Dec 13

8952_10152882837276228_6748524018924394713_n10373717_751615424892698_2186677632018365836_n10352331_751615514892689_8996655413960782358_n10330508_751618718225702_1897345792913564467_n224961_751615418226032_6727489279076708971_n10368403_751615421559365_5355780511087497853_n10686641_10152882833256228_6845129777450343315_nブログアップというより、写真アップが続いています。(笑)明日発ちますので、あまり長々と文章が書けませぬ・・・先程のヘレスの公演→フィエスタは明け方まで続き、ヘレスのお友達の家に着いたのは朝5:00。仮眠して、お昼にレブリーハへ。レブリーハはセビージャとヘレスの中間くらいにある小さな町。ここもヘレス同様フラメンコ色濃厚な土地です。

レブリーハのヒターノ、バルガス一族の長老、“エル・ビア”への公演があるということでペーニャへ。ちょっと遅れて着いた私を出迎えたのは、レブリーハ独特のゆったりもったりしたコンパスのブレリアでした。昨日のヘレスとは全然違う、でもこのレブリーハのブレリアも国宝級です。

やはりその土地にはその土地の素晴らしさがある。どちらがよくてどちらが悪いということではない。ただ違う。だからフラメンコは素晴らしい。

そして、このエル・ビア、普段は歩くのもままならないのですが、彼のために歌う家族達のために踊り出した!もちろん舞台のへりに掴まったり、周りの人が彼の身体を支えてくれたりしていたけど、でも、ただブラッソ(腕)を上げるだけで息を飲んでしまう。あれをフラメンコと呼ばずに何と呼ぼう?そしてあれが踊りなら、私がやっているのは何なのか?頭の中がぐるんぐるんしたけれど、エル・ビアの動きから目が離せせない。勝手に涙が流れ出す。

世の中にたくさんの素晴らしい踊り手がいるのは重々承知している。でもそれがどうした?と思わず叫びたくなってしまうのがエル・ビアの踊りであり動きだった。

・・・・と、その瞬間、エルビアのズボンがすーっと下に落ちた!!!

・・・・パンツ丸出し!!!

お付きの人が一瞬でそのズボンを引き上げたけど、見ちゃったよ、私は。エル・ビアのトランクスとアルテを・・・・

そうして泣き笑いしながらパルマをたたいていた私でした。

写真:アントニオ・ペレス

2013年12月13日 セビージャにて。

Dec 13
ヘレスでのブレリアの写真もアップ
La Yunko | ブログ, 新着情報 | 12 13th, 2014| Comments Off

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先程のアナ・マリア・ロペスのブレリアクラスの次に行った、ヘレスのペーニャ・ブレリアでのブレリア公演の写真もアップしますね。ヘレスの伝統を引き継ぐベテランの歌い手達の公演、そしてその後のフィエスタ。萩原もまた踊ります。この週末はブレリア尽くしでした。(笑)

そしてペーニャでの公演前に、ブレリアとは、というお話が。是非この動画を見て頂きたいです。→https://www.facebook.com/video.php?v=10205060545620525&set=vb.1449643740&type=2&theater

もちろんスペイン語なので、スペイン語が分からないと何を言っているのか分からないと思いますが・・・ただそれを私が訳してしまうとこのお話の妙味がなくなってしまう・・・というわけで訳しません。

ブレリアって人生そのものなんだよね、そのひとかけらを歌っている。そしてブレリアを踊るということは、そのひとかけらを踊るということ。コンパスももちろん重要だけど、ブレリアを「音楽」としかとらえないと、ブレリアのその妙味が分からない。。

本人は楽しく、カッコよく踊っているのかもしれないけれど・・・。

でもフラメンコは文化なのです。カンテは言葉なのです。

だからその言葉を理解しなければブレリアを踊ったことにならないのだと思う。

フラメンコは勉強することがたくさんあるのです。

私達は外国人だから。彼らよりも勉強しなくてはならないのです。

ちょっとスペインに留学したからといって、ちょっとスペインに住んだからといって、もうフラメンコのことが分かっているような錯覚を起こしているようでは、まだまだ全然勉強が足りないのであります。

でもそれはがっかりすることではなく、自分の人生の中にそんなに学ぶことがあって、しかもそれが好きで、それは素晴らしいことのなのではないでしょうか。

写真:アントニオ・ペレス

2014年12月13日 セビージャにて。

Dec 13

1382400_10152882576116228_8693668045589329687_n10690212_10152882576566228_6803736081307335100_n10422061_10152882571221228_4952457124303121436_n10438460_10152882571256228_398783692958543419_n10805837_10152882571566228_3402269738733684327_n10451701_10152882571561228_2931209798703408014_n13680_10152882577836228_6909386346686148614_n10359517_10152882571381228_1368805590587798461_n10407534_10152882571391228_3481561751226624335_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

あっという間に月日が流れ、明日セビージャを発ちます。帰国の準備等でバタバタしており、ブログの更新もままならず・・・・その割には12月のスペインを楽しんでもいました(笑)というわけで、写真をアップしますね。

ヘレスのブレリアを教える、アナ・マリア・ロペスのクラスの見学をした時のもの。過日のブログでもお伝えしたかもしれませんが、雑誌パセオ・フラメンコさんにて来年5月以降隔月で始まる連載の取材でアナのクラスを訪れました。この日は金曜夜のくらすで主に現地の大人達が受講していました。毎週マドリードから車で6時間かけてこのクラスに通っている男性もいらっしゃいました。元々ヘレスの方で仕事の関係でマドリード在住とのこと。しかしどうしてもヘレスが、ブレリアが恋しくて仕事が終わると飛んで来るそうです。そして週末をヘレスで過ごし、日曜にマドリードに戻り、また月曜に備える。ものすごい熱意です。そこまでして通うか!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、確かにそこまでして通いたくなるクラスでもありました。

クラス内容やアナへのインタビューはパセオさんの方に執筆しますので、そちらをお読み下さい。

感銘を受けたアナの言葉だけ、こちらのブログで紹介致します。

「Lucha por el compás y alcanzarás la libertad.」

(コンパスのために闘いなさい。そうすれば自由を手にするでしょう。)

写真:アントニオ・ペレス

2014年12月13日 セビージャにて

Nov 29

10389283_10152885011511228_8077183351750391617_n10417587_10152885012751228_6450676888397553478_n1554593_10152885015456228_6894040242098614279_n10150530_10152885017371228_4126216118370190888_n1502834_10152885017926228_4684597402699070560_o10392520_10152885018186228_5943668986377550748_n10409152_10152885019141228_8176014217676175621_n10410876_10152885019401228_7780653380899314150_n10704301_10152885019891228_4007530179539048942_o1006316_10152885019951228_7721762731476915003_n10392414_10152885021761228_6883891735497392068_n10313512_10152885022246228_8547350866009529918_nみなさんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか。

こちらセビージャはまだあまり寒くなく・・・いまいち冬という感じがしません。寒いのは好きではないのですが、コートやマフラーや手袋を身につけるのは好きです。もうすぐ12月だというのにまだ出番が来なくて残念。

さて、現在発売中の雑誌「パセオフラメンコ」12月号に「萩原淳子のFlamenco x Furamenco」第5回が掲載されています。スペインのコンクールに出場した際の私の実際の体験談です。是非お読み下さい〜

こちらでは記事内とパセオさんの方には掲載されなかった写真(アントニオ・ペレス撮影)をご紹介させて頂きます!パセオを開いてモデルになってくれた男の子はお友達の息子さん。マリオ・カラスコ君、レブリーハ在住の7歳です。撮影ご協力ありがとうございました!

たくさんの方から「読んでます!」「楽しみにしています!」とお声を頂きとても嬉しいです。ブログを書くのと記事を書くのは似ているようでかなり異なります。もちろん記事を書く方が大変。私にとって書く事は苦ではありませんが、でも大変。とはいっても本職で文筆業をしてるわけではないから、自分の中の範囲での感覚ですが。

この連載もお陰様であと1回(最終回は2015年2月号掲載)となりました。といっても、2015年5月号から隔月でまた別の連載が始まります。現在はその記事の取材&執筆中。舞踊活動・教授活動の中で時間をやりくりするのは大変ですが、楽しみにして下さる読者の皆さんために頑張りたいと思います。

では皆さんまたお会いしましょう。

2014年11月29日 セビージャにて。

 

 

Nov 10

1013447_10152854139266228_8618485024350821508_n1540435_10152854139491228_7689564622595800885_o10394029_10152854139806228_3086861726440745296_n1382900_10152854140106228_2046729335994792392_n10418932_10152854140426228_9201368354583572563_n10750047_10152854153106228_7712244556889847552_o1553532_10152854153866228_6473824166790782788_o1294583_10152854154596228_7151952312843019293_o10317561_10152854155636228_3908873954060861282_o10631112_10152854156901228_8491930793854985823_oみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

最近セビージャではたくさんのフラメンコライブやタブラオがオープンしています。内容はピンからキリまで、スタジオの練習生レベルの人が入場料をとってショーをしているところもあれば、有名なタブラオで活躍するアーティスト達も出演するようなライブまで。前者に関してはいろいろ思うこともあるのですが、まあ今日はいいや。後者の中に入るライブで最近盛り上がりを見せているのが、“カフェ・シルベリオ”のライブ。ギター、カンテ、踊り手一人ずつのシンプルなライブですが、ギターソロ、カンテソロ、踊りが1部で、2部はカンテソロ、踊り、フィン・デ・フィエスタ。出演アーティストは若手から中堅、日にちよってはおお!この人が出るの!という人もいたり、それでいて入場無料です。水曜と土曜がそんな感じのライブで、木曜がカンテコンサート。場所もセビージャの中心なのでいいですね。

カフェ・シルベリオのフェイスブックはこちら→https://www.facebook.com/pages/Café-Silverio/323817437784664

先週の土曜の夜、実は他の場所でのフラメンコのコンサートに行くはずだったのが、なぜか中止になっていたようで、そのまま家に帰るのもなんだな・・・と、その“カフェ・シルベリオ”に立ち寄りました。ローラ・ハラミージョという踊り手さんのライブ。日本のタブラオでも踊ってたらしいですね。ローラの相方のヘスス・エレーラも踊っていました。トゥデーラのギター、チェイートのカンテ。このメンバーって、セビビージャの某タブラオでショーをしているんだけど、この“カフェ・シルベリオ”では入場無料でなんだかお得感があります。

ライブ最後のフィン・デ・フィエスタになぜか参加してと舞台に呼んで頂いたので、ブレリアをちょっと踊りました。その時の写真をアップしますね。

ちなみに動画にもちょっと映っています。4:09から10秒くらい・・・(笑)→11月8日 カフェ・シルベリオでのライブPART2

大したことないのですが、せっかく写真と動画を撮って頂いたのでブログにて紹介させて頂きました。(でも楽しかった♪)

(写真:アントニオ・ペレス、動画撮影:フアン・ゲレーロ)

ではみなさん、またお会いしましょう!

2014年11月9日 セビージャにて。とうとうヒートテック活躍の季節に突入・・・

Nov 6

1654167_10152847367476228_5493949779126546674_n10357533_10152847367406228_6258675405806892541_n10649525_10152847368166228_3308869386117049336_n1381289_10152847369056228_5857901391703476476_n10636239_10152847369671228_2999364307019651140_nみなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

こちらセビージャはここ数日で急に寒くなりました。数日前までは結構暑くて、サンダルでぺたぺた町を歩いていたのですが。考えてみたらもう11月ですものね・・・

さて、火曜の“カハ・ネグラ”でのライブはお陰様で無事終了しました。お越し下さった皆様ありがとうございました!今回のライブではヘレスのアーティストとの共演でした。いつも大体セビージャのアーティストと共演しているので、ちょっと変えてみようかと。ヘレス(ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ)はセビージャから電車で1時間ちょっとの所にある町です。セビージャ同様フラメンコにおいて重要な町。セビージャよりも小さく、素晴らしいアーティストが密集しています。特に歌い手。もちろんヘレスには素晴らしい踊り手もギタリスタもいるし、セビージャにも素晴らしい歌い手はいっぱいいます。でも比率で言うと歴史的にヘレスは歌の町。少し前からヘレスのブレリアのクラスを受講したりしていた関係で、先生のアナ・マリア・ロペスから今回のライブ共演アーティストを紹介してもらいました。

1部はヘススのギターソロ(ロンデーニャ)、パコのカンテソロ(タンゴ)、私のアレグリアス。アレグリアスは途中まで順調に行っていてお客さんも大盛り上がりでした。さて!これからエスコビージャを始めるよ〜という時になぜかブレリアの歌が始まってしまった・・・へ?っと思ったけど歌い手は興奮して歌っている・・・ギタリストを何気なく見たら(もちろん振付の中でね)歌い手に「Cállate!!!(カジャテ!!!だまれ!!!の意味。) 」と言っている・・・・。そうそう、ここエスコビージャの部分なんですが・・・でも歌は続いているので仕方なく(?)ブレリアを踊る。歌1つ分くらい踊って、ここからエスコビージャに戻ろうかなとちらっと思ったけど、また歌が続いてしまったのでまた踊る。これから仕切り直しをしてエスコビージャをしたら流れが悪くなるので、そのまま盛り上げて終わりました。・・・かなり短いアレグリアスだったのでは・・・1部終了して楽屋に戻り、歌い手のパコに「エスコビージャできなかったよ〜」と言うと、ぽかーん。ギタリストのヘススは「そうだよ!お前が歌うからオレは『Cállate!!!』って隣で言ってたのにお前全然気付かなかっただろう!!!あそこでオレはとっておきのファルセータを弾きたかったんだ!!!」・・・・そこで初めて「しまった!!!」という顔をしたパコ・・・・あの怒られた子供のような顔を思い出すといまだにおかしくなってしまいます。(笑)本人曰く、なんだか盛り上がってきて歌いたくなってしまったから歌っちゃったとのこと。まあ、それはそれでよいか。かなり短いアレグリアスになってしまいましたが。

休憩&着替え

10384014_10152847367596228_6141316065026594776_n10530879_10152847367161228_3557252743884561749_n1234038_10152847369761228_9020966218891599280_nライブ主催者から、「時間制限があるのであまり延長しないように」と言われていたのでそれを休憩の間にアーティスト達に伝える。「おう、じゃオレがブレリアを弾くからその後お前が踊れ。」とギターのヘスス。了解。

2部開演。さすがヘレスのブレリアです。あのヘレスのコンパス。楽屋で聞いている私もoleの連続でした。そして先程のアレグリアスで弾けなかったファルセータの分の挽回なのか、次から次へとどんどん弾き出す。パコとソーリのパルマのコンパスも盛り上げ、客席からもoleeeeeと盛大な拍手。さて、私の出番、ソレア。・・・と思いきや、舞台上の歌い手パコが話し出した。「今日はいい夜だなー!ファンダンゴいくつかと、その後ブレリアを歌う!!!」・・・・え、時間制限あるって言ったのに・・・しかしお客さんは大盛り上がり。確かにあのブレリアを聴いたらもっと聴きたくなっちゃうよね・・・と思った瞬間、ライブ主催者が血相を変えて楽屋に飛び込んできました。「ジュンコ!!!!時間制限あるって言ったじゃない!!!どうすんのよ!!!ファンダンゴにブレリア歌うって言っているし!!!」いや、私も時間制限のことは伝えてあるんだけど・・・・盛り上がっちゃってるからねえ・・・・主催者はものすごい剣幕で「ここのタブラオのオーナーはすっごく時間に厳しいのよ!!!毎晩ライブをビデオに撮って自宅で監視しているのよ!!!時間過ぎたらもうここでフラメンコできなくなっちゃう!!!申し訳ないけど時間になったら中断するしかないわ。ジュンコには悪いけど。」えーーーーーじゃ、私、2部踊れないんですか???そりゃ困る、というわけで、楽屋から舞台に向かって「早く終われー終われー終われー」のジェスチャーを繰り出す私。恐らくこれ以上の種類のジェスチャーはないというくらいのありとあらゆるSTOPのジェスチャーを繰り返しました。・・・しかし全然気付かない。とにかく彼らもお客様も盛り上がってますから。はあーと頭をかかえる主催者。その横でジェスチャーを諦めた私はふと、中断ってどういうふうにするんだろうと思っていました。劇場じゃないから幕がおりるわけにもいかないし、“CAJA NEGRA”(カハ・ネグラ、黒い箱の意味)っていう場所だけに暗いタブラオだから、照明を全部落としてもあまり中断感が出ないだろうし。「のど自慢」みたいに、終了の鐘でも鳴るんだろうか・・・

10252135_10152847367186228_2395424252550614791_n10378197_10152847367601228_1633705194098249064_n10519504_10152847368001228_6840017122340669011_n10801676_10152847367151228_392862819560120231_n10686868_10152847368561228_3654009976579632662_n1904014_10152847368136228_8901673409488293447_n10406767_10152847367676228_4036364056971451874_n10599491_10152847369626228_7862694411778975107_nなんて思っているうちに、件のファンダンゴとブレリアが大盛り上がりで終了。その時点で23時半。主催者は言う。「ジュンコ、あなたの振付何分なの?」うーん、多分12〜13分くらいかなあ。「24時15分前までにライブが終了しなくてはならないの。ちょっとでも過ぎたらアウトよ」・・・・スペインでは24時15分前って言い方をするけれど、日本式に分かりやすく表現すれば、23時45分まで、ということ。23時35分から踊り始めるとすると+12〜13分=12時47〜48分・・・。そう話しているうちにも時は刻一刻と過ぎる。「大丈夫、絶対23時45分までに終わらせるから。中断なしで。大丈夫。」不安気な顔の主催者を楽屋に残し、舞台へ。振付通りに踊ったらアウト。超特急でどの部分をカットするか頭の中で構成し直す。問題は現段階で盛り上がっているアーティスト達が興奮し過ぎて次から次へと歌ったり弾いたりしないように、コントロールすること。(過去に別のアーティストと共演した時にソレアの歌を5〜6つ歌われた時があった・・・)踊り伴奏、伴唱にあまり慣れていない彼らにちゃんと伝わるか・・・これは伝えるしかない。サリーダ(出だしの歌)が終わりすぐに立つ。ギターがファルセータを弾き出したのでそれにエスコビージャをかけて時間短縮。本当は身体の動きでファルセータを踊りたかったけど仕方ない。1歌。これは絶対必要。ソレアを踊るんだから。次ファルセータ。ここでは踊る。あんまり長くならないようにメロディの切れ目ですぐに合図を出しジャマーダ。2歌。歌一つじゃ物足りない。もう一つ聴く必要がある。ソレアのエスコビージャ。ここでいきなりブレリアに入ることもできるけど、それはやめた。ソレアを踊るからにはソレアのエスコビージャで始めるべき、というのが私の考え。どんなに時間制限があってもそれは曲げられない。ソレアのエスコビージャからブレリアのエスコビージャに早めに転換。ここで一瞬迷った。すぐに歌を呼べば早く終わる。かなりの時間短縮になる。でもそれではバランスが悪い。サリーダ、1歌、ファルセータ、2歌と続いて短めのエスコビージャから急にブレリアの歌に入って終わったら全体的に見て頭でっかちだ。バランスが悪い。それをエスコビージャ1固まり終わった後の1〜2コンパスの間でコンパスを刻みながら超特急で考える。どうするか・・・その間歌は入らない。ギターもファルセータを始めない。よし、もうエスコビージャもう1固まりやっちゃえ!短めではあるけれど、ここでもう1つエスコビージャを入れてブレリアの歌を呼べば大丈夫!そしてその後はブレリアの歌2つだったかな?あまり記憶にないというか、ここまで来ればどうにでもなれーという感じでソレア終了。

10395843_10152847368291228_3697662750481174488_n10394022_10152847367861228_9021805240082758207_n10360443_10152847369456228_1982089891568829425_n1654167_10152847368831228_3023736780118435759_n挨拶をして、ここでアーティスト達に舞台上で言う「時間制限あるみたいだから、フィン・デ・フィエスタは短めにね」。お客様に聞こえないようにそっとささやいたけど、でも全身の力を目にこめて伝える。本当は時間制限なんか気にしていたらフィン・デ・フィエスタにはならないのですが・・・お客様の中にもフィン・デ・フィエスタのブレリアに参加するのを楽しみにしている方もいらっしゃる。日本ではあまり見られない光景かもしれないけど、さすがフラメンコの文化がある土地です。アーティストよりも飛び入りのお客様の方が味のあるブレリアを踊れたりすることもあったり・・・。でも今回はやむなく出演者だけのフィン・デ・フィエスタ。といっても特別出演して下さった“エル・ソーリ”のブレリアはみんな楽しみにしています。バスケットボールをつくような仕草をしたかと思ったら、そのボール(実際にはない)を蹴るマネしたり。それをブレリアのコンパスの中で、ブレリアの歌の中でやってのけてしまう。誰のブレリアでもない、ソーリのブレリア。それが出て来ると、みんなオーーーーレーーーーとなるわけです。今回のライブの中で何も考えずにただ楽しめたのは、ソーリのブレリアのパルマをたたいていた時だったかな(笑)そんなソーリのブレリアの後私が踊るのもなんですが、踊れ踊れという中で固辞するのも無粋なので(ここでは謙虚は時として場を白けさせる)ほんとうにちょっぴり踊り、最後はソーリと二人で踊り、みんなで去っておしまい。

あー終わったーと楽屋に着いて一安心。はっと思い出し携帯を探して時計を見る。なんと、23時46分ではないか!!!!ライブが終了して舞台から楽屋につき、携帯を探して確認するまでの時間を1分とすれば、ライブは23時45分ぴったりカンカンに終わったことになる!!!なんという素晴らしさ!!!!ここで初めて自分にオレーと思いました。(笑)

そんなこんなでいろいろありましたが、お陰様で“カハ・ネグラ”でのライブは無事終了。

スペインで(アンダルシアで)踊るということは・・・・ブログのネタに事欠かないということです(笑)

写真:アントニオ・ペレス

2014年11月6日 セビージャにて。

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