Apr 15

みなさんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか。

雑誌「パセオフラメンコ」さん2015年5月号(4月20日発売)より隔月で連載「萩原淳子のマエストロ達にきく」が始まります。先日執筆を全て終え入稿完了しまいした。フラメンコの偉大な先生方から貴重なお時間を頂き、私の方でインタビューをし、執筆させて頂きました。スペイン人のインタビューでよくあるリップサービス、例えば「日本はスバラシイ国デス!」とか「日本人はフラメンコをアイシテイマス」と」といったインタビューで終わらないように(もちろん本心からそうおっしゃって下さる方もいらっしゃるでしょうが)かなり踏み込んだ質疑応答にしました。

第1回マヌエル・ベタンソス
第2回アナ・マリア・ロペス
第3回ハビエル・ラトーレ
第4回カルメン・レデスマ
第5回トロンボ
第6回フェルナンド・ロメーロ

といったラインナップになっています。

私はプロフェッショナルなライターではありませんので、恐らくその道の方がお読みになればいろいろな粗もあるのでしょうが、ただのライターでもないのも確かです。フラメンコを愛し、フラメンコを学び続け、実際その世界にいます。その中で、フラメンコの存続に対する危機感も持っています。現代の流れがそのまま続けばフラメンコはフラメンコでなくなってしまうのではないか・・・・それは日本でもスペインでも似たりよったりかもしれません。そのような観点からマエストロ達のアドバイスを頂きたく、インタビューの企画となりました。

もちろん今回の連載6回の中に入っていらっしゃらない素晴らしいマエストロ達もいらっしゃいますが、残念ながら全員にインタビューができるわけではありません。しかしできるだけ6回の連載の中でいろいろなマエストロ達の考え方をご紹介したく上記のラインナップとなりました。1回分だけお読み頂いても面白いと思いますが、6回全てお読みになると先生によっての考え方の違いなどが浮き彫りになって非常に興味深いと思います。自分でインタビューして執筆した記事なので、何度も何度も推敲した文章ではありますが、これからも読み返したいと思っています。そのくらい重要な内容が含まれているからです。

今回の連載はフラメンコを守るため。インタビューにご協力下さった全てのマエストロ達、彼らの珠玉の言葉に感謝をしたいと思います。

是非皆さんお読み下さい。パセオフラメンコさんHP→こちら からでも購入可能のようです。

ではまたお会いしましょう!

2015年4月15日 トリノにて。

Apr 11

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

早速ですがお知らせです。

第3回萩原淳子フラメンコ・ソロ公演
「人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」
8/26(水)・27(木)・29(土)・30(日)
キッド・アイラック・アートホール(東京・明大前)にて開催致します。

チケットご予約開始日等、詳細は改めてこちらのHP上でお知らせ致しますが、お早めに情報をお知りになりたい方は こちら「連絡先」のフォームを通してご連絡下さい。クルシージョ既受講生・これまでに萩原公演にいらっしゃった皆様・お問い合わせの皆様と同様、こちらから直接ご案内メールを送らせて頂きます。

ちなみに「第3回アントニオ・ペレス来日写真展」も同会場3−4階ギャラリーにて同時開催致します。昨年も写真展&フラメンコライブの同時開催で大変ご好評を頂きました。今年もがんばりますのでどうぞお楽しみに!

2015年4月11日 セビージャにて。

 

 

Apr 9

10169327_10153221505951228_5801725155413779671_n11130245_10153221506251228_6041735250463565823_n10368396_10153221526441228_23771455495064977_n11138694_10153221505196228_5561404368888121520_n11081398_10153221505961228_556320124481851962_n11147078_10153221506261228_6431857405182753304_n13274_10153221505381228_8035236627579797950_n11138175_10153221505176228_3439883418326035473_n10986826_10153221533046228_3494499191102680977_n11061286_10153221506246228_8445863085667753436_n11146214_10153221505456228_3358599468529072452_n11080250_10153221505361228_1193403555893576446_n1535487_10153221505151228_5865606933562652992_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

お陰様で昨晩の〝フラメンケリア〟での公演は無事終了致しました。たくさんのお客様にお越し頂き大変嬉しかったです。どうもありがとうございました!

〝フラメンケリア〟はセビージャ、トゥリアーナ地区に最近(1〜2年前?)にできたフラメンコ学校です。その中に今回私が出演したライブ会場があります。とても素敵なタブラオで、グアダルキビル川に面してガラス張りになっています。本番前に舞台上で練習していると川べりを散歩していた観光客の皆さんがそのままライブに来て下さいました。なかなかのロケーションです。毎週フラメンコライブが開催されているのでセビージャにいらっしゃる方はチェックしてみて下さいね。

(ちなみに、次回私が出演するフラメンケリアでの公演は6月10日(水)になります。詳細はまたご報告致します!)

さて、ライブ本番ではティエントとバタ・デ・コーラのソレアを踊りました。ギタリストのトゥデーラとは数週間前の〝カフェ・シルベリオ〟ライブで共演していましたが、歌い手のビセンテ・ヘロとはしばらくぶりの共演でした。ティエントは本番前に1回合わせてもらいましたが、ソレアはぶっつけ本番。スペインのタブラオだと大体こんな感じの所が多いです。ソレアは自分が思っていたよりもテンポがゆっくりだったのでバタ・デ・コーラを動かすのが大変でした。アレグリアスのようなテンポの早い曲は変な話し、ごまかしがききます。バタをとにかくたくさん動かして踊っているように見せかけるという踊り手さんが世の中にたくさんいらしゃいますね。(笑)ソレアの場合はテンポがゆっくりなので逆に粗が目立つ。歌ががまんして伸ばしている所、そういう所をバタを扱う時にもやはりがまんするわけです。軸足と身体の芯でしっかり支え続けなければバタはぽとんと床に落ちてしまう。もう一方のバタを支えている足のアチチュードの形が崩れればバタの形も崩れる。なんでもないように見えて実はものすごい筋力と軸が必要だったりします。だから私にとってはソレアをバタで踊る方が難しいかなあ。考えてみれば、アレグリアスをバタで踊る人は多いけれど、ソレアでバタを踊る人は少ないですね。それにしても奥が深いソレアのバタ・デ・コーラ。これからも踊り続けようと思います。

今日は本当はゆっくり休みたかったのですが、朝9時に先日購入したIKEAのたんすが届き、10時にはアメリカ人の学生からインタビュー取材があり、その後衣装の洗濯をしたと思ったら雨が降り出し、急いで取り込み、また晴れて来たのでまた干し、そんなこんなであまりにも疲れたので昼食前に仮眠。夫に起こされて寝ぼけ眼で昼食をとり、その後またシエスタ。そうだ、考えてみたら、昨日はほとんど寝ていなかった・・・舞台の後って興奮していることが多いので。しかも夫のイビキがうるさかった!(笑)そして先程もそもそと起き、このブログを更新している所です。

もう少ししたら洗濯物をとりこんで、フラメンコ公演を観に劇場に行ってきます。ソラジャ・クラビホ、ルシア・ラ・ピニョーナ、メルセデス・デ・コルドバの3人の女性舞踊家の公演。ギタリストや歌い手も豪華なのでとても楽しみです!

ではみなさんまたお会いしましょう。

写真:アントニオ・ペレス

2015年4月9日 セビージャにて。

Apr 6

10301605_10153206231611228_5410872187110752702_n20990_10153206230291228_3902088813885561293_n11133717_10153206244701228_7796471542675165620_n11053279_10153206236036228_406500626103833070_n11133840_10153205662241228_3883661362681242260_n11026082_10153206232146228_5119477873207921539_n1514987_10153210802831228_2011118607798954244_n11138116_10153210795101228_98520105275669480_n11136722_10153210795116228_7749326690432337286_n11025143_10153206236906228_421139564624467821_n988910_10153205664566228_1475949598050625861_nみなさんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか。

先程、セビージャに戻りました。木曜からポルトガルのメルトラという場所を旅行していました。自然がいっぱいの場所でとっても静か。これまでずっと忙しくてバタバタしていたので(今週水曜日にライブがあるし、雑誌パセオフラメンコの連載記事の締切も迫っている、日本でのクルシージョの準備もしなくてはいけない・・・etc)毎日あれこれと追われ、全然ゆとりがなかったように思えます。そうしているうちにセビージャではセマナ・サンタが始まり、観光客が押し寄せ、キリスト像やマリア像、信者の行列が家の前を毎日通る。道は封鎖され、人ごみ人ごみで、スタジオへ自主練習に行くのも大変。行くのはいいが家に入れないとか。その行列が終わった後は道中ゴミだらけ。そんな毎日が3日間続き、こりゃダメだ!ということで木曜から脱出したわけです。とはいってもたくさんの仕事を残して大丈夫かなあと不安でもあったのですが、無理して休みをとってよかった。やはり時にはリフレッシュしなくては。

11008762_10153201829546228_2179454860295770654_nメルトラはスペインとポルトガルの国境を流れるグアディアナ川沿いを北に進んだところにある、山の中の地位さな村です。(ちなみにフラメンコの歌い手でグアディアナという人がいますが、彼はスペイン側のエクストレマドゥーラ地方出身です。)車で行ったのでメルトラ周辺のもっと小さい集落なども回りました。ポルトガルという国はなんだか落ち着く国なのです。人はおっとりしていて、スペイン人みたいに大声で話したりしない。(笑)スペイン語を口をすぼめてちょっと寂しそうに発音するとポルトガル語っぽく聞こえるようです。(私の独自の研究による)そして食べ物もスペイン料理よりももっとあっさりしているでしょうか。タラを中心とした魚料理が多く、日本人の口に合うようですよ。スペインに疲れた人、是非ポルトガルに行ってみて下さいね。とはいえ、帰り道、セビージャに着く途中のウエルバという町で途中休憩を兼ねて昼食をとったのですが、やはりスペイン料理もうまし!そして家に着けばやはりセビージャもいいね!(セマナ・サンタはほぼ終了の趣だったので)というわけで、明日からまた新たな一日を始めようと思います。

そう、水曜日にフラメンケリアという所でソロライブがあります。

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ではみなさんも充実した1週間をお過ごし下さいませ!

2015年4月5日(日)セビージャにて。

Apr 2
本日より日曜までバカンスです。
La Yunko | 新着情報 | 04 2nd, 2015| Comments Off

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

これから日曜までバカンスを頂きます。ポルトガルのメルトラという所に行ってきます。かねてから夫が私を連れて行きたいと言っていた所。どんな所でしょう?楽しみです。日曜までもしかするとインターネットが使えない環境かもしれませんので、お問い合わせ等へのご返信は来週月曜以降になるかもしれません。ご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。

では!

2015年4月2日 セビージャはセマナ・サンタ4日目・・・

 

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