May 30

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

あっという間にエバのセミナーは明日最終日になります。とにかく毎日あっと言う間に時間が過ぎてゆきます。今日はフラメンコを観に行きたかったのですが、がまんがまん。ここ数日毎晩公演やライブに出かけていたので、今日はお休み。せっかくセミナーを受けていても受けっぱなしになってしまうと意味がない。というわけでセミナー3日目を振り返ってみたいと思います。前回のブログ同様、私の覚え書きという感じが強いかもしれません。お許しを。

【3日目】

昨日のゼーハートレーニング(笑)の次の日。今日のトレーニングは今回のセミナーの中で最も激しいトレーニングだそうで、それを先生が事前に告知したからか、なんと遅刻&欠席の生徒が続出。あり得ない・・・・、這ってでもクラスに通う私としては。実際は普通にスタジオに着きましたけど。確かにキツいトレーニングだった。昨日のセーハーの内容をその倍くらいのスピードでこなしてゆく。たった20分間なのだけど、ほとんど休みなし、ハードトレーニングが次から次へと繰り広げられる。これは、そうだ、昔観た、映画〝フラッシュダンス〟の主人公が自宅でやっていたトレーニングに似ている。当時は、ダンサーになるためにはあんな努力をしなくてはならないのか!と驚いたが、それを30年(?)経った今やっている私。人生とは不思議なものですな。

それはそうと、不思議なことになぜか、全然疲れない。昨日はあれだけゼーハーして、今日のトレーニングはそれよりもっとキツいはずなのに。身体がびっくりする程軽い。周りを見渡してみると、みんなゾンビみたいになっている。え、なんで?私だけだよ、キョンシーみたいにぴょんぴょん飛んでるのは。

考えられる理由は・・・砂糖水。

エバのセミナーを受講する前に、エバの秘書から以下のものがセミナーの持ち物として連絡がありました。

練習着、スニーカー、タオル、果物、飲み物、グルコサミン。

・・・・グルコサミン? グル・グル・グル・グル・グルコサミン?・・・

なぜグルコサミンが必要なのか意味がよく分からなかったので、持って行きませんでしたが、初日、2日目とハードトレーニングが続いて筋肉痛と疲労で困憊していた時に、グルコサミンの話を夫にしたら、「なんで先生が持ってこいと言ったものを持っていかないんだ!」と怒られてしまいました。え〜でも誰もグルコサミンらしきものを飲んでいる人はいなかったけど・・・なんでもグルコサミンはスペインの薬局で売っているらしく・・・え〜でも薬局行くの面倒くさいし、時間ないし・・・とか言っていたら、これはグルコサミンと同じだ!と言って夫に渡されたのが・・・

砂糖水。

えー砂糖水?だったらアクエリアスとかコカ・コーラでもいいじゃないかと言ってみたのですが、違うんだそうです。疲労には砂糖水。それは夫が小さい頃から言われていたことらしく、とにかく飲めと。カブトムシじゃないんだから・・・というわけでオレンジの絞り汁を入れてみて飲みました。コップ一杯。意外といける。

それしか考えられないのです、次の日、こんなに身体が軽くなっている理由は・・・砂糖水を飲むなんて、あんまり身体によくないような気もするのですが、これだけのトレーニングをやるからには何か特別な対処法でなければダメなのかも、なんて思いつつ本当のところはよく分かりませんが、とりあえず筋力トレーニングは乗り越えられました。

次はエバのタンゴのクラス。昨日振付られた部分から付け足し。そして今日はエバの語りと生徒からの質問の時間が長かった。ある生徒が、自分のタンゴはどうも面白くない、起伏がなくてつまらない。エネルギーをお腹のあたりでぐるぐる回してはいるんだけど・・・どうしたらよいのか?とエバに質問。その後のエバの答えというのが・・・これはちょっとブログにできない。文章にすると18禁になりそう(!!!)ちょっとそれはどうなの、クラスで言うのは、と萩原びっくりし過ぎて笑いが出そうになってしまったのですが、みんな神妙に聞いているし、エバはいつも通りにこりともしないので、私は心の中でのけぞりながら神妙な顔をしてみました。

かいつまんで言えば、(その18禁の部分を抜かして言えば)その人の人生が全て踊りに出る、ということ。興味深い人生を送っている人は興味深い踊りになるし、刺激がなく単調な人生の人の踊りはやはり単調だ、ということ。そういう結論になって話しは一件落着になっていたけど、萩原的18禁の内容をクラスの中で、公衆の面前で20歳の女の子に質問していいのか・・・20歳だから18禁でないけれど、クラスには18歳の女の子もいたよ・・・スペインの18歳は日本の18歳と全然違うか、と思いつつ。

それからは、スタジオに円陣になって座り、一人ずつ初日・2日目に学んだことや感じたことを発表してゆく。数年前に受講したエバのセミナーもそうだったけど、こういう時間が非常に長い。どうなんだろう、一人一人の話の内容にもよるかなあ。ダラダラと長く、関係のないことまで話し始める人とかもいて、そうなるとクラスがだれる。完結に皆と共有できるような内容であれば一人一人発表しても時間はムダにならない。むしろお互い学び合えるので、そういう人の発表はどんどん聞きたい。要は受講生の質によるということかな。

初日・2日目とあまりブログにしなかったけど、パントマイムのクラス。これ、結構興味深いです。パントマイムの先生がクラスを担当しています。パントマイムといってもいきなりパントマイムを始めるのではなく、そのために必要な要素をというのを準備していきます。それがフラメンコにもきっと共通している。例えばクラスの始めに生徒全員がスタジオ内を勝手にぐるぐる歩く。歩くスピードを変えたり、方向を変えたりいsろいろバリエーションがあるのですが、なんでこんなことやるのかな?と思ってマイムの先生に聞いてみました。先生の答えは

①空間認識・・・・クラス全員(生徒20名)が一斉にスタジオ内を勝手に歩き回るのですが、一カ所に固まったり、皆で円を描いて同じ方向に回らないようにしています。すると、ただ自分が歩く場所を見ている人、それからスタジオ全体を俯瞰して、空いている空間を埋めるように歩く人。もちろん後者の方が空間認識が高い。フラメンコの世界でそれを使うにはある程度大きい舞台が必要になりますが、群舞にしてもソロで踊るにしても、その空間認識が足りないと舞台を支配できないわけです。

②他人との空間の共有・・・この共有の感覚がない人は踊っていて独りよがりになりがち。フラメンコのクラスでもいますよね、クラスに人が多い時、自分勝手にばんばん動いて周りの人に相当迷惑をかけている人。いるいる。(笑)

それから、2人組になってお互い向き合い、絶対に目をそらさないというのもやりました。かなり長い時間だったように思えます。目を合わせて、もちろん笑ってもいい、何かリアクションがあってもいい。でも絶対に目をそらさない。目を見つめるというのは透明性を現す。日本だと人をじっと見つめるのは失礼にあたる場合もありますね。だから日本の感覚だとお互いの目を見つめ合うのは結構大変な訓練かもしれません。でもここでは日常生活でも相手の目を見て話すことが当たり前。逆に目を見て話さないと信用されません。文化の違いは大きいかもしれません。そして、「見る」のと「観る」の違い。それはフラメンコにも応用できるのだけど・・・それはまた後日。

また眠くなりました。おやすみなさい。

2015年5月29日

May 27

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

本日はエバ・ジェルバブエナのセミナー2日目。ものすごい筋肉痛です、全身の。昨日と同様、スポーツトレーナーの先生から授業開始。昨日はストレッチと呼吸法だったのが、今日はもっと動きが激しくなりました。みんなゼーハーゼーハー。どう考えても受講生は私よりも10歳は若いはずなのに、ゼーハーゼーハー。もちろん私もゼーハーゼーハー(笑)普段エバが取り入れているトレーニング法だそうで、エバも一番最初にやった時は最後までできなかったそう。でも今ではもう慣れて何セットもできるらしい。恐るべし、エバ・ジェルバブエナ。一流のフラメンコ舞踊家のトレーニングとはこういうものなのか、と唸っているうちに筋肉痛が・・・(笑)いくつかの動きは、バタ・デ・コーラにつながるものがありました。バランス、軸、重心移動、骨盤を固定すること、股関節を開くことなど。バタの訓練をきちんとやっていれば大抵の動きはカバーできる。逆に言えば、本気で身体の基礎を作ればバタ・デ・コーラは技術的には難しくない。(バタの難しさは昨日のブログにも書いたけど、コントロールすること、そしてバタにアルテを宿らせること。)

今日の訓練法でキツかったのをメモしておこう。

①腹這いになって、伸ばした足をバタ足する。すごく速く。しかも骨盤を浮かせる。(太ももが床についた状態で膝先だけバタ足というのはダメ。)そしてそれと同時に両腕を前方に伸ばし、ひじを直角に曲げるという動作を同時に行う。もちろん上体も床から浮いている。

②腕立て伏せみたいなポジションで左右の足を曲げる、伸ばすを繰り返す。ただし曲げている足は床から浮いている。交代する時は片方の足が床に着く瞬間にもう片方が曲がる。(両足が両方とも床に着いていることはない。)しかもその交代がすごい早い。シャッシャッシャーと忍者のように。

ブログで文章にするとなんだか分からないかもしれないけど(笑)まあいいや、今回はこれは自分が忘れないようにするためのものなので。すみませんね。

しかし②の動きで思い出したことがある。これは、小学校の時にやった雑巾がけの動きにかなり近い。よく一列になって誰が向こうの壁まで先に着くかよく競争していたから、かなりのスピードで足を交代していたことになる。しかも、萩原、とっても得意だった。あまりにスピードが早過ぎて、雑巾に乗せている手がスピードに追いつかず突き指したこともあったくらい(笑)うーん、あの頃の体力に戻せばいいのか、トレーニングで・・・

考えてみればプロフェッショナルな踊り手というのは、スポーツ選手並みの運動量をこなしているはずである。ここでいうプロフェッショナルというのはスペインでのプロフェッショナルな実力を持つ踊り手、という意味。クラスで教えることで舞踊教師としてプロフェッショナルというよりも、第一線で舞踊家として活躍する狭義の意味でのプロフェッショナル。例えばエバ・ジェルバブエナとかイスラエル・ガルバンとか。フラメンコはスポーツではないけれど、一流の踊り手というのは身体の準備の仕方がそもそも違う・・・

エバが言っていた。

「皆、身体の準備もできていないのに、なぜパソや振付ばかり欲しがるのか?」

本当だよなーと思う。

そしてその次、エバのタンゴ!エバの踊りで素晴らしいのは、言わずもがなソレアである。でもエバのタンゴというのも素晴らしい。タンゴの振付もちょっとやったのだけど、改めてはーっと思ったのは「intención」という言葉について。インテンシオン。日本語に訳すと「意図」かな。よく、「インテンシオンを持たせる」とか使ったりする。つまり、ただパソや動きをやるのではなく、その意図を持たせてやることによってそのパソや動きに説得力を持たせるというもの。説得力があればそれだけ踊り手が何が言いたいのか、何を表現したいのかが観客や歌い手、ギタリストにしっかり伝わる。

でもどうやってインテンシオンを持たせるのか?問題はそこ。今日のクラスでは、エバは代教の踊り手(元エバ舞踊団員、ロレーナ)タンゴのシンプルなパソを使って、まず男性のように、そして冷たい感情を出させた。そして別の舞踊団員(マリア)に今度は女性らしく、甘い感情を出させた。意図が変わるだけで、同じパソがまるで違うものになる。今度はもっとシンプルなタンゴのマルカールにどのようなインテンシオンを持たせるか。例えばどのようなインテンシオンにするか生徒の一人が答える。「雲」・・・雲というインテンシオンを持ってタンゴのマルカールをする。難しい・・・

そこでパントマイムの先生がエバに当てられる。パントマイムで雲を表現するには?パントマイムの先生が面白い事をエバに言った。「雲が主体か、雲が目的か?」つまり。自分自身が雲という主体になったつもりでパントマイムをするのか、それとも雲を自分が見ているという状況かということ。

・・・そんなこと考えたこともなかった。パントマイムの先生は難なくそれをこなしていたけれど、じゃあそれをフラメンコに置き換えるとどうなるのか。ここで一つでてくる考え方の一つ。

「そんなのフラメンコではない」

問題はここにもある。なぜそれがフラメンコではない、と分かるのか?じゃあフラメンコって何なのか?それを知っているのか?それを知っている程、フラメンコを学んでいるのか?

話しが変わってエバに聞かれた。あなたの体重は?「47kgくらい・・・?」

と私が答えると、(実際何kgかよく分からない)エバは言った。「あなたの限界は47kgってことね。」

・・・?

つまりこういうことだ。タンゴを踊る時には実際の自分の体重など関係ない。100kgでも200kgでもあるということを自分で信じて踊らなければ「ペソ」は絶対に出ない。でも自分が47kgだと思ったら自分で自分の限界を作ってしまっている。エバは言っていた。

「私の限界は誰にも作れない。なぜなら私が自分の限界を作らないから」

エバはにこりともしない。エバはめったなことでは笑わない。

それからもう一つ、エバが強調していたこと。それは「visualizar」。ビスアリサール。つまり視覚化すること。自分の動きが実際に外から見た時にどのように映るのか、それをきちんとイメージして踊る。自分の踊りをビデオに撮って客観的にチェックするのではない。どういうイメージかというのを想像して、その想像の動きに自分を動かすこと。そうすることでただ踊るのではなく、観客により訴えかけられる踊りになるということ。

エバのその「visualizar」のこだわりは並ではない。多分、きっとエバが小さいからなんじゃないかと私は思っている。エバは私(154センチ)より小さい。そのエバが舞台で踊るということ。身体的に恵まれたスタイルを持つ踊り手と同じように動くことはできない。

もう眠くなってきた。パントマイムのクラスについてもブログにしたいのだけど、明日のクラスのためにもう寝よう。パントマイムで重要なことは「sentir」感じること、自分が感じることでその動きが本当のように見える。自分が感じることでそれが動きになり、表情になる。「sentir」。これはフラメンコでもよく言われることだよね、と思う。昨日は、真っ暗闇の中で道を探しながら前進してゆくパントマイムを各自やる。今日は、歩きながら、一つの感情から次の感情へ変わる変遷をパントマイムにする。面白い事に、踊りの上手な人が、このパントマイムも上手とは限らない。身体がよく動く割には、その動きが嘘くさい。もしくは幼稚園のお遊戯みたい。

だめだ、もう寝る。

最後にエバは、学んだことを何でも書き留めておくのだそうだ。自分が何を考えているのかを全部鉛筆でノートに書いてゆくらしい。

私は頑張ってブログにしてみた。多分誤字脱字がたくさんあるような気がするが、すみません。寝ます。

2015年5月26日

May 26

11245531_10153285842246085_2784457961797000228_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

今日からエバ・ジェルバブエナのセミナーを受講しています。月曜から土曜日までの6日間、朝9:00から14:30まで、途中休憩がありますが、フラメンコのレッスンにしては長い方ですね。実際にはエバだけではなく、スポーツトレーニングのコーチとエバとパントマイムの先生の3人によって授業が行われています。

まずはスポーツトレーニングの先生によるストレッチと呼吸法の訓練。今日行ったストレッチは私のクルシージョ(短期講習会)や自主練習の時に行っているものと共通しているものがたくさんありました。ただし、呼吸法に関しては自分では無意識にやっていた部分があったので、それを今度から意識的にやってみよう。ストレッチにしても呼吸法にしても、ただやるのではなく、なぜそれが必要なのかを理解してきちんと意識することが重要なのだそうです。よくストレッチを軽視している人がいますが、そういう人はたいてい踊れていない。本人は踊っているつもりかもしれないけど。そして呼吸法というのは一見踊りと関係ないようですが、実は大有り。これができないと踊れない。

その先生がおっしゃっていました。若いうちは勢いで踊れるけれど、そのうちガタが来る。そうなる前に自分の身体をメンテナンスすること。踊れなくなることを年齢のせいにしないこと。それは年齢のせいではなく、自分がきちんと身体と向き合ってこなかった証拠。ほんとうにそうだなあと思う。

次はエバの授業。まずエバからの質問。「何を学びたいか」「何を不得意としているのか」何人かの生徒が口々に答える。それを元にエバがクラス内容を組んでゆきます。エバのクラスではよく考える。自分は一体何を学びたいのだろう?自分に何ができて何ができないのだろう?その自問自答があってこそのクラス。ただお金を払ってスタジオに行けば先生に何か教えてもらえる、エバのクラスを受けるというだけでなんだか特別な気持ちになる。そうじゃないんだと。要は自分なんだと。自分が自分のことを分かっていなければ何も学べない。

エバの説明はどんどん話が飛んでゆく。その時その時でエバが思いついたこと、思い出したこと、目に入ってきた生徒の動き、いろいろなことを糸口にして彼女の語りたいこと、教えたいことがあふれてきます。話が変わる度に私は頭を切り替える。これも結構大変。私は一つのことを自分が納得するまでずっと考えるタイプなので、話が変わってしまうとその思考が中断されてしまう。だからとりあえずその瞬間瞬間で習った内容を頭の中にストックしておく。そして後から引っ張り出して熟考する。

タンゴやブレリアのパソを使って身体をコントロールする訓練をする。重要なことはパソを早くすればいいのではない。パソの早さよりも、アクセントやセンティードを探すこと。そして早さに限って言えば、早いのはパソだけではない。身体の動き、ブラッソの動き、それらにも早さがある。そのためには身体をコントロールする訓練が必要。サパテアードの打ち方、回転の方法、ブラッソやマノの使い方などテクニカの部分ではエバがやっていることは私も普段から行っている。だからそれ程苦ではなかった。でもコントロールする。これが難しい。

テクニカがないと踊れない。だからテクニカは持たなくてはならない。ただしテクニカのある人はただテクニカを使って踊りがちだ。テクニカがあればあるほど技術が高くなる。身体がたくさん動く人、強くて早いサパテアードを繰り出せる人、マントンやバタ・デ・コーラをがんがん使える人。そういう人は世の中にたくさんいる。でもその中の一体誰が身体をコントロールできているのか?ただむやみやたらに動かすのではなく。そして、その中の一体誰がサパテアードをコントロールできているのか?ただドカドカ足音を出すのではなく。その中の一体誰がマントンとバタをコントロールしているのか?ただマントンをぶんぶん振り回し、バタをばんばん蹴り上げるのではなく。

つまりコントロールできていない。その違いがよく分からない人は、テクニカてんこもりの踊りを見ると「わーすごい」と驚く。確かにそれは難しいテクニカが押し込められた踊りだから、ある意味驚嘆に値する。ある意味見た目が派手。ある意味ウケがいい。でもそれってフラメンコなの?・・・・そう私は問いたい。そういう踊りを見る度に脳裏に浮かぶ言葉がある。

「サーカス」

そう、サーカスなんだ。難しいことをたくさんやってお客さんをびっくりさせて喜ばせる。すごーいって拍手をもらう。そう、サーカス。

でもフラメンコの踊りってそうじゃない。そう私は思っている。

なぜ?

カンテがあるから。

カンテを聞いているから。その踊りはカンテから生まれるから。

だとしたらどうして、そこにそんなにたくさんのテクニカをてんこ盛りできるの?何のためにそのマントンとバタは存在するの?テクニカを見せつけるため?コンクールで高得点をたたき出すため?

サパテアードも身体の動きも、カンテやコンパスがあるからこそ。その曲にはその曲なりのコンパスがあり、アクセントがあり、うねりがあり、ためがある。なのにそれを無視してなぜカウント化して詰め込むのか?何のためのテクニカなのだろう。スーパーの詰め放題セールじゃないんだよ。

そこなんだ。だからコントロールされていないテクニカで踊られる踊りというのは、フラメンコにならない。それは技術の問題だけにとどまらず、一見技術とは真逆の位置にあるように思える「フラメンコ性」にまで及んでいるんだ。

ちなみにこのブログの「*」から「*」部分はエバが教えたことではありません。エバのクラスを受けて私考えたこと。だから間違っているかもしれない。でも残しておこう。今感じていることを忘れないために。もしかしたらあと何年か後の自分を助けてくれるかもしれないから。

2015年5月25日 セビージャにて。

May 15

11226180_10153302980796228_8155107185895729496_n10458838_10153302980946228_6117136675162409393_n11262999_10153302981261228_5617483478146226699_n11101870_10153302982811228_1287539854311855377_n11065870_10153302983216228_4133352983368381212_n11205587_10153302983476228_2279748738109390548_n11150758_10153302983766228_6885432879923104514_nみなさんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか。

一昨日カフェ・シルベリオにフラメンコを観に行きました。以前のブログでもご紹介しましたが、セビージャの中心地にあるCalle Rosario(ロサリオ通り)にカフェ・シルベリオはあります。以前は週に2回ほどフラメンコライブが開催されていましたが、現在は水・木・金・土と週4日になっています。入場無料なのはそのまま。出演アーティーストもなかなかの人達が出ているので人気のタブラオです。

日本からセビージャに戻ってきて、久しぶりにカフェ・シルベリオにでも行ってみるか、ということで夫と出かけました。いつものことながら、フィン・デ・フィエスタにかり出され(笑)ブレリアをちょっと踊ってきました。ギターは私の好きなエウへニオ・イグレシアス。そして飛び入り参加した歌い手のギジェルモ・マンサーノがブレリアを歌い初めて興奮!マンサーノの歌はフラメンコ濃度が濃くて好き。とても楽しみました。

その日のライブの動画の中に、そのフィン・デ・フィエスタも入っています。5分5秒くらいから映っていますので、よろしければご覧下さい。動画→https://www.youtube.com/watch?v=2iiCnRViRs4&feature=youtu.be

ではみなさん、またお会いしましょう!

写真:アントニオ・ペレス

2015年5月15日 セビージャにて

May 14

スクリーンショット 2015-05-08 04.25.17みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

過日ご案内しました、第3回萩原淳子フラメンコソロ公演「人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」のチケットですが、8/29(土)・30(日)は完売御礼となりました。早々のお申し込みを頂き誠にありがとうございました。今後両日のチケットご希望の方はキャンセル待ちとさせて頂きますのでご了承下さい。

なお、8/26(水)・27(木)19:30開演のチケットはまだあります。お席はお申し込み順入場番号でお入り頂く自由席形式ですので、ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。

【公演名】第3回萩原淳子フラメンコソロ公演 

「人はなぜ、絵はがきの風景を探すのか?」

【日時】 2015年8月26日(水) 19:30開演
27日(木) 19:30開演
29日(土) 14:00開演→完売御礼
30日(日) 18:00開演→完売御礼
※開場は各日開演時刻の30分前となります。開場時間までにご来場下さい。

【会場】 キッド・アイラック・アート・ホール
京王線/京王井の頭線「明大前」駅より徒歩2分  会場地図はこちら

【バイレ】 萩原淳子
【ギター】 エミリオ・マジャ
【カンテ】 エル・プラテアオ

【入場料】 5500円
※ 整理番号順(ご予約順)自由席。
※ 同会場3-4階ギャラリーにて同時開催の「第3回アントニオ・ペレス来日写真展」入場料込。

【お問合わせ・チケットお申込み先】ticket.layunko@gmail.com(ハギワラ)

【チケットお申込み方法】
タイトルを「第3回萩原淳子ソロ公演」として頂いた上で
①ご氏名  ②郵便番号  ③ご住所  ④TEL
⑤メールアドレス(PC) ⑥お日にち  ⑦枚数 を
上記日時以降、上記お申込み先までご連絡下さい。
(上記メールアドレス以外へのお申し込みはお受付致しかねます。また、携帯メールアドレスからご連絡の場合は上記メールアドレスからのメールが受信可能か事前にご確認下さい。)

お座席数がかなり限られた小空間でのフラメンコ公演となります。

※ 萩原からの返信にて残席と指定口座をご確認後、1週間以内にチケット代をお振込頂きお申込み完了となります。 お振込後のキャンセルご返金、またチケット発送準備後のお日にちの変更も致しかねます。ご了承下さい。

では本日は取り急ぎのお知らせでした。またお会いしましょう!

2015年5月14日 セビージャにて

May 14

11193287_10153297174501228_3273875623391179135_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

ご連絡が遅くなりましたが、先週の日曜に「第16回少人数制クルシージョ」を無事に終了、月曜にセビージャに戻りました。クルシージョ最終日には歌い手のエル・プラテアオとギタリストのエミリオ・マジャに来て頂き、伴奏付クラスの開講。生徒さん達には、ただ手足を上手に動かして振付を踊るんじゃない、カンテとギターを聴く耳を持ってほしいな、と思っています。もちろん私も。パコとエミリオのお陰でたくさん勉強させて頂きました。皆さんありがとうございました。

バタバタとクルシージョ最終日の後荷造りをし、月曜早朝に成田を発ちました。寝不足なのか時差ぼけなのか、時々眠いのですがお陰様で元気です。・・・と言いたいとこおろですが、なんと昨日セビージャ日中気温は46度まで上昇しました・・・暑い。まだ5月だというのに・・・暑いのは今週いっぱいで来週以降は気温が下がるという話しですが、どうなのでしょう???

日本から持ってきた「ゆべし」の裏側を見ると「常温保存」と書いてあります。しかし日中46度まで上がる状態を「常温」と呼ぶべきなのか否か・・・はてさて冷蔵庫にいれるとせっかくのゆべしが固くなり、食感が悪くなるのでは・・・ちょっと思案してしまいましたが、考えているくらいだったら全部食べてしまえ〜と5個ぺろっと頂きました。(1個は夫にあげました。)とはいえ気温46度の中でゆべしを5個食べるののもも厳しいものがありますが・・・大切な日本のものなので(笑)

10985204_10153297174951228_3460051619362102748_o11266498_10153297175196228_2247189234009132713_o11260418_10153297175636228_4638458179059255812_o10830781_10153297175831228_7799152551891575188_o11109548_10153297176031228_3128165984504704192_o11113322_10153297176291228_3830220867826439353_o話しは戻り、今回の飛行機の旅はとても快適でした。KLMで成田ーアムステルダムーーセビージャと乗り換えが少なかった!KLMは久しぶりに乗りましたが、機内食が美味しくなっている!おやつにアイスクリームが出た!小さいですが、大きな喜びがありました♡

そして今回、なんと3席1列まるまる私が占領できました!これはすごい。エコノミー席でありながら3席使ってゴロリと横になることができるわけです。最初は窓際の席でした。その隣の3席真ん中の席が空いていて、通路側の席に日本人女性が座っていました。ところがその日本人女性が「私は余分にお金を払っているから、3席空いている別の場所に移動するわ、あなたはこの3席全部使っていいわよ」と言い出し、よく意味が分からないのですが、同じことを客室乗務員に交渉し始めました。最初は客室乗務員は「お客様は皆様決められたお席に着かれていますので・・・・」とやんわり断っていたのですが、日本人女性が「私は余分にお金を払っているのよ!席を替える権利はあるわ。コールセンターに電話して確認だってしたんだから」と主張すると、客室乗務員の態度がコロっと変わり「では、チーフに話して参ります」と。えーそんなことありなのー?と黙って驚いていた所、外国人チーフがすぐに来ました。そして「あなたのおっしゃっていることは理解しました。お約束はできませんが最善を尽くしましょう」と言うではありませんか。えーそんなもんなの?言ったもん勝ち???そしてすぐに機内アナウンスが。「お客様にお知らせ致します。当飛行機はお客様の安全性と機内の重量バランスを考え、お客様のお座席を決めております。決められたお席のままご着席下さいますようお願い申し上げます」・・・・えーーーその日本人女性のために、元々空いている3席1列空席に他の乗客が座らないよう、先制攻撃をかけているのか???しかも重量バランスを考慮していたなんて知らなかった。つまり、極端な話、飛行機の片側に乗客が全員座ったら飛行機が傾くとでも言うのか????本当なのか????

萩原の頭は完全に?????で埋め尽くされ、その顔で思わずその日本人女性の顔を見ると、「私はね、飛行機の中で気持ち悪くなるの。吐いたりしたらあなたにも迷惑かけちゃうでしょ」と一言。・・・・そ、そ、それはとても困る。否応がなしに私まで彼女のペースに巻き込まれている気がしないでもなく、しかし同じ列の席で吐かれたら困るよ、確かに、という有無を言わせない説得力で私の首を縦にふらせる。

しばらくして離陸し、シートベルトの着用義務ランプが消えた後、彼女は席を立った。そしてくるっと私の方を振り返り、ぺろっと舌を出してにやっと笑って行ってしまった。

ある意味すごい。彼女の作戦勝ち。やっぱり言ったもん勝ちなのか・・・スペインのことわざにもある。「泣かない赤ちゃんはミルクを飲めない」なるほどね〜。変な納得をして、でもそのお陰で私もちゃっかり3席1列自由に使えたので、ラッキーでした。

ちなみに今回の便では踊り手の井山直子ちゃんと偶然一緒。席は別々でしたが成田や乗り換えのアムステルダムでは一緒におしゃべりとかできて楽しかった。

まあ、そんなこんなでお陰様で無事、セビージャに着いています。

ではまたお会いしましょう。

2015年5月14日 セビージャにて。

« Previous / Entradas AnterioresEntradas Recientes / Next »