Oct 31

22860118_10155794510571228_4470708390613253258_o22828987_10155794510361228_6085012958174580191_o22904667_10155794511146228_4913195277573489748_o22904595_10155794511946228_2598908492979446447_o22829901_10155794663041228_5143351101673230998_o22904737_10155794663036228_4791516254550357657_o22829089_10155794510211228_6177525608685198680_o22829000_10155794510206228_8035361461414899166_o22861529_10155794510226228_305831342128494376_o22861696_10155794510371228_6096414115166813356_o22829798_10155794510436228_2483519586766250761_o22859858_10155794510566228_8963000210747981855_o22829101_10155794510621228_2875809376342879054_o22829420_10155794510741228_1340776986339119634_o22861393_10155794510781228_1099026720364000455_o22792319_10155794510916228_393568787510755360_o22859702_10155794510911228_4744378582001882943_o22792270_10155794510901228_900779735103203838_o22829403_10155794512681228_3270185404183095116_o22859988_10155794749891228_4188221284212971773_o22829595_10155794511111228_4799512791162897648_o22792342_10155794511256228_7732759034791567049_o22829720_10155794511366228_7905816986932220610_o22829605_10155794511441228_3690680982297061463_o22829489_10155794511691228_977100591688785308_o22792413_10155794511776228_7627399455419758027_o22829145_10155794511831228_3951751512758614843_o22859741_10155794512041228_4449301830740753422_o22859872_10155794512096228_5607061793548631854_o22859735_10155794512166228_3317561945079718838_o22861767_10155794512471228_2675185697062160797_o22904549_10155794512376228_1746116808426791405_oみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

こちらセビージャは一昨日冬時間になりました。スペインにはサマータイム制度が導入されているので、毎年10月の最後の日曜に夏時間(サマータイム)から冬時間に変わるわけです。よく昔やっていたのは、その前日の土曜に寝る前に時計の針を1時間ずらしておくと、朝起きた時には夏時間、もしくは冬時間になっているという方式。でもよくあるパターンが、1時間ずらすのは分かるんだけど、1時間後なのか前なのか???というのでもめる。(笑)毎年繰り返しているのだから分かりそうなものなのですがね(笑)。でも最近では勝手に携帯やパソコンが時間を変えてくれるのでその心配もなくなりました。機械の方が私より賢いわけです(笑)

さて、先週金曜のペーニャ・エル・チョッサ公演はお陰様で無事に、そして大盛況のうちに終了しました。本当にたくさんのお客様で・・・会場に入りきれないため、ドアを開放し、舞台外のバルや表通りからご覧になっていたお客様もいらっしゃいました。それ程大きくはないペーニャですが、セビージャの外れにあるあのペーニャにあれ程お客様が入ったのも珍しいとのことでした。本当にありがとうございました!

第24回フラメンコ文化週間
ペーニャ「エル・チョッサ」
2017年10月27日
ギター:ミゲル・イグレシアス
カンテ:エル・ガジ、モイ・デ・モロン
バイレ:萩原淳子

写真:アントニオ・ペレス

当日はマントンのアレグリアスと、ソレアの2曲を踊りました。(小さな舞台だったので小さめのマントンを使用。)今回はエンサージョなし、本番前に楽屋で構成を口頭で伝えだけで舞台に立ちました。自分が即興にどう対応できるか試してみたかったからです。もちろんついてきてくれると安心できるアーティスト達との共演だったからこそですが。

ミゲル・イグレシアスとは初共演でした。舞台の上での彼との掛け合いというか、駆け引きみたいのがスリル満点。でも即興がうまく行かない所もあり、反省。ガジとモイとは共演したことが何度かあったけど、この二人のセットは初めて。ガジとモイって、1+1=2ではなく、1+1=5くらいになる。凄いな。

1部はミゲル・イグレシアスのギターソロからガジのカンテ・ソロに続き、私のアレグリアス・コン・マントン。先述の通り小さな舞台だったので小さめのマントンを使用しました。歌い手のマイクに引っかからないようにと気をつけていたら、自分のペイネタ(飾り櫛)に引っ掛けてしまったという・・・(笑)エイっと取ったので特には影響なかったので良かったです。アレグリアスに関しては特筆することなしかなあ・・・1部終わった後にガジが「すごい良かったね!」とニコニコしてたけど、私としては「そうかなー?」という感じ。悪くはないけど、花火を上げる程でもない。1曲目ということもあったのかな?一般的に後半になるにつれて盛り上がるものですからね。

そして2部。モイのカンテ・ソロから始まりました。マラゲーニャ。うわー、これがすごかったわ。声に、歌い方にこもるモイの感情。カンテはそれが溢れ出るもの。歌うってそういうことなんじゃないか、と。前日に同じペーニャで聴いたアルフレッド・テハダのカンテも圧巻だったけど、あの日のモイにはかなわないでしょう。素晴らしかった。モイが素晴らしい歌い手なのはみなさん知っているのでしょうけど、素晴らしい中でも、その時によって度合いが違う。あのマラゲーニャはその度合いの違うマラゲーニャだったわけです。楽屋で一緒に聴いていたガジの目も涙目になってた・・・

そしてその後が私のソロのソレア。久しぶりに来ました。あの感覚。あの独特の感覚。あれがある時に私はソレアを踊れる。ソレアの振付ではなくて、ソレア。どうしてそれが来るのかはよく分からないし、来ない時はなぜ来ないのかは分からない。でも来た時、いや、来る時にははっきり分かる。モイのマラゲーニャはそれに至るまでの一つの流れだったのかもしれないし、それにガジのソレアのサリーダ、歌と引き継いだのかもしれない。いずれにせよ、モイのソレアで私の中の何かがぶっ飛んだ。ぶっ飛んだけど、地に根を張っていた。相反するようで実はつながっているのかもしれない、私のソレア。評論家が見ればいろいろ批評すべき部分があるのでしょうが、いいんです。私は私のソレアを踊れたことに、というかここ最近ソレアを踊ってもソレアを踊った感がピンと来なかった自分に、ドカンとソレアが落ちてきたこと、ソレアに戻れたことに感謝したい。そしてそのためには彼らの歌とギターが必要だったということ。だから彼らにももちろん感謝しています。ありがとう。

やっぱりソレアだ、私の踊りは。

細かいことを言えば、即興がしっくり来なかった部分もあり、やっぱり反省。やっぱり初めて仕事したギタリストだったから、少なくとも本番前に楽屋でさらっと見てもらえばよかったかなあ、そういうのもなしにしてぶっつけ本番にしちゃった自分に責任があったかな・・・色々考えてあの日はまた眠れなかったし・・・。でもまあ、終わったものは仕方ない。次回の検討課題にしよう。いずれにせよ、いい面悪い面全部ひっくるめても、あのソレアを踊れて本当によかった。それが私の中で最大。

それと、これは舞台上でお話させて頂いたけど、東洋人がこの土地で踊り続けるというのは難しい・・・。たとえフラメンコを愛していて学び続けていても、その壁を取り払うのは簡単ではない。でもこのペーニャの皆さんのように、「心の眼」で私の踊りを見てくださる方々がいらっしゃるからこそ、私はこれからも道を歩み続けることができるのだと思う。本当にありがとうございました!!!

最後に・・・たくさんお喜びのお言葉を頂けて本当に感謝しているけれど、あるのペーニャ会員の方から頂いたお言葉が一番嬉しかった。

「もっと遠くに行きなさい、君なら行けるはずだから。」

・・・うん、そうだ。行けると信じて歩き続けよう。

2017年10月30日 セビージャにて。

Oct 27

22384119_1544678295614271_186302083511065547_oPROGRAMAみなさんこんにちは。いかがおすごしでしょうか?

今晩22:00、ペーニャ・エル・チョッサ(Calle Ricardo Palma 133, Sevilla)で踊ります。
ギター:ミゲル・イグレシアス
カンテ:エル・ガジ、モイ・デ・モロン
バイレ:萩原淳子
入場無料。お早めにお越し下さいませ。

昨日はこのペーニャでアルフレッド・テハダのカンテを聴いてきました。アントニオ・カリオンのギターとともに圧巻!お客さんは愛好家ばかりで、やっぱりカンテはそういう濃い空間で聴くのがいい。ペーニャ会場は楽屋にまで歴代の出演アーティストの写真で埋め尽くされ、ここで私踊るんだって緊張してきました。たくさんのお客さんから、明日観に来るからね!とお声をかけて頂き昨日はあまり眠れなかったなあ・・・。

でも踊るのだ!

2017年10月27日 セビージャにて。

Oct 11

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

お陰様で風邪はだいぶ良くなりました。今日から本格的に自主練習を始めました。

10/27(金)ペーニャ・エル・チョサ(セビージャ)で踊ります!

  •  2017.10.27 // ペーニャ・エル・チョサ, (Calle Ricardo Palma 133, Sevilla), . 入場無料。
    22384119_1544678295614271_186302083511065547_oPROGRAMA

    Baile Cante Guitarra
    • 萩原淳子
    • ダビ・エル・ガジ
    • モイ・デ・モロン
    • ミゲル・イグレシアス 

9月中旬に出演したペーニャ公演での踊りを見て下さった、このペーニャ・エル・チョッサの方が「うちのペーニャでも踊ってほしい」の連絡を下さいました。「はい、是非是非!宜しくお願いします!」なんて嬉しくお返事しましたが、このプログラムが届いてびっくり!!!!毎年行われるペーニャ・エル・チョッサの文化週間のフラメンコプログラムなのですが、他の日に出演するアーティスト達が強豪すぎる!!!私の出演日の前日がアルフレッド・テハダ。最近エバ・ジェルバブエナの舞踊団で歌っているグラナダ出身の歌い手。今年のウニオンのコンクールの優勝者でもあります。そして最終日が今をときめくフラメンコ界のサラブレッド、マリア・テレモート。その間に挟まれている私って・・・。初日に出演するレメディオス・レジェス・モントージャという歌い手は初めて知りましたが、現代若手カンタオールの四天王(と私が勝手に命名している)うちの一人、アントニオ・レジェスのお姉さんか妹みたいです。わーすごいなー、聴きたいなー。

・・・・そんでもって、その中に私・・・・

・・・大丈夫なんだろうか・・・私・・・

でもペーニャの方が私に白羽の矢を立てて下さったのだから、ちゃんとしないと!!!

共演はこれまた強力、ギターにミゲル・イグレシアス、カンテにガジとモイの最強ユニットであります。この人達が揃って共演してくれるだけでもありがたい・・・(涙)頑張ります!!!(気合)

セビージャにいらっしゃる方、是非いらしてください。22時開演、入場無料。ただし、このペーニャはかなり会場が狭いらしいので満員になり次第締め切りとのこと。セビージャでもかなり離れた場所にありますが、フライヤーによると、地下鉄「Cochera(コチェーラ)」の駅から近いようですよ。

あー、先週風邪引いている場合ではなかった・・・今日からエンジンかけてバモー!!!

2017年10月11日 セビージャにて。

Oct 4

22180126_10155727005206228_4179790276480508354_o22137047_10155727004916228_7323798326874089995_o22135680_10155727005686228_879774025051049998_o22135517_10155727003966228_2393206915730588178_o22181338_10155727004036228_423910129008412787_o22181190_10155727004391228_8086443650628089640_o22136898_10155727004511228_7942603394563942962_o22255032_10155727004516228_321879623588887690_o22219997_10155727004591228_1291416526702045388_o22136988_10155727004646228_4727949041580485937_o22135684_10155727004681228_3194961021657276905_o22218292_10155727004921228_1247464001435588108_o22218358_10155727004711228_5208851281099217764_o22256590_10155727004831228_5447948903937230330_o22135701_10155727005291228_1339705402509813978_o22181518_10155727005286228_351014620527324856_o22136997_10155727005621228_6134667458612481549_o22135714_10155727005691228_4512541673646708700_o22219990_10155727005871228_271980585346781404_oみなさんこんにちは。いかがでしょうか?

来年の3/1、ウトレーラのフェスティバル「タコン・フラメンコ」にて踊ります。今日はその記者会見でウトレーラまで行ってきました。

マエストロ、マノロ・マリンへのオメナへ、そしてアルテ溢れる土地ウトレーラのプーロなフェスティバル、「タコン・フラメンコ」にて踊る機会を頂けたことに感謝すると同時に、フラメンコ大先輩の林結花さんと心のこもった公演を作り上げたいと思っています。

詳細は随時ご報告させて頂きます。
是非皆様、ウトレーラへお越し下さいませ!

「第6回タコン・フラメンコ・フェステイバル」プログラム
2/24 ホアキン・グリロ公演
2/25 ヌエバ・サビア公演
2/26ー3/2 ホアキン・グリロのクルシージョ
2/26 マリア・マルーフォ公演
2/27 インティモ・イ・フラメンコ公演
2/28 マノロ・マリン講演
3/1  林結花&萩原淳子公演
3/2  インティモ・イ・フラメンコ公演
3/3  マノロ・マリンへのオメナへ公演
3/4  フラメンコ学校公演

写真:アントニオ・ペレス

Oct 2

みなさんこんにちは。いかがおすごしでしょうか?

10月になりましたが、セビージャは猛烈に暑いです。昨日は日中40度近くにもなっていました。今日も暑い!午後これから友達と会う予定ですが、待ち合わせ場所をアイスクリーム屋さんに変更!あーザブッとプールにでも入りたい!

2週間前のペーニャの公演が終わってから、セビージャのアカデミアでラ・ルピのクラスを受講していました。いつだったか日本のタブラオ、ガルロチに出演されていたのでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。マラガ出身のベテラン女性舞踊家。ブレリア、理論、タンゴの3クラスを受講しました。どのクラスも面白かったけど、理論のクラスが勉強になったかな。割とフラメンコ初級者向けの理論のクラスだったので、ある程度知っている内容だったりもしたのですが、自分が知っていることでも先生から改めて教わると、なるほど、と納得があったり、そういう説明の仕方をするのか、と教える面での勉強にもなります。ただ、フラメンコには正解がたくさんあると思うので、一つだけの理論を鵜呑みにしてしまうのは良くないですね。(ルピの教えがまちがっているというわけではなく)10月はルピに習ったことをいろいろな角度から研究してみたいと思います。

22096206_10155721433586228_3108985455651528077_o22095945_10155721433426228_1864912237023710424_o22137123_10155721433251228_6691747889408279365_o22135375_10155721433246228_3092579742801955724_o22104398_10155721433241228_8038058354063050441_o22051367_10155721433421228_6755635624299696210_o22104492_10155721433416228_710680920874530242_o22136871_10155721433561228_5109998639664944232_o22104722_10155721433576228_1560785554328538822_o22137225_10155721433826228_1161106927009304741_o22104775_10155721433836228_2746078034284202007_o22095938_10155721433821228_4008888627661454863_o22096164_10155721434226228_1454446570577635591_o22135293_10155721434466228_559480128538675095_o22104317_10155721434471228_4127720900966387716_o22179804_10155721434476228_8274513414166848034_oそして、先週の木曜と金曜はウトレーラで開催された、ディエゴ・デ・ラ・マルガラのブレリアのクルシージョに行ってきました。ウトレーラはセビージャから電車で20分程の小さな町。たくさんのフラメンコアーティスト、特に歌い手を輩出したフラメンコ色の濃い町でもあります。ディエゴ・デ・ラ・マルガラはヘレスの踊り手。ヘレスの人たちに「ヘレスのブレリアを最も素晴らしく踊る、踊り手」と絶賛される方でもあります。昔のカルロス・サウラの映画「フラメンコ」の中で、冒頭ヘレスのブレリアのシーンで踊っている方なので、ああ!と思い出される方もいらっしゃるかな?動画はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=CeTIwQSOYr0

セビージャのルピのクラスでは、スペイン各地からやってきているスペイン人の踊り手や、外国人留学生がいっぱいなのに対し、ウトレーラでのディエゴのクラスでは、受講生はほとんどがウトレーラ在住のセニョーラ達(平均年齢50代くらい?)と、10代後半くらいの女の子達も3人いました。外国人は私と、スイス在住の日本人の踊り手さんだけ。なんともいい雰囲気。みんなのんびりしているというか、普通にフラメンコを習っている。こう、ある種の「ガツガツさ」というのが全くありません。いいなあ。

ディエゴは踊る時にはあんなにエレガントなのに、普段は子どものようなはしゃぎっぷり(笑)いきなりクルっと回ったり、ジャンプしたり、すばしっこい。目が離せない。というか、そんな動きにも実はアルテが隠れているんじゃないか、なーんて萩原は思ってしまうわけで(笑)、目を皿のようにしてディエゴを観察していました。(笑)

シンプルなんですね、なんでも動きが。動きだけ見ると、何だそれだけのこと?って思ってしまうかもしれない。でもそれだけのことに、ものすごいことがいっぱい詰まっている。同じように動こうなんて思っても、ダメ、だって同じようには動けない、根本的に全然違う。ああ、素晴らしいなあ。技術や振付の巧みさではないんですね。

あれはどこから来るんだろう。

一つ、とても重要なことを言葉で教えて下さいました。ブレリアを踊り終わる時の抜け方。ああ、そういう発想は私、持っていなかったなあ、そういう小さなことが実は大きな違いなんだなと、大いに納得。素晴らしい教え。忘れないようにしっかりとっておこう。

人生がシンプルであるなら、踊るということもシンプルでいいんだと私は思います。世の中たくさんの難しいことが溢れていて、いかに難しいことや目新しいことをするのかに躍起になっている人もいるけど・・・・、それはそれ。

そして、誇張。本当に心から嫌だなと思う。なんで誇張するんだろ。そのままでいいのに。

でもそのままに自信がないからきっと誇張してごまかそうとするんでしょうね。

フラメンコって、本当はシンプルで自然のはず。だって、カンテを聴いたらそういう内容じゃない?それを踊るわけだから。

写真:アントニオ・ペレス

2017年10月1日 セビージャにて。

Sep 17

21543938_1328790733896069_6542548860149132462_o21731071_1328790917229384_8194080456145530507_n21462418_1328790797229396_334809042938781435_n21731145_1328790677229408_7605809710134809119_n21741022_1328790790562730_2824200224668036508_o21751853_1328791030562706_1474870218983133488_n21751962_1328791007229375_5155482441676287470_n21761839_1328790963896046_6444541620881126960_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

お陰様でペーニャ・セーロ・デル・アギラ公演は大盛況で終了しました!公演のオーガナイズをして下さった、ギタリストのトゥデーラ、歌い手のプラテアオ、そして陰でいろいろ調整してくれたプラテアオの奥様でもあり今回のバイレ出演者でもあった由香ちゃん、本当にありがとうございました!そして遠藤郷子さん、鍛地陽子さんとも共演できてとても嬉しかったです!ありがとうございました!そして当日はギョエーって思うくらいたくさんのお客様にお越し頂きました。皆様、本当にありがとうございました!

ペーニャ・セーロ・デル・アギラでは10年くらい前に一度踊ったことがあるのですが、別の会場で舞台もまあまあ広かったです。それでバタ・デ・コーラを持っていたのですが、昨晩の会場は私が以前踊った場所ではなく別の場所。屋外の素敵な空間でしたが、舞台はかなり狭く・・・しかもお席は満席、お立ち見のお客様もぎゅうぎゅう状態。舞台の横にもお客様ぎっしり。バタで踊るスペースはほとんどなかったです・・・これまで色々な場所でバタで踊ってきたけど、昨晩の会場が史上一番小さい舞台だったかなあ。最初はギターとカンテのみが舞台に立つという話だったので、まあなんとか踊れるかなと思ったのですが、当日急にパルマも入ることになり、踊れるスペースはさらに小さく・・・本当に申し訳ないのですが、パルマの皆さんには立って叩いて頂きました。スミマセン。。。

うわっ踊りにくい!と思いながら踊っていたので、自分の中ではイマイチ。不完全燃焼。それでもペーニャのお客様は暖かく、たくさんの拍手やハレオをかけて下さいました。

そして、今日のブログのテーマ、がやってきました・・・

ジャジャジャジャーン。

ブレリアに入る直前、竜巻のようにぐるぐる回って止まってブレリアを呼ぶ所。大きな見せ場でもあります。この「竜巻回り」はバタ・デ・コーラの女王、ミラグロス・メンヒバルが若かりし頃アレグリアスで使っていた大技で、ブラッソを上げ、上を見たまま回る特殊な回り方。つま21764260_10154588498256642_2096353396_o21684248_1600388776666756_898385122_o21706071_10154588498121642_530951483_o21766916_1600388660000101_1276683887_o21684619_10214448632670033_1047174927_o9/15(金)セーロ・デル・アギラ公演り、回転のポイントとなる視点が上にあるので、自分の目の高さを支点にするのよりずっと難しい。目も回るし軸もぶれやすい。そんな回転をミラグロス先生から頂き、私もアレグリアスの中で使わせて頂いているのですが、この竜巻回りでぐるぐる回っているうちに、回転しながら舞台から落ちてしまったのです。

状況を説明すれば落ちたのですが、自分の中では回転を止めたら、あれ?私、なんで舞台の下にいるわけ?って感じでした。一瞬空中に浮いている感じがあって、?っと思った瞬間に着地。多分回っている間に少しずつ前に出て、舞台から落ちてしまったのでしょう。(なんせ舞台の奥行きがほとんどなかったから。笑)

幸い怪我もなく、というより、その体操選手のような完璧な(?)着地ぶりに、後ろでパルマを叩いて下さっていた鍛地陽子さんは「10点!」と思われたそうです。(笑)

なんか、竜巻回りしている時にものすごいお客様や共演者からの歓声が聞こえてきたんですよね。わー、盛り上がっている!もっとぐるぐる回っちゃえ!と私は調子に乗って回っていたのですが、それは歓声ではなく、「うわー落ちるぞー」という声だったみたい。最前列のお客様はみんな、私を受け止めるため(もしくはご自身の身を守るため?)両手を伸ばしていたそうです。(笑)

普通、バタ・デ・コーラで回転していて舞台から落ちたら、(そういう想定はレアケースだと思うけど)バタを踏んづけて転んで前歯折ってもおかしくない。もしくはお客様の中に飛び込んじゃうか。でも、あまりにも普通にストンと着地したので、後でトゥデーラからは「さすがジュンコ、仕込んでいたな」とか言われて。いや、そんなの仕込めるか(笑)

とにかく無事に着地したことで、お客様は盛り上がりは最高潮に。私の方ではなんで舞台の下にいるのかよく分からないまま、でも舞台の下でそのまま適当に踊っていました。(笑)舞台上のパコが手を差し伸べてくれて舞台に上がるまで。

その時のパコは王子様に見えましたねー。(笑)と後から言ったら、手を差し伸ばせと指示したのはギターのトゥデーラだったそう。なーんだ、って思ったけど、パコ曰く、すぐに手を差しのばしたらつまらんないから、そのままほっておいて私が何するか見たかったのだそう。うわ、放置プレイ(笑!)でもパコはよく分かっているね。それもさすが。あの日の踊りの中で一番楽しく、私らしかったと自分で思ったのはその舞台の下での数秒間だったから。・・・まあ、そんなこんなで後は舞台上でブレリアを踊り、私の踊りと1部は終了!

でも私、そういえばこのペーニャで踊る前にあることを思っていたんです。
最近、アレグリアスを踊る時になんだか自分の中で馴れ合いみたいのが出てきているかも・・・って。アレグリアスはもう相当昔から踊っているし、バタでもマントンでもいつでもOk。それはある意味踊りこんでいて、自分の踊りになっていて安心の面もあるのだけど、それが裏目に出て馴れ合いになってしまうこともあると思うんです。そんな自分になりかけていたのをもう一人の自分が、そんなんじゃダメだ!「ariesgar」しないとお前は成長しないぞって警告を出していたのです。

「ariesgar(アリエスガール)」

つまり、危険を冒すこと。踊り慣れているものを繰り返すのは安心。でもその踊りの中に一箇所でも、一体どうなるんだろうって自分でも思うような即興の部分をあえて作る。そんな話をエバ・ジェルバブエナがしていました。

今回はほとんどエンサージョなしで、私はアレグリアスって歌い手のパコに伝えたけど、本番パコはカンティーニャスを歌ってきました。その意味では歌振りが即興になったけれども、本当の即興はその後、舞台から落ちたところだったんだなって、今気付きます。

師匠トロンボが昔、言っていた。転ぶことは悪いことではない。人間だから誰だって転ぶ。でも重要なのは転んだ後。その後どう起きるのか。つまり、アクシデントがあった時にどう対処するかがそのアーティストの実力なんだと。

もしバタ・デ・コーラではなく普通の衣装でアレグリアスを踊っていたら今回のようなことは起こらず、舞台も広々使えて気持ち良く踊って、100点に近い踊りだったかもしれない。それはそれでいい。

でも。

「フラメンコってのは100点満点じゃないんだよ、他が0点でも一箇所1万点があれば、それがフラメンコなんだよ」

そう教えて下さったのはギタリストの俵英三さんでした。

そうなんだよなー。

自分があの瞬間1万点だったとは思えないけど、そんなフラメンコの奥深さを垣間みたかな。そんなことも思いました。

だからフラメンコは面白い。

最後になりましたが、まだ落っこちる前の踊りの動画を見に来てくれた姑が撮ってくださっていました。

こちらご覧下さい!→VID-20170916-WA0009

舞台写真:Objetivo Flamenco ラモン・アマジャ

その他の写真は共演の皆様から頂きました。ありがとうございました!

2017年9月17日 セビージャにて。

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