Feb 18

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

グラナダから戻ってきて大風邪を引いてしまいました。病み上がり途中の萩原です。とはいえ、今日はセミ・プライベートクラスの最終日だったのでがんばって起きてみました。これまで数ヶ月間クラスを受けて下さった生徒さんのうちお一人が来週で帰国してしまうため、最後のレッスン。そんなこともあり、涙あり笑いありの今日レッスンでしたが、今までのことを振り返ると、皆さんほんとによく成長されたなあと実感します。本当にお疲れ様でした!

できないっていうのはその本人自身が悪いとか、その本人に才能がないとか、そういうことではなく、なぜできないのか?どこに問題があるのか?どうすればできるようになるのか?を知らない、教わっていない、もしくは教わってもそれを理解していないだけのこと。それをきちんと理解できれば、できるようになる。もちろんクラスの中でその場ですぐにできる人は少ないのだけど、その時にはできなかったとしても、クラスの中でできそうになる萌芽というのが生徒さんの中に芽生える。あとはその感覚を忘れないように自分でしっかりコツコツと時間をかけて練習する。それが世に言う「自主練」(自主練習)というもの。だから、「できないなー」「なんでできないんだろう、私」「これだけやってもできないってことは、フラメンコに向いてないってこと?」とマイナス思考に傾きながら練習するのは私からするとお金と時間と労力の無駄。もしくは意味もなくただ身体を動かして汗をかいて練習した気になっているというのは、気持ち的には「練習した〜」とスッキリするけど、上達することは違う、偉大なる勘違い。

教える側には、その生徒さんのどこに問題があって、どのように直せばよいのかを見抜かなくてはいけないし、それをきちんと言葉と身体で説明する必要がある。理解してもらうために。そして同じ視点を生徒さんに持ってもらえば、あとは生徒さん自身が自分でどんどん直せるようになる。自分の欠点・長所、そしてクラスメートのそれも同様に見極めることができるから、同じクラス時間でも今までの何倍も吸収して学べる。あとはどれだけ自分に厳しくコツコツ自主練習を続けられるか。それは本人の意思の強さ。どこまでフラメンコを学びたいのかというレベルにもよります。だからこれらが揃えば、踊りは上手くなる。技術的には。

・・・そう、技術的には。だから外国人でもフラメンコを上手に踊れる人はたくさん出て来ている昨今なのだと思います。

・・・が、バイレ・フラメンコとはそれだけではない。

そこがフラメンコの難しいところであり、奥深いところであり、私達を魅了しているところでもあるのでしょう。

技術だけではフラメンコは踊れない。でも技術がないと踊れない。しかし技術を超越した所にフラメンコというものは存在している。

スペインでは12月の上旬に連休があります。昨年の12月、その連休を利用して、生徒さん達と私の夫アントニオと私で、タリファへ小旅行しました。タリファというのはアントニオの育った場所で、ヨーロッパ大陸の一番南、アフリカ大陸に一番近い町です。セビージャからバスで3時間程なのですごく近いというわけでもないのですが、夫の家族がタリファに住んでいることもあって、私はこれまでに何度か行っています。今回も夫と二人で行くつもりだったのですが、せっかくの機会なのでいつもがんばっている生徒さん達も誘おう!ということになり、皆で夫の実家におしかけました。(笑)タリファ観光もしつつ、近郊の町アルへシーラスまで足を運んだり、時期的なこともあってアルへシーラスのペーニャでフラメンコのサンボンバを聞きたかったのだけど、ペーニャは閉まっていました。でもパコ・デ・ルシアの生家を訪れたり、元フラメンコの歌い手という人とバルで飲んだり。大したことはしなかったけど、私の中ではとても大きなフラメンコの勉強になりました。それはほんとにささいなこと。フラメンコギターの神様と呼ばれるパコ・デ・ルシアが子どもの頃過ごした地区というのがどんな雰囲気の所なのか、その場所を実際に自分の足で歩くこと。ヒターノの子ども達が、パコの家はこっちだよ〜と、サッカーして遊んでいるのを止めてわざわざ私達を道案内してくれたこと、その道路の反対側ではジャンキーのおばちゃんが大声で歌いながら闊歩していたこと、全てなんてないこと。でもそれがいかに、フラメンコと密につながっているのか。果たして、そういう経験を、フラメンコの踊りを学んでいる人間の何%が持っているのか。何%がそのつながりに感動できるのか。

いや、何%なんて統計的なことはいい。自分はどうなのか? 自分はそれに対して100%なのか????

結局私達は外国人だ。どんなに上手に踊れようが、どんなにそれらしく踊れようが。でもそこに少しでも、「経験と感動」というものが加わるのであれば、それらは必ずその人の人生の一部となり、そして最終的にはその人の踊りににじみ出て来るのではないか、と思う。それは技術でも模倣でもない。なぜなら、その経験と感動というものは、その人の五感と脳みそと身体とを全て総動員して得て刻み込まれた、その人自身そのものだからだ。

何を経験し、何に感動するか。それがその人の人生そのものであり、フラメンコそのもの・・・・私はそう思っています。

そして、生徒さん達はきっと私が知らない所でも、そんな留学生ならではのいろいろな経験といろいろな感動をしているのだと思う。だから今回のクラスで学んだ技術がそれらと結びついて、いつの日か、生徒さん達自身が、彼女達に感動を与えたフラメンコを踊れるようになればいいなと思っています。

時間がかかってもがんばるのだ。お互いに。

2016年2月18日 セビージャにて。

Feb 15

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

週末は夫アントニオ・ペレスの撮影旅行で一緒にグラナダにいました。寒かった〜けど、楽しかった〜!写真はまた後日アップしますので、お楽しみに。

本日は東京・福岡・大阪クルシージョ最新情報のお知らせです。

★第18回少人数制クルシージョ★ 東京3/16〜4/10
3/23(水)・30(水)21:05〜22:05
マントン・テクニカクラス追加開講!

★第9回福岡クルシージョ★ 小倉4/8(金)
お申し込み開始日時:2/22(月)20:00より
お申し込み先:fukuokacursillo@gmail.com
※上記日時以前、上記アドレス以外へのお申し込みは
お受け付け致しかねますのでご了承下さい。

★第9回大阪クルシージョ★ 堺筋本町4/9(土)
昨日よりお申し込み開始致しました。
すでに満席のクラスもありますので、ご希望の方はお早めに
osakacursillo@gmail.com までご連絡下さい。

★つくば国際美学院さん主催クルシージョ★ 3/21・27・4/3
お問い合わせ:casatakenoko@mail2.accsnet.ne.jp

その他詳細・クラス空き状況は→こちら「クルシージョ」にてご確認下さいませ。

ではまたお会いしましょう!

2016年2月16日 セビージャにて

Feb 12

12705458_10204822829165160_317366067538494895_n12744193_10153915882681228_1501608623195234530_n12744578_10153915884026228_7064201437533263763_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

お陰様で一昨日の“フラメンケリーア”ライブは無事終了しました!雨の中にも関わらずたくさんのお客様にお越し頂き本当に嬉しかったです。セビージャクラスの生徒さん達、フラメンコ仲間のお友達、お姑さん(!)、外国人観光客の皆様、ありがとうございました。そして共演のミゲル・ペレスとモイ・デ・モロン。ミゲルとの共演は久しぶりだったので本番前に少し合わせをしましたが、なぜか本番で私がいろいろ構成や振付を変えてしまった・・・にもかかわらず、ちゃんとついてきてくれて、さすがミゲル・ペレス。(終演後、「勝手にいろいろ変えるな〜!」と笑いながら怒っていましたが、でも「タラントすごかったぞ〜」と。よかったです。)モイもいつものように心からのカンテを歌ってくれました。いつも観に来て下さる生徒さんが「モイがいつもよりすごく嬉しそうに歌ってた」とおっしゃってました。共演アーティストが喜んでくれるのが何よりも嬉しい。自分では自分の踊りというのが分からないから・・・・。

あの日はタラントとバタ・デ・コーラのアレグリアスを踊りました。タラントは練習でいろいろ作り込んで練習していたのに、タンゴの部分も含めて結局ほぼ即興になってしまいました。あの練習はなんだったのだろう?とも思ったのですが、やっぱり舞台は生ものだから、その時その瞬間に出て来るものが本当なのだと思う。それが客観的に見ていいか悪いのかは、踊っている本人は踊っている瞬間には全く分からないのですが。いずれにせよ、即興の部分というのは、決められた振付を遵守するわけではないから、その意味で自由を感じる。それは私にとって本当に幸せなことで、それがフラメンコを踊る醍醐味。でも即興というものは勝手にインスピレーションが湧くのではなく、やはり日頃の準備が必要なのだと思います。それはただスタジオにこもって自主練習に励むだけではないもの。そういうものも全部含めての準備。

とはいえ、自分の中で納得のいかない部分もあり、反省点はてんこ盛りです。何度踊っても、毎回踊る度に何かしでかしてしまうんだよなあ・・・・人前で踊るってやはり難しい。だからまたスタート地点に戻って精進の日々が始まるわけです。がんばろっと。

※写真は観に来て下さったお友達のゆめちゃんとまきちゃんから頂きました。ありがとうございました!

次回は2/20(金)ヘレスで踊る予定です。詳細はまたこちらでご案内させて頂きます。

別件、4/9(土)「第9回大阪クルシージョ」のお申し込みは2月14日14:00より開始致します。

クルシージョ詳細はこちらクリック→OSAKACURSILLO.VOL9

osakacursillo@gmail.com まで。(上記日時以前、また左記メールアドレス以外へのお申し込みはお受付致しかねますのでご了承下さい。)

4/8(金)「第9回福岡クルシージョ」詳細は週明けに発表予定です。

では今日はこれからグラナダに行ってきます。夫アントニオ・ペレスの撮影旅行に同行。皆様もよい週末をお過ごし下さいね。

2016年2月12日 セビージャにて

Feb 10

feb 10 copiaみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

本日2/10(水)、セビージャのタブラオ「フラメンケリーア」で踊ります。21:00開演ですのでセビージャにいらっしゃる方は是非お越し下さいませ。(チケットは当日会場入口にてご購入できますので、事前ご予約の必要はありません。)

ギターはミゲル・ペレス、カンテはモイ・デ・モロン。

人前で踊るということは何と難しいことなのでしょう。何年踊っても何時間練習しても、どんなに学んでもいつまで経っても自分の思うように踊れないものです。さらにはそこに、プロとしての責任も伴います。

・・・といろいろ考えることはありますが、これから準備して今晩踊ります。

ではまたお会いしましょう。

2016年2月10日 セビージャにて。

 

Feb 3

feb 10 copia_DSC2573みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

本日はお知らせです。

2/10(水)21:00 フラメンケリーア(Calle Castilla 94, Sevilla)で踊ります。

ギター:ミゲル・ペレス
カンテ:モイ・デ・モロン
バイレ:萩原淳子

ミゲルとモイと私の3人の組み合わせはかなり久しぶりです。この3人で2013年4月に日本で「ハモンは皿にのせるだけでよい」公演を行いましたが(お越し下さいました皆様、ありがとうございました!)あれ以来???

あれからはミゲルがすっごく忙しくなってしまって、それだけたくさんの踊り手さんから仕事のオファーがあるということでよいのだけど、私の方では共演できる機会がかなり減ってしまったのでした。モイもモイであちこちで引っ張りだこで、ミゲルとモイが揃うのも難しく、彼ら二人と一緒に仕事をしたのはドス・エルマーナスでのフェスティバル・フアン・タレガが最後だったかなあ?とにかくほんとにこの組み合わせは久しぶりなんです。というわけで、緊張もしますが、あと1週間しっかり準備して本番を迎えられたらと思います。セビージャにいらっしゃる方は是非いらして下さいね!トゥリアーナ川が一望できる素敵なタブラオです。

WEB用4/6アルハムブラそして、4/6(水)日本でのアルハムブラ・ライブですが、お陰様でたくさんのお申し込みを頂いています。ありがとうございます!初日に小学生のお子様のお申し込みを頂きまして、フライヤーには記載されていませんが、急遽学生料金を設けました。小・中・高校生はチャージ半額とさせて頂きます。お子様もじゃんじゃんいらして下さい!

思えば、なんだか知らないけれど、「将来私は“踊る人”になるだろう」と自分の中で「ぼっ」と湧いたのは小学5〜6年生の時でした。ただ踊ることが好きで、いつも休み時間は教室の後ろでラジカセをかけて勝手に一人で踊っていて、でも踊りを習わせてもらえたことはなくて、世の中にどんな踊りがあるかも全然知らなくて、だから全部適当に発明して、先生に怒られて家庭科室や図画工作室に閉じ込められても、その中だったら授業を受けないでもっと踊れる、ラッキー♪と思っていた子どもでした。

フラメンコというものが世の中にあるというのを知ったのは中学生の時、フラメンコ舞踊を習い始めたのは大学生の時。そして今。時間はかかったけれど、小学生の時に「ぼっ」と湧いたあの思いは、本当だったんだと今思います。

子どもの頃のそういう気持ちって、他人に笑われたり、自分で笑ったりして、いつかどこかに行ってしまうこと、自分で手放してしまうこともあるかもしれない。でも、今の子ども達が、今「ぼっ」って湧いていることを大切にしてほしいと思う。それが今後の人生の中でかなわないこともあるかもしれないけど、それを大切にできる子どもと、それを大切に思える大人がこの世の中に存在すること自体が重要なんだと思います。

フラメンコには不思議な力があると思う。でも、たくさんのテクニックや見た目のカッコ良さでお客さんの拍手をもらう“フラメンコ”にはそれはない。そうじゃないフラメンコというものがあって、それは世の中で少数派なのかもしれないけど、そこにフラメンコの素晴らしさが隠れている。自分にそれがあるというのでなく、私はそれを探して、それを求めて、それに感動して、それを吸収して、今生きています。長い年月を経て、そういうものが自分の中に少しずつたまってゆくのかなあ、自分の踊りというのはそういうものが表に出て来るものなのかなあ、そうだといいなあと思っているところです。

お知らせだけ、と思ったけどいろいろ思い出してしまいました。

2016年2月2日 セビージャにて。

Jan 28

12592662_10153886496336228_3783693846859031380_n12593470_10153886496621228_7845088880475298843_o12642787_10153886496921228_1740354933679859595_n12594005_10153886497191228_8902794537752162117_o12633731_10153886497481228_7350410988078824492_o12644744_10153886497691228_6340917361859773887_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

こちらセビージャはそれ程寒くもなく、いいお天気が続いています。季節感を表しているのはバーゲンぐらいでしょうか???

「パセオフラメンコ」さん定期購読の皆様にプレゼントされるオリジナル・カレンダー2016がセビージャに届きました!昨年に引き続き、カレンダーの写真はアントニオ・ペレスが撮影させて頂いております。

コンセプトは “毎日見るたびに心軽やかに明るい気分を誘われる、スペインの写真” とのご依頼で、「LUGARES PARA COMPARTIR(分かち合う場所)」の作品集から選ばせて頂きました。

パセオさんHPは→こちら

いつも応援して下さるファンの皆様、ありがとうございます!
今後ともどうぞ宜しくお願い致します!

以上、お知らせまででした。では!

2016年1月28日 セビージャにて。

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