Mar 22

10313998_10202698923513657_778917075691768703_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

昨日、セビージャのカフェシルベリオでのライブはお陰様で無事終了致しました。本当にたくさんのお客様にお越し頂き感謝しています。フラメンコ愛好家、フラメンコ留学生、外国人観光客、そして友人達に囲まれた舞台となりました。どうもありがとうございました!

ギタリストのトゥデラとは本番前日に少し合わせをしました。歌い手のロサリオ・アマドールとは当日合わせ・・・の予定でしたが、すでに会場にはお客様がいらっしゃっていてほとんど合わせができなかったかな。歌振りの部分はほぼぶっつけ本番になりました。ロサリオの歌はとてもフラメンカでいいですね。初共演でしたがバッチリでした。

1部でアレグリアス、2部でバタ・デ・コーラのソレアを踊りました。これまでに何度も踊っているにもかかわらず、毎回踊る度にまだまだだな・・・と思います。昨日もうーん、悪くはないけど、イマイチ。と自分では思っていたのですが、お客様や共演アーティスト、主催者はみなさん興奮していました。特にソレアがよかったと。確かにソレアは私の曲なのですが、自分としては納得がいかなかった部分がいくつか・・・。仕方がない。現状に満足していたら成長はない。でもお客様が喜んで下さったのはとても嬉しい。それらを活力にしてまた精進しようと思います。次のライブは明後日。またソレアとアレグリアスを踊りますが、今度は舞台が狭いのでバタ・デ・コーラなしです。

  • 3月24日(火)カフェ・デル・アルテ(セビージャ)21:15開演
    11076243_10204711783087803_1689011755_n
Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  •  ロサリオ・アマドール
  • マリアーノ・カンパージョ

さて話変わって、3/22(日)13:00より「第16回少人数制クルシージョ」(東京・4/29・5/2・3・9・10)のお申し込みが開始しました。早々にお申し込み下さった皆様、誠にありがとうございます。今回は開講日が少ないためかお申し込みが殺到し、すでに以下のクラスが満席のためキャンセル待ちとなっております。今後お申し込みの方は こちら「クルシージョ」 にて空き状況をご確認の上お申し込み下さるようお願い致します。

【第16回少人数制クルシージョ】2015年4月29日、5月2・3・9・10日

詳細は→TOKYO CURSILLO VOL16 (クラス内容、対象、お申込方法等)

CALENDARIO TOKYO CURSILLO VOL16(時間割詳細)

【満席のためキャンセル待ちをお願いするクラス 3/23(月)現在】

  • 4/29(水祝)タンゴ1
  • 4/29(水祝)サパテアード原点1
  • 5/2(土)サパテアード原点2
  • 5/2(土)タンゴ2
  • 5/3(日)タンゴ3
  • 5/9(土)サパテアード原点4
  • 5/9(土)タンゴ4
  • 5/10(日)サパテアード原点5
  • 5/10(日)歌・ギター伴奏付タンゴ

【お申し込み・お問合わせ】こちら「連絡先」フォーム まで。

※携帯メールアドレスからご連絡の場合は、layunko@gmail.comからのメール受信が可能か事前にご確認お願い致します。

では、アントニオ・ペレス撮影のライブの写真はまた後程アップ致します。お楽しみに!

2015年3月22日 セビージャにて

Mar 16

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

一昨日よりお申し込みが始まりました
「第7回大阪クルシージョ」(5/5)は全クラス満席となりました。
今後はキャンセル待ちとしてお受付致します。
早々にたくさんのお申し込みを頂きありがとうございました!
→osakacursillo@gmail.com(ハギワラ)

4/25(土)「第7回福岡クルシージョ」はお申し込み受付中。
→fukuokacursillo@gmail.com(ウラベ)

4/29、5/2・3・9・10「第16回少人数制クルシージョ」は
3/22(日)13:00よりお申し込み開始です。
→layunko@gmail.com(ハギワラ)

詳細はこちら→http://www.layunko-flamenco.com/JA/cursillos/

そして、本日はセビージャでのライブ情報です。

  • 4月8日(水)フラメンケリーア(Calle Castilla 94, セビージャ)
    11034357_10204589106540966_7559319370809855835_o
Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  •  未定
  •  未定
  • 3月24日(火)カフェ・デル・アルテ(セビージャ)21:15開演
    11076243_10204711783087803_1689011755_n
Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  •  ロサリオ・アマドール
  • マリアーノ・カンパージョ
  • 3月21日(土)カフェ・シルベリオ(セビージャ)22:30開演。
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    Baile Cante Guitarra
    • 萩原淳子
    •  ロサリオ・アマドール
    •  ホセ・マヌエル・トゥデーラ

ではこれから練習に行って参ります!

2015年3月16日 セビージャにて。

Mar 12

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

次回一時帰国(4/21〜5/10)中に開催される、「第16回少人数制クルシージョ(東京)」「第6回福岡クルシージョ」「第6回大阪クルシージョ」詳細が決定しましたので発表致します。既受講生、お問い合わせの皆様にはメールにて直接ご案内させて頂きました。万が一届いていない場合はハギワラまでご連絡下さい。

【第16回少人数制クルシージョ】

【日程】2015年4月29日、5月2・3・9・10日

【場所】公益財団法人スペイン舞踊振興MARUWA財団スタジオ

【詳細】こちらをクリックTOKYO CURSILLO VOL16 (クラス内容、対象、お申込方法等)

CALENDARIO TOKYO CURSILLO VOL16(時間割詳細)

3月22日(日)13:00よりお申込み開始!

layunko@gmail.com(ハギワラ)まで。 

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第7回福岡クルシージョ】

【日程】2015年4月25日(土)

【場所】小倉商工会館

【詳細】こちらをクリックFUKUOKACURSILLO .VOL7

3/8(日)20:00よりお申込み開始!
fukuokacursillo@gmail.com(ウラベ)まで

「株式会社イベリアさん主催フラメンコフェスティバル2015」4月26日(日)福岡公演にソロ出演致します。
公演チケットと第7回福岡クルシージョの両方をお申し込みされる方には、クルシージョ受講料の割引がございます。
上記アドレスまで ①チケットの種類 ②チケット枚数 をお知らせ下さい。公演詳細は こちら にてご覧下さいませ。
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【第7回大阪クルシージョ】

【日程】2015年5月5日(火祝)

【場所】スタジオ・ラ・クーナ(地下鉄「堺筋本町」駅11番出口より徒歩5分)

【詳細】こちらをクリックOSAKA.VOL7

3/14(土)14:00よりお申込み開始!
osakacursillo@gmail.com(ハギワラ)まで

「株式会社イベリアさん主催フラメンコフェスティバル2015」5月6日(水祝)大阪公演にソロ出演致します。
公演チケットと第7回大阪クルシージョの両方をお申し込みされる方には、クルシージョ受講料の割引がございます。
公演詳細は こちら にてご覧下さいませ。割引の詳細は上記クルシージョ案内とともにご連絡させて頂きます。
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ではお会いできることを楽しみにしております!

2015年3月12日 セビージャにて。

Mar 10

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こちらセビージャはすっかり春です。くしゃみが止まりません(泣笑)何の花粉なのか、でも確実に何かが飛んでいます・・・

しばらくぶりのブログ更新です。随分前になりますが、前回のブログでお知らせしフェスティバル・デ・ヘレスでの公演はお陰様で無事終了しました。あまりに濃密だった6日間で、しばらくその後気が抜けてしまいました。(確か昨年もそうだったような・・・)とりあえず、というのもなんですが、公演の写真をアップさせて頂きます。それとFacebookにアップされている、フェスティバル側が撮った練習風景ビデオもあります。→こちら

今年は残念なことに全体的に生徒のレベルがあまり高くなかったように思えます。一応「プロフェッショナルクラス」ということになっているのですが。スペイン人の代教で3名の踊り手がいましたが、1名を除いてはうーん。パソをとるのは早いから生徒達に教えられるのかもしれないけど、その踊りを見て別段何も感じられず・・・。昨年も同じハビエル・ラトーレのクラスを受講しましたが、その時の代教の一人は素晴らしく上手でたくさん勉強させて頂いていたので、今年もそれを期待していたのがよくなかったか・・・

今年新たに学んだことがあります。20名弱の受講生が全員舞台に立つので、舞台のスペース上、全員が最初から最後まで舞台に乗っているわけではありません。タラントを踊りましたが、最初と最後は全員、その間の歌振りやファルセータはグループ分けして入れ替わり立ち替わり踊る形式でした。そして今年、全員で踊る部分以外の私の担当はファルセータとエスコビージャ。つまり歌振りなし。タラントを踊るというのにタラントの歌の部分を踊れないという・・・悲しい群舞の性(さが)・・・

しかも今年の歌い手はミゲル・ラビ。これまで一度も共演したことはないのですが、私の大好きな歌い手で、いつか共演できたらいいなあと思っていた歌い手でした。その歌を踊れないなんて・・・・それを知った日にはかなり落ち込みました。帰り道泣きそうになりながらとぼとぼ歩いて、にもかかわらず、ヘレスのおじさん達はニコニコ笑いかけて来る・・・さらに泣けて来る・・・

群舞だから仕方がない。自分一人で踊るわけではないのだから。全体の調整というものが必要になってくる。しかもこの群舞は6日間で振付やフォーメーションを仕上げ、最終日にはそれを舞台で踊るという、あり得ないスケジュール。振付・監督のハビエル・ラトーレも誰にできて誰にできないのか、一瞬で見分けて采配する責任があります。そう考えると自分のパートの責任を感じるようになりました。

そして、例えばサパテアードにしても、その部分だけ見るとサパテアードでしかないのですが、全体の構成から見れば、それは2つ目の歌を呼ぶために必要なパートだったりする。そこでコケれば、せっかくの流れや盛り上がりが台無しになってしまう。というか自分がどう踊るかによっては、台無しにしてしまう。もしくはその逆でものすごい勢いで歌を呼べるかもしれない。

サパテアードの部分は意外と難しかったです。パソはそれ程難しくはなかったように思えますが、ハビエルの出すセンティードを宿すのが難しかった。ハビエル・ラトーレの足の音は本当に音楽なのです。あの人の靴は靴ではなく楽器。音が鳴った瞬間にそれはギターやパルマの音と合奏になっている。素晴らしい。サパテアードの技術は高くてもそのように聞こえる踊り手というのは少ないように思えます。フラメンコの先生のレベルであっても、その音を聞いてああ、と一瞬世界が止まってしまう踊り手に出会ったのも数名でしょうか・・・ハビエル・ラトーレはそのうちの一人に入ります、私の中では。

さらにはそれに足のポジション、ブラッソもつく。ただ音が鳴っているだけではなく、それはやはり踊りなのです。さらに群舞のフォーメーション。隣の人との間隔、列なんてのも気にしながら踊るわけです。その意味で難しかった。あともう少し時間があれば・・・と思ったところで、舞台の日と練習日数は限られているわけです。だからその中で自分の最大を出さなくてはならない。その意味では非常に勉強になりました。

それから、いろいろハビエルから学んだこともあります。ブログに書きたい所なのですが、今度雑誌「パセオフラメンコ」さんの新連載「萩原淳子のマエストロ達に聴く」という企画の中で執筆させて頂きましたので、ブログでもFacebookでも内容は控えさせて頂きます。ハビエル・ラトーレのインタビューを元に、フェスティバル・デ・ヘレスでのこのクラス模様を書かせて頂きました。恐らく今年の9月号に掲載されるかと思います。詳細が決まりましたらまたこちらのブログでお知らせしますね。

本当に素晴らしい先生であり、振付家であり、素晴らしい人です。1年に1回だけですが彼に習うことができて、そして今回インタビューさせて頂き本当に感謝しています

これからも、学んだことを少しずつ消化してゆきたいと思います。

Foto: Antonio Pérez

2015年3月10日 セビージャにて。

Feb 16

20150426_PF20150506_SFみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

日本でのクルシージョを終えてセビージャに着いたばかりですが、
次回開講のお問合せをたくさん頂いております。ありがとうございます。
次回はイベリアさん主催フラメンコフェスティバル福岡公演(4/26)、
大阪公演(5/6)に出演のためGW前後に3週間ほど一時帰国致します。

その間のクルシージョは

★第7回福岡クルシージョ★4/25(土)小倉商工会館
★第7回大阪クルシージョ★5/4(月祝)・5(火祝)ラ・クーナ
★第16回少人数制クルシージョ(東京)★4/29、5/2・3・9・10

で開講予定です。現在時間割を作成中ですので、詳細が決定次第、
既受講生にはこちらから直接メールご案内させて頂きます。
新規受講の方は layunko@gmail.com(ハギワラ)までお問合せ下さい。※携帯メールアドレスからのお問い合わせの場合は、上記アドレスからのメール受信が可能か事前にご確認下さるようお願い申し上げます。

なお上記公演チケットのお申し込みもお受付しております。
公演チケット+クルシージョ両方のお申し込みで、受講料割引もございますので
ご希望の方は上記アドレスまでご連絡下さい。

Baile Cante Guitarra
  •  イバン・バルガス
  • 市村美穂
  • 末松美和フラメンコ教室
  • 林田紗綾フラメンコスタジオ
  • ビークラブフラメンコスタジオ
  • 森里子
  • 屋良有子
  • 萩原淳子
  • エル・ガジ
  • フアニジョロ
  • マヌエル・カサス
  • アントニオ・サンチェス
  • 2015.5.6(水祝) // 株式会社イベリアさん主催 第4回フラメンコフェスティバル 大阪公演

    メルパルク大阪 (新大阪駅より徒歩4分・地図)

    15:00開演

    S席6000円/A席4000円/B席3000円

Baile Cante Guitarra
  • ミゲル・アンヘル・エレディア 
  • 市山奈緒美
  • 宇根由佳
  • 岡較子
  • 安井久子
  • ナオミ・ピアッツァ
  • 知念響(群舞)
  • 萩原淳子
  • マヌエル・タニェ
  • フアニジョロ
  •  パコ・イグレシアス

ではお会いできることを楽しみにしております!

2015年2月16日 セビージャにて。

Feb 15

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

ご報告が遅くなりましたが、お陰様で「第15回少人数制クルシージョ」(東京・2014年12/19〜2015年2/11)は無事終了しました。受講生の皆様、会場となったスタジオアルソル、MARUWA財団スタジオ、中野エストレージャスの皆様誠にありがとうございました!

今回もたくさんの方々に学んで頂けてとても嬉しいです。何年も前から継続受講されている方、時々受講される方、久々にひょっこりクラスに現れる方、新規の方、皆さまそれぞれですがお忙しい中本当に熱心に受講されています。

元々私のクルシージョでは基礎を大切にクラスを進めています。舞踊テクニカ、コンパス、カンテとギターを聴く重要性。踊り・歌・ギターのコミュニケーションの仕方。これらを学んでいなければ、いくら振付を学んでもそれは意味をなさないからです。もちろん数日間で振付を学べれば楽しい。てっとり早く、○○先生の振付という〝お土産〟もついてくる。でもそこで学んだ振付はその名の通り、「振付」にしかすぎないんですよね。教える方からすると「振付」を教える方が楽。とにかく限られた時間の中で「振付」さえ仕上げれば生徒は満足する。一人一人細かく見る必要がない。どこができていないのか、その生徒の改善点をチェックする必要はない。その生徒の長所はどこかそれを見つけて引っ張り出す必要もない。全然踊れていなくても、全然フラメンコでなくても気にしない。とりあえず「振付」を教えて生徒に「ビエーンビエーン」と言っていい気分にさせ、その「振付」で身体を動かし汗をかかせれば、そのクルシージョは生徒達から「楽しかったー」と言われ大成功!というわけです。

うーん、クルシージョに限らずこんなクラスはセビージャにもたくさんあります。個人的には非常に疑問を持っているわけですが、人それぞれフラメンコに対する目的や学び方、大切にしていることが違うので、一概にそれが間違っているとも言えません。ただ私にはフラメンコの学び方に対して一つの自分なりの考え方を持っていて、その考え方からクルシージョを開講しています。クルシージョ案内にもそれは事前に記載し、生徒さん達もそれを理解して、それを学びたくてクルシージョに通って下さっています。その意味ではお互い求めるものと与えるものが一致しているため、私達は充実して学び合えるというわけです。逆に言うと私のクルシージョで「振付」だけをとろうと思っている人は確かにとれるかもしれませんが、成長できません。「振付」はとったつもりでも、一番重要なことに気付いていないため、何年経っても同じなのです。残念ながら。

毎回のクルシージョで基礎を大切にしているわけですが、ただ、全く振付を行わないというわけでもなく、基礎を実践するための振付も少し行っています。振付を進めることを目的としていないので、毎回のクルシージョで少しずつしか進んでいませんが、きちんといろいろなことを説明しようと思ったら、必然的にそうなってしまいます。今回のクルシージョで特に印象的だったのは、最終日の「カンテ・ギター伴奏付クラス」だったかな。これまでに少しずつ学んだ振付(アレグリアス、ティエント、タンゴの歌振りのみ)を実際のカンテとギターの伴奏付で踊るクラス。カンテは瀧本正信さん、ギターは久保守さんに来て頂きました。どのクラスも最初踊ってもらった時はうーん、と唸ってしまいました。

振付をなぞっているだけ・・・・。

確かによく復習しているのはよく分る。よく学んだと思う。でも全然カンテと合っていない。ここで言うカンテと合っていないというのは、カンテの尺(長さ)より長いか短いか、レマーテの場所が合っているか、という問題ではありません。カンテとの呼吸が全然合っていない。カンテがカラオケの伴奏のようになってしまっている、その踊りのせいで。

耳はついている。聴力はある。カンテは聞いている。でもここで言うカンテを聴くということはそういうことではありません。耳を〝フラメンコ化〟しなくてはならないのです。〝フラメンコ化〟することによって、聞こえてくる音、感じられる呼吸、ため、カンテの伸び縮みが身体に入ってくるのです。そしてそこで初めて習った「振付」というのが役に立ってくるのです。ただしただの動きの羅列にしか過ぎない「振付」は全く役に立ちません。むしろカンテを聴くことを阻害します。注意しなければならない、この手の「振付」は。もしかしたらかっこいいかもしれない、見栄えがするかもしれない、フラメンンコっぽいかもしれない。でもカンテを無視した「振付」はフラメンコに対する冒涜です。フラメンコとはカンテだから。

世の中にはいろいろな「振付」があると思います。好みも様々です。その上で私にとって「いい振付」というのは、それを踊ることで、カンテを踊れる振付です。最近ではたくさんのクルシージョがあり、インターネットでも簡単にフラメンコの動画を見ることができます。いわば、誰でも簡単に「振付」をとれる時代。あっちの先生とこっちの先生と、動画からとった動きを切り貼りして「振付」を完成してしまう人も結構多い。振付の作り方として、決して間違いとは言えませんが、そこにカンテが存在していない場合、その振付を踊っている人、その振付を習った人は決してフラメンコを踊ることはありません。なぜならカンテが聴けないから。その振付のせいで。

ただしその振付がカンテに基づいていたとしても(カンテを理解している人が振付をしたとしても)、実際その振付を踊りさえすればカンテを踊っていることになるかというと違います。なぜならその振付者の中に流れているカンテと実際歌われるカンテが同じとは限らない、違う場合がほとんどです。なぜなら違う人間だから。同じアレグリアスでも歌のトーンが違う、同じティエントでも歌のスタイルが違う、同じタンゴでも息継ぎの仕方が違う、とにかく何でも違う。同じ歌い手でもその時のコンデションによっても違う、誰が踊るかによって、その踊り手がカンテを理解しているか感じているかでも全然変わってきます。人間だから。

そしてもし振付者の中に流れるカンテと同じように歌い手が歌ったとしても、踊っている本人がその振付の意味を理解していなければ、カンテと合わない。振付はカンテと合っているけれど、その踊りはフラメンコではないのです。ただ振付をなぞっているだけ。そしてそれはもしかして上手に手足を動かしているかもしれない、高い技術とそれなりの見栄えでコンクールで賞をとるかもしれない。でも全然フラメンコではないのです。

前置きは長くなりましたが、そこをどうするかという目的の元に今回開講した最終日の「歌・ギター伴奏付クラス」。私がクラスで説明しきれない部分というのを、実際に歌って弾いて頂くことで、生徒さん達の身体で感じてもらう。瀧本さんと久保さんのお陰で、ただ振付をなぞっていた生徒さん達が、1時間のクラスの中でみるみる変わってゆきました。フラメンコを聴くということがどういうこと、その振付の意味が分り始めてきたのがその踊りに如実現れていました。人の踊りはこんなにも変わるのか、ということに改めて驚き感動したクラスでした。

でもその時にただ耳をダンボにすればよい、という話ではありません。普段から聴いていないと。その土台があって、耳が〝フラメンコ化〟しているからこそ、身体にフラメンコを吸収することができるのです。だからその身体から発せられるものがフラメンコになるのです。そもそもフラメンコが好きだったら聴いているはず。聴いて胸が高鳴ったり、その胸を鷲掴みにされたり、涙が出たり、その崇高さにほうけてしまったり、そんなカンテにどれだけ出会えるのか?出会うためにはたくさん聴かなくてはならない。深く聴かなくてはならない。そしてプロを目指す人、プロと呼ばれる人はそこからさらに学んでゆかなくてはならないと思います。自分を含めて。

ある意味難しかったクラスかもしれません。でもこれを機にカンテを聴くことにつなげてほしい。そしてこのクラスを受講することで、何かが身体の中に生まれた生徒さんもいるかもしれない。それを忘れないでほしい。それを今度は自分で暖めてほしい。そのためのクラスだったのだから。

いろいろなことを自分を含めて、改めて問い直したクラスでした。

フラメンコとはカンテです。またここから出発したいと思います。

2015年2月15日 お陰様で無事到着したセビージャにて。

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