでそれを休憩の間にアーティスト達に伝える。「おう、じゃオレがブレリアを弾くからその後お前が踊れ。」とギターのヘスス。了解。

2部開演。さすがヘレスのブレリアです。あのヘレスのコンパス。楽屋で聞いている私もoleの連続でした。そして先程のアレグリアスで弾けなかったファルセータの分の挽回なのか、次から次へとどんどん弾き出す。パコとソーリのパルマのコンパスも盛り上げ、客席からもoleeeeeと盛大な拍手。さて、私の出番、ソレア。・・・と思いきや、舞台上の歌い手パコが話し出した。「今日はいい夜だなー!ファンダンゴいくつかと、その後ブレリアを歌う!!!」・・・・え、時間制限あるって言ったのに・・・しかしお客さんは大盛り上がり。確かにあのブレリアを聴いたらもっと聴きたくなっちゃうよね・・・と思った瞬間、ライブ主催者が血相を変えて楽屋に飛び込んできました。「ジュンコ!!!!時間制限あるって言ったじゃない!!!どうすんのよ!!!ファンダンゴにブレリア歌うって言っているし!!!」いや、私も時間制限のことは伝えてあるんだけど・・・・盛り上がっちゃってるからねえ・・・・主催者はものすごい剣幕で「ここのタブラオのオーナーはすっごく時間に厳しいのよ!!!毎晩ライブをビデオに撮って自宅で監視しているのよ!!!時間過ぎたらもうここでフラメンコできなくなっちゃう!!!申し訳ないけど時間になったら中断するしかないわ。ジュンコには悪いけど。」えーーーーーじゃ、私、2部踊れないんですか???そりゃ困る、というわけで、楽屋から舞台に向かって「早く終われー終われー終われー」のジェスチャーを繰り出す私。恐らくこれ以上の種類のジェスチャーはないというくらいのありとあらゆるSTOPのジェスチャーを繰り返しました。・・・しかし全然気付かない。とにかく彼らもお客様も盛り上がってますから。はあーと頭をかかえる主催者。その横でジェスチャーを諦めた私はふと、中断ってどういうふうにするんだろうと思っていました。劇場じゃないから幕がおりるわけにもいかないし、“CAJA NEGRA”(カハ・ネグラ、黒い箱の意味)っていう場所だけに暗いタブラオだから、照明を全部落としてもあまり中断感が出ないだろうし。「のど自慢」みたいに、終了の鐘でも鳴るんだろうか・・・

10252135_10152847367186228_2395424252550614791_n10378197_10152847367601228_1633705194098249064_n10519504_10152847368001228_6840017122340669011_n10801676_10152847367151228_392862819560120231_n10686868_10152847368561228_3654009976579632662_n1904014_10152847368136228_8901673409488293447_n10406767_10152847367676228_4036364056971451874_n10599491_10152847369626228_7862694411778975107_nなんて思っているうちに、件のファンダンゴとブレリアが大盛り上がりで終了。その時点で23時半。主催者は言う。「ジュンコ、あなたの振付何分なの?」うーん、多分12〜13分くらいかなあ。「24時15分前までにライブが終了しなくてはならないの。ちょっとでも過ぎたらアウトよ」・・・・スペインでは24時15分前って言い方をするけれど、日本式に分かりやすく表現すれば、23時45分まで、ということ。23時35分から踊り始めるとすると+12〜13分=12時47〜48分・・・。そう話しているうちにも時は刻一刻と過ぎる。「大丈夫、絶対23時45分までに終わらせるから。中断なしで。大丈夫。」不安気な顔の主催者を楽屋に残し、舞台へ。振付通りに踊ったらアウト。超特急でどの部分をカットするか頭の中で構成し直す。問題は現段階で盛り上がっているアーティスト達が興奮し過ぎて次から次へと歌ったり弾いたりしないように、コントロールすること。(過去に別のアーティストと共演した時にソレアの歌を5〜6つ歌われた時があった・・・)踊り伴奏、伴唱にあまり慣れていない彼らにちゃんと伝わるか・・・これは伝えるしかない。サリーダ(出だしの歌)が終わりすぐに立つ。ギターがファルセータを弾き出したのでそれにエスコビージャをかけて時間短縮。本当は身体の動きでファルセータを踊りたかったけど仕方ない。1歌。これは絶対必要。ソレアを踊るんだから。次ファルセータ。ここでは踊る。あんまり長くならないようにメロディの切れ目ですぐに合図を出しジャマーダ。2歌。歌一つじゃ物足りない。もう一つ聴く必要がある。ソレアのエスコビージャ。ここでいきなりブレリアに入ることもできるけど、それはやめた。ソレアを踊るからにはソレアのエスコビージャで始めるべき、というのが私の考え。どんなに時間制限があってもそれは曲げられない。ソレアのエスコビージャからブレリアのエスコビージャに早めに転換。ここで一瞬迷った。すぐに歌を呼べば早く終わる。かなりの時間短縮になる。でもそれではバランスが悪い。サリーダ、1歌、ファルセータ、2歌と続いて短めのエスコビージャから急にブレリアの歌に入って終わったら全体的に見て頭でっかちだ。バランスが悪い。それをエスコビージャ1固まり終わった後の1〜2コンパスの間でコンパスを刻みながら超特急で考える。どうするか・・・その間歌は入らない。ギターもファルセータを始めない。よし、もうエスコビージャもう1固まりやっちゃえ!短めではあるけれど、ここでもう1つエスコビージャを入れてブレリアの歌を呼べば大丈夫!そしてその後はブレリアの歌2つだったかな?あまり記憶にないというか、ここまで来ればどうにでもなれーという感じでソレア終了。

10395843_10152847368291228_3697662750481174488_n10394022_10152847367861228_9021805240082758207_n10360443_10152847369456228_1982089891568829425_n1654167_10152847368831228_3023736780118435759_n挨拶をして、ここでアーティスト達に舞台上で言う「時間制限あるみたいだから、フィン・デ・フィエスタは短めにね」。お客様に聞こえないようにそっとささやいたけど、でも全身の力を目にこめて伝える。本当は時間制限なんか気にしていたらフィン・デ・フィエスタにはならないのですが・・・お客様の中にもフィン・デ・フィエスタのブレリアに参加するのを楽しみにしている方もいらっしゃる。日本ではあまり見られない光景かもしれないけど、さすがフラメンコの文化がある土地です。アーティストよりも飛び入りのお客様の方が味のあるブレリアを踊れたりすることもあったり・・・。でも今回はやむなく出演者だけのフィン・デ・フィエスタ。といっても特別出演して下さった“エル・ソーリ”のブレリアはみんな楽しみにしています。バスケットボールをつくような仕草をしたかと思ったら、そのボール(実際にはない)を蹴るマネしたり。それをブレリアのコンパスの中で、ブレリアの歌の中でやってのけてしまう。誰のブレリアでもない、ソーリのブレリア。それが出て来ると、みんなオーーーーレーーーーとなるわけです。今回のライブの中で何も考えずにただ楽しめたのは、ソーリのブレリアのパルマをたたいていた時だったかな(笑)そんなソーリのブレリアの後私が踊るのもなんですが、踊れ踊れという中で固辞するのも無粋なので(ここでは謙虚は時として場を白けさせる)ほんとうにちょっぴり踊り、最後はソーリと二人で踊り、みんなで去っておしまい。

あー終わったーと楽屋に着いて一安心。はっと思い出し携帯を探して時計を見る。なんと、23時46分ではないか!!!!ライブが終了して舞台から楽屋につき、携帯を探して確認するまでの時間を1分とすれば、ライブは23時45分ぴったりカンカンに終わったことになる!!!なんという素晴らしさ!!!!ここで初めて自分にオレーと思いました。(笑)

そんなこんなでいろいろありましたが、お陰様で“カハ・ネグラ”でのライブは無事終了。

スペインで(アンダルシアで)踊るということは・・・・ブログのネタに事欠かないということです(笑)

写真:アントニオ・ペレス

2014年11月6日 セビージャにて。

Nov 3

cartel cambio
みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

明日、セビージャの“カハ・ネグラ”に出演します。今回はヘレスのアーティスト達と共演!私の知らない間にいつの間にかギタリストが変わっていたので(笑)新しいフライヤーをアップしますね。ヘスス・アガラド・“エル・グアルディア”というギタリスト。元々弾く予定だったギタリストが急に都合が悪くなってしまって、ヘススに変更になりました。でも、普通は踊り手に相談しないのだろうか・・・・勝手にというか、親切にというか・・・・替わりのギタリストと話しをつけていた(つけて下さった)ようです。(笑)まあ、自分で新たなギタリストを探すのも大変だからいいか。

ちなみにヘススは踊り手ヘマ・モネオのお父さんだそうです。なんて話を元のギタリストから電話で聞いてびっくり。なぜなら最近毎日ヘマのブレリアをYouTubeで観ていたから!

その動画はこちら→ヘマ・モネオのブレリア(タブラオ “ラス・カルボネーラス”) 

何年か前、ファルキートの公演で群舞の女性の一人として踊っていたヘマ。なんか光るな、この人、と気になっていた踊り手さんでした。そのヘマ・パパとの共演になります。歌い手はパコ・“エル・ガソリーナ”、そして特別ゲストとしてヘレスの重鎮“エル・ソーリ”に出演して頂きます。

結局ヘススとは当日ちょっと合わせるだけになってしまいますが、いいライブになりますように。

よく聴くこと。

何があっても動じないこと。

何に対しても自分を開放すること。

  • 2014.11.4// カハ・ネグラ  (セビージャ) 21:45以降開演/入場料9ユーロ(1ドリンク付) 特別出演:“エル・ソーリ”
Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  •  パコ・エル・ガソリーナ
  • ヘスス・アガラード “エル・グアルディア”

※次回一時帰国時のクルシージョの詳細はライブ後に発表の予定です。現段階での決定事項は こちら「クルシージョ」 にてご確認下さい。

2014年4月2日 セビージャにて。 (東京クルシージョの詳細はライブ後に発表の予定です!)

Oct 26

みなさんこんばんは。

次回は12月15日から来年2月12日まで一時帰国致します。その間のクルシージョ&ライブ情報のお知らせです。

【クルシージョ情報】

  • 第15回少人数制クルシージョ(東京)12/20(土)〜2/11(水祝)【連絡先  layunko@gmail.com】
  • 第6回福岡クルシージョ(小倉) 1/24(土)【連絡先 fukuokacursillo@gmail.com(担当:ウラベ)
  • 第6回大阪クルシージョ(堺筋本町)1/25(日)【連絡先 osakacursillo@gmail.com


現在、どのクルシージョも時間割を調整中です。既受講生、お問い合わせの方にはこれまで通り詳細ご案内メールを送らせて頂きます。
新規の方でご希望の方は以下の 各クルシージョ連絡先までお問い合わせ下さいませ。(携帯メールアドレスから送信される方は上記連絡先アドレスからのメール受信が可能か事前にご確認下さるようお願い申し上げます。)

「株式会社イベリアさん主催フラメンコフェスティバル2015」4月26日(日)福岡公演と、5月6日(水祝)大阪公演にソロ出演致します。
公演チケットとクルシージョ(第6回大阪もしくは第6回福岡)の両方をお申し込みされる方には、クルシージョ受講料の割引がございます。
公演詳細は こちら にてご覧下さいませ。割引の詳細は上記クルシージョ案内とともにご連絡させて頂きます。
Captura de pantalla 2014-10-22 a la(s) 14.54.53

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【ライブ・公演出演情報】

  • 2014.12.20(土)// TERS ESTRELLAS ,サラ・アンダルーサ(恵比寿)
    13:00開演
    入場料4000円
    (オープニングの群舞グアヒーラ+ガジのカンテソロ+各バイレソロ1曲)
    ※群舞グアヒーラは10月アロラ・セルバンテス劇場(スペイン・マラガ)公演で好評を博しました演目を再演致します!お楽しみに!
    チケットご希望の方は  layunko@gmail.com(ハギワラ)まで ①ご氏名 ②郵便番号 ③ご住所 ④お電話番号 ⑤PCメールアドレス ⑥チケット枚数
    をご連絡下さい。

    12 20!cid_15B55963-C2FA-4E9A-A42B-B9F69BEAB54C.jpg 1962728_10152803278181228_6132560079926644710_n
Baile Cante Guitarra
  • 市川幸子
  • 太田マキ
  • 萩原淳子
  • エル・ガジ
  •  パコ・イグレシアス
  • 2014.2.7(土)// アカデミア企画,サラ・アンダルーサ(恵比寿)地図はこちら
    1部13:00 2部14:30開演(入替なし)
    入場料 3500円(通しチケットのみ)
    ※萩原淳子クルシージョ受講生と萩原によるソロライブになります。
    チケットご希望の方は 出演バイレ受講生もしくは、layunko@gmail.com までご連絡下さい。
Baile Cante Guitarra
  • 岩佐紀子
  • 占部智恵
  • 大野円
  • 川島郁美
  • 古迫うらら
  • 山下ひとみ
  • 萩原淳子
  • エミリオ・フロリド
  •  エミリオ・マジャ
  • 2015 , 2.8(日)//市川幸子さんフラメンコスタジオ “ZARCILLO(サルシージョ)”主催
    アロラ・セルバンテス劇場(スペイン・マラガ)出演記念スペシャルライブ!
    1部14:30/2部16:00 開演
    入場料:前売り各部3500円、通し5500円/当日各部4000円、通し6000円

    スタジオ“サルシージョ”(静岡駅より徒歩8分)地図はこちら

    チケットご予約・お問い合わせは sonrisachico@yahoo.co.jp/ 090-1858-3683(市川)まで10751820_887717704571755_1926558491_n

  • Baile Cante Guitarra
    • 市川幸子
    • 太田マキ
    • 萩原淳子
    • 瀧本正信
    •  久保守

    では日本にてお会いできることを楽しみにしております!

    2014年10月27日 まだまだ暑いです・・・セビージャ・・・

Oct 26

1932221_10203865641475547_6296912636526721751_n1378080_10203865642315568_1250124627641937244_n10644497_10203865643075587_5296786660900998583_nみなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

先日の、“テ・デ・トゥリアーナ”でのライブはお陰様で無事終了しました。セビージャのトゥリアーナ橋のすぐ近く、グアダルキビル川沿いにあるベティス通りにあり、観光客にも人気でしたが、数ヶ月間フラメンコライブ中止されていた“テ・デ・トゥリアーナ”。数日前に急に、「踊れる?」とギタリストのフィティから連絡があったので、あまり告知の時間がなかったのではないかな?でもその割にはたくさんのお客様にお越し頂きました。やはり人気なのですね。皆様ありがとうございました!

当日は結局ティエントとロメーラを踊りました。ここでのライブは事前のエンサージョ(ギター、歌合わせ)というものがありません。何を踊るかだけを伝えて、そのままぶっつけ本番です。小さな舞台なので踊るスペースが限られていますが、このぶっつけ本番の感覚が面白いです。とても勉強になります。ただね、勉強になるのは相手(ギターや歌)が自分と同じくらいのレベルか、自分より上のレベルの時。レベルというのは、上手に弾ける、歌える、踊れる、という各自のパートのことではなくて、どれだけ相手のことを分かっているかというレベル。上手に弾ける、歌える、踊れる、というのはプロであるなら当たり前。ただそれだけではダメなのがフラメンコの面白い所でもあり難しいところ。特にぶっつけ本番でのライブの場合は、お互い何を行うか事前に分からないわけです。そこで必要になってくるのは、お互いがお互い出すサインのようなもの。各自がそのギターで、歌で、踊りで、パルマでそのサインを出すことによって、それを察知することによって、曲がうまく流れていくわけです。逆に言うと、そのサインを上手く出せなければ相手はどうしていいか分からない。また、サインをちゃんと出しても相手側にそれを察知する能力がなければ、サインが宙に浮き、流れが途切れてしまう・・・。

舞踊伴奏が上手いギタリストというのは、ただ単にギターが上手に弾けるだけでなく、その察知能力が高い人のことを言います。歌い手も同様。習った歌を習った通りに上手に歌うのではなく、踊りを察知しながら歌える人。ということは、当然踊り手にも同じことが言えるわけです。振付を上手に踊れるだけで、ギターやカンテのサインを察知できない人、もしくはサインを出せない人というのは、ただの「Baila bien. バイラ・ビエン(上手に踊る)」。しかしそれプラス察知できる能力のある人は「Sabe escuchar. サベ・エスクチャール(聴くことを知っている。聴く能力がある。)」、サインが出せる人は「Sabe mandar.サベ・マンダール(指示が出せる。)」と言われるわけです。お互いの察知能力が高ければ高い程、フラメンコは盛り上がる。個人的に相手を知らなかったとしても、初共演であっても、その察知能力は舞台の上で察知できるわけです。

ではその察知能力というのはどうやって身につけるのか?自分以外のパートをよく観て聴いて研究することです。踊り手が自分の踊りを研究するように、カンテとギターも研究する。歌い手のように歌えなくてもいい、ギタリストのように弾ける必要はない。でも少しでも相手のパートを研究すればそれだけ相手のことを理解できる。察知能力の土台が出来上がるわけです。あとは実践経験。いろいろ失敗して反省して立ち直ってというのを繰り返す。

それと「Sabe mandar.」というのを勘違いしている人が結構多い。指示を出すというのは、基本的に相手のパートを理解していて、相手を尊重した上で出す指示のこと。自分の振付にしか興味がなくて、とりあえず習った通りに踊りたいので、意味もなく急に止まって「止まって下さい!」とか「手をこう挙げたらギター入って下さい!」というのは、この場合の「Sabe mandar.」ではありません。ギタリストや歌い手はテレビじゃないんだから、リモコンでピっという訳にはいかないんです。(ちなみにリモコンもスペイン語で“mando”マンド、というけれど)ギタリストや歌い手は内心、なんだよ、それ、と思うかもしれないけどそれを口に出すと仕事が減るので(笑)はいはい、と弾いて歌う人が多いかもしれませんね、この世の中。でもそうじゃないんだよということを踊る人は知らなくてはならない。そしてそれを教えてくれるギタリストや歌い手が近くにいるなら、その人達を大切にしなくてはなりません。

これが私にとっての、フラメンコを踊る基本。

それを改めて心に留めて明日からまたがんばろうっと。

次回セビージャでのライブは11月4日(火)カハ・ネグラにて。ヘレスのアーティスト達との共演です!

  • 2014.11.4// カハ・ネグラ  (セビージャ)
    21:45以降開演/入場料9ユーロ(1ドリンク付)
    特別出演:“エル・ソーリ”
  • 4 noviembre copia
Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  •  パコ・エル・ガソリーナ
  •  フアン・マヌエル・アギラール

2014年10月26日(日)セビージャにて。 (写真はフィティより。)

Oct 22

みなさんこんにちは。明日10月23日(木)、“テ・デ・トゥリアーナ”で踊ります。入場無料で気軽にフラメンコを楽しめるタブラオです。これまで5年以上フラメンコライブを続けていましたが、ここ数ヶ月ライブは中止されていました。不況なので、タブラオ同士で足の引っぱり合いがあったとかないとか・・・詳しくはよく分かりませんが、めでたく再開されることになりました。萩原、再オープン、開幕バイラオーラとして頑張ってきます〜

ギターはマリア・パヘス舞踊団専属のフィティ。カンテは初共演の方です。楽しみです!

  • 2014.10.23// T de Triana , セビージャ (ベティス通り)  , 22:00 horas.
Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  •  ラウラ・カストゥロ
  • フィティ

ではまたお会いしましょう!

2014年10月22日 まだまだ暑いセビージャにて・・・

Oct 18

1962728_10152803278181228_6132560079926644710_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

こちらセビージャはちょっと秋めいてきたと思ったら、今日はかなり暑いです。まあ毎日雨よりはいいですが。

さて、早速お知らせです。次回一時帰国の日程がようやく決まりました。12月15日〜2月12日になります。

一時帰国中、現在出演が決まっているライブはこちら。↓

  • 2014.12.20(土)// TERS ESTRELLAS ,サラ・アンダルーサ(恵比寿)13:00開演
    入場料4000円 地図は→こちら
    (オープニングの群舞グアヒーラ+ガジのカンテソロ+各バイレソロ1曲)
Baile Cante Guitarra
  • 市川幸子
  • 太田マキ
  • 萩原淳子
  • エル・ガジ
  •  パコ・イグレシアス

先週のアロラ(マラガ)公演で共演させて頂いた市川幸子さん、太田マキさんと再び共演です。本来は各自のソロ1曲と、ガジの歌ソロ1曲という企画らしいのですが、今回特別にアロラ公演で踊った群舞のグアヒーラ(写真参照)を恵比寿でも踊ります。是非お越し下さいませ。

チケットご予約は layunko@gmail.com まで、①ご氏名 ②郵便番号・ご住所 ③お電話番号 ④PCメールアドレス ⑤チケット枚数 をお知らせ下さいませ。

なお、これまで通り期間中にクルシージョを開催しますので、詳細はまた後日こちらにアップさせて頂きますが、決定次第詳細をお早めにお知りになりたい方も、layunko@gmail.com までご連絡下さい。既受講生同様「先行お申し込み」のご案内メールを送らせて頂きます。

Captura de pantalla 2014-10-18 a la(s) 15.54.36「どこの飛行機会社を使っているのですか?」とよく聞かれます。毎回ネットで探しているので、その時によって違いますが、今回初のカタール航空。ドーハ経由です。(地図参照。地理に弱いのでドーハの場所をgoogleで調べてみました。)決め手は、①セビージャからの便 ②値段 ③時間 ④スーツケース許容重量です。いろいろネットで調べて今回最高得点(?)を出したのがカタール航空でした。

①セビージャからの便

マドリードやバルセロナからの便は結構ありますが、セビージャからにするとかなり絞られてきます。マドリード発着にして、マドリードからセビージャまではAVE(アベ)と呼ばれる高速列車で来る事も可能ですが(2時間半くらい)、もしくはバスで6〜7時間。大荷物を持っての乗り換えが面倒だし、AVE代を加えると結局高くつきます。バスは疲れるしねえ。今セビージャ空港からの乗り継ぎがよいのは、ブリティッシュエアウエイズ、エミレーツ、カタールの3社くらいでしょうか。他の航空会社のマドリード発着と同じくらいの値段でセビージャ発着の便が買えます。

②今回は往復で775ユーロでした。セビージャ発着にしては大変お得な感じ。

③ヨーロッパの都市を経由するより、エミレーツやカタール航空の方が多少時間がかかります。

今回のカタール航空の飛行スケジュールはこんな感じ。

  • 行き(飛行時間22時間30分)

Sevilla 10:25発→Madrid 11:30着→Madrid 15:05着→Doha  23:35着→Doha 01:10発→Narita 16:55着(+1日)

  • 帰り(飛行時間26時間40分)

羽田 00:15発→Doha 06:25着→Doha 07:50発→Madrid 13:30着→Madrid 17:50発→Sevilla 18:55着

そんなに長く飛行機に乗っていられない!という人にはおすすめできませんが、何回か乗ったことのあるエミレーツはサービスがとてもよいですよ。機内食がおいしい。日本語吹き替えの映画が迷ってしまうほどあり、しかも最新作が多い。客室乗務員が美し過ぎる。そして親切。・・・そのエミレーツよりも飛行時間が短くて安かったカタール航空。さてサービスはどうかな???

④これ重要。多くのヨーロッパの航空会社が20〜23kgまでなのに対し(エコノミー席)、エミレーツとカタールは30kgまでok。荷物の少ない方は関係ないのでしょうが、私の場合はいつも衣装やら服やら結構な重量なので、軽く23kgは越えてしまいます。昔は多少重量オーバーしても目をつむってくれましたが、最近結構厳しい所が多いです。(特に日本の空港)機内手荷物も大体7〜8kgで、1つ。こちらも昔はチェックしませんでしたが、最近は結構目を光らせています。というわけで、預けのスーツケースに詰められるのであればそれにこしたことはない。本当に30kgギリギリ詰めてしまうと今度は重過ぎて自分で運べないのでそこまで詰めませんが、26〜27kgくらいかな?そのたかだか3kgくらいの差が明暗を分けるのです。だから重要。

という訳で今回はカタール航空にしました♪

では日本でお会いできることを楽しみにしております。皆様よい週末を!

2014年10月18日 セビージャにて。

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