Apr 30

11146252_10153226551756228_2899958334273005449_nみなさんこんばんは。

8/26(水)・27(木)・29(土)・30(日)に開催「第3回萩原淳子フラメンコソロ公演 人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」公演チケットのお申し込みが昨日20:00より開始致しました。お陰様で早々にたくさんのお申し込みを頂きありがとうございます!現在までにご連絡下さった方には全員チケット仮予約完了のメールご返信致しました。万が一萩原からのメールが届いていない場合は、下記メールアドレスまでお手数ですがご連絡お願い致します。

既に8/29(土)・30(日)公演の残席が少なくなっておりますので、御希望の方はお早めにご連絡下さい。

【チケットお申し込み先】ticket.layunko@gmail.com

なお、すでにこちらのHPでもご案内していますが、詳細は以下になります。

【公演名】第3回萩原淳子フラメンコソロ公演 

「人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」

【日時】 2015年8月26日(水) 19:30開演
27日(木) 19:30開演
29日(土) 14:00開演
30日(日) 18:00開演
※開場は各日開演時刻の30分前となります。開場時間までにご来場下さい。

【会場】 キッド・アイラック・アート・ホール
京王線/京王井の頭線「明大前」駅より徒歩2分  会場地図はこちら

【バイレ】 萩原淳子
【ギター】 エミリオ・マジャ
【カンテ】 エル・プラテアオ

【入場料】 5500円
※ 整理番号順(ご予約順)自由席。
※ 同会場3-4階ギャラリーにて同時開催の「第3回アントニオ・ペレス来日写真展」入場料込。
※ 8月29日(土)・30(日)のみ、お子様とお連れの方1名対象の「お子様抱っこ席」をご用 意致します。御希望の方はその旨ご連絡下さい。なお、会場の都合上お席の数には限りがあり ます。また他のお客様の舞台鑑賞の妨げになる場合は、会場外で待機して頂きます。あらかじめご了承下さい。

【お問合わせ・チケットお申込み先】ticket.layunko@gmail.com(ハギワラ)

【お申込み開始日時】2015年4月30日(木) 20:00

【チケットお申込み方法】
タイトルを「第3回萩原淳子ソロ公演」として頂いた上で
①ご氏名  ②郵便番号  ③ご住所  ④TEL
⑤メールアドレス(PC) ⑥お日にち  ⑦枚数 を
上記日時以降、上記お申込み先までご連絡下さい。
(上記メールアドレス以外へのお申し込みはお受付致しかねます。また、携帯メールアドレスからご連絡の場合は上記メールアドレスからのメールが受信可能か事前にご確認下さい。)

お座席数がかなり限られた小空間でのフラメンコ公演となります。特に土 日 公 演 チ ケ ッ ト は 早 期 完 売 が 予 想 されますので、ご来場可能日が複数ある場合は優先番号順と共にお知らせ下さい。第1希望日が満席の場 合は、第2希望以降空きのあるお日にちのチケットを確保致します。

※ 萩原からの返信にて残席と指定口座をご確認後、1週間以内にチケット代をお振込頂きお申込み完了となります。 お振込後のキャンセルご返金、またチケット発送準備後のお日にちの変更も致しかねます。ご了承下さい。

では皆様のご来場をお待ち申し上げます!

2015年5月1日

Apr 28

10380428_10153226551756228_2899958334273005449_oみなさんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか。

8月26(水)・27(木)・29(土)・30(日)、東京・明大前のキッドアイラックアートホールにて開催される、第3回萩原淳子フラメンコソロ公演「人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」の公演のご案内です。

【公演名】第3回萩原淳子フラメンコソロ公演 

「人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」

【日時】 2015年8月26日(水) 19:30開演
27日(木) 19:30開演
29日(土) 14:00開演
30日(日) 18:00開演
※開場は各日開演時刻の30分前となります。開場時間までにご来場下さい。

【会場】 キッド・アイラック・アート・ホール
京王線/京王井の頭線「明大前」駅より徒歩2分  会場地図はこちら

【バイレ】 萩原淳子
【ギター】 エミリオ・マジャ
【カンテ】 エル・プラテアオ

【入場料】 5500円
※ 整理番号順(ご予約順)自由席。
※ 同会場3-4階ギャラリーにて同時開催の「第3回アントニオ・ペレス来日写真展」入場料込。
※ 8月29日(土)・30(日)のみ、お子様とお連れの方1名対象の「お子様抱っこ席」をご用 意致します。御希望の方はその旨ご連絡下さい。なお、会場の都合上お席の数には限りがあり ます。また他のお客様の舞台鑑賞の妨げになる場合は、会場外で待機して頂きます。あらかじめご了承下さい。

【お問合わせ・チケットお申込み先】ticket.layunko@gmail.com(ハギワラ)

【お申込み開始日時】2015年4月30日(木) 20:00

【チケットお申込み方法】
タイトルを「第3回萩原淳子ソロ公演」として頂いた上で
①ご氏名  ②郵便番号  ③ご住所  ④TEL
⑤メールアドレス(PC) ⑥お日にち  ⑦枚数 を
上記日時以降、上記お申込み先までご連絡下さい。
(お問合わせに関しては上記日時以前でも承りますが、上記日時以前・上記メールアドレス以外へのお申し込みはお受付致しかねます。また、携帯メールアドレスからご連絡の場合は上記メールアドレスからのメールが受信可能か事前にご確認下さい。)

※お座席数がかなり限られた小空間でのフラメンコ公演となります。特に土 日 公 演 チ ケ ッ ト は 早 期 完 売 が 予 想 されますので、ご来場可能日が複数ある場合は優先番号順と共にお知らせ下さい。第1希望日が満席の場 合は、第2希望以降空きのあるお日にちのチケットを確保致します。

※ 萩原からの返信にて残席と指定口座をご確認後、1週間以内にチケット代をお振込頂きお申込み完了となります。 お振込後のキャンセルご返金、またチケット発送準備後のお日にちの変更も致しかねます。ご了承下さい。

クルシージョ受講生、これまでに萩原公演にお越し下さった皆様にはすでにメールご連絡させて頂いておりますが、新規の方からもお問い合わせを頂いておりますので、こちらHP上でもご案内させて頂きました。
皆様のご来場をお待ち申し上げます!

写真:アントニオ・ペレス

2015年4月27日

Apr 27

11156327_10204032199634292_825906628236217448_n
みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか?

お陰様で先週末に開催された「第7回福岡クルシージョ」、博多ドセデルフラメンコさんでの「ソレア研究」(講義クラス)、イベリアさん主催フラメンコフェスティバル福岡公演は無事終了致しました。クルシージョを受講された皆様、公演にお越し下さいました皆様、誠にありがとうございました。

今回の「第7回福岡クルシージョ」は小倉にて開催。定期的に受講して下さる生徒さんも増え、毎回のクラスの度に少しずつ成長がうかがえとても嬉しく思いました。そして皆さんとっても楽しく受講していらっしゃる。真面目に、楽しく、真剣に。そういうのって、本当に素晴らしいと思います。そんな人達に愛されるフラメンコもきっと喜んでいるのではないでしょうか。

博多「ドセデルフラメンコ」さん(HPはこちらクリック→http://12-del-flamenco.com)はフラメンコの素敵な衣装やアクセサリー等を販売しているお店です。お店のスタッフの皆さんから、「クルシージョには参加したいけれどお店を閉めて小倉に行く事はできないし、でも受講したい・・・」とのことで、お店の中で「ソレア研究」講義クラスを開講することをご提案されました。それは初めての試みでしたが、確かに講義なので場所はフラメンコスタジオでなくてもよいわけで、当日はお店のスタッフさんやお友達を中心に受講して頂きました。皆さん「面白い!」「そんなこと初めて知った!」と興奮され、とても盛り上がりましたよ。一人でも多くの方にお役に立てるのであれば本当に嬉しいです。受講して頂きどうもありがとうございました。

次回「第8回福岡クルシージョ」は7月20日(月祝)博多ビークラブスタジオさんにて開講予定。常時開講のテクニカ&コンパスクラス(「サパテアード原点」「使ってこそ身体」「コンパス」)2クラス、「ソレア研究」(新しい内容です)、マントン・テクニカ基礎、バタ・デ・コーラ・テクニカ基礎の計5クラスで開講検討しています。これまで受講された方、すでにお問い合わせされた方にはこれまで通り、クルシージョ詳細が決まり次第直接メールご連絡させて頂きます。新規の方で受講ご検討の方は こちら「連絡先」 のフォームを通してご連絡下さい。

福岡のどこが好きかって、やはり「人」です。またお会いできること、新たな出会いを楽しみにしています!!!

11127881_10153265529526228_1476945144893310950_o11110024_10153265529931228_3259425106331351760_n19001_788999197880167_6292425078744216534_nそしてイベリアさん主催フラメンコフェスティバル。とてもいい経験をさせて頂きました。私は福岡の出身でもないし、そんな私がフェスティバルに混ぜてもらって悪いな〜と思っていたのですが、楽屋では皆さんとても親切にして下さいました。とても嬉しかったです。ありがとうございました。そして福岡クルシージョの生徒さんを始め、たくさんの方々にお越し頂きました。本当にどうもありがとうございます!

公演ではバタ・デ・コーラのソレア、少し前のトリノのコンクールでも踊った曲を2分程長く踊りました。(トリノではコンクールの規定により6分、今回は主催者側の規定により8分)何度も何度も踊っている曲ではありますが、毎回あああああと反省します。

Unknown一つフラメンコの醍醐味を感じたところ。

ガジが歌ってくれた2つ目の歌。細かく覚えていませんが、フェルナンダに捧げる内容の歌詞でした。

フェルナンダ・デ・ウトレーラ。

セビージャ県ではありますが、セビージャ市内とは全く雰囲気が異なる町、ウトレーラが生み出したソレアの女王。フェルナンダの歌を聴かずしてソレアを歌うことも踊る事も弾く事もあり得ない。(ブレリアやファンダンゴも素晴らしいですが)ここずっと毎日彼女のソレアを聴いていました。そのフェルナンダに捧げるソレアが聞こえてきた時、舞台の上で全身で

フェルナンダー!!!

と叫んでいました。涙が出そうでした。ガジ、あの歌詞を歌ってくれてありがとう!!!

・・・しかし・・・その後は走り出すパルマを抑えてエスコビージャをするのに苦労したり、ファルセータ(ギターのメロディ部分)とエスコビージャ(足の音)をせっかく合わせたのに、そのファルセータを弾き忘れられて気分が落ちたり(笑)、音響が悪く足音がイマイチ聞こえないとリハーサルの時に歌い手に言われたので、本番では足音をガンガン出し後半疲れてバタを動かす馬力が足りなくなってしまったり、はけの部分でバタの動きを即興でやってみたら最後なんだか分からなくなっちゃたり(笑)・・・とにかくいろいろありました。

うーん、そのいろいろあった部分にフォーカスを当てれば涙涙の一人酒になるところなのですが、やはりフェルナンダは素晴らしい。そこに行き着いてしまいます。自分がどう踊ろうが、フェルナンダのソレアは不滅。フラメンコは永遠。あの舞台の上で何か大きなものを受け取ったような気持ちがしました。自分がどう踊ろうが。

もし、フェルナンダ・デ・ウトレーラって誰だろう?と思う方がいらっしゃったら是非彼女のCDを買ってみて下さい。スペイン語では「Fernanda de Utrera」と表記します。今の時代、皆動画サイトでなんでも簡単に見る事聞く事ができてしまいますが、やっぱりCDを買うのがいいと思う。「お金ないです」って言う人もいるかもしれないけど、そういう人に限ってムダに飾りのついた高価な衣装にお金を払ってたりしていませんか???CD1枚の何倍もの金額の。「動画サイトでタダで聞けるものになんでわざわざお金払うわけ?」と思う人もいるかもしれないけれど、自分のCDを持つということはやはり大切だと思う。なんて言うんだろう、自分で選んで自分でお金を払って自分の手元にある。自分で選んでないとしても、年月が経ってから、ああ、このCDを買っておいて本当によかったと思う時が来るから。フラメンコを愛してずっと続けていれば。そして本当によくて古いCDというのはどんどん廃盤になってしまうから、残念ながら。

たくさんでなくていい、1枚だけでいい。ただしその1枚も何回も何回も何回も何回も・・・・・聴いてみてはいかがでしょうか。そのうちの1枚をフェルナンダ・デ・ウトレーラにするというのはとても素晴らしいことだと思います。もちろん他にも素晴らしい歌い手がいるけれど。たまたま、今回偶然にもフェルナンダに捧げる歌詞が歌われたので、そんなことを思いました。

20150506_SF次回は5月6日(水振)同じくイベリアさん主催フラメンコフェスティバル大阪公演です。同じ、バタのソレアを踊りますが、大阪では持ち時間が10分なので、福岡公演の時よりも2分長い。ブレリアの所でちょっと即興で遊べるかな。いずれせよ、歌い手もギタリストも変わるので新たな気持ちで踊ることになるでしょう。

S席6000円、A席4000円の公演チケットは萩原が持っていますので、希望の方は こちら「連絡先」  のフォームを通してご連絡下さいませ。(A席はあとわずかです。)

ではまたお会いしましょう!

(クルシージョと公演後の写真は生徒さんより。ありがとうございます!)

2015年4月27日 日本自宅にて。

Apr 24

スクリーンショット 2015-03-03 09.18.27プリント20150426_PFみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

先程小倉に着きました。明日4/25(土)小倉商工会館にて「第7回福岡クルシージョ」&博多ドセデルフラメンコさんにて「ソレア研究」開講致します。博多ドセデルフラメンコさんでの「ソレア研究」お陰様で満席となっておりますが、小倉のクルシージョの方は2〜3名程空きがあるようです。

ご希望の方はfukuokacursillo@gmail.com(ウラベ)までお願い致します!
詳細は→こちら「クルシージョ」

そして明後日4/26(日)イベリアさん主催フラメンコフェスティバル福岡公演出演!!!福岡で踊るのは初めてなので緊張もしますが、精一杯踊れるようしっかり調整したいと思います。萩原持ち分のチケットはお陰様で完売となっておりますので、御希望の方はお手数ですがイベリアさんTEL03−3449−8454までお問い合わせ下さい。宜しくお願い致します。

20150506_SFちなみに、5/6(水振)15:00開演、大阪メルパルクホールでの同フェスティバル大阪公演のS席・A席チケットはまだ手元にあります。御希望の方はlayunko@gmail.comまでご連絡下さいませ。

公演詳細は→こちら「公演情報」

ではお会いできることを楽しみにしております!

2015年4月24日 小倉のホテルにて。

Apr 22

11129907_10153253339741228_4215014252091261750_n11163241_10153253340091228_5945584508675615797_n19481_10153253340351228_8446822474825827977_n11183358_10153253340456228_3255296825543223116_n1975110_10153253340601228_6396625430059779358_n11109182_10153253339546228_2416277362052148237_n

11160562_10153253340246228_1471443215282792429_n

みなさんおはようございます。ただ今、朝5:30です。昨日日本に着きましたが時差ぼけです。(笑)

さて、日曜に行われたトリノ国際フラメンコ舞踊コンクール〝フラメンコ・プーロ〟に「ソリスタ・フィグーラ・プロフェッショナル」の部にて準優勝という結果に終わりました。そして「フェスティバル・デ・ヘレス〝イサベル・バジョン〟賞」と「セノビージャ賞」も受賞することができました。

応援して下さいました皆様、伴奏して下さった公式ギタリストや歌い手の皆様、コンクール主催者の皆様、今後の成長の糧となるアドバイスを下さった審査員の皆様、貴重な経験を分かち合ったコンクール出場者の皆様、どうもありがとうございました。

実際の所、準優勝という結果をすぐに受け止めることができませんでした。このコンクールではバタ・デ・コーラのソレアを踊りましたが、コンクール終了後、3人の審査員のうち2人から「なぜ、バタ・デ・コーラとマントンのアレグリアスを踊らなかったのか?」と聞かれました。理由は簡単、バタとマントンのアレグリアスは既にアレグリアスの本場スペイン・カディスのコンクールで受賞しているので、同じ踊りをイタリアのコンクールで踊ってもあまり意味がないと思ったからです。2人の審査員曰く、コンクールにおいてバタだけで踊るよりも、バタとマントンの両方で踊った方が技術点が高くなるし、見た目も派手、そしてアレグリアスという曲は明るいので、フラメンコを知らない一般的な観客でも理解しやすく拍手を得られやすい。観客が直接審査する訳ではないけれど、観客の拍手というのも審査に少なからず影響する。ソレアは曲がシリアスな分、それだけ難しいのに・・・、ということでした。

・・・そういう観点から審査されていたのか、と愕然としてしまいました。もしバタとマントンのアレグリアスを踊っていたら順位は異なっていたのだろうか、とかいろいろ考えてしまって。でもどちらにしても、バタとマントンのアレグリアスを選ばなかった理由は上記の通りだし、自分でバタのソレアを踊ることを選んだので後悔はしていません。

これまでいろいろなコンクールに出場してきましたが、コンクールによって、審査員によって評価の仕方が全く異なります。だから何がよいのか、悪いのか、誰が正しいのか、とかそういう問題ではないのです。そのコンクールではそのように評価され、そのような結果が出たということにしか過ぎない。変な話、あるコンクールで予選落ちしても、同じ曲で他のコンクールでは入賞することだってあるわけです。

分かってはいるのですが、やはり結果を突きつけられると・・・ね。これはそう、失恋に似ている。経験したことのある人ならきっと分かってもらえるはず。(笑)恋に破れる度に、「男なんか星の数ほどいる」とか、「もっといい男に出会うために別れることになったんだ」とか「失恋の数ほどきれいになる」とか、そういえば昔よく聞いたな〜。でも本当のところは失恋した本人にしかそれは分からない。毎回本気で恋に落ち、そして毎回失恋の度に学んで強くはなるんだけれど、やはりその度に傷つく。今回の結果に関して日本に戻る飛行機の中でもいろいろ考えてしまって、涙もぽろんと落ちました。

よかったこと。審査員のうち1人から「君の踊りからはフラメンコにどれだけ敬意を払っているのか、どれだけカンテを聞いて内側から踊っているか、それが伝わってきて、君の踊りを見ることができて本当によかった、ありがとう」というようなお言葉を頂いたこと。コンクール公式歌い手のインマ・リベーロから「数年前に共演した時は上手に踊るなと思っていた。でも今はあの時なかった〝ペソ〟がある。それを持つのはスペイン人のプロの舞踊家でも難しい事。〝ペソ〟を持つといいのは本当に重要なことなのよ、フラメンコにおいては」と言ってもらえたこと。

その言葉を聞いて、ああ、このコンクールに出場してよかったと思いました。頭では分かっていても、どうしても順位にこだわってしまう自分がいるのも否めない。私は人間として小さい。それでも私の踊りを心で受け止めてくれる人がいたということ、そして私の成長を見てとってくれた人がいたということに感謝したいです。そして先の2人の審査員からは今後のためのアドバイスをたくさん頂きました。本当に有り難い。

それからこのコンクールのために先週火曜からイタリア入りしていたわけですが、ずっとそばで見守ってくれていた夫。コンクール前の緊張とストレスのあまりケンカになってしまった日もありましたが・・・いつもありがとう。

さて、今日、明日とイベリアさん主催フラメンコフェスティバル福岡&大阪公演のギター&歌合わせがあります。踊るのはやはりバタのソレアです。

ではまたお会いしましょう。

写真:アントニオ・ペレス

2015年4月22日 昨日は寒くてラーメンを食べました。

Apr 18

11062732_863043880408728_4779113370663252908_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

ただ今イタリアのトリノにいます。本日、トリノ国際フラメンコ舞踊コンクール〝プーロ・フラメンコ〟予選に出場、決勝進出者に選ばれました。

コンクールHPは→こちら

予選を終えて、このコンクールでよいなと思ったことがあります。予選は1曲6分のみというのは少ない気がしますが(本格的なスペインのコンクールであれば少なくとも10分以内の曲を2曲踊り、決勝では予選とは違う曲をまた踊ります。)、コンクール側がオフィシャルのギタリストと歌い手を用意していること。事前の合わせや練習は一切なし。各自の持ち時間は踊りの6分を含めて15分間。つまり単純計算すれば9分の間に初めて合うギタリスト、歌い手達と打ち合わせをしてそのままぶっつけ本番というわけです。その打ち合わせも審査員の前で行います。他の出演者がどのようにしたのかは分かりませんが、私がしたのは挨拶、曲の構成の流れを口頭で説明。それだけです。そしていきなり踊って予選終了。多分総計8分もかかっていないはず。

なぜこの方法がよいのか。

①伴奏者に払うお金がかからない。

一般的にオフィシャルのギタリストや歌い手がいないコンクールが多いので、踊り手がコンクールに出場するには、自分で彼らを雇わなくてはならない。スペインのコンクールでは本番の出演料に1回分の合わせ練習代が含まれている場合が多いけれど、日本の場合は本番と事前の合わせ練習代が別。いずれにしてもお金がかかり、〝コンクール貧乏〟なんて言葉も生まれるわけです。その分のお金がうくというのは踊り手にとっては有り難い話です。

②予選はフラメンコ学校のスタジオで、練習着で行われる

これもよいです。個人的な意見として、予選会場にお金をかける必要はないと思います。本人の踊りの実力が分かればよいのだから、コンクール主催者側が大きな劇場をわざわざ借りなくてもよいのでは?と思います。しかもその出費の穴埋めをコンクール出場者がしなくてはならないとしたら・・・なんだか話しが分からなくなってくる・・・。練習着にしてもそう。予選は練習着でいいんじゃないかなあ。ある意味衣装でごまかさずに実力がそのまま見られるのでよいのでは?決勝に関しては劇場で衣装着用、というのは理解できますが。

③予選では事前合わせがなくぶっつけ本番

先にも述べた通り、事前の合わせが一切ない。ここで何が計れるかというと、その踊り手がどのくらいギターとカンテを理解して踊っているか、というフラメンコ度。つまり何時間もギタリストや歌い手に合わせてもらって、踊りを覚えてもらって歌い弾いてもらうのではなく、その瞬間瞬間に聞こえる歌やギターに即興でどのくらい対応できるかということ。どんなに身体を上手に動かせる踊り手であってもギターとカンテを聴く耳を持っていない人もいます。もしくは自分が踊る曲なのに曲の構成が分からずギタリストや歌い手に構成を作ってもらう人。何十時間も一緒に合わせて覚えてもらえば完成度の高い踊りが出来上がるかもしれませんが、フラメンコ度が低い。恐らくそういう人はギターや歌が変わっただけで踊れなくなる。そういうフラメンコ度の低い人を予選の段階でふるい落とせるわけです。〝ダンス〟のコンクールではなくフラメンコのコンクールなんだから。

④審査員が現役の一流舞踊家、舞踊教師

今回のコンクールの審査員はマヌエル・ベタンソス、アデラ・カンパージョ、アリシア・マルケスの3人でした。この3人のアーティストの前で踊る、踊りを見て頂くだけでも光栄です。コンクールの中には、審査員のコンクールをした方がいいのでは・・・という場合もなきにしもあらず・・・。

以上、いいなと思ったところです。

ただ個人的に気になるのは決勝出場者が多過ぎるんじゃないかな・・・ということ。そんなに決勝進出に値する踊り手がいるんだろうか、本当に?とあまのじゃくの萩原は思ってしまったわけです・・・。あの人もこの人も同じような踊り。もしくはただバタバタ動いているというか動かしているというか・・・上手は上手だけどなんだかエアロビというか、フラメンコ体操というか、『いい加減それをフラメンコを呼ぶのはやめようよ』と声をかけたくなるという踊り、そしてその踊りを見て「はい、○○の振付をとったんですね」という感想しかわかない踊り・・・etc. たとえどんなに上手であっても、そんな踊りが、どうか評価されませんように。コンクールの名は〝フラメンコ・プーロ〟。つまり、純粋なフラメンコ。その名の通りのコンクール結果が出る事を願わずにはいられません。

決勝は明日日曜、トリノ市内の劇場で行われます。

2015年4月18日 トリノにて。

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