May 26

11245531_10153285842246085_2784457961797000228_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

今日からエバ・ジェルバブエナのセミナーを受講しています。月曜から土曜日までの6日間、朝9:00から14:30まで、途中休憩がありますが、フラメンコのレッスンにしては長い方ですね。実際にはエバだけではなく、スポーツトレーニングのコーチとエバとパントマイムの先生の3人によって授業が行われています。

まずはスポーツトレーニングの先生によるストレッチと呼吸法の訓練。今日行ったストレッチは私のクルシージョ(短期講習会)や自主練習の時に行っているものと共通しているものがたくさんありました。ただし、呼吸法に関しては自分では無意識にやっていた部分があったので、それを今度から意識的にやってみよう。ストレッチにしても呼吸法にしても、ただやるのではなく、なぜそれが必要なのかを理解してきちんと意識することが重要なのだそうです。よくストレッチを軽視している人がいますが、そういう人はたいてい踊れていない。本人は踊っているつもりかもしれないけど。そして呼吸法というのは一見踊りと関係ないようですが、実は大有り。これができないと踊れない。

その先生がおっしゃっていました。若いうちは勢いで踊れるけれど、そのうちガタが来る。そうなる前に自分の身体をメンテナンスすること。踊れなくなることを年齢のせいにしないこと。それは年齢のせいではなく、自分がきちんと身体と向き合ってこなかった証拠。ほんとうにそうだなあと思う。

次はエバの授業。まずエバからの質問。「何を学びたいか」「何を不得意としているのか」何人かの生徒が口々に答える。それを元にエバがクラス内容を組んでゆきます。エバのクラスではよく考える。自分は一体何を学びたいのだろう?自分に何ができて何ができないのだろう?その自問自答があってこそのクラス。ただお金を払ってスタジオに行けば先生に何か教えてもらえる、エバのクラスを受けるというだけでなんだか特別な気持ちになる。そうじゃないんだと。要は自分なんだと。自分が自分のことを分かっていなければ何も学べない。

エバの説明はどんどん話が飛んでゆく。その時その時でエバが思いついたこと、思い出したこと、目に入ってきた生徒の動き、いろいろなことを糸口にして彼女の語りたいこと、教えたいことがあふれてきます。話が変わる度に私は頭を切り替える。これも結構大変。私は一つのことを自分が納得するまでずっと考えるタイプなので、話が変わってしまうとその思考が中断されてしまう。だからとりあえずその瞬間瞬間で習った内容を頭の中にストックしておく。そして後から引っ張り出して熟考する。

タンゴやブレリアのパソを使って身体をコントロールする訓練をする。重要なことはパソを早くすればいいのではない。パソの早さよりも、アクセントやセンティードを探すこと。そして早さに限って言えば、早いのはパソだけではない。身体の動き、ブラッソの動き、それらにも早さがある。そのためには身体をコントロールする訓練が必要。サパテアードの打ち方、回転の方法、ブラッソやマノの使い方などテクニカの部分ではエバがやっていることは私も普段から行っている。だからそれ程苦ではなかった。でもコントロールする。これが難しい。

*

テクニカがないと踊れない。だからテクニカは持たなくてはならない。ただしテクニカのある人はただテクニカを使って踊りがちだ。テクニカがあればあるほど技術が高くなる。身体がたくさん動く人、強くて早いサパテアードを繰り出せる人、マントンやバタ・デ・コーラをがんがん使える人。そういう人は世の中にたくさんいる。でもその中の一体誰が身体をコントロールできているのか?ただむやみやたらに動かすのではなく。そして、その中の一体誰がサパテアードをコントロールできているのか?ただドカドカ足音を出すのではなく。その中の一体誰がマントンとバタをコントロールしているのか?ただマントンをぶんぶん振り回し、バタをばんばん蹴り上げるのではなく。

つまりコントロールできていない。その違いがよく分からない人は、テクニカてんこもりの踊りを見ると「わーすごい」と驚く。確かにそれは難しいテクニカが押し込められた踊りだから、ある意味驚嘆に値する。ある意味見た目が派手。ある意味ウケがいい。でもそれってフラメンコなの?・・・・そう私は問いたい。そういう踊りを見る度に脳裏に浮かぶ言葉がある。

「サーカス」

そう、サーカスなんだ。難しいことをたくさんやってお客さんをびっくりさせて喜ばせる。すごーいって拍手をもらう。そう、サーカス。

でもフラメンコの踊りってそうじゃない。そう私は思っている。

なぜ?

カンテがあるから。

カンテを聞いているから。その踊りはカンテから生まれるから。

だとしたらどうして、そこにそんなにたくさんのテクニカをてんこ盛りできるの?何のためにそのマントンとバタは存在するの?テクニカを見せつけるため?コンクールで高得点をたたき出すため?

サパテアードも身体の動きも、カンテやコンパスがあるからこそ。その曲にはその曲なりのコンパスがあり、アクセントがあり、うねりがあり、ためがある。なのにそれを無視してなぜカウント化して詰め込むのか?何のためのテクニカなのだろう。スーパーの詰め放題セールじゃないんだよ。

そこなんだ。だからコントロールされていないテクニカで踊られる踊りというのは、フラメンコにならない。それは技術の問題だけにとどまらず、一見技術とは真逆の位置にあるように思える「フラメンコ性」にまで及んでいるんだ。

*

ちなみにこのブログの「*」から「*」部分はエバが教えたことではありません。エバのクラスを受けて私考えたこと。だから間違っているかもしれない。でも残しておこう。今感じていることを忘れないために。もしかしたらあと何年か後の自分を助けてくれるかもしれないから。

2015年5月25日 セビージャにて。

May 18

CARTEL.inddCARTEL.inddみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

早速ですが先週の土曜より、「第2回アントニオ・ペレスの仲間たち en OSAKAフラメンコライブ」チケットのお申し込みが開始しました。早々にたくさんのご連絡を頂き、現在、1部8割、2部6割ほどのお席が既に埋まっております。誠にありがとうございます!チケットご希望の方は早めにバイレ出演者、もしくは

ticket.layunko@gmail.com(ハギワラ) までご連絡下さい。

ライブ詳細等はフライヤーデータをクリックして頂くか、こちら  にてご確認下さい。

  • フライヤー表面写真:アントニオ・ペレス
  • デザイン:マリア・サバテル

昨年開催したライブにお越し下さった皆様、共演者の皆様からの熱いご要望にお応えしての大阪ライブ第2弾。昨年に引き続きのリピーターのお客様、昨年逃してしまったので今年は是非!という方、過日のイベリアさん主催フラメンコフェスティバル大阪公演にて私の踊りをご覧下さった方(ありがとうございます。涙)etc…たくさんの方々がお申し込み下さっているようです。誠にありがとうございます!!!

出演者一同&アントニオ・ペレスが当日会場にてお待ち申し上げます!

2015年5月17日 セビージャにて。

May 16

11223858_10153288499236228_7215620718312132765_nみなさんおはようございます。

先日ご案内しましたが、本日5/16(土)13:00より、第2回アントニオ・ペレスの仲間たち en OSAKA ライブのチケットご予約を開始致します。チケットは入場整理番号(ご予約順)自由席となっておりますので、よいお席をお選びになりたい方は上記日時以降、お早めに ticket.layunko@gmail.com までご連絡下さい。

ライブ詳細は以下になります。

第2回アントニオ・ペレスの仲間たち en OSAKA ライブ

【日程】   2015年9月6日(日)

【時間】     1部  17:30開場 /18:00開演/ 19:00終演

           2部 19:30開場 /20:00開演/ 21:00終演

【会場】   スタジオ・ラ・クーナ(大阪・堺筋本町11番出口徒歩1分)

【出演者】 ギター:宇根理浩さん/ 歌:エル・プラテアオ 

      バイレ: 井上光正さん、宇根由佳さん、森脇淳子さん、萩原淳子 (全員通し出演)

【ライブ内容】 各部バイレソロ4曲+フィン・デ・フィエスタ。

【入場料】 前売各部 4000円 /前売通し 7500円

     当日各部 4500円/ 当日通し 8500円

     入場整理番号(お申込み順)付自由席

     ※   アントニオ・ペレス撮影ポストカードを会場にてプレゼント

【チケット一般ご予約開始日時】5月16日(土)13:00

【一般お問合せ・チケットご予約先】ticket.layunko@gmail.com(ハギワラ)

【チケット一般ご予約方法】タイトルを「第2回大阪ライブ」として頂いた上で

①  ご氏名 ②郵便番号 ③ご住所 ④TEL ⑤メールアドレス(PC)⑥ご希望の部

⑦  枚数 をご連絡下さい。

萩原から返信により残席と指定口座をご確認後、1週間以内にチケット代をお振込頂き、お申し込み完了となります。入場整理番号はご予約順とさせて頂きます。

そして、さらには前日9/5(土)には同じスタジオ・ラ・クーナさんにて「萩原淳子第8回大阪クルシージョ」を開講致します。既受講生の皆様・既にお問い合わせ下さった皆様には後日クルシージョ詳細をメールご案内させて頂きます。新規の方で詳細ご希望の方は こちら「連絡先」 のフォームを通してお問い合わせ下さい。

ではお待ち申し上げます!

写真:アントニオ・ペレス

2015年5月16日(土) 今日はそれほど暑くなかったセビージャにて。

May 15

11226180_10153302980796228_8155107185895729496_n10458838_10153302980946228_6117136675162409393_n11262999_10153302981261228_5617483478146226699_n11101870_10153302982811228_1287539854311855377_n11065870_10153302983216228_4133352983368381212_n11205587_10153302983476228_2279748738109390548_n11150758_10153302983766228_6885432879923104514_nみなさんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか。

一昨日カフェ・シルベリオにフラメンコを観に行きました。以前のブログでもご紹介しましたが、セビージャの中心地にあるCalle Rosario(ロサリオ通り)にカフェ・シルベリオはあります。以前は週に2回ほどフラメンコライブが開催されていましたが、現在は水・木・金・土と週4日になっています。入場無料なのはそのまま。出演アーティーストもなかなかの人達が出ているので人気のタブラオです。

日本からセビージャに戻ってきて、久しぶりにカフェ・シルベリオにでも行ってみるか、ということで夫と出かけました。いつものことながら、フィン・デ・フィエスタにかり出され(笑)ブレリアをちょっと踊ってきました。ギターは私の好きなエウへニオ・イグレシアス。そして飛び入り参加した歌い手のギジェルモ・マンサーノがブレリアを歌い初めて興奮!マンサーノの歌はフラメンコ濃度が濃くて好き。とても楽しみました。

その日のライブの動画の中に、そのフィン・デ・フィエスタも入っています。5分5秒くらいから映っていますので、よろしければご覧下さい。動画→https://www.youtube.com/watch?v=2iiCnRViRs4&feature=youtu.be

ではみなさん、またお会いしましょう!

写真:アントニオ・ペレス

2015年5月15日 セビージャにて

May 14

スクリーンショット 2015-05-08 04.25.17みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

過日ご案内しました、第3回萩原淳子フラメンコソロ公演「人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」のチケットですが、8/29(土)・30(日)は完売御礼となりました。早々のお申し込みを頂き誠にありがとうございました。今後両日のチケットご希望の方はキャンセル待ちとさせて頂きますのでご了承下さい。

なお、8/26(水)・27(木)19:30開演のチケットはまだあります。お席はお申し込み順入場番号でお入り頂く自由席形式ですので、ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。

【公演名】第3回萩原淳子フラメンコソロ公演 

「人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」

【日時】 2015年8月26日(水) 19:30開演
27日(木) 19:30開演
29日(土) 14:00開演→完売御礼
30日(日) 18:00開演→完売御礼
※開場は各日開演時刻の30分前となります。開場時間までにご来場下さい。

【会場】 キッド・アイラック・アート・ホール
京王線/京王井の頭線「明大前」駅より徒歩2分  会場地図はこちら

【バイレ】 萩原淳子
【ギター】 エミリオ・マジャ
【カンテ】 エル・プラテアオ

【入場料】 5500円
※ 整理番号順(ご予約順)自由席。
※ 同会場3-4階ギャラリーにて同時開催の「第3回アントニオ・ペレス来日写真展」入場料込。

【お問合わせ・チケットお申込み先】ticket.layunko@gmail.com(ハギワラ)

【チケットお申込み方法】
タイトルを「第3回萩原淳子ソロ公演」として頂いた上で
①ご氏名  ②郵便番号  ③ご住所  ④TEL
⑤メールアドレス(PC) ⑥お日にち  ⑦枚数 を
上記日時以降、上記お申込み先までご連絡下さい。
(上記メールアドレス以外へのお申し込みはお受付致しかねます。また、携帯メールアドレスからご連絡の場合は上記メールアドレスからのメールが受信可能か事前にご確認下さい。)

※お座席数がかなり限られた小空間でのフラメンコ公演となります。

※ 萩原からの返信にて残席と指定口座をご確認後、1週間以内にチケット代をお振込頂きお申込み完了となります。 お振込後のキャンセルご返金、またチケット発送準備後のお日にちの変更も致しかねます。ご了承下さい。

では本日は取り急ぎのお知らせでした。またお会いしましょう!

2015年5月14日 セビージャにて

May 14

11193287_10153297174501228_3273875623391179135_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

ご連絡が遅くなりましたが、先週の日曜に「第16回少人数制クルシージョ」を無事に終了、月曜にセビージャに戻りました。クルシージョ最終日には歌い手のエル・プラテアオとギタリストのエミリオ・マジャに来て頂き、伴奏付クラスの開講。生徒さん達には、ただ手足を上手に動かして振付を踊るんじゃない、カンテとギターを聴く耳を持ってほしいな、と思っています。もちろん私も。パコとエミリオのお陰でたくさん勉強させて頂きました。皆さんありがとうございました。

バタバタとクルシージョ最終日の後荷造りをし、月曜早朝に成田を発ちました。寝不足なのか時差ぼけなのか、時々眠いのですがお陰様で元気です。・・・と言いたいとこおろですが、なんと昨日セビージャ日中気温は46度まで上昇しました・・・暑い。まだ5月だというのに・・・暑いのは今週いっぱいで来週以降は気温が下がるという話しですが、どうなのでしょう???

日本から持ってきた「ゆべし」の裏側を見ると「常温保存」と書いてあります。しかし日中46度まで上がる状態を「常温」と呼ぶべきなのか否か・・・はてさて冷蔵庫にいれるとせっかくのゆべしが固くなり、食感が悪くなるのでは・・・ちょっと思案してしまいましたが、考えているくらいだったら全部食べてしまえ〜と5個ぺろっと頂きました。(1個は夫にあげました。)とはいえ気温46度の中でゆべしを5個食べるののもも厳しいものがありますが・・・大切な日本のものなので(笑)

10985204_10153297174951228_3460051619362102748_o11266498_10153297175196228_2247189234009132713_o11260418_10153297175636228_4638458179059255812_o10830781_10153297175831228_7799152551891575188_o11109548_10153297176031228_3128165984504704192_o11113322_10153297176291228_3830220867826439353_o話しは戻り、今回の飛行機の旅はとても快適でした。KLMで成田ーアムステルダムーーセビージャと乗り換えが少なかった!KLMは久しぶりに乗りましたが、機内食が美味しくなっている!おやつにアイスクリームが出た!小さいですが、大きな喜びがありました♡

そして今回、なんと3席1列まるまる私が占領できました!これはすごい。エコノミー席でありながら3席使ってゴロリと横になることができるわけです。最初は窓際の席でした。その隣の3席真ん中の席が空いていて、通路側の席に日本人女性が座っていました。ところがその日本人女性が「私は余分にお金を払っているから、3席空いている別の場所に移動するわ、あなたはこの3席全部使っていいわよ」と言い出し、よく意味が分からないのですが、同じことを客室乗務員に交渉し始めました。最初は客室乗務員は「お客様は皆様決められたお席に着かれていますので・・・・」とやんわり断っていたのですが、日本人女性が「私は余分にお金を払っているのよ!席を替える権利はあるわ。コールセンターに電話して確認だってしたんだから」と主張すると、客室乗務員の態度がコロっと変わり「では、チーフに話して参ります」と。えーそんなことありなのー?と黙って驚いていた所、外国人チーフがすぐに来ました。そして「あなたのおっしゃっていることは理解しました。お約束はできませんが最善を尽くしましょう」と言うではありませんか。えーそんなもんなの?言ったもん勝ち???そしてすぐに機内アナウンスが。「お客様にお知らせ致します。当飛行機はお客様の安全性と機内の重量バランスを考え、お客様のお座席を決めております。決められたお席のままご着席下さいますようお願い申し上げます」・・・・えーーーその日本人女性のために、元々空いている3席1列空席に他の乗客が座らないよう、先制攻撃をかけているのか???しかも重量バランスを考慮していたなんて知らなかった。つまり、極端な話、飛行機の片側に乗客が全員座ったら飛行機が傾くとでも言うのか????本当なのか????

萩原の頭は完全に?????で埋め尽くされ、その顔で思わずその日本人女性の顔を見ると、「私はね、飛行機の中で気持ち悪くなるの。吐いたりしたらあなたにも迷惑かけちゃうでしょ」と一言。・・・・そ、そ、それはとても困る。否応がなしに私まで彼女のペースに巻き込まれている気がしないでもなく、しかし同じ列の席で吐かれたら困るよ、確かに、という有無を言わせない説得力で私の首を縦にふらせる。

しばらくして離陸し、シートベルトの着用義務ランプが消えた後、彼女は席を立った。そしてくるっと私の方を振り返り、ぺろっと舌を出してにやっと笑って行ってしまった。

ある意味すごい。彼女の作戦勝ち。やっぱり言ったもん勝ちなのか・・・スペインのことわざにもある。「泣かない赤ちゃんはミルクを飲めない」なるほどね〜。変な納得をして、でもそのお陰で私もちゃっかり3席1列自由に使えたので、ラッキーでした。

ちなみに今回の便では踊り手の井山直子ちゃんと偶然一緒。席は別々でしたが成田や乗り換えのアムステルダムでは一緒におしゃべりとかできて楽しかった。

まあ、そんなこんなでお陰様で無事、セビージャに着いています。

ではまたお会いしましょう。

2015年5月14日 セビージャにて。

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