Feb 13

みなさんこんにちは。寒さと乾燥の毎日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?

昨日歯医者に行って口を開けたら唇が切れました・・・乾燥のしすぎです。それにしても歯医者はなぜ「お口を開いて(あいて)下さい。」と言うのでしょう?どの歯医者も歯科助手も・・・。正しくは「お口を開けて(あけて)下さい。」だと思うのですが・・・「開ける(あける)」は目的語を伴う他動詞。「開く(あく)」は目的語を伴わない自動詞。そのどちらでもない「開いて(あいて)下さい。」これはつまり、「お口を開いて(いる状態にして)下さい。」の略なのかな?分からん。しかし気になってしょうがない。来週が歯医者最終回なので先生に聞いてみようかな。

そんなことよりも、昨日、その歯医者に行く前に恵比寿のタブラオ「サラ・アンダルーサ」でのライブがあり、無事終了致しました。連休中ということもあってかお客様はいつもより少なめでしたが、お客様の中にはクルシージョの生徒さん、数年ぶりに会うことができた友人、家族の姿も見え、とてもうれしいライブとなりました。寒い中お越し頂き、皆様どうもありがとうございました。

共演のイスマエル・エレディア、マロコ・ソルデーラ、小川愛ちゃん、奥野裕貴子ちゃん、田倉京ちゃんとも暖かい雰囲気の中でライブを行うことができました。みなさん、どうもありがとう!

しかし・・・それにしても寒かった・・・足がかじかんで、最初から最後まで指先じんじん・・・踊りにくかった・・・聞いた話によると「塗るホッカイロ」というものがあるらしい。次回ライブ(↓)はそれを試してみようかな。

2011.2.18 //  サラ・アンダルーサ-(恵比寿)1部19:00/2部21:00開演

入場料:1部 もしくは2部のみ:2500円、通し:4000円

Baile Cante Guitarra
  • 浅見純子
  • 市川幸子
  • 太田マキ
  • 萩原淳子(通し出演。アレグリアスとソレアを踊ります。)
  • マロコ・ソルデーラ
  • イスマエル・エレディア

そういえば、前々回のブログの衣装はどうなったの?という質問攻めにあいました。ハイ、一応袖はついているのでなんとか踊れるかなと思って今回のライブで使うようにと持ってきました。(お直しは間に合わなかった・・・)しかし先日その衣装で試しに練習してみたら・・・・袖がビリリリリリ!!!音をたてて裂けました・・・・やっぱりね。想像はしていたので、思い切って袖をとってしまい、袖なしの衣装にしちゃったよ。2/18のライブでそれを着ますが、寒いので上からマントンか何かをかけようかなと思っています。

Siempre hay solucion.」 (このパソコンではスペイン語表記ができないから「solucion」の「o」の上にアクセント表示できない・・・)

「シエンプレ・アイ・ソルシオン」。日本語に訳すと「必ず解決方法はある。」といった感じかな。どうしよう!どうしよう!とあせってしまう時に呪文のように唱える言葉。この言葉で絶対絶命のピンチですら乗り越えることができる(かな?)魔法の言葉です。ま、今回の「袖事件」は全然たいしたことではありませんけど!

というわけで、みなさんライブ会場でお会いできることを楽しみにしています。

クルシージョもあと数日!がんばります!空きのあるクラスが少なくなってきましたが、ご興味のある方はこのHP「クルシージョ」にて詳細をご確認下さい。よろしくお願い致します!

2011年2月13日 小さな「マルイ」がオープンした中野南口にて。

Nov 7
みなさんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか。
私は元気です。こちらセビージャも大分気温が下がりました。
2週間の日本滞在は怒濤のごとく過ぎ去りました。
東京でおこなった1週間の「第5回少人数制クルシージョ」、お陰様で無事終了致しました。
どうもありがとうございました!
そして11/3には妹の結婚式に出席。府中の大国魂神社というすてきな神社での和婚。
【大国魂神社HPはこちら】→www.ookunitamajinja.or.jp
お天気にも恵まれ、両家とも幸せいっぱいのお式となりました。
私も成人式以来の着物で出席。なかなか似合うと評判でしたので、写真をそのうちアップしますね〜
妹ももちろんとってもきれいでした。なんてったって私の妹ですから。うひひ。
次の日の朝には成田を発ち、セビージャに着きました。
へろへろ〜でしたが休んでいる暇なし。火曜にコルドバのコンクール予選に出場するので
次の日から早速、朝練。なんで私の人生はこんなんなのでしょう?いったいいつ休むのか。
(でもすぐに元気になってしまうのです。)
さて、コルドバのコンクール。スペインで最も権威のあるコンクールと言われています。
3年ごとに行われ、今年は第19回目。
【第19回コルドバ全国フラメンコ芸術コンクール公式HPはこちら】→www.flamencocordoba.com

2010.11.9 // 第19回 コルドバ全国フラメンコ芸術コンクール 予選

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • ハビエル・リベーラ
    • ミゲル・ペレス
個人・萩原淳子としては日本に帰ってよかった!!!!とっても!
でも踊り手・萩原淳子としては、日本に帰っていた2週間は痛い。とっても。
コンクール出場に向けての準備が中途半端になっています。完全なる調整不足。
こんな状態でコンクールに出るのは初めて・・・。
「棄権」・・・の2文字がずっと頭に浮かんでいましたが、次のこのコンクールは3年後。
その頃もしかしたら私も嫁に行くかもしれないし・・・(そうあってほしい)
お腹が大きくなってるかもしれないし・・・(それもとてもいい)
というわけで、今の所はフリーの身ですから、結局出場することにしました。
そして準備が中途半端のもう一つの理由。
それは、今年からルールが変わり、予選で4曲も踊らなくてはならないのです。
しかも4曲といっても、自分で好き勝手に4曲選べる訳ではありません。
コンクール側が決めた4つのカテゴリーの中から1曲ずつ。そんな踊りみたことないよ、という曲まであります。
  • グループA(ソレア、シギリージャ、マルティネーテ、タラント、ブレリア・ポル・ソレア、ブレリア)
  • グループB(アレグリアス、カラコレス、ミラブラス、ロメーラス、ロサス、カーニャ、ロンデーニャ、グアヒーラ、セラーナス)
  • グループC(タンゴス、ティエントス、ファルーカ、サパテアード、ペテネーラス、ハレオス)
  • グループD(ガロティン、ソロンゴ、ハベラス、アルボレア、サンブラ)
というわけで、私は上記の赤字の踊りを選びました。各1曲8分以内。しかもコンクールを円滑に進めるために、実力が分かれば踊りの途中でも中断させられるとのこと。ということは、「こんな踊りは見てられん!」ということであれば踊り始めてすぐに中断?もしくはその逆に、椅子から立ち上がっただけで「こ、こ、この踊り手は・・・!!!」と思わせるものがあれば、それでオッケーの中断?!すごいコンクールですね。
そしてコンクール要項を読むと、ただ単に踊りが技術的に上手ということだけではなく、それぞれの曲の特色を踊り分けられることも重要ポイントみたいです。これは難しい。スペインのコンクールのレベルで上手に踊ることも難しいのに、なおかつ踊り分ける・・・・。スペイン人のプロの踊り手でさえも、何を踊っても同じように見える人って結構多いのに・・・
難しいけどやってみよう。
途中で切られる命なら、それはそれで昇華しようではありませんか。
これまで踊りの曲ごとにあった賞も、今回はなし。優勝者一人のみの受賞です。
そんなこともあり、これはもう楽しむしかない。
やらないで後悔するなら、やって後悔した方がいい。
やってやろうじゃないの。
今回の無謀な挑戦に付き合ってくれるのは、いつものミゲル・ペレスとハビエル・リベーラ。
彼らと楽しめればそれでよし。あとはもう、どうにでもなれ。
というわけで腹は決まりました。残すは明日の彼らとの合わせ、そして明後日が本番です!
ではみなさんまたお会いしましょう。
2010年11月7日(日)全然休めない日曜日・・・でもなんだか楽しい。 セビージャにて。
Sep 17

みなさんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか?

火曜日のセビージャライブはお陰様で大成功に終わりました。観に来て下さった方、応援して下さった方、どうもありがとうございました!

とはいえ・・・実は大変なことが・・・

日本から参加した浅見純子さん、市川幸子さん、岩田玲子さん、北原由香さんはライブの前々日にセビージャに到着。前日の合わせではみなさんへろへろでした・・・。由香ちゃんは熱中症にかかり顔色がsalamanquesa(サラマンケッサ:やもり)みたいになっていたし、いつも元気いっぱいで「ガハハハハ〜」と笑う純さんもその日は「ヵハハ・・・」くらいだったし。純さん曰く、セビージャは乾燥しているのであんまり暑くないように感じるけど、実は暑いから水分をちゃんと補給しないと体調を崩す、とのこと。なるほど。そうかもしれない。日本のような湿気はないのだけど、太陽光線が強いから外を歩いているだけで体力を消耗してしまうんだよね。・・・・そしてかく言う私も本番前日に「ぎっくり腰」ならぬ、「ぎっくり背中」になり腕が上がらない状態に。。。

本番当日、午前中に急遽マッサージに駆け込んだ私はちょっぴり回復。前日サラマンケッサだった由香ちゃんもなんとか人間に戻り、純さんも体調回復。しかし、今度は岩田玲子さんが・・・本番前の合わせもできない状態。やっぱり大変だよ・・・日本から着いたばかりでライブするっていうのは・・・

しかし!!!やっぱりみなさんプロですね。すごいライブが展開されました。(写真:アントニオ・ペレス)

1曲目はその日の体調ワースト1の玲子さんのグアヒーラ。いや〜素晴らしかった。久しぶりに素晴らしいグアヒーラを拝見致しました。この人が、本当にさっきまで、合わせもできずに椅子に座っていたあの玲子さん?!信じられない。1曲目で踊るというのは実はすごく難しいもの。でもそんなこともものともせずに、お客さんを、私たちを玲子さんのグアヒーラに巻き込んでいきました。素晴らしかった!玲子さん!!OLEEEEEE!

2曲目は市川さっちゃんのソレア・ポル・ブレリア。さっちゃんはいつも合わせの時に「どうしよう、どうしよう!」と焦っているのですが、この人の本番は別人。いや〜すごいわ、こんなに本番で化けられるなんて。いやそれが本当のさっちゃんなのかな。玲子さんのグアヒーラとは打って変わって、サパテアード&レマーテの連続のソレア・ポル・ブレリア。そのスピード感でお客さんを圧倒!さっちゃんにもOLEEEE!

1部の最後を締めくくるのは由香ちゃんのアレグリアス。プラテアオのカンテにもおのずと力が入ります。グラシア(愛嬌)のある動きの連続にお客さんもにこにこ。・・・とその時なんと由香ちゃんが舞台から落ちた!!!しかし私は見ていました。コンパスで落ちて、コンパスと共に舞台に上がった!これにはお客さんも私もOLEEEE!

休憩。カンテのプラテアオもギターのウーリッヒもここまでで既に大満足。しかし実は心配していたのは、もしかしてここで帰っちゃうお客さんも多いのかな・・・ということ。いやいや、そんなことはありませんでした。さらにお客さんも増えて2部突入。

2部の始めは純さんのティエント。素敵だったわ〜。確実な技術とエレガンシア。純さんの実力にお客さんもうなっていました。タンゴに入るレマーテも素晴らしかった。なんだか夢を見ているみたい。そんな気持ちにさせてくれる純さんのティエントにもOLEEEE!

そしてこのライブの最後が私のソレア。どうしよう、みんなすごい踊りで、ここで私の踊りがへっぽこだったら・・・とチラっと頭をかすめたけど、もうそんなことはどうでもいいや。とにかく私の踊りをするだけ。・・・と、気づいたら終わってました。私のソレア。無事に踊り終えた自分にOLEEEE!

みんな大満足でした。いいライブでした。プラテアオは一人で5人に歌い、本当に大変だったと思います。お疲れ様でした!カンテで、パルマで、ハレオで盛り上げてくれてありがとう!そしてウーリッヒのギターの素晴らしさ。みんなの踊りにぴったり寄り添って。ありがとう!こんな機会があったことに感謝!こんなライブをできる仲間に感謝!この瞬間を共有してくれたお客さんに感謝!全てに感謝!です。ありがとうございました。またいつかどこかでできるといいな、このライブ。

2010.9.17 // ペーニャ・フラメンカ「フアン・タレガ」 -(ドス・エルマーナス、セビージャ)22:30H

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子
  • モイ・デ・モロン
  • ハビエル・リベーラ
  • ミゲル・ペレス

そして・・・今日はペーニャ・フアン・タレガでの私のソロ公演です。昨日の合わせでは、なんとモイが来なかった。最初で最後の合わせだっていうのに。・・・・なんだかんだ言っても、今日もう本番。背中はまだちょっと痛むけど大丈夫。3年前の同じペーニャでの公演では38度の熱を出したまま踊っていました。大丈夫。生きていれば踊れる。がんばってきます!

ではみなさんまたお会いしましょう。

2010年9月17日 これから大嫌いな衣装のアイロン掛けをしなくては・・・セビージャにて。

Sep 10
密輸してきたカルピスも全て飲み干し、こちらセビージャも真夏の暑さが和らいできました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
私は元気です。来週火曜のライブと金曜のペーニャソロ公演の準備で大忙し。そして10/22(金)〜27(水)には日本でクルシージョを行います。あわわわわ〜と毎日過ごしています。
クルシージョは近日中に詳細を発表しますので、今日はセビージャライブとペーニャソロ公演のお知らせ!

2010.9.17 // ペーニャ・フラメンカ「フアン・タレガ」 -(ドス・エルマーナス、セビージャ)22:30H

入場無料(ペーニャ会員以外の方もお越し頂けます。)

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子

 

  • モイ・デ・モロン
  • ハビエル・リベーラ
  • ミゲル・ペレス

 

2010.9.14 // ラ・プエルタ・ソル-(セビージャ)22H  , 5ユーロ 1ドリンク付

Baile Cante Guitarra
  • 浅見純子
  • 市川幸子
  • 岩田玲子
  • 北原由香
  • 萩原淳子
  • フランシスコ・チャベス`エル・プラテアオ`
  • ウーリッヒ・ゴッドワード

これって、実はすごい公演なんじゃないの〜?!(自分で言うのもなんですが)

9/14(火)のセビージャライブはなんだかバタバタ〜と決まりました。2年に1度のフラメンコの祭典「ビエナル・デ・アルテ・フラメンコ・セビージャ」を観に来る北原由香ちゃんから「セビージャでライブやる?」という話を持ちかけられたのは夏くらいだったかな。最初は、ビエナル期間中は他の公演がたくさんあるからお客さんが来ないかも・・・なんて話していたのですが、それなら9/15のビエナル開幕前にライブをやってしまおう!ということに。そして由香ちゃんと一緒にセビージャに来る、浅見純子さん、市川幸子さん、岩田玲子さんも参加!おお!

実は4人とも10年以上前からの知り合いなのです。当時皆AMIさんのクルシージョを受講していた仲間。AMIさんのクルシージョを受け始めた時、私は19歳でした。浅見の純さんは碇山奈々さんの舞踊団で大活躍、北原由香ちゃんはセビージャ留学から帰国したばかりのばりばり、岩田玲子さんは広島でお教室を持っていらっしゃり、市川さっちゃんは相変わらずのグアッパ(美人)。そんな中私は初心者だったし、なんだか自分が子供じみているように感じていました。みんな素敵な大人の女性で・・・年月が経ち今では私もそういう年齢にはなったのですが、相変わらず中身はあんまり変わってないのかな〜。でも態度が少しデカくなり、みなさんと仲良くなりました。・・・・という5人のジョイントライブ。楽しみ。

カンテは以前日本のエル・フラメンコで歌っていた、フランシスコ・チャベス・エル・プラテアオ。私は日本でも一度共演しています。彼は最近ミゲル・バルガス等とも共演し、ひっぱりだこの歌い手。ギターはウーリッヒ・ゴッドワード。何ジン?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ドイツ人です。「え〜?ドイツ人がフラメンコ・ギターを弾くの?!」と思った方。そりゃ、あなた、「ハポネサ(日本人女性)がフラメンコ踊るの?!」と思う田舎者(失礼!)と同じですよ〜。ウーリッヒは自国ドイツはもちろんのこと、スペインや海外でも活躍するギタリスト。ホセ・ガルバンの伴奏もしています。ウーリッヒのギターはいいです。ふっと寄り添ってくるような、自分がいつの間にかギターの中に入っているような。

このライブがセビージャでしかも5ユーロ1ドリンク付きで観られる?!しかも私たち5人が、あのミゲル・ポベダよりも一足お先にビエナルを開幕しちゃいますからね〜!これは見逃せません。

そしてその3日後には私のペーニャ・ソロ公演があります!ドス・エルマーナスはセビージャ郊外の街。電車で20分くらいのところかな。ペーニャ「フアン・タレガ」は私にとって思い出深いペーニャのうちの一つ。3年前、私が初めてペーニャ公演をしたのがこのペーニャ。セビージャで行った私の自主企画ライブを観に来て下さったペーニャの方が、その場でペーニャ公演出演のお話をもちかけて下さったのでした。そしてその後また踊る機会を頂き、その時に歌ってくれた留学中の小里彩ちゃんと共に、私はセビージャ大学から表彰を受けてしまったのです。ペーニャの方は私のHPをチェックして下さっているようで、ロンダ・コンクールの優勝後、3度目のペーニャ出演のお話しを下さったのでした。

そしてメンバーはそのロンダ・コンクール優勝に導いてくれたミゲル・ペレス、モイ・デ・モロン、ハビエル・リベーラです。そんなペーニャ「フアン・タレガ」での公演、彼らとの再共演で私は意気揚々!というわけで、先日合わせの日程を決めようと彼らに電話をしたところ・・・ハビエルもモイは「いつでも空いているよ〜」とのこと。え?拍子抜け。確かハビエルは今回のビエナルのラファエル・カンパージョの公演に、モイはエバ・ジェルバブエナ舞踊団の公演に出るはず。彼らとの練習で忙しくないのか????ミゲルに電話したところ、「今決めてもいいいけど、また来週には予定が変わるかもしれないよ。」だって。え〜だって公演は来週なのに〜。日本人のギタリストや歌い手さんのスケジュールは半年前には押さえないともういっぱいらしい。時には1年前なんて話も・・・そんなに前から予定を決めるのもびっくりだけど・・・。

でも考えてみたら、日本からビエナルに来るお友達や生徒さんから「9月◯日の◯時が空いています。会いましょう!」とメールを頂き、せっかくだから是非会いたいのだけど、正直、先の話をされてもなんとも答えられない。別に他に入るであろう予定を優先したいから予定を入れたくないというのではなく、その日に近づかないと予定を立てるという感覚がピンと来ないのだ。ただ、その日に近づく、という感覚が人によって違うのだろう。それが数ヶ月前の人もいれば、1週間前の人もいるし、前日、もしくはその日当日という人もいる。きっと生活スタイルの違いなんだろう。なんでも前もって予定を立て、その通り遂行する日本社会。予定は早ければ早いほどいい。と、もちろんある程度のスケジュールはあっても、毎日何が起きるか分からないので予定の立て用がない即興の時間がある、ここの生活。「まだ起こっていないことについて考えるのは意味がない」と言い、その日その瞬間を生きる人達。

私はどっちなんだろう。多分中間くらいなのかな。でも合わせの日時くらいは公演1週間前には決めたいよね。「私はハポネサだから予定を立てるのが好きなの!」とミゲルにふざけて言ったら、彼は大笑いしていた。そうねぇ、今日あたりまた電話してみるかな。

というわけで、セビージャにいらっしゃる方は、是非この2公演お見逃しなく!ペーニャ公演にいらっしゃりたい方、帰りの電車はありませんが、車はあります。萩原までご連絡下さい。

ではみなさんまたお会いしましょう!

2010年9月10日 セビージャにて。

Aug 28

]みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

先週土曜に出演したロンダでのフェスティバルから、もう1週間経ってしまいます。今日ロンダの新聞に私の踊りの批評が出るそうです。フェスティバル当日に取材に来た新聞記者が、その記事を送ってくれると言ってましたが・・・・あんまりあてにせずに待とうと思います。もし届いたらブログにアップしますね!

前回のブログの続きは以下です。(写真:アントニオ・ペレス)

フェスティバルの後、なんだか自分の踊りをできなかったような気がして、すごくすごく落ち込んでいました。あんなに練習したのにな。コンクールで優勝して、せっかくフェスティバルに出るチャンスをつかんだのにな。どうすればよかったんだろう・・・って。もちろん毎回毎回自分の思うように踊れるとは限らない。それは自分だけの問題ではなく、様々な要因が絡んで来ることもある。ロンダの人達からものすごい拍手を頂いたらしいけど(セビージャから観に来てくれたお友達が教えてくれた)、でも自分の心の中では、自分で自分に拍手を送れずにいました。

ホテルに着いてからもずっと考えていたからか、次の日の朝はものすごい頭痛で目が覚めました。チェックアウトの時間もとっくに過ぎていたし、どうせ今日は疲れているからゆっくり休んで、もう一泊しよう。せっかくロンダにいるのだから。なんたって、あのミッシェル・オバマが訪れた街ですからね。

ズキズキする頭をかかえながらとりあえず外に出て朝食。(すでに昼食の時間だったが)食べるとすぐに眠くなる私。ありえないけど、カフェテリアで寝てしまった。ホテルに帰ってまた寝るか、と思ったけどせっかくだから展望台まで行く。

ロンダは崖の上にある街。旧市街と新市街を結ぶヌエボ橋から下を眺めると本当に断崖絶壁。そしてアンダルシア独特の広大なオリーブ畑が広がっている。ロンダの山々も。ぼ〜っと眺めていたら、なぜか涙がぽろぽろこぼれてきた。ひよこ豆のような涙が。今私の目の前に広がっているものに比べたら私はなんて小さいんだろう。

そして思った。私は小さな種だ。外来の、日本からやってきた種。その小さな種は意思を持って大地に落ちた。雨や風や強烈な太陽にさらされ、時には踏まれたり上から石を乗せられたり・・・・それでも9年かけてやっと根っこがはえ、ちょっぴり芽が出て来た。そしてその芽を育たせるために、根っこがアンダルシアの大地の栄養分を吸収しているのだ。

でもその種はちょっと芽が出たら、もう花が咲くものだと思っている。コンクールで優勝したから、もうおいしい実がたわわになると思っている。まだ芽が地上から顔を出しただけなのに。この広大な大地に何十年、何百年と生えているオリーブの木。何百万年と存在する岩。それが「フラメンコ」なんだよ。小さな種が「踊れた」「踊れない」って騒いで、だからなんなの?ぽろぽろ涙が崖の下に落ちて行く。でも涙はその大地にすら届かない。熱い熱い太陽の熱で蒸発してしまうから。

その時言われた。「泣きたかったら泣いていいよ。でもジュンコが悲しんでいると誰も幸せになれないよ」

小さな種を踏みつぶそうとする人もいる。「すごいね〜がんばってるね〜」と言いながら、実は「芽なんて出るわけないじゃん、日本人なんだから」と陰で笑っている人もいる。でもそんな人達だけではなかったのだ。時々水やりをしてくれた人、石を取り除いてくれていた人、成長をいつも楽しみにしてくれている人達が私にはいたのだ。私が特別な種だったわけではない。たった一人で耐え忍んで芽を出したわけではない。そんな当たり前のことに気づくのに9年もかかったばかな種。そう思ったら涙が止まらなくなってしまった。

ロンダの街にありがとうと言いたい。この風景に出会うために、私はロンダのコンクールで優勝したような気がしてきた。人生に出会うべき人がいるのと同じように、訪れるべくして訪れる場所があると思う。そしてそれは来るべき時に来る。私にとってそれがロンダだったのだろう。

どこにおいしいアイスクリーム屋があるのかよく分からなくて、地元の人に教えてもらった。でもあんまりおいしくなくて、セビージャのRayasのアイスクリームの方が100倍おいしいよ、と思ってしまった。でもロンダは特別だ。街を歩いていたら「昨日踊ったでしょ!」「アンタ、すごいね!」「ただの踊りじゃなかったよ。伝わってきた。これからも踊り続けるんだよ!」と声をかけられた。ここにも種の成長を喜んでくれる人達がいる。

そして海の向こうにも。ロンダの絵はがきを2枚買う。両親と妹に出すんだ。

この種は単なる種ではない。字も書けるしブログまで書いてしまうのである。

2010年8月28日 セビージャにて。

そういえばRayasのアイスが冷凍庫にあったはず。食べちゃおう、夜中だけど。

Aug 14

2010.8.21 // ロンダ・カンテ・グランデ・フェスティバル

Baile Cante Guitarra
  • 萩原淳子(ロンダ・コンクール2010バイレ部門優勝)
  • ホセ・メルセー(カンテソロ)
  • クーロ・ルセーナ(カンテソロ)
  • ルビート・イホ(カンテソロ)
  • アントニオ・ポルクーナ エル・ベネーノ(コンクールカンテ部門優勝)
  • モイ・デ・モロン(舞踊伴唱)
  • ミゲル・ピクオ(舞踊伴唱)
  • モライート・チコ
  • アンヘル・マタ
  • パトロシニオ・イホ
  • マノリート・エレーラ
  • フランシスコ・ゴメス・モンカジョ(コンクールギター部門優勝)
  • ミゲル・ペレス(舞踊伴奏)

みなさんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか?

こちらセビージャは昨日あたりから気温がぐっと下がって随分過ごしやすくなりました。先週は毎日40度以上あって大変でしたが!

さて、8/21(土)に「第42回ロンダ・カンテ・グランデ・フェスティバル」に出演します。そのポスターをアップしてみました。(ポスター部分をクリックするとでっかくなります!)出演アーティストはホセ・メルセー、クーロ・ルセーナ、ルビート・イホらカンテソリストと、今年のロンダ・コンクール優勝者となっています。開演は22時となっていますが、恐らく始まるのは早くても23時過ぎ、夜通し行われるこのフェスティバルが終わるのはきっと明け方でしょう。

アンダルシアの夏のフェスティバルは7月から9月まで各地で行われます。会場は屋外。地元住民はもちろんのこと、近隣市街からもフラメンコファンが駆けつけ、これぞ夏のアンダルシアのフラメンコ!特設舞台の周辺には仮設のバルが準備され、みなワイワイがやがや、飲んだり食べたりしながらフラメンコを楽しみます。家からクーラーボックスを持ってくるピクニック気分(夜中ですが)の家族連れもいますよ。日本の劇場のように席にじっと座って黙ってフラメンコを観聴きする雰囲気とは大違い。もちろんそういうフラメンコ大ファンも沢山いれば、アーティストの歌に合わせてパルマ(手拍子)をたたいたり、自分が知っている歌詞で歌われると嬉しくなって、一緒に歌ってしまうファンもいます。

私もこれまでにいろいろな村のフェスティバルに行ってきました。そこでたくさんのアーティストのカンテ(歌)を聴き・・・そう、ここではフラメンコとはカンテ。ワイワイがやがやしていたはずの観客がある一瞬になると「ooooleeee!」と叫ぶ。一体となって。有名な歌い手だからという理由で拍手を送るのではありません。有名だろうと無名だろうと、自分の琴線とフラメンコの瞬間が合致した時に出るあの「oooooleeeeee!」。こりゃすごいわ。もちろん踊りもあるけれど、ソリストとして参加する歌い手が沢山いるのに対し、踊りのグループは1つだけの所が多い。踊りだけを勉強する留学生からすると「歌ばっかり」と思う人もいるかもしれないけど、繰り返します。ここでは、フラメンコとはカンテなのです。(だからロンダのフェスティバルも「フェスティバル・デ・カンテ・グランデ」ですね。)

大物舞踊家が出演することが多い、アンダルシアの夏のフェスティバル。私もこれまでマヌエラ・カラスコ、ファルキート、コンチャ・バルガス、カルメン・レデスマなど素晴らしいアーティストのフェスティバルでの踊りに大興奮&感動してきました。かのエバ・ジェルバブエナも、子供の頃に観たとあるフェスティバルでのマヌエラ・カラスコとコンチャ・バルガスの踊りを「これがフラメンコだ、と思った」と語っています。フェスティバルで踊るのはとても名誉なこと。ただ近年は不況のため、フェスティバルの規模を縮小したり、開催すらできない状況になってしまいました。以前のように歌い手も踊り手も大物アーティストがぞろぞろ出演するフェスティバルは、残念ながら減ってきています。そんな中、今年のロンダ・コンクール優勝者という枠内でありながらフェスティバルに出演できるのは、私にとっては本当に光栄極まりない。しかも外国人だし。

フェスティバルまであと1週間。私の踊りはどうなるんだろう。緊張と不安と興奮と期待感が入り交じっています。いっぱい練習したけど、それでも技術は技術でしかない。フラメンコはカンテなんだよな・・・・その「当たり前」のことが私の中に一体どのくらいあるのだろう・・・・

2010年8月14日 涼しくて幸せな朝。日本から密輸してきたカルピスを飲む。 セビージャにて。

« Previous / Entradas AnterioresEntradas Recientes / Next »